北イタリア三週間の旅　Part 7～帰国の前にちょこっとベルガモ・コマッビオ湖～

2019/04/23 - 2019/04/24

2019年4月4日から4月24日までの北イタリアの旅最後の二日間の記録。

4月23日：ミラノ空港に近づきベルガモ観光。最後の晩餐。空港まで20分のホテルで一泊。
4月24日：近くの小さな湖、コマッビオ湖を散策。

4月4日にコモ湖に到着したところから書き始め　旅と同じく三週間の旅の記録もついに最後となりました。
、
一　一日も早くいつものイタリアが戻りますように....。

　　　　　　　　　　　　　　　　了

エリア ベルガモ(イタリア)

サンタ・マリア・マッジョーレ教会
コッレオーニ礼拝堂

23日の朝トレントのダオーネを出発して　ミラノ方面へ約2時間。
北イタリア最後の観光は美しい教会があるというのでベルガモにたちよりました。

階段をのぼるとドームの屋根の美しい教会らしき建物が見えてきました。
ロンバルディアのルネッサンスの傑作として名高い建築だそうです。

コッレオーニ礼拝堂 寺院・教会

サンタ・マリア・ジョカーレ教会
コッレオニーニ礼拝堂

青い屋根と薄いピンクの大理石の織り成す美しさに目が奪われました。
ルネッサンスを代表的な建造物で「バラ色の真珠」ともよばれているそうです。
この礼拝堂はベルガモの領主で建築家でもあったコッレオーニの手によるもので後に霊廟となり、彼と彼の娘の遺体が安置されているのだとか。

雨が降っていなければ　もっときれいな写真がとれたのに残念。

コッレオーニ礼拝堂 寺院・教会

サンタ・マリア・マッジョーレ教会

内部は芸術家の手により複雑に構成された構造が特徴のバロック様式。
壁一面に飾られた　聖母マリアの生涯を描いたタペストリーが彩りをそえてます。
ジョルダーノが描いた「海を渡るモーセ」の絵もあります。

コッレオーニ礼拝堂 寺院・教会

サンタ・マリア・マッジョーレ教会

外観は礼拝堂とは違ってシックですが　入ってびっくり、
金色に輝く豪華な装飾に溜息がでます。
8世紀からあった教会をとりこわして1137年に起工され、以後少しずつ手が加えられたのち16世紀のバロック時代に完成したものだそうです。

コッレオーニ礼拝堂 寺院・教会

サンタ・マリア・マッジョーレ教会
プロティロ

扉口に張り出したは可愛らしい建築構造はプロティアというそうです。
日本語では廊式玄関で、ポルティコの小さいのでしょうか。
有名な彫像家、ジョバンニ・ダ・カンピオーネが手がけたもので、一番下には2頭ののライオン、上階の入り口には3基の聖人像、最上階のニッチには聖母子象が見守っているように置かれています。私のお気に入りの一つになりそうです。

コッレオーニ礼拝堂 寺院・教会

ベッキア広場(Piazza Vecchia)

市民の憩いの場となっている　ベルガモ・アルタのベッキア広場は15世紀に建設されはじめたそうです。
この日も雨が降っているにも関わらず　けっこうな人出でした。

ヴェッキア広場 広場・公園

ベッキア広場（Piazza vecchia）の噴水

広場のシンボルとなってる、この噴水は18世紀にヴェネチア共和国によって作られたものだそうです。
ライオン達が鎖を加えているのが可愛いらしい。

ヴェッキア広場 広場・公園

ヴェッキオ広場のレストラン"il sole"


30分ほど待って入ったレストラン、イル・ソーレ。
3週間のイタリア滞在は中途半端な時間の　最後の晩餐はこのレストランで。

Hotel Piazza Vecchia ホテル

イタリア滞在最後の晩餐は・・

一年たったらあんなに美味しいと思ったのに　名前を思い出せません！

明日はもう帰国なのか・・・とただ悲しくて。

Hotel Piazza Vecchia ホテル

コマッビオ湖(Lago di Commabio)


4月24日,

今回のイタリア旅の最後の夜はミラノマルペンサ空港まで　車で約20分のところにあるホテルに泊まりました。

お手頃価格だったせいもあり、学生のグループが隣でしばらくうるさかったけれど
直に静かになり　ぐっすりと寝て最後の朝を迎えました。

近くに周囲は12.6ｋｍで18000歩で一周できる小さな湖があるというので　散策しました。静かな静かなロマンティックな湖です。

水鳥たちが別れの挨拶にきてくれました。

ミラノの空港に行くまでに　時間があったら　お土産買いに走り回るのではなく、
こうして　静かな湖で散策するのもいいもの。
小一時間ほど散策して　マルペンサ空港へと向かいました。

そして、1年後の今日、当時をふり返りつつこれを書いています。
あれから世界は大変なことになり、特にイタリアは多くの犠牲者が出てしまいました。このベルガモの地名もマイナーな記憶として残らないことを願っています。
イタリアはどこに行っても魅力的なところばかり・・。
いつものイタリアがもどったら　すぐ行けるようにとスタンバイしています。
その時まで　Pazienza.