馬喰町で復活！　ブルトレ北斗星をもう一度

2019/06/21 - 2019/06/21

かつて上野と札幌を結んだブルートレイン北斗星。北海道新幹線の開業を前に惜しまれつつも廃止になった寝台特急です。
その列車内で使用されていた寝台などパーツを再活用し誕生したのがトレインホステル北斗星です。
少し前ですが出張ついでに一泊してみました。

結局、列車の北斗星は走る姿を眺めただけで乗車する機会はなかったのですが、あこがれの寝台がまだ残っているというのはうれしいですね。
コロナが終息後に営業再開されることを楽しみにしています。

エリア 東京

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル

駅で撮影した寝台特急「北斗星」
機関車がブルーの客車を何両も牽いて走ってくる様は迫力のあるものでした。汽笛も良き。いつか乗りたいなぁなんて思っていたら廃止になってしまいました…
(2013年)

横須賀線・総武線の馬喰町駅に来ました。初見ではちょっと読めないですよね。

馬喰町駅 駅

この駅は全国のJR一低い位置にある駅でした。海抜-27mにあります。
反対にJRで一番高い駅は小海線の野辺山駅です。姉妹駅になっているそうです。

ちなみに現在は京葉線東京駅がJR一低い駅のようです。

というわけで人通りも多くない地下深くから上がって4番出口から出ると…

ありました！
北斗星のヘッドマークが目印。

入口
写真撮影用のスペースがありますね。この数字と星印にピンと来ましたよ！

Train Hostel 北斗星 宿・ホテル

探したら本物のEF510-508の写真がありました。「カシオペア」をけん引しているときのものですが。
(2011年)

中へ入って受付を済ませて部屋の暗証番号を教えてもらってチェックイン。
2～5階が居室、6階がシャワールーム・ランドリーになっています。

今回は3階、もとい3号車。
こういう演出がたまりませんね。

ひゃー、2段寝台！昇降するはしごもそのまんま。

枕もとの照明も当時のものでしょうね。
ただ、コンセントが追加されているのはGOOD。無料Wi-Fiもあります。
このほか貴重品を入れておくロッカーもあります。

こちらがパンフレット。
フォントやアイコンが当時の車両や時刻表で使われていたものに似せていて芸が細かい。
2段寝台以外にも個室も若干あるようです。

シャワールーム入口の脱衣所にあったこの鏡もわざわざ客車から持ってきたんでしょうね。
シャワーはさすがにきれいなものでした。

コインランドリー

さて2階にはラウンジがあります。
ラウンジでちょっとおしゃべりしたり、車窓を眺めるのも寝台列車の醍醐味ですが、そんなスペースも用意されていました。
グランシャリオは当時の食堂車の名前ですね。

このちょっとほの暗い雰囲気がたまりませんね。

共有のキッチンもあって食材を温めたり、冷蔵庫に入れておくぐらいならできそうです。

外国人旅行客の姿をよく見かけました。フロントにも英語が達者そうな外国生まれっぽい人もいましたし、インバウンドにも対応のようです。

翌朝チェックアウト後に撮影。
こんなでっかい看板だったんだ。

本当に駅を出てすぐです。ただしこの4番出口は改札から地下道を結構歩きます。

それでは。