イストラ半島の国境の町、トリエステ

2020/02/25 - 2020/02/25

トリエステはスロベニア、クロアチアとの国境に近い港町です。
工業都市のイメージがある街ですが、
街の中心部にはローマ時代の遺跡や中世の城塞跡などが
残っている街です。
街の中心部や運河沿いなどを歩いてみました。

エリア トリエステ(イタリア)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

トリエステの街歩きはトリエステの中心部の
ウニタ・ディ・イタリアからです。
海岸沿いに面して広い広場となっています。

広場のまわりはコの字型となり、
まわりは地方政府の建物などで囲まれています。

州政府の建物です。
バロック様式の建物ですが、外壁に注目です。

建物内の中庭です。

アールヌーボの美しい外壁が見られます。

海からの正面像は市庁舎の建物です。
中央部の塔の場所には時計盤も見られます。
市庁舎の１階には観光案内所もあります。

広場の中央にはバロック様式の噴水があります。
時期的に今は噴水の水は出ていません。

ウニタ・ディ・イタリアから北へと１００メートル歩くと
ボルサ広場があります。
広場の中央部にはネプチューンの像などがある噴水があります。

ネプチューンの像です。

ボルサ（証券取引所）です。
ネオクラシック様式の取引所らしい重厚な感じの建物です。

ボルサ広場からはすぐに、
トリエステのメインストリートであるイタリア通りです。
少しイタリア通りを北の歩きます。

おしゃれなアーケード街もありました。

アーケードを抜けて斜めには
２０００年前の古代ローマ時代の劇場の遺跡があります。
道路に面してあり、無料でお手軽に見学できます。

劇場の階段、ステージ部分など保存状態はいいです。
階段のすぐ後ろは住宅があります。

近くには城壁が残っていて、
民家に食い込んでいるように見えます。

ローマ時代の遺跡から２００メートルほど歩くと、
サンタ・マリア・マッジョーレ教会があります。

隣には昔の教会の建物です。
こちらは閉鎖されています。

ファサードです。

教会内です。

祭壇の聖母マリアの絵など美しいです。

教会からサンジェスト城へと上っていきます。
急な石畳の道です。

途中にローマ時代の城門の一部があります。
半分は住宅に取り込まれているようになっています。

サンジェストの丘からの市街地の眺めです。

市街地に降りてきました。
ここから５００メートルほど北にある
運河へと歩いて行きます。

さきほどのローマ時代の遺跡の一部です。
建物壁のようです。

市街地中心部を歩いて行きます。
向かいにはデパートもあります。

運河の突き当りにある至聖三者聖スピリドン教会です。
セルビア正教会の教会で、
ドームがあるビザンチン様式の建物です。
セルビア正教会があるのは、やはり国境の町というイメージでしょうか。

すぐ近くには聖アントニオ教会です。
トリエステで最も大きなカトリック教会です。
ネオクラシック様式の重厚な建物です。

建物の前は運河（カナル・グランデ）があります。
現在は運河は長さ５００メートルほどになっています。
昔は船が行きかった場所でしょうが、今は水路という感じです。

運河に架かる橋の歩道の場所にジェームス・ジョイスの像があります。
ジョイスは大学卒業後、１０年ほど英語教師として
トリエステに住んでいます。
このような感じで、街を散歩していたのでしょうか。

ジョイスはダブリン市民やユリシーズなどで
著名なアイルランドの小説家です。

トリエステを離れて数年後に
ダブリン市民などの作品を発表しています。
トリエステではどいういう生活、考えをしていたか興味があります。

市街地です。
ウニタ・ディ・イタリアへと向かいます。

寒い日であったので、人出は少ないようです。

公共建築物のようです。
イタリアの国旗が目につきます。

ヴェルデイ劇場です。
初舞台がヴェルデイの作品だということです。
そのために後日劇場名が付けられています。

トリエステは国境の町で、工業都市、港湾都市のイメージですが、
街を歩くと、歴史的遺跡もあり、
観光スポットは街の中心に集まり、街歩きも楽しめました。