2007/04/18 - 2007/04/18
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chiaki-kさん
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2007年4月から5月にかけて大阪のとある町にステイするが、田舎からBL5(レガシィB4)を連れてきており、料金の高い駐車場に、ただ眠らせておくのはもったいないので、近隣の名所などを尋ねてみることにした。手始めに日本海方面へ行って見ようということで、天橋立と丹後半島を目的地に選び、4月18日 8:00に、大阪のとある町を出発する。
表紙の写真は丹後縦貫林道を走破中に1本のソメイヨシノと遭遇。BL5と満開の桜、そして若狭湾を見下ろす記念写真となった。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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4/18
とある町から、県道枚方・亀岡線を通り亀岡へ。亀岡から国道9号線(以後R9と表示)をのんびり西へ向かい、京丹波町、福知山市を通過する。写真はR9脇に出現した菜の花畑。 -
R9を大型トラックに混じりながら西へ。最初は由良川に沿って若狭湾に出るつもりだったが、小倉百人一首の「大江山 いく野の道の遠ければ、 まだふみも見ず天橋立」という有名な句があったことを思い出し、大江山を越える県道にハンドルを切った。
後で地図を確認すると、これが宮津街道ということで結果オーライ。(今では京都縦貫自動車道や、国道176号線がメインな道になっており、この県道はどちらかと言うと裏道) -
「←鬼の交流博物館」という標識あり。面白そうだったので左折。
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いきなり鬼が出現。ただし巨大な鬼瓦。
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「鬼の交流博物館」は、京都府福知山市大江町にあり、1965年頃までは川守鉱山という銅山があった場所に、酒呑童子の里として山村活性化の目玉とするために1993年の4月に村おこしのためオープンした博物館。
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内部には大江山の鬼はもとより、日本の鬼、世界の鬼、かわいい鬼、怖い鬼など様々な鬼たちが鎮座し、出迎えてくれた。ちなみに観客は私1人!
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これが大江山の酒呑童子だという。ここで酒呑童子の伝説について軽くスタディ。
酒呑童子は大江山を拠点として、しばしば京都に出現し、若い貴族の姫君を誘拐して側に仕えさせたり、刀で切って生のまま喰ったりしたという。あまりにも悪行を働くので帝の命により源頼光と渡辺綱を筆頭とする頼光四天王により討伐隊が結成され、酒盛りの最中に頼光が兜とともに神よりもらった酒を酒呑童子に飲ませて、寝首を掻くのに成功する。しかし首を切られた後でも頼光の兜に噛み付いていた。なお、そのとき飲ませた酒を称して「鬼ごろし」といわれている。 -
世界の鬼のコレクションもある。
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これはバリ島の鬼というか神様でね。
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平成12年(2000年)には上皇様ご夫妻も訪問されている。
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「鬼の交流博物館」を後に、曲がりくねった宮津街道を走ること約1時間で天橋立に到着。丹後風土記によると、その昔にイザナギの神が昼寝をしている間に、天へ通うはしごが倒れて橋立になったという逸話が残っているが、実際は砂嘴(さし)と呼ばれ、自然活動により偶然に出来た地形。ちなみに砂嘴は大天橋、小天橋、第二小天橋と3つに別れており、全長3.6kmの府道「天橋立線」として認定されており、「日本の道100選」にも選ばれている。
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ちなみに、ここ天橋立は日本三景の一つとされている。日本三景とは 宮城県 松島、 京都府 天橋立、広島県 宮島、だそうだ。
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京都府道「天橋立線」 車の通行は出来ないが、自転車は可。(レンタル自転車あり)
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与謝野寛、晶子の歌碑。昭和5年に夫婦にて訪れたときに呼んだ歌。
「小雨はれ みどりとあけの虹ながる 与謝の細江の朝のさざ波」
与謝野 寛
「人おして 回旋橋の開くとき くろ雲動く天橋立」 与謝野 晶子 -
天橋立神社もある
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海に挟まれた地形だというのに磯清水という井戸があり、なんと日本名水100選に選ばれているという。
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ただし、「点検中のため飲まないでください」となっている。
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宮津湾側はこんな感じ。
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入り海側はいまいち。
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チェア・リフトorリフト・モノレールで昇る展望台が見える。時間があったら寄ってもよかったかな。
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ここの松は全て黒松。よく海と海に挟まれた砂地にこれだけの松が生えたものだ。
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近くの公園から眺めた天橋立。いまいちピンとこない。絵はがき的な写真が撮りたければ、やはり展望台で又覗きした方が良さそうだ。
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UPすると、ますます解らない。
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天橋立から10分ほど走った処で昼食。もずく定食のようなものだと思うが、甘エビがうまかった記憶が、蘇った。
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宮津から、丹後半島を一周する国道178号線を1時間ほど北上すると経ケ岬。19世紀に点灯したという古い灯台があるそうだが、時間が厳しくなってきたのでパス。後から気がついたが伊根の船屋という名所もあったが、こちらもパス。
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丹後松島を左折し、丹後縦貫林道に入る。
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安全速度は30km/hだそうだ。
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とっつきはこんな感じで2車線のアスファルト舗装道路。対向車ほとんど無し。
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丹後縦貫林道はこんな感じに丹後半島を斜めに縦断している。
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牧場もある。碇高原牧場という牧場だそうだ。
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六地蔵もある。
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風車もある。
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こんな道もあれば・・・
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こんな道もある。
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ボンネットの向こうにはさっき通過した平田港と若狭湾が見える。
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ワインディングランを20分ほど楽しんだ後、道路脇に臨時停車。こんどは宮津湾が見えてきた。
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山道はまだまだ続く。
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今日は夕方までに戻らなければならない訳があり、時間が厳しくなってきたので2/3ほど走破したところで下へ降りることにしたが、降りる途中に、こんな素敵な場所が。
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1本のソメイヨシノが綺麗に咲いていた。
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表紙の再掲だが、BL5と桜と若狭湾のスリーショット。
この後宮津から京都縦貫自動車道を走るが、当時はまだ全通しておらず、一旦綾部で降ろされ、R27をR9と合流するまで走り、ふたたび京都縦貫自動車道を蒲生から亀岡まで走る。大阪到着は18:00。久々の10時間ソロドライブを堪能した。
これで「2007年 天橋立&丹後半島旅行記」は終了です。本日も古い旅行記を最後までご覧いただきありがとうございます。 -
OMAKE
日本の鬼の交流博物館にあった女のオニの代表は般若(はんにゃ)。女の執念、怨念、情念の極致と言われるが、目はつり上がり、口は裂け、頭には角が生えながらも、どこか美しい女の面影を残している。女のオニは他にも鬼婆や山姥などがいるが、般若が最高。ん、そう言えば我が家にも角の生えたようなのが1人いたような....。
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