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箱根湯本駅から箱根関所跡へ行くバスを探しました。バイパスを経由する急行バスは運休中で、11:03発の箱根町港行きの箱根登山バスで箱根関所跡に向かいました。途中、結構カープがあるので揺れが少ない前方の席の方がいいと思いました。箱根町港までは45分ほど970円で到着しました。<br /><br />箱根町港でバスを降りると、目の前が「芦ノ湖」でした。湖畔まで行ってみると、海賊船が停泊する湖面と、対岸には富士山の姿も見えました。これぞ芦ノ湖という光景で感動的でした。晴れていたのでとても綺麗な風景をみることができました。<br /><br />「魚料理 大正 本店」で本日の一食目をいただきました。「あじ寿司丼」1100円(税別)と「とん汁干物定食」1000円(税別)を注文しました。「あじ寿司丼」は酢飯の上にプリプリの味が載っていました。味は臭みもなく美味しかったです。みそ汁もアラで出汁を取っているということでしたがとても美味しかったです。それより感動的だったのは「とん汁干物定食」の方で、小ぶりですがアジの干物が二枚とたっぷりの豚汁が盛られていました。干物はぜんぜんしょっぱくなくとても上品に干されていました。豚汁も素材の味がわかるやさしい味でとても美味しかったです。定食はご飯のお替りも無料ですし、今度伺っても定食をいただきたいです。<br /><br /><br />「箱根関所跡」から歩き始めました。資料館は臨時休業していて今回は入れませんでしたが、通り抜けることはできました。三島方面から来た旅人の気分で大きな門をくぐると、緊張感の漂う関所の雰囲気を味わうことができました。<br /><br />箱根関所跡の門を出て道路を渡ると、「箱根旧街道杉並木」が現れました。800メートルくらいの杉並木で、高く伸びた老杉が見事でした。杉と杉の間に延びた雰囲気の良い古道を、歴史を感じながら歩くことかできました。<br /><br />「箱根旧街道杉並木」を抜け、一ノ鳥居をくぐり、興福院の脇の道を上がると、箱根旧街道の表示が出て、その入り口付近に「ケンペルとバーニーの碑」がありました。旧街道に関係があるのかと思い説明を読むと、ケンペル氏は江戸時代に箱根の良さをヨーロッパに発信した方、バーニー氏は大正時代に箱根の自然の保存に尽力した方であることが書いてありました。<br /><br />「ケンペルとバーニーの碑」を過ぎると、「箱根旧街道」の表示が出て長い石畳の道となる「権現坂」にさしかかりました。芦ノ湖側からだと緩やかな上り坂ですが、小田原方面から難所を越えてきた旅人にとっては一息つける下り坂なのだそうです。<br /><br />「権現坂」から五分くらい歩くと、「箱根八里は馬でも越すがこすに越されぬ大井川」と有名な唄が刻まれた「馬子唄の碑」に着きました。 碑も周囲の石畳の道も苔むしていてとても雰囲気が良く、いい記念撮影スポットでした。<br /><br />「馬子唄の碑」からさらに石だたみが続く道を歩いて行くと、30分ほどで「甘酒茶屋」に着きました。江戸時代に旅人の疲れを癒す「甘酒屋」が何件かあったそうですが、今はここ一軒だけなのだそうです。以前訪れたときは甘酒を楽しめたのですが、今回は休みで残念ながら疲れを癒せませんでした。<br /><br />甘酒茶屋から10分ほどで「猿滑坂」に着きました。猿と言えども登りにくいから名付けられたということで、苔がついた石畳は滑りやすかったので注意して進む必要がありました。ただ、そんな石畳はさらに風情がありました。<br /><br />畑宿からバスに乗ろうと思いましたが、運休中でしたので歩いて芦ノ湖に戻り、「芦ノ湖温泉掛け流し貸切露天風呂の宿 箱根エレガンス」にチェックインしました。素泊まりで一泊13000円ちょっとでした。この日は二つの内湯が解放されていて、どちらもちょっと熱かったですが、濁り湯の源泉かけ流しで硫黄の香りがしてとても気持ち良かったです。共同ですが、電子レンジや冷蔵庫も使えて自由に滞在できるので居心地は良かったです。<br /><br />新緑に囲まれたとても綺麗な池でした。しかし、見た目とは裏腹に、関所破りの罪で処刑されたお玉の首が現れたことから「お玉が池」と呼ばれているそうです。お玉が池の東側に石仏群から芦之湯へ続くお玉が池遊歩道が続いていました。<br /><br />「石塔群保存整備記念館」から精進池沿いの遊歩道を進み、トンネルをくぐり、国道の反対側に渡ると「六道地蔵」に着きました。地蔵堂の中では高さ3.2メートルと関東一の高さの磨崖仏(まがいぶつ)六道地蔵が蓮華座の上から穏やかな表情でこちらを見ていました。<br /><br />精進池のほとりの遊歩道を進むと、鎌倉時代後期に建てられた石塔や磨崖仏が点在していました。「多田満仲の墓」といわれる宝篋印塔(ほうきょういんとう)を過ぎると、間もなく磨崖仏群「二十五菩薩」に着きました。<br /><br />「二十五菩薩」は国道1号線の両側の大岩に彫られた25体の菩薩です。岩に全体に彫られた菩薩の数の多さと精巧さはとても見ごたえがありました。<br /><br />「二十五菩薩」から先に進むと国道の東側に「曽我兄弟・虎御前の墓」と言い伝えられる石造五輪塔が3基並んでいました。寄り添うように並ぶ左の五輪塔2基が曽我兄弟の墓、一番右の低いものが虎御前の墓と言われているそうです。<br /><br />「湯坂路(鎌倉古道)」の標識に従い山に入りました。あるいて10分ちょっとで「鷹巣山の頂上」に到着しました。頂上にはピクニックテーブルがあり、戦国時代に小田原を拠点に勢力をのばした北条氏の出城があったという説明看板が立っていました。<br /><br />鷹巣山の頂上から急坂を一旦下り、再び緩やかな上り坂を登ると20分ほどで「浅間山」の山頂に到着しました。山頂にはピクニックテーブルがありました。展望がいいと聞いていましたが、木が生い茂っていて特になにも見えませんでした。<br /><br />「浅間山頂上」からひたすら山道を下り続けること一時間ちょっと、延々と下っていたので膝が痛くなりながら「湯坂城址」に着きました。城跡といっても、ひっそりと木々に囲まれているだけで言われないとそこが城址だとはわからない場所でした。<br /><br />

神奈川県内散歩2020年5月(箱根編)

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2020/05/14 - 2020/05/15

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まめ夫婦

まめ夫婦さん

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箱根湯本駅から箱根関所跡へ行くバスを探しました。バイパスを経由する急行バスは運休中で、11:03発の箱根町港行きの箱根登山バスで箱根関所跡に向かいました。途中、結構カープがあるので揺れが少ない前方の席の方がいいと思いました。箱根町港までは45分ほど970円で到着しました。

箱根町港でバスを降りると、目の前が「芦ノ湖」でした。湖畔まで行ってみると、海賊船が停泊する湖面と、対岸には富士山の姿も見えました。これぞ芦ノ湖という光景で感動的でした。晴れていたのでとても綺麗な風景をみることができました。

「魚料理 大正 本店」で本日の一食目をいただきました。「あじ寿司丼」1100円(税別)と「とん汁干物定食」1000円(税別)を注文しました。「あじ寿司丼」は酢飯の上にプリプリの味が載っていました。味は臭みもなく美味しかったです。みそ汁もアラで出汁を取っているということでしたがとても美味しかったです。それより感動的だったのは「とん汁干物定食」の方で、小ぶりですがアジの干物が二枚とたっぷりの豚汁が盛られていました。干物はぜんぜんしょっぱくなくとても上品に干されていました。豚汁も素材の味がわかるやさしい味でとても美味しかったです。定食はご飯のお替りも無料ですし、今度伺っても定食をいただきたいです。


「箱根関所跡」から歩き始めました。資料館は臨時休業していて今回は入れませんでしたが、通り抜けることはできました。三島方面から来た旅人の気分で大きな門をくぐると、緊張感の漂う関所の雰囲気を味わうことができました。

箱根関所跡の門を出て道路を渡ると、「箱根旧街道杉並木」が現れました。800メートルくらいの杉並木で、高く伸びた老杉が見事でした。杉と杉の間に延びた雰囲気の良い古道を、歴史を感じながら歩くことかできました。

「箱根旧街道杉並木」を抜け、一ノ鳥居をくぐり、興福院の脇の道を上がると、箱根旧街道の表示が出て、その入り口付近に「ケンペルとバーニーの碑」がありました。旧街道に関係があるのかと思い説明を読むと、ケンペル氏は江戸時代に箱根の良さをヨーロッパに発信した方、バーニー氏は大正時代に箱根の自然の保存に尽力した方であることが書いてありました。

「ケンペルとバーニーの碑」を過ぎると、「箱根旧街道」の表示が出て長い石畳の道となる「権現坂」にさしかかりました。芦ノ湖側からだと緩やかな上り坂ですが、小田原方面から難所を越えてきた旅人にとっては一息つける下り坂なのだそうです。

「権現坂」から五分くらい歩くと、「箱根八里は馬でも越すがこすに越されぬ大井川」と有名な唄が刻まれた「馬子唄の碑」に着きました。 碑も周囲の石畳の道も苔むしていてとても雰囲気が良く、いい記念撮影スポットでした。

「馬子唄の碑」からさらに石だたみが続く道を歩いて行くと、30分ほどで「甘酒茶屋」に着きました。江戸時代に旅人の疲れを癒す「甘酒屋」が何件かあったそうですが、今はここ一軒だけなのだそうです。以前訪れたときは甘酒を楽しめたのですが、今回は休みで残念ながら疲れを癒せませんでした。

甘酒茶屋から10分ほどで「猿滑坂」に着きました。猿と言えども登りにくいから名付けられたということで、苔がついた石畳は滑りやすかったので注意して進む必要がありました。ただ、そんな石畳はさらに風情がありました。

畑宿からバスに乗ろうと思いましたが、運休中でしたので歩いて芦ノ湖に戻り、「芦ノ湖温泉掛け流し貸切露天風呂の宿 箱根エレガンス」にチェックインしました。素泊まりで一泊13000円ちょっとでした。この日は二つの内湯が解放されていて、どちらもちょっと熱かったですが、濁り湯の源泉かけ流しで硫黄の香りがしてとても気持ち良かったです。共同ですが、電子レンジや冷蔵庫も使えて自由に滞在できるので居心地は良かったです。

新緑に囲まれたとても綺麗な池でした。しかし、見た目とは裏腹に、関所破りの罪で処刑されたお玉の首が現れたことから「お玉が池」と呼ばれているそうです。お玉が池の東側に石仏群から芦之湯へ続くお玉が池遊歩道が続いていました。

「石塔群保存整備記念館」から精進池沿いの遊歩道を進み、トンネルをくぐり、国道の反対側に渡ると「六道地蔵」に着きました。地蔵堂の中では高さ3.2メートルと関東一の高さの磨崖仏(まがいぶつ)六道地蔵が蓮華座の上から穏やかな表情でこちらを見ていました。

精進池のほとりの遊歩道を進むと、鎌倉時代後期に建てられた石塔や磨崖仏が点在していました。「多田満仲の墓」といわれる宝篋印塔(ほうきょういんとう)を過ぎると、間もなく磨崖仏群「二十五菩薩」に着きました。

「二十五菩薩」は国道1号線の両側の大岩に彫られた25体の菩薩です。岩に全体に彫られた菩薩の数の多さと精巧さはとても見ごたえがありました。

「二十五菩薩」から先に進むと国道の東側に「曽我兄弟・虎御前の墓」と言い伝えられる石造五輪塔が3基並んでいました。寄り添うように並ぶ左の五輪塔2基が曽我兄弟の墓、一番右の低いものが虎御前の墓と言われているそうです。

「湯坂路(鎌倉古道)」の標識に従い山に入りました。あるいて10分ちょっとで「鷹巣山の頂上」に到着しました。頂上にはピクニックテーブルがあり、戦国時代に小田原を拠点に勢力をのばした北条氏の出城があったという説明看板が立っていました。

鷹巣山の頂上から急坂を一旦下り、再び緩やかな上り坂を登ると20分ほどで「浅間山」の山頂に到着しました。山頂にはピクニックテーブルがありました。展望がいいと聞いていましたが、木が生い茂っていて特になにも見えませんでした。

「浅間山頂上」からひたすら山道を下り続けること一時間ちょっと、延々と下っていたので膝が痛くなりながら「湯坂城址」に着きました。城跡といっても、ひっそりと木々に囲まれているだけで言われないとそこが城址だとはわからない場所でした。

旅行の満足度
3.5
観光
3.5
ホテル
3.5
グルメ
3.5
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
高速・路線バス 私鉄 徒歩
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