西島水門の試運転

2020/05/08 - 2020/05/08

神崎川と新淀川は西島川で結ばれている。神崎川には出来島水門が、新淀川には西島水門がある。以前出来島水門の閉鎖を見学した。今回は西島水門を見学した。出来島水門は大阪府が管理している。西島水門は国土交通省が管理している。こちらの方は大阪府のHPに閉鎖予定を載せていない。なかなか素早く閉鎖していた。

エリア 大阪ベイエリア(大阪)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 徒歩

　8日はいい天気だ。自転車に乗り西島水門を目指す。この水門は出来島水門や安治川水門なとどのように大阪府の管理下になく、国土交通省が管理しているである。なので大阪府の管理する水門の閉鎖試験日を示したHPには載っていない。

　いつものように国道2号線から大野川緑陰道路に入る。阪神電車をくぐってすぐのところにアーモンドの木が植えられている。3月には花がきれいに咲いていた。今は花は散って葉が茂っている。

よく見ると緑色の実がたくさんなっている。食べる状態になっているアーモンドは知っているが実の状態は初めて見た。

ここからさらに進むと国道43号線を地下道でくぐる。

ここから先は4車線が2車線になる。こちらが先にできたので樹木に貫禄がある。

緑陰道路の終着点にはシロバナマンテマがたくさん咲いていた。きれいな花だが、花の付け根がねばねばしている。

終点からは新淀川の堤防に登る。直線の向こうに西島水門が見える。

　左側が新淀川、右側が西島川である。堤防のところは港になっていて、漁船が停泊している。西島川は出来島水門で神崎川につながっている。
　矢印が西島水門である。

新淀川を見るとウインドサーフィンやカイトサーフィンをしている人たちがいる。平日の昼間に楽しそうである。

堤防の直線を飛ばして水門に行くとすでに1枚目の板が下りていた。2枚目が下っている。信号は赤になっている。

矢印のところまで下りて、ピタって閉じられる仕組みだ。

　河川敷に降りて新淀川から眺めたらこんな感じだ。

次は水門が開いていく。まず、手前の板が上に上がる。

どんどんと上昇する。

板は上に上がるとちょっとずれて下の板と隙間ができるようになる。

次に下の板が上がる。

板は上がり水から出てくる。この黒い線から下が水につかっていたところである。

さらにどんどんと上昇する。

どんどんと上がってくる。この矢印の下が水につかっていた部分である。

この板にはホースみたいなものがつながっている。なにをするものか不思議に思った。作業をしている人に聞くと、板を下す時に底の部分の泥を水を噴射することで飛ばしてピタッと蓋をするためのものということであった。なかなか考えている。下についている横になっているパイプからから水が噴射するらしい。

そもそもこのような水門を作っているのは、このあたりが0m地帯であるということである。新淀川や神崎川の堤防はしっかりとした高さがある。この2つの川を結んでいる西島川の堤防は低くなっている。だから高潮の時はこの水門を閉じねば中が水浸しになってしまう。

色々と見ているうちに水門は全開した。なかなかおもしろかった。

ここで操作をしている。