登山鉄道で巡るスイスアルプス

2016/05/08 - 2016/05/13

鉄道とその沿線風景が世界遺産になったベルニナ線を始め、氷河急行、ゴルナーグラート鉄道、世界最急勾配を登るピラタス鉄道などスイスを代表する登山鉄道の旅を堪能して来ました。5月上旬のため山にはまだ雪が沢山残っており美しい山容が望めました。

エリア スイス

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ブッキングドットコム

今回のスタートはドイツ・スイス国境のボーデン湖畔の街コンスタンツです。

コンスタンツを早朝に出発しチューリッヒでクール行きのインターシティに乗り換えると2時間半ほどでベルニナ線の起点であるクールに着きます。クールからはランドバッサー橋などを通りサンモリッツまではゆっくり2時間の乗車です。

サンモリッツは風光明媚な湖畔の街です。中心部は高台にあり少し歩いただけで疲れます。ここにはスイス大手スーパーのコープがあります。本日はここに泊まります。

早朝のサンモリッツ湖畔を散策していたら小学校の遠足らしき団体に遭遇しました。湖は一周できるようになっています。その内ほぼ三分の一は街中を通ります。

散策を終えたのち朝食を取りベルニナ線でティラノに向かいました。ティラノは国境を越えたイタリアの街でベルニナ線の終点です。

途中ピッツベルニナなどの4000ｍ級の山々を眺めながら列車はゆっくりと進みます。

だいぶ高いところまで来たなと思われる頃車窓にはエメラルドグリーンの湖が現れます。二つある湖の一つで白い湖と呼ばれています。他方は黒い湖です。

列車から見たベルニナ山群。ディアヴォレツァ駅からロープウェイに乗り換えると展望台に行けますが5月上旬はまだ未開通でした。

出発が遅かったため当初計画していたティラノまで行かずにアルプギュルムで引き返すことにしました。駅付近から眼下にポスキアーボの街が見下ろせました。
写真はアルプギュルム駅に到着するベルニナ線。ポスキアーボからの急坂を登ってきました。

行きは曇天でしたが天候が回復してきました。

白い湖も明るく白いです。

本日もサンモリッツ泊です。

サンモリッツ3日目の朝です。9時過ぎに発車する氷河急行に乗ります。８時間ほど乗車しますがゆったりした車両と沿線の美しい景色でどれくらい退屈しないでいられるでしょうか。

まもなくランドバッサー橋に差し掛かります。

ボケてますがランドバッサー橋を渡り終えるところです。

クールを過ぎてディセンティスに向かうと長閑な景色も見られます。

車内は天井までがガラス張りで山の上まで見通せます。

アンデルマットに下って行きます。

アンデルマット駅からは支線に乗り換えてSBBのグシェネン駅に行くことが出来、SBBでチューリッヒやルツェルンへ向かえます。多くの人が乗り化ていました。ここまで４時間半ほどですのでほぼ半分です。
ここからはかつてのハイライトであるローヌ氷河の目前を通るルートでしたが今ではトンネルで超えてしまいます。氷河急行の名前の由来の氷河をフルカトンネルで通過してしまいます。

フルカトンネルを通過した氷河急行はSBBとの乗換駅で交通の要衝であるブリークで多くの客を入れ替えて終点ツェルマットへ向かいます。途中のフィスプまでは平坦な街中をSBBと並行して走ります。フィスプでもいくらかの乗り換えがあり再び山の中へ上がっていきます。ツエルマットまでは１時間余りです。

写真中央の低い建物がゴルナーグラート鉄道の駅です。

ツェルマット駅前から続くバーンホフシュトラーセ（駅通り）です。この先が街の中心部です。
A

Aの先の方。

バーンホフシュトラーセを５分ほど歩き教会のある広場で左に折れると小さな川があります。その橋の上からはマッターホルンが迫ります。

最終の登山電車でゴルナーグラートに上がりました。駅の出札のお姉さんに今上がると降りて来られませんよと言われました。本日はゴルナーグラートクルムホテルを予約していますというと笑顔で発券してくれました。