フィリップスブルフ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2020年2月18日(火)お昼前、セントマーチン島(Saint Martin)の北半分を占めるフランス海外準県(Collectivite d&#39;outre-mer)のサンマルタン(Saint-Martin)の行政所在地マリゴ(Marigot)からタクシーでマホビーチ(Maho Beach)へ向かう。時間に余裕があるのでバスでいいかと思ったのだが、Tシャツを購入したマリゴマーケット(Marigot Market)で聞いたら、事前にネットで調べた通り直行のバスはなく、乗り換えが必要とのことで、ややこしいことは諦めてタクシーにする。ポートターミナルに戻ってタクシーを探し、20US$でと云うことで、交渉成立(下の写真1)。サンマルタンのナンバープレートは絵がなく味気ない。<br /><br />朝一番でクルーズ船ターミナルからマリゴに来た道を逆に戻り、国境を抜けてダッチサイド(Dutch Side)に入ったところで右折し、シンプソンベイラグーン(Simpson Bay Lagoon)を渡る。コーズウェイブリッジ(Simpson Bay Causeway)は2013年に完成した約750mの橋で、往復2車線の自動車道と自転車道、歩道があり、中央部に70m弱の旋回橋が1日3回オープンされる(下の写真2)。シンプソンベイラグーンはカリブ海最大の潟湖。コーズウェイブリッジがラグーンに掛かる唯一の橋で、外海とはフレンチサイド(French Side)、ダッチサイドそれぞれの開閉橋でつながっており、多くのヨットが停泊している(下の写真3)。<br /><br />橋を渡り切るとプリンセス・ジュリアナ国際空港(Princess Juliana International Airport)。1942年に軍用滑走路として開設され、翌年民間空港に転用された。空港の名前はのちのオランダ女王ユリアナ(Juliana of the Netherlands)に由来している。米国東海岸やカナダ、プエルトリコや他のカリブ諸島のみならずヨーロッパ主要都市とも結ばれており、毎年100万人以上にのぼる観光客のほとんどがこの空港を利用し、東カリブで最も利用者が多い(下の写真4)。<br /><br />15分ほどでマホビーチに到着。空港の滑走路の西の先端にあるビーチで、滑走路が2433mで離着陸には短く、大型旅客機が高度20~30m程度でビーチ上を通過する。パイロットも高度な技術を必要とされるため、「世界で最も危険な空港」の一つに選ばれている。誘導路はなく、着陸した飛行機は滑走路を東端でUターンしてエプロンに向かう。ビーチではすぐ上空を通過して着陸する飛行機を眺める他、離陸時の後方気流も体感できるが、大型旅客機の場合はとても危険で、2017年にはニュージーランドの57歳の女性が風で吹き飛ばされ頭をコンクリートに打ちつけ死亡する事件も発生している。<br /><br />ビーチにはチェアーやパラソルが並べられて、ダダ混み。ビーチそのものは白い砂で、ジェット噴出のため植生はほとんどない。大型ジェットが着陸するのは午後1時過ぎからと云うことで、まずはビーチの南側にあるサンセットバーアンドグリル(Sunset Bar and Grill)で昼食にする。店の入口にサーフボード型の看板が立てられ、大型ジェット機の着陸スケジュールが記されている。最初に来るのはユナイテッド(United)で14:10着予定。<br /><br />昼食はごく普通のアメリカンバーガーに、ダッチブロンド(Dutch Blonde)ビール。2019年にこの島で初めてビール製造を開始したカリビアンビール社(Caribbean Brewing Company)のビール。なかなかうまい。大型ジェットの着陸予定まで時間があったので、サングリア(Sangria)をお代わりし、28US$だった。ハンバーガーの大きさ半分で半額でいいんだけどなあ・・・(下の写真5)。ちなみにこのレストランがあるモールのトイレは有料(1US$)だった。<br /><br />1時間余りのランチタイムのあとは、着陸機の撮影にしばし専念する。1時半過ぎ、着陸予定ボードで最初に載っていたユナイテッドがいきなり降りてくる。予定時刻はゲートに到着してブロックされる時間なので、着陸自体は少し早めだし、定刻より早く着くことは多いと思っていたが、30分以上早かった。これはボーイング(Boeing)737だった。ニューヨーク(New York)の川の反対側のニューアーク(Newark)のニューアークリバティー国際空港(Newark Liberty International Airport:EWR)からの便。<br /><br />その後もひっきりなしに各社のプロペラ機の着陸が続き、ムチャ楽しい。1時55分には、予定ボードにあった2機目の大型ジェット、アメリカン航空(American Air)のボーイング757がやはり早めに到着。これは米国ノースカロライナ州(State of North Carolina)シャーロット(Charlotte)のシャーロットダグラス国際空港(Charlotte/Douglas International Airport:CLT)からの便。<br /><br />2時に小型ジェットが着陸したところで、長いこと待たされていたジェット機が離陸。小型ジェットなので、後方墳流はそんなにはすごくない感じ。2時15分、2機目のアメリカンの大型ジェット、今度はボーイング767が着陸。これはフィラデルフィア(Philadelphia)のフィラデルフィア国際空港(Philadelphia International Airport:PHL)からの便。これで大型ジェットの着陸を3機見たと云うことで、満足。<br />https://www.facebook.com/chifuyu.kuribayashi/media_set?set=a.3971669199569741&amp;type=1&amp;l=223fe1adec<br /><br /><br />この島最後の観光に続く

シントマールテン マホビーチ(Maho Beach, Sint Maarten)

8いいね!

2020/02/18 - 2020/02/18

87位(同エリア98件中)

旅行記グループ セントマーチン

0

5

ちふゆ

ちふゆさん

2020年2月18日(火)お昼前、セントマーチン島(Saint Martin)の北半分を占めるフランス海外準県(Collectivite d'outre-mer)のサンマルタン(Saint-Martin)の行政所在地マリゴ(Marigot)からタクシーでマホビーチ(Maho Beach)へ向かう。時間に余裕があるのでバスでいいかと思ったのだが、Tシャツを購入したマリゴマーケット(Marigot Market)で聞いたら、事前にネットで調べた通り直行のバスはなく、乗り換えが必要とのことで、ややこしいことは諦めてタクシーにする。ポートターミナルに戻ってタクシーを探し、20US$でと云うことで、交渉成立(下の写真1)。サンマルタンのナンバープレートは絵がなく味気ない。

朝一番でクルーズ船ターミナルからマリゴに来た道を逆に戻り、国境を抜けてダッチサイド(Dutch Side)に入ったところで右折し、シンプソンベイラグーン(Simpson Bay Lagoon)を渡る。コーズウェイブリッジ(Simpson Bay Causeway)は2013年に完成した約750mの橋で、往復2車線の自動車道と自転車道、歩道があり、中央部に70m弱の旋回橋が1日3回オープンされる(下の写真2)。シンプソンベイラグーンはカリブ海最大の潟湖。コーズウェイブリッジがラグーンに掛かる唯一の橋で、外海とはフレンチサイド(French Side)、ダッチサイドそれぞれの開閉橋でつながっており、多くのヨットが停泊している(下の写真3)。

橋を渡り切るとプリンセス・ジュリアナ国際空港(Princess Juliana International Airport)。1942年に軍用滑走路として開設され、翌年民間空港に転用された。空港の名前はのちのオランダ女王ユリアナ(Juliana of the Netherlands)に由来している。米国東海岸やカナダ、プエルトリコや他のカリブ諸島のみならずヨーロッパ主要都市とも結ばれており、毎年100万人以上にのぼる観光客のほとんどがこの空港を利用し、東カリブで最も利用者が多い(下の写真4)。

15分ほどでマホビーチに到着。空港の滑走路の西の先端にあるビーチで、滑走路が2433mで離着陸には短く、大型旅客機が高度20~30m程度でビーチ上を通過する。パイロットも高度な技術を必要とされるため、「世界で最も危険な空港」の一つに選ばれている。誘導路はなく、着陸した飛行機は滑走路を東端でUターンしてエプロンに向かう。ビーチではすぐ上空を通過して着陸する飛行機を眺める他、離陸時の後方気流も体感できるが、大型旅客機の場合はとても危険で、2017年にはニュージーランドの57歳の女性が風で吹き飛ばされ頭をコンクリートに打ちつけ死亡する事件も発生している。

ビーチにはチェアーやパラソルが並べられて、ダダ混み。ビーチそのものは白い砂で、ジェット噴出のため植生はほとんどない。大型ジェットが着陸するのは午後1時過ぎからと云うことで、まずはビーチの南側にあるサンセットバーアンドグリル(Sunset Bar and Grill)で昼食にする。店の入口にサーフボード型の看板が立てられ、大型ジェット機の着陸スケジュールが記されている。最初に来るのはユナイテッド(United)で14:10着予定。

昼食はごく普通のアメリカンバーガーに、ダッチブロンド(Dutch Blonde)ビール。2019年にこの島で初めてビール製造を開始したカリビアンビール社(Caribbean Brewing Company)のビール。なかなかうまい。大型ジェットの着陸予定まで時間があったので、サングリア(Sangria)をお代わりし、28US$だった。ハンバーガーの大きさ半分で半額でいいんだけどなあ・・・(下の写真5)。ちなみにこのレストランがあるモールのトイレは有料(1US$)だった。

1時間余りのランチタイムのあとは、着陸機の撮影にしばし専念する。1時半過ぎ、着陸予定ボードで最初に載っていたユナイテッドがいきなり降りてくる。予定時刻はゲートに到着してブロックされる時間なので、着陸自体は少し早めだし、定刻より早く着くことは多いと思っていたが、30分以上早かった。これはボーイング(Boeing)737だった。ニューヨーク(New York)の川の反対側のニューアーク(Newark)のニューアークリバティー国際空港(Newark Liberty International Airport:EWR)からの便。

その後もひっきりなしに各社のプロペラ機の着陸が続き、ムチャ楽しい。1時55分には、予定ボードにあった2機目の大型ジェット、アメリカン航空(American Air)のボーイング757がやはり早めに到着。これは米国ノースカロライナ州(State of North Carolina)シャーロット(Charlotte)のシャーロットダグラス国際空港(Charlotte/Douglas International Airport:CLT)からの便。

2時に小型ジェットが着陸したところで、長いこと待たされていたジェット機が離陸。小型ジェットなので、後方墳流はそんなにはすごくない感じ。2時15分、2機目のアメリカンの大型ジェット、今度はボーイング767が着陸。これはフィラデルフィア(Philadelphia)のフィラデルフィア国際空港(Philadelphia International Airport:PHL)からの便。これで大型ジェットの着陸を3機見たと云うことで、満足。
https://www.facebook.com/chifuyu.kuribayashi/media_set?set=a.3971669199569741&type=1&l=223fe1adec


この島最後の観光に続く

PR

  • 写真1 サンマルタンのタクシー

    写真1 サンマルタンのタクシー

  • 写真2 コーズウェイブリッジ

    写真2 コーズウェイブリッジ

  • 写真3 シンプソンベイラグーンフレンチサイド

    写真3 シンプソンベイラグーンフレンチサイド

  • 写真4 プリンセス・ジュリアナ国際空港

    写真4 プリンセス・ジュリアナ国際空港

  • 写真5 昼食

    写真5 昼食

8いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

セント・マーチン島で使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
セント・マーチン島最安 1,401円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

セント・マーチン島の料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP