2003/12/30 - 2004/01/03
310位(同エリア9833件中)
chiaki-kさん
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フランスの威信をかけて建設したユーロスターは実に快適な乗り物であった。窓辺からは延々と豊かな牧草地が続き人家はまれにしか見かけない。高い山は無く、せいぜい丘があるくらいなので、これなら新幹線でも高速道路でもなんでも出来るはずだと感じた。リールまではTGVの線路を使い、カレーまでは新しい線路を建設した模様。
ドーバー海峡をくぐるユーロトンネルは20分ほどであっというまに通過し、イギリス上陸。とたんにユーロスターはスピードダウン。普通の駅や街の灯りがゆっくり通り過ぎてゆく。(*1)そして、18:40にユーロスターは終着ロンドン・ワーテルロー駅(*2)にゆっくりとすべりこんだ。
*1 今は専用線路も出来て、そんなことは無いようです。
*2 今はセントパンクラス駅になっています。
表紙の写真はパリ北駅、ユーロスターのターミナル風景。この駅もサン・ラザール駅風。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 1.0
- グルメ
- 2.0
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 徒歩
- 航空会社
- 大韓航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 日本旅行
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-
12/30
入国審査後迎えのバスに乗り込みロンドンの繁華街へ。にぎやかなトラファルガー広場を左に見てバスはソーホー地区の中華街入り口で止まった。かつて大英帝国時代にはイギリスは7つの海を支配し、世界各地に植民地を持っていた。その名残で、ロンドンには中国人やインド人、アラブ人に黒人がやけに多い。その人々の一部がこうやって各国料理店を経営している。
写真はピカデリーサーカス付近の交差点だが、世界中からやってきた観光客で賑わっていた。 -
ロンドンで食べた中華料理であるが、やはりギリシャのときと同じでいまいち。やはり上海で本物を食べちゃうとね~。そして夕食後はソーホーからバスで10分位の所にあるライアン・ホテル(*)に直行する。ホテルのロケーションはキングスクロス駅に徒歩15分位のまずまずの位置であるが、なにせ安いツアーのためイタリアのメストレで泊まったホテルに次ぐボロいホテル。(写真は翌日撮影)
まず、エレベーターが動かない!ときた。後で従業員用のエレベーターを利用させてもらえることになったが、それまでは6階まで階段をえっちら、おっちら。次に窓のロックが壊れていて完全に閉まらない。部屋の掃除もいいかげんで暖房も給湯もおそまつ、と、おせじにも快適とは言えないホテルであった。それでも朝のコンチネンタルはコーヒー、紅茶、牛乳、ヨーグルト、コーンフレーク、チーズ、クロワッサンなど種類も多くイギリスにしてはまずまずだった。
*今はトラベルロッジという名の二つ星ホテルになっているようです。(Google調べ) -
12/31
本来であれば翌日はロンドン市内観光といったところであるが、諸般の事情により大晦日は田舎へ行こう!?ということで、イギリスのカントリーサイドを見物することになった。
8:30にホテルを出発したバスはモーターウェイM4号線(無料)を2時間ほど西へひた走り、ついた所がストラッドフォード・アボン・エイボンと言う長ったらしい名前のついた田舎町。 -
ここは詩人で劇作家のシェイクスピアが生まれ、そして亡くなった町として有名なところ。写真は妻のアン・ハザウェイの生家。霜の降りた寒い朝なのになぜか緑が。お天気はこのときわずかに薄日がさすが、すぐに曇ってしまった。その後イギリスではついにお日様にはお目にかかれなかった。
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これがシェイクスピアの生家。今は博物館となって公開されている。内部は撮影禁止(たしか)のため、写真はありません。
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ストラッドフォード・アボン・エイボンは世界中からの観光客でごったがえしていたが、ショッピングセンターもある結構大きな町。わずかなフリータイムを利用してマークス&スペンサーへ飛び込み、ポンド初使い。フリータイム終了後は由緒ありそうなレストランで昼食。チキン料理であったがお味の方はまあまあといったところ。昼食後、今度はもっと田舎っぽいところへ行くことになった。
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15分ほど走って着いたところがブロードウェイという村。蜂蜜色の煉瓦で出来た家が並ぶ。
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村の中で、たまたま見かけたMG-Bがいい味出してます。
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次ぎに行ったのは、町の中心を水が流れるバートン・オンザ・ウォーター。川の中にクリスマスツリー。
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スーパー、サマーフィールドでお買い物をした後、バスはロンドンに引き返すが、例によってバスの中は爆睡の場に。夕暮れの中、ぼんやりとイギリスの牧草地帯を眺めるが、フランス同様人家が少ない。朝、明るくなってくるのが8時過ぎ、16時にはもう暗くなってしまう。毎日、どんよりとした曇り空が続くイギリスの冬は憂鬱だ。春の訪れを待ちこがれる気持ちがよくわかる。
ホテルに着いたあと、添乗員さん、ガイドさんの提案でピカデリーサーカスまで地下鉄で行くことになった。希望者のみであったが14人全員行く。キングスクロス駅までゾロゾロと歩き、自動券売機で片道£1.6(約300円が当時のレートだが、結構高い)のチケットを購入してアンダーグラウンド(イギリスではサブウェイは地下道)に乗り、ピカデリーサーカス駅で下車する。 -
ピカデリーサーカスはロンドンの繁華街の中心にある広場で、たくさんの有名店が集まっている場所。商店街なのでここではネオンもOK。写真はTDKとSANYOの派出なネオン。となりにサムスンもある。
*今は別の会社の広告になっています。
このあと一時解散となり、我々は徒歩でまず、フォートナムメイソン(すでに閉店)へ行き、場所の確認を行う。それからなにか暖かいものが食べたくなったのでまたまたソーホー地区の中華街へ入り込む。「利口福」という料理屋に入りセットメニューを注文するが量が多すぎてびっくり。味は昨夜のものよりは良かった。
夕食も終わって、さて、ホテルへ戻ろうと自信を持ってピカデリーサーカスとは逆方向へ歩き出すが見事に迷子。ウロウロしているうちにトッテナム・コート・ロード駅発見。地下鉄に飛び込めばなんとかなる。
なお、今晩12:00にはトラファルガー広場で恒例のカウントダウンがあるそうで、我々のグループの中で、一番若いおねえさんペアが行ってみるそうだ。11:20からはロンドンの地下鉄はすべて無料開放されるとのことだが、さぞかしにぎやかなんだろうね。 -
1/1
すきま風の吹き込む窓、ぬるいスチームヒーター、それに風の音で3:30頃、目が覚めてしまった。窓とカーテンに絆創膏で応急修理を行い、日本から持参したそばどん兵衛で年越しソバをすする。朝食はいつもと同じ、雑煮は出ない。
8:30 バスに乗り込み、ロンドン市内観光に出発。写真はテムズ川と、ウェストミンスター宮殿・国会議事堂が見える。 -
タワーブリッジ。よくロンドン橋と間違えられるが本物のロンドン橋は一つ上流にある味もそっけも無い普通の橋。なお、橋自体はそんなに古いものでは無いが、このデザインは近くにあるロンドン塔に合うよう造られたとのこと。
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同じ場所からシティを見る。もともとはロンドンの街の発祥地だが、今は世界の金融業の中心地のひとつ。なお、写真には写っていないが右側にロンドン塔がある。
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このヘルメットのような建物が何とロンドン市庁舎。実際の業務はいろいろな局に分散されているため、こんなもんで良いらしい。なお、一つ上のシティの写真に写っているロケットのような建物も同じ建築家の設計だとのこと
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ベルファスト号はWW2で、主に北海方面で活躍した巡洋艦。今は記念艦としてここに繋留されている。
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シティの街の中にあるウェリントン公(将軍)の騎馬像。ワーテルローの戦いでナポレオンを破ったイギリスの英雄。ちなみにお墓は、トラファルガーの海戦でナポレオンとスペインの連合艦隊を破ったもう1人の英雄ネルソン提督と並んでセント・ポール寺院にある。
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ロンドンにあるアメリカ大使館。厳重なバリケードで幾重にも囲まれていた。安全はただでは無い。
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バッキンガム宮殿。ここは女王陛下の住まいというより事務所に近い宮殿。国民とは柵一枚という身近さ。
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名物の衛兵交代式は今日は無い(冬は2日おき)が、変わって騎馬隊がやってきた。グレー一色のロンドンに赤いマントが良く似合う。
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バッキンガム宮殿前の広場にあるヴィクトリア女王の記念碑。イギリスはこの女王のとき大発展した。
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グループはこの後 Lorenzo's という名のレストランで、名物料理のフィッシュ・アンド・チップスを食べて解散。我々は地下鉄ナイツ・ブリッジ駅でワンデートラベルカードを購入(£4.1)してセント・ジョンズ・ウッド駅を目指す。
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セント・ジョーンズ・ウッド駅からだらだら坂を10分ほど下ると、あの交差点に到着。
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これが世界一有名な横断歩道。なんの変哲もないロンドンの住宅街にあるのだが、あのレコードさえ出なかったら、もっと静かな場所だっただろう。
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観光客があとから、あとからビートルズの真似をして横断歩道を渡る。交通量の結構ある道なのでそのたび車はストップ。人迷惑もいいところなのだが、ロンドンのドライバーはホーンも鳴らさず、ちゃんと止まってくれた。中には図に乗って4人で渡ったりするグループも現れ、もう笑うしかない。
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近くにあるアビーロードスタジオ。観光施設ではないから、この人たちは皆不法侵入者である。さらに加えて落書きによる器物破損までやらかすというのに、スタジオの所有者さんは、ちゃんと門を開けて大目にみてくれていた。
*今はダメみたいです。 -
再び地下鉄に乗りウェストミンスター寺院を目指す。ウェストミンスター駅で降りると目の前にビッグベンが。
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ウェストミンスター寺院は入場料£6。イギリス王室に関係する寺院なので、国王の戴冠式や葬儀はここで行う。また、聖堂の周囲にはエリザベス1世をはじめ多くの国王や女王達の墓がある。パリで無念の死をとげたダイアナさんの葬儀もここで行われた。
*ダイアナさんの墓は実家であるスペンサー家の庭園にある。 -
このあと、地下鉄でコベントガーデンまで行く。東京なら渋谷か新宿という感じの場所で、大勢の人々で賑わっていた。ティーハウスというお茶屋さんで紅茶をどっさりと購入した後、再び地下鉄に乗りホテルに戻って夕食。今日の夕食はライアンホテルのディナー。バイキング式とのことであるが、何、これはという寂しい品数。多くを期待したこちらが悪かった。
*今から考えるとパスすべきだった。 -
夕食後トラベルカードと時間があったので1人でテームズ川まで行ってみる。すでにロンドンアイは止まっていたが、ライトアップされたロンドンの街がきれいだった。旅行もいよいよ明日で終了、さあ、最後のフリータイムがんばるぞう!!!
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1/2
最後の日がやってきた。通常のツアーなら早朝出発して空港へとなるのだが、なんとロンドン発が21:00という時間なので17:30までフリータイムとなる。朝食をすませてから荷物をフロントに預けてチェックアウト、8:00にホテルを出る。
写真はロンドンの地下鉄、アンダーグラウンド。俗称チューブ。まさに歯磨きのチューブのような構内と車体。 -
大柄なイギリス人が、よく、こんなせまい電車に乗れたものだ。
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セントポール大聖堂。入場料£6。7世紀までさかのぼる歴史ある寺院だが、1666年のロンドン大火災で、ほとんど焼失し、今の建物は建築家クリストファー・レンによって再建されたもの。地下にはレンやイギリスの英雄ネルソン提督、ウェリントン公の墓などがある。そしてダイアナさんとチャールズ皇太子が結婚式をあげたのもこの教会。
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ロンドン塔。入場料£13.5(高っ!)ようするにロンドン城である。11世紀中頃、ウィリアム征服王の時代から作り始め、今の形になったのが14世紀末のリチャード2世時代。その後宮殿になったり、牢獄になったり、武器庫や動物園、そして宝物庫になったりしてイギリスの歴史を見続けてきた。
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この日のロンドン塔は大入りでチケット売り場まで30分以上行列。まあ、イギリスでは行列も名物。
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最も古く、重要な建物がこのホワイトタワー。まあ、日本の城ならさしずめ天守閣といったところ。今は中世の武器やよろい、首切り用の斧なんかがおいてある。
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ロンドン塔といえば、カラス。このカラスは羽が切ってあり飛べない。数も決められていて、ここの一員って感じ。
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ロンドン塔を出た我々は、タワーヒル駅前にあった公園で朝、コンビニ店から購入したサンドイッチと思われる物体を食した。袋を開けてみると中身はパイで、少しパサパサしていたがまあ何とか食べられた。鳩がパンくずを狙って集まってきたのには閉口した。
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タワーヒル駅から途中で乗り換えて、チャリングクロス駅下車。目の前にはトラファルガー広場が。最初の晩にちらっと見たときよりずっと広く、きれいな広場だった。そういえば阪神タイガースが優勝したとき、この噴水に飛び込んだアホがいた。
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トラファルガー広場にはネルソン提督の像がある。暗くてわかりにくいが足下にはライオン像が。ネルソン提督はトラファルガーの海戦で戦死するが、戦死した者にはライオンの称号が付くそうだ。
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そしてお目当てのナショナルギャラリー。1824年に建てられた世界有数の美術館だがなんと、入場無料!。ボッティチュリやフィリッポリッピなど1260年~1510年の作品はセインズベリー棟、ティッツアーノなど1510年~1600年はウエスト棟、レンブラント、ベラスケスなど1600年~1700年はノース棟、モネ、ドガ、スーラ、ゴッホ、ターナー、セザンヌなど最も知られている画家たち1700年~1900年の作品はイースト棟に収められている。
広い館内をがんばって見て回る。残念ながら当時は写真撮影禁止なので画像は無い。そして、ついに足にしびれが。も、もう歩けん..。 -
17:00 痛む足を引きずってホテルに生還する。戻ってきた皆さんの話を聞くとサッカースタジアム巡りをした方もいたようだ。
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17:30 バスに乗りヒースロー空港へ。空港の免税店でまた最後のお買い物。よく最後が何度もあるもんだ。
21:30 30分ほど遅れてKE908便はヒースロー空港を飛び立った。窓の下にロンドンの灯がちらっと見えたがすぐに雲の下になってしまった。 -
飛び立ってすぐに夕食タイム、帰りもフレンチがメインだったが、軽食でビビンパも出た。食事のあとはシートをフルリクライニングさせて爆睡。
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1/3
KST16:30 インチョン空港到着。今回の旅行では全く見られなかった夕日がお出迎え。そして、インチョン空港免税店でこれが本当に最後のお買い物。
JST20:50 KE751にて名古屋国際空港に帰還。わかば駐車場さんからBF5を受け取ると中央道をひた走り、25:30に帰宅する。自分にお疲れ様。
これで「2004年 ロンドン旅行記」は終了です。本日も古い旅行記をご覧いただきありがとうございます。
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