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アブダビに到着後「エミレーツパレス・ホテル」に2泊したあと、3日目は、同じアブダビ市内のホテル「フォーシーズンズ・アブダビ」に移動した。<br />ここも2泊の予定で、その間に「ルーブル・アブダビ美術館」(表紙写真)や<br />「シェイク・ザイード・グランド・モスク」を見学する積もりだ。<br />ホテルの正式名は「フォーシーズンズホテル・アブダビ・アット・アル・マリア・アイランド」と書かれており、アブダビ市内の中心地に近い「アルマリア・アイランド」地区に位置しており「エミレーツパレス」からは中心地を通り過ぎた北東方向にある。おそらく開発途上の場所だろう、ホテル周辺には砂地の空き地が目立つ。つまりホテルから徒歩で出かけるのは、何処へ行くにも不可能かと思われる。事前の下調べもなく訪れたものの、結果的には”冒険的”な感覚で、隣接するビル内へ地下通路を通って探索に出かけ、ショッピングモールを見つけ、そこでちょっとした食べ物を摂ることが出来た程度で、やはり、ホテル周辺の散策なんて無理な話であった。もっとも、この”灼熱の国”では、一歩たりとも外を歩こうという気持は湧いてこなかったが、それでも期待に満ちあふれるアブダビ・・・。ホテル到着後は早速「ルーブル・アブダビ美術館」へと向かったのだった。<br />「エミレーツパレス」から「フォーシーズンズ~」までは、距離にして9キロ、タクシーで約20分、料金は27.5AED≒825円だった。

エミレーツ航空A380ビジネスクラスでドバイ・アブダビの旅(特典航空券利用)その4

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2019/06/12 - 2019/06/19

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masabo

masaboさん

アブダビに到着後「エミレーツパレス・ホテル」に2泊したあと、3日目は、同じアブダビ市内のホテル「フォーシーズンズ・アブダビ」に移動した。
ここも2泊の予定で、その間に「ルーブル・アブダビ美術館」(表紙写真)や
「シェイク・ザイード・グランド・モスク」を見学する積もりだ。
ホテルの正式名は「フォーシーズンズホテル・アブダビ・アット・アル・マリア・アイランド」と書かれており、アブダビ市内の中心地に近い「アルマリア・アイランド」地区に位置しており「エミレーツパレス」からは中心地を通り過ぎた北東方向にある。おそらく開発途上の場所だろう、ホテル周辺には砂地の空き地が目立つ。つまりホテルから徒歩で出かけるのは、何処へ行くにも不可能かと思われる。事前の下調べもなく訪れたものの、結果的には”冒険的”な感覚で、隣接するビル内へ地下通路を通って探索に出かけ、ショッピングモールを見つけ、そこでちょっとした食べ物を摂ることが出来た程度で、やはり、ホテル周辺の散策なんて無理な話であった。もっとも、この”灼熱の国”では、一歩たりとも外を歩こうという気持は湧いてこなかったが、それでも期待に満ちあふれるアブダビ・・・。ホテル到着後は早速「ルーブル・アブダビ美術館」へと向かったのだった。
「エミレーツパレス」から「フォーシーズンズ~」までは、距離にして9キロ、タクシーで約20分、料金は27.5AED≒825円だった。

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  • 写真のビル群、左側にそびえる34階建の建物がフォーシーズンズアブダビホテル。資料を調べてみると、ホテルのあるアブダビ市内の島「アルマリア・アイランド」は、新しくアブダビの新しい国際金融センターの中心地となっているおり、さらにアブダビで2番目の中心街となるべく、今でも開発が進められているようで、完成は2030年の見通しだそうだ。<br />この地区の5つ星ホテルとしては、今の所、この「フォーシーズンズ~」と「ローズウッド・アブダビ」の2つのホテルが紹介されている。謳い文句としては「ウォーターフロントの素晴らしい景色を望むホテル」とあった。

    写真のビル群、左側にそびえる34階建の建物がフォーシーズンズアブダビホテル。資料を調べてみると、ホテルのあるアブダビ市内の島「アルマリア・アイランド」は、新しくアブダビの新しい国際金融センターの中心地となっているおり、さらにアブダビで2番目の中心街となるべく、今でも開発が進められているようで、完成は2030年の見通しだそうだ。
    この地区の5つ星ホテルとしては、今の所、この「フォーシーズンズ~」と「ローズウッド・アブダビ」の2つのホテルが紹介されている。謳い文句としては「ウォーターフロントの素晴らしい景色を望むホテル」とあった。

  • 「フォーシーズンズ~」の館内は、アラブの国のホテルとしては、実にモダンな造りになっており、前夜までの「エミレーツパレス」の趣とは大きく異なっていた。完成は2016年だそうで部屋数は162室と36スイートで全200室程度だ。館内レストランは6店舗あるが、残念ながら、今回は館内レストランを利用する機会がなかった。われわれの部屋は12階で、申込んだクラスより1ランクアップ、デラックス・ウオーターフロントルームだった。感謝。

    「フォーシーズンズ~」の館内は、アラブの国のホテルとしては、実にモダンな造りになっており、前夜までの「エミレーツパレス」の趣とは大きく異なっていた。完成は2016年だそうで部屋数は162室と36スイートで全200室程度だ。館内レストランは6店舗あるが、残念ながら、今回は館内レストランを利用する機会がなかった。われわれの部屋は12階で、申込んだクラスより1ランクアップ、デラックス・ウオーターフロントルームだった。感謝。

  • ホテル室内から見たアブダビの中心街。われわれはこの橋を通ってホテルに来たが、写真のビル群を左側に進んで行くと「エミレーツパレス」がある。<br />写真のようにビル群の手前には砂地が広がっており、こうした砂地には、これから、また新しいビルが建ち並ぶんだろうなあと想像してしまう。アブダビにしろ、ドバイにしろ、本当にこの国は、日々、常に発展を遂げているんだと、その力強さに驚いてしまう。この日のアブダビの予想最高気温は、42度だった。

    ホテル室内から見たアブダビの中心街。われわれはこの橋を通ってホテルに来たが、写真のビル群を左側に進んで行くと「エミレーツパレス」がある。
    写真のようにビル群の手前には砂地が広がっており、こうした砂地には、これから、また新しいビルが建ち並ぶんだろうなあと想像してしまう。アブダビにしろ、ドバイにしろ、本当にこの国は、日々、常に発展を遂げているんだと、その力強さに驚いてしまう。この日のアブダビの予想最高気温は、42度だった。

  • 「フォーシーズンズ・アブダビ」ホテルの位置する「アルマリア・アイランド」よりも北東側、アブダビ市内から500mほど沖合に「サディアット・アイランド」という「幸せ」という意味の島がある。かつては無人島だったそうだが、10数年前、オイルマネーによる経済発展構想の下、この島の大開発構想が、総工費270億ドル、約2兆7600億円という巨額のもとに打ち出され、すでにホテルや住宅、マリーナ、ゴルフ場等のレジャー施設が完成しているようだが、大きく工事が遅れたのが、北部、海寄りの地域に建設される予定の文化施設群だという。<br />この文化施設構想とは、世界的に著名な建築家等による美術館などで、日本の安藤忠雄氏の「海洋博物館」、フランスのジャン・ヌーベル氏設計の「ルーブル・アブダビ」、イギリスを拠点に活躍するザハ・ハディッド氏(東京五輪・新国立競技場のコンペでお馴染み=故人)設計の「アブダビ パフォーミングアーツセンター」、アメリカを本拠とするフランク・ゲーリー氏設計の「グッゲンハイム・アブダビ(美術館)」等が2020年の完成を目標に建設が進められていた。<br />しかし全体的に大幅な工事の遅れがあり、既に開館しているのは私が把握している限り、2020年春現在で「ルーブル・アブダビ」だけのようだ。名前の通り、フランス・パリ「ルーブル美術館」のアブダビ版だ。われわれが「フォーシーズンズ~」到着後、すぐに訪れたのが、この「ルーブル・アブダビ」だ。写真中央右寄りに、霞んで見えるドーム状の建物がそれで、まさに海に浮かぶ美術館だ。遠めに見た瞬間は「東京ドーム」に似ていると思った。

    「フォーシーズンズ・アブダビ」ホテルの位置する「アルマリア・アイランド」よりも北東側、アブダビ市内から500mほど沖合に「サディアット・アイランド」という「幸せ」という意味の島がある。かつては無人島だったそうだが、10数年前、オイルマネーによる経済発展構想の下、この島の大開発構想が、総工費270億ドル、約2兆7600億円という巨額のもとに打ち出され、すでにホテルや住宅、マリーナ、ゴルフ場等のレジャー施設が完成しているようだが、大きく工事が遅れたのが、北部、海寄りの地域に建設される予定の文化施設群だという。
    この文化施設構想とは、世界的に著名な建築家等による美術館などで、日本の安藤忠雄氏の「海洋博物館」、フランスのジャン・ヌーベル氏設計の「ルーブル・アブダビ」、イギリスを拠点に活躍するザハ・ハディッド氏(東京五輪・新国立競技場のコンペでお馴染み=故人)設計の「アブダビ パフォーミングアーツセンター」、アメリカを本拠とするフランク・ゲーリー氏設計の「グッゲンハイム・アブダビ(美術館)」等が2020年の完成を目標に建設が進められていた。
    しかし全体的に大幅な工事の遅れがあり、既に開館しているのは私が把握している限り、2020年春現在で「ルーブル・アブダビ」だけのようだ。名前の通り、フランス・パリ「ルーブル美術館」のアブダビ版だ。われわれが「フォーシーズンズ~」到着後、すぐに訪れたのが、この「ルーブル・アブダビ」だ。写真中央右寄りに、霞んで見えるドーム状の建物がそれで、まさに海に浮かぶ美術館だ。遠めに見た瞬間は「東京ドーム」に似ていると思った。

  • 写真は「ルーブル・アブダビ」の入り口。猛烈な暑さの中でも、訪れる観光客の姿が見られる。開館は2017年11月だそうだ。<br />あの本家「ルーブル美術館」の「ルーブル」名を30年間にわたって使用するために4億ユーロ、約530億円を支払ったんだとか。さらに、それ以外にも10年間にわたって毎年平均4000万ユーロ、約50億円をかけて作品を購入するなど、UAEからフランスに対する支払い総額は約10億ユーロ≒1300億円に上ると、ものの資料に書かれている。その運営母体は、ルーブル美術館をはじめ、パリのポンピドー・センター、オルセー美術館など13の美術館を傘下に持つという大きな組織で、もちろん「ルーブル・アブダビ」への継続的なアドバイスや、作品の手配、スタッフ研修などを実施するという。その結果「ルーブル・アブダビ」は、単に「アブダビにある『ルーヴルのコピー』館ではなく、フランスの美術館に付随する価値を伝える新しい美術館」と位置付けられることになったという訳だ。<br />その大変”高価”な「ルーブル・アブダビ」への入館料は、大人63AED≒1800円で、券売機でチケットを購入するシステムだ。残念ながら入り口に用意されていた各国版解説パンフレットに「日本語版」はなかった。後日、調べて見ると、いつの段階かは不明ながら、日本人訪問者数は、国別で上位20位にも入っていないとのことで、まだ日本語の案内書を作成する段階にないとのことだ。 

    写真は「ルーブル・アブダビ」の入り口。猛烈な暑さの中でも、訪れる観光客の姿が見られる。開館は2017年11月だそうだ。
    あの本家「ルーブル美術館」の「ルーブル」名を30年間にわたって使用するために4億ユーロ、約530億円を支払ったんだとか。さらに、それ以外にも10年間にわたって毎年平均4000万ユーロ、約50億円をかけて作品を購入するなど、UAEからフランスに対する支払い総額は約10億ユーロ≒1300億円に上ると、ものの資料に書かれている。その運営母体は、ルーブル美術館をはじめ、パリのポンピドー・センター、オルセー美術館など13の美術館を傘下に持つという大きな組織で、もちろん「ルーブル・アブダビ」への継続的なアドバイスや、作品の手配、スタッフ研修などを実施するという。その結果「ルーブル・アブダビ」は、単に「アブダビにある『ルーヴルのコピー』館ではなく、フランスの美術館に付随する価値を伝える新しい美術館」と位置付けられることになったという訳だ。
    その大変”高価”な「ルーブル・アブダビ」への入館料は、大人63AED≒1800円で、券売機でチケットを購入するシステムだ。残念ながら入り口に用意されていた各国版解説パンフレットに「日本語版」はなかった。後日、調べて見ると、いつの段階かは不明ながら、日本人訪問者数は、国別で上位20位にも入っていないとのことで、まだ日本語の案内書を作成する段階にないとのことだ。 

  • 「ルーブル・アブダビ」は、9200㎡の館内が「常設展(時代別に12のホール)」と「企画展」に分かれており、開館時点では、コレクション作品が620点、フランス・ルーブル美術館の作品235点を借り入れていたという。<br />展示作品の中には、日本のものも多く含まれ、写真は、北海道以外の日本が描かれた日本地図。絵の横には「1690年頃の作品」とだけ書かれていた。沿岸部が極めて詳細に描かれているが、地図の周辺には、各街道筋の詳細、例えば「山陽道 八箇國」として8つの国の名前が書かれている。さらに「播磨國十四郡五十二万千三百石」と書かれるなど全8つの国の詳細も読み取れる。もちろん東海道の説明もあったが、詳細については拡大写真を取り損ねたので残念ながら”不明”とさせて頂く。とはいえ、少なくとも「伊賀國」から「下総國」までの国名が書かれていた。いずれにしても作成された1690年頃といえば、徳川幕府5代将軍、徳川綱吉の時であり「生類憐れみの令」が出されて3年後・・・、そんなことを考えながら作品を見ると、だれが描いたもので、どのように保存されていたのか等々、不思議な気持になってきた。

    「ルーブル・アブダビ」は、9200㎡の館内が「常設展(時代別に12のホール)」と「企画展」に分かれており、開館時点では、コレクション作品が620点、フランス・ルーブル美術館の作品235点を借り入れていたという。
    展示作品の中には、日本のものも多く含まれ、写真は、北海道以外の日本が描かれた日本地図。絵の横には「1690年頃の作品」とだけ書かれていた。沿岸部が極めて詳細に描かれているが、地図の周辺には、各街道筋の詳細、例えば「山陽道 八箇國」として8つの国の名前が書かれている。さらに「播磨國十四郡五十二万千三百石」と書かれるなど全8つの国の詳細も読み取れる。もちろん東海道の説明もあったが、詳細については拡大写真を取り損ねたので残念ながら”不明”とさせて頂く。とはいえ、少なくとも「伊賀國」から「下総國」までの国名が書かれていた。いずれにしても作成された1690年頃といえば、徳川幕府5代将軍、徳川綱吉の時であり「生類憐れみの令」が出されて3年後・・・、そんなことを考えながら作品を見ると、だれが描いたもので、どのように保存されていたのか等々、不思議な気持になってきた。

  • 展示作品の目玉のひとつかと思える著名な絵画「アルプスを越えるナポレオン・ボナパルト」がここにもあった。ジャック = ルイ・ダヴィッドによる1803年の作品。横にあった説明文によると、ヴェルサイユ宮殿美術館から持ってこられたものだ。この絵は、全部で5枚あるとされており、他にはウイーンやベルリンなどで、同じような絵画を見ることが出来るそうだ。<br />こうした著名な作品の数々が、パリ・ルーブルは言うまでもなく各地の美術館から、適宜持ち込まれ展示されるようだ。<br />これは後日判明したことだが、開館した2017年11月、ニューヨークで行なわれたオークションで、508億円という過去最高値で落札された、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品『サルバトール・ムンディ』と題されたイエスキリストを描いた絵画が、実は「アブダビ文化観光局」が所有し「ルーブル・アブダビ」が公開するとされていたのだが、現在、この作品が、どうなっているのか、私には分からない。所在不明説もあるのだが・・・。

    展示作品の目玉のひとつかと思える著名な絵画「アルプスを越えるナポレオン・ボナパルト」がここにもあった。ジャック = ルイ・ダヴィッドによる1803年の作品。横にあった説明文によると、ヴェルサイユ宮殿美術館から持ってこられたものだ。この絵は、全部で5枚あるとされており、他にはウイーンやベルリンなどで、同じような絵画を見ることが出来るそうだ。
    こうした著名な作品の数々が、パリ・ルーブルは言うまでもなく各地の美術館から、適宜持ち込まれ展示されるようだ。
    これは後日判明したことだが、開館した2017年11月、ニューヨークで行なわれたオークションで、508億円という過去最高値で落札された、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品『サルバトール・ムンディ』と題されたイエスキリストを描いた絵画が、実は「アブダビ文化観光局」が所有し「ルーブル・アブダビ」が公開するとされていたのだが、現在、この作品が、どうなっているのか、私には分からない。所在不明説もあるのだが・・・。

  • 古き時代の石像等も並べて展示されているが、遠めには分かり難いような、こんな感じで見学者たちが並んでいたので、思わずパチリ!失礼しました。<br /><br />

    古き時代の石像等も並べて展示されているが、遠めには分かり難いような、こんな感じで見学者たちが並んでいたので、思わずパチリ!失礼しました。

  • 「ルーブルアブダビ」は2012年オープン予定だったそうだが、5年も遅れて2017年11月にオープンしている。設計者はフランスのジャン・ヌーベル氏。日本では、東京・汐留の電通本社ビルを手がけた他、世界文化賞を受賞したことでも知られているが、この「ルーブル・アブダビ」は、素人の私ですら、その斬新さに驚いた。<br />海上の美術館というだけでも驚きだが、展示会場の外側に広がる館内プロムナード・・・。写真で分かるかと思うが、人々が水面を前に石段に座って休憩している。美術品を見た後の余韻に浸る場所・・・とでも言うか、なにせ目の前は海だ。その海を見ようと、われわれも外に出てみたが、さらに驚いたのは天井だ。鳥の巣?と思ってしまったが、実は「昼間は、砂漠の厳しい日照の98%を遮断しての『光の雨』を演出し、夜は、9層からなる鳥の巣状の天井内部の光源から満天の銀河をイメージさせる『光の雨』を演出するステンンレススティール製の組み上げ天井(失礼ながら、どこかの説明文を拝借)」になっていたのだ。<br />直径が180メートル、40万個の独立した部品を組み合わせた総重量7500トンのドームで、天井の中は人が歩いて掃除できるようになっているんだそうだ。<br />こうした蘊蓄は、後日、多くの資料から判明したもので、われわれが実際に訪れた際は、全くと言っていいほど無知の状態で見学したものだ。この美術館内のレストランで昼食後、ホテルに戻り、その後はホテル周辺の散策だ。

    「ルーブルアブダビ」は2012年オープン予定だったそうだが、5年も遅れて2017年11月にオープンしている。設計者はフランスのジャン・ヌーベル氏。日本では、東京・汐留の電通本社ビルを手がけた他、世界文化賞を受賞したことでも知られているが、この「ルーブル・アブダビ」は、素人の私ですら、その斬新さに驚いた。
    海上の美術館というだけでも驚きだが、展示会場の外側に広がる館内プロムナード・・・。写真で分かるかと思うが、人々が水面を前に石段に座って休憩している。美術品を見た後の余韻に浸る場所・・・とでも言うか、なにせ目の前は海だ。その海を見ようと、われわれも外に出てみたが、さらに驚いたのは天井だ。鳥の巣?と思ってしまったが、実は「昼間は、砂漠の厳しい日照の98%を遮断しての『光の雨』を演出し、夜は、9層からなる鳥の巣状の天井内部の光源から満天の銀河をイメージさせる『光の雨』を演出するステンンレススティール製の組み上げ天井(失礼ながら、どこかの説明文を拝借)」になっていたのだ。
    直径が180メートル、40万個の独立した部品を組み合わせた総重量7500トンのドームで、天井の中は人が歩いて掃除できるようになっているんだそうだ。
    こうした蘊蓄は、後日、多くの資料から判明したもので、われわれが実際に訪れた際は、全くと言っていいほど無知の状態で見学したものだ。この美術館内のレストランで昼食後、ホテルに戻り、その後はホテル周辺の散策だ。

  • アブダビ市内でも、今、飛躍的な発展を遂げているのが「フォーシーズンズ・アブダビ」のある「アルマリア・アイランド」。ルーブル・アブダビから帰ってきたわれわれは、のんびりとホテル周辺を散策・・・と行きたいところだったが、さすがに夕方になっても暑さは凄い。トコトコと歩いてショッピングモールへなんてことは出来ないが、さすがに灼熱の国、暑いが故に、ビルとビルの間が繋がり、結果的には地下道を歩いて隣のビルまで行くことが出来た。途中で、夕食の場所をといろいろなレストランを見てメニューを研究したが、考えて見ると、ここはアラブ首長国連邦だ。店内でビールをなんてことは叶わない。困ったねぇなんて言いながら、歩いていると、写真のように、大きなカフェが見えてきた。このカフェを中心に広がるショッピングモールが、ビル群の中心に位置する「ザ・ガレリア」だ。さすがにアブダビの新しい業務地区の中心になろうとしているだけに、世界でも有名な130を超える店舗が揃っていると言われており、カフェでも、多くの地元の人たちやビジネスマン風の人がティータイムを過していた。あとで知ったことだが、われわれは「フォーシーズンズ~」から歩いてここに来たが、「ザ・ガレリア」を通り過ぎていくと、そのまま「ローズウッド・アブダビ」にも行けたんだそうだ。カフェの窓越しには、アブダビの内海とビル群、そして沈み行く夕日が見られた。

    アブダビ市内でも、今、飛躍的な発展を遂げているのが「フォーシーズンズ・アブダビ」のある「アルマリア・アイランド」。ルーブル・アブダビから帰ってきたわれわれは、のんびりとホテル周辺を散策・・・と行きたいところだったが、さすがに夕方になっても暑さは凄い。トコトコと歩いてショッピングモールへなんてことは出来ないが、さすがに灼熱の国、暑いが故に、ビルとビルの間が繋がり、結果的には地下道を歩いて隣のビルまで行くことが出来た。途中で、夕食の場所をといろいろなレストランを見てメニューを研究したが、考えて見ると、ここはアラブ首長国連邦だ。店内でビールをなんてことは叶わない。困ったねぇなんて言いながら、歩いていると、写真のように、大きなカフェが見えてきた。このカフェを中心に広がるショッピングモールが、ビル群の中心に位置する「ザ・ガレリア」だ。さすがにアブダビの新しい業務地区の中心になろうとしているだけに、世界でも有名な130を超える店舗が揃っていると言われており、カフェでも、多くの地元の人たちやビジネスマン風の人がティータイムを過していた。あとで知ったことだが、われわれは「フォーシーズンズ~」から歩いてここに来たが、「ザ・ガレリア」を通り過ぎていくと、そのまま「ローズウッド・アブダビ」にも行けたんだそうだ。カフェの窓越しには、アブダビの内海とビル群、そして沈み行く夕日が見られた。

  • 前の写真の後方にはエスカレーターが設置されていたが、それを上がったところに、気軽に入れそうなカフェを見つけた。店名は「Leopold&#39;s of London」。この「ザ・ガレリア」には、世界各地の有名店が出店しているというので、ロンドンからの出店かと思いきや、説明文によると、アラブ首長国連邦のために創られた店のようで、コーヒーやティー類はイギリス風であり、ここでは妻がティー、私はコーヒーを注文した。もちろん夕方なので、ここで食べてしまうと夜食が・・・、と不安ではあったが、結局、ピザを注文し、お腹が満たされてしまった。この「Leopold&#39;s of London」は、本部はドバイにあるようで、2013年に創業、現在は、UAE内で7店舗が展開中のようだ。<br />ホテルに帰ると、ウエルカム・ケーキも置かれていたので、こうなれば何処に行くこともなく、夕食はピザとケーキで十分という結論に至った・・・。

    前の写真の後方にはエスカレーターが設置されていたが、それを上がったところに、気軽に入れそうなカフェを見つけた。店名は「Leopold's of London」。この「ザ・ガレリア」には、世界各地の有名店が出店しているというので、ロンドンからの出店かと思いきや、説明文によると、アラブ首長国連邦のために創られた店のようで、コーヒーやティー類はイギリス風であり、ここでは妻がティー、私はコーヒーを注文した。もちろん夕方なので、ここで食べてしまうと夜食が・・・、と不安ではあったが、結局、ピザを注文し、お腹が満たされてしまった。この「Leopold's of London」は、本部はドバイにあるようで、2013年に創業、現在は、UAE内で7店舗が展開中のようだ。
    ホテルに帰ると、ウエルカム・ケーキも置かれていたので、こうなれば何処に行くこともなく、夕食はピザとケーキで十分という結論に至った・・・。

  • 夜の「フォーシーズンズ~」のプール。先ほどの「ザ・ガレリア」からの帰途、ホテルまでの通路約300メートル沿いに並ぶ多くのファッション店やレストランを見ながらのんびりと散策し、ホテルに戻った後、夜のホテル内を歩いてみた。<br />このプール、ホテル滞在2日目の午前中、妻がスパを利用していた際に私ひとりでプールサイドのベンチにゴロンと横になり、本を読んだり眠ったりしたが、この暑さの中でのプール、何組かの客も来て泳いでいたものの、極めて静かで私もほんの少しの間、水に浸かった。入場の際、クーラーボックスに入った小さめの冷たい水のペットボトル3本を用意してくれたほか、途中で、スタッフが回ってきて、串焼き風のカットフルーツを配ってくれた。ビジネス街のホテルだけに大人のプールだった。

    夜の「フォーシーズンズ~」のプール。先ほどの「ザ・ガレリア」からの帰途、ホテルまでの通路約300メートル沿いに並ぶ多くのファッション店やレストランを見ながらのんびりと散策し、ホテルに戻った後、夜のホテル内を歩いてみた。
    このプール、ホテル滞在2日目の午前中、妻がスパを利用していた際に私ひとりでプールサイドのベンチにゴロンと横になり、本を読んだり眠ったりしたが、この暑さの中でのプール、何組かの客も来て泳いでいたものの、極めて静かで私もほんの少しの間、水に浸かった。入場の際、クーラーボックスに入った小さめの冷たい水のペットボトル3本を用意してくれたほか、途中で、スタッフが回ってきて、串焼き風のカットフルーツを配ってくれた。ビジネス街のホテルだけに大人のプールだった。

  • 「フォーシーズンズ~」の朝食レストラン「CRUST」の一角。緑色が鮮やかに映えていた。このレストラン、われわれが食事をする際、時間帯が遅かったのかどうか、或いは、この地域がビジネス街ということに起因しているのかどうか、いわば「ワーキング・ブレックファースト」的な食事風景が目についた。全員がスーツ姿のビジネスマン、ウーマンが数人、まずは握手を交わしてテーブルに着いていた。この街は朝から動いていた。<br />ここでの食事はビュッフェ方式、卵は各種オーダーで注文するシステムで、ワンパターンながら、私は、卵2つの目玉焼きで両面をよく焼いて貰い、醤油をかけて食べる方法が好きだ。

    「フォーシーズンズ~」の朝食レストラン「CRUST」の一角。緑色が鮮やかに映えていた。このレストラン、われわれが食事をする際、時間帯が遅かったのかどうか、或いは、この地域がビジネス街ということに起因しているのかどうか、いわば「ワーキング・ブレックファースト」的な食事風景が目についた。全員がスーツ姿のビジネスマン、ウーマンが数人、まずは握手を交わしてテーブルに着いていた。この街は朝から動いていた。
    ここでの食事はビュッフェ方式、卵は各種オーダーで注文するシステムで、ワンパターンながら、私は、卵2つの目玉焼きで両面をよく焼いて貰い、醤油をかけて食べる方法が好きだ。

  • アブダビの街に到着して以来、ズーッと気になっていたビルがあった。「うーん、あれは『マリーナベイ・サンズ』と同じだね・・・」と言いながらタクシーの中などで見ていたが、後で調べると「ザ・ゲイト・タワーズ」というマンションだそうだ。奇抜なビルの多いアブダビだが、3つの建物が並びその上が繋がっているという、形態としてはシンガポールのホテルとほぼ同じものだ。9年前の2011年、シンガポールを訪れてあのホテルに宿泊し、屋上のプールで泳いだりプールサイドのクラブラウンジでタイガービールを飲んだことを思い出した。

    アブダビの街に到着して以来、ズーッと気になっていたビルがあった。「うーん、あれは『マリーナベイ・サンズ』と同じだね・・・」と言いながらタクシーの中などで見ていたが、後で調べると「ザ・ゲイト・タワーズ」というマンションだそうだ。奇抜なビルの多いアブダビだが、3つの建物が並びその上が繋がっているという、形態としてはシンガポールのホテルとほぼ同じものだ。9年前の2011年、シンガポールを訪れてあのホテルに宿泊し、屋上のプールで泳いだりプールサイドのクラブラウンジでタイガービールを飲んだことを思い出した。

  • この日の夕方近くからは、いよいよアブダビ旅行のハイライトである「シェイク・ザイード・グランドモスク」の見学だが、そのモスクに向かう途中、道路沿いに建つユニークなツインタワービルを発見した。外壁のようなものは「暑さよけ?」「日照よけ?」と思い、後日、調べて見ると、このビルは「アル・バハール・タワーズ」という29階建ての建物で、アブダビ投資評議会の本部とアル・ヒラル銀行本社が入っているんだとか。<br />建物本体を覆うような形になっている茶色っぽい外殻・・・、どうやら、この外殻の窓格子が太陽の動きによって、開いたり、半開きになったり、閉じたりして、太陽光線を入れたり遮断したりして、ビル内の温度調節に役立てる・・・、そういうシステムになっていることが分かった。いわば「省エネビル」のようで、考えて見ればアブダビは昼間の温度が50度近くに達する所だ。建物自体で温度調節するシステムがあっても当然だろう。凄いシステムではある・・・。2012年の建設で、ビルに絡む何かの賞を受賞しているという。こうした蘊蓄も、帰国後、パソコンで多くの検索を行ない調べたものだが、かつては、旅行本ぐらいしか旅行先の詳細は調べられなかったが、今の時代、世界中とネットで繋がり、ほとんどのことは分かってしまう。凄い時代だ。

    この日の夕方近くからは、いよいよアブダビ旅行のハイライトである「シェイク・ザイード・グランドモスク」の見学だが、そのモスクに向かう途中、道路沿いに建つユニークなツインタワービルを発見した。外壁のようなものは「暑さよけ?」「日照よけ?」と思い、後日、調べて見ると、このビルは「アル・バハール・タワーズ」という29階建ての建物で、アブダビ投資評議会の本部とアル・ヒラル銀行本社が入っているんだとか。
    建物本体を覆うような形になっている茶色っぽい外殻・・・、どうやら、この外殻の窓格子が太陽の動きによって、開いたり、半開きになったり、閉じたりして、太陽光線を入れたり遮断したりして、ビル内の温度調節に役立てる・・・、そういうシステムになっていることが分かった。いわば「省エネビル」のようで、考えて見ればアブダビは昼間の温度が50度近くに達する所だ。建物自体で温度調節するシステムがあっても当然だろう。凄いシステムではある・・・。2012年の建設で、ビルに絡む何かの賞を受賞しているという。こうした蘊蓄も、帰国後、パソコンで多くの検索を行ない調べたものだが、かつては、旅行本ぐらいしか旅行先の詳細は調べられなかったが、今の時代、世界中とネットで繋がり、ほとんどのことは分かってしまう。凄い時代だ。

  • 「フォーシーズンズ~」に1泊したあと、翌日は、午前中から午後にかけて、ホテル内で、妻はスパに行き、私はプールに入って、のんびりと時間を過ごした。そして夕刻近くになって、おもむろに、妻はアブダビ到着日にカルフールで購入したアバヤを身につけてタクシーに乗り、いよいよ「シェイク・ザイード・グランド・モスク」へ向けて出発したのだ。<br />言うまでもなく「シェイク・ザイード・グランドモスク」は、イスラム教の宗教施設であり、アラブ首長国連邦の初代大統領だったシェイク・ザイード・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーンの指示で建設されたもので、1996年に着工し2007年に完成している。しかし、建設途上の2004年、シェイク・ザイード氏が他界し、結果的に、このモスクで行なわれた最初の大きな儀式が、彼の葬儀となってしまったんだそうだ。モスク名も、彼の名前にちなんだものであることは言うまでもない。<br />完成に至るまでは、UAEは言うまでもなくイタリア、ドイツ、イギリス、中国などから数10の建設会社、3000人以上の技術者が工事に携わったという・・・。<br />ついにモスクが見えてきた!

    「フォーシーズンズ~」に1泊したあと、翌日は、午前中から午後にかけて、ホテル内で、妻はスパに行き、私はプールに入って、のんびりと時間を過ごした。そして夕刻近くになって、おもむろに、妻はアブダビ到着日にカルフールで購入したアバヤを身につけてタクシーに乗り、いよいよ「シェイク・ザイード・グランド・モスク」へ向けて出発したのだ。
    言うまでもなく「シェイク・ザイード・グランドモスク」は、イスラム教の宗教施設であり、アラブ首長国連邦の初代大統領だったシェイク・ザイード・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーンの指示で建設されたもので、1996年に着工し2007年に完成している。しかし、建設途上の2004年、シェイク・ザイード氏が他界し、結果的に、このモスクで行なわれた最初の大きな儀式が、彼の葬儀となってしまったんだそうだ。モスク名も、彼の名前にちなんだものであることは言うまでもない。
    完成に至るまでは、UAEは言うまでもなくイタリア、ドイツ、イギリス、中国などから数10の建設会社、3000人以上の技術者が工事に携わったという・・・。
    ついにモスクが見えてきた!

  • ホテルからモスクまではタクシーで約30分、45AED≒1350円だった。到着の際、タクシーの停車地点は、それなりにモスク建物から離れた所で「えっ、こんな所で降ろされる?」と驚いたものだが、こういう所が個人旅行の寂しさ、団体であれば、ガイドさんが詳しく説明してくれるのに・・・と思ったものの、人の流れについていけば問題ない。タクシー降車場所のすぐ傍に、大きなドームがあり、人々はこの中に吸い込まれていく。付いていけば入れる筈だ。

    ホテルからモスクまではタクシーで約30分、45AED≒1350円だった。到着の際、タクシーの停車地点は、それなりにモスク建物から離れた所で「えっ、こんな所で降ろされる?」と驚いたものだが、こういう所が個人旅行の寂しさ、団体であれば、ガイドさんが詳しく説明してくれるのに・・・と思ったものの、人の流れについていけば問題ない。タクシー降車場所のすぐ傍に、大きなドームがあり、人々はこの中に吸い込まれていく。付いていけば入れる筈だ。

  • ドームに入って行くと、地下に降りるエスカレーターがあり、そこからモスク入り口へと繋がって行く。ここに入場するには、厳しい「ドレスコード」があるのだ。写真にある通りだが、ホームページにも掲載されているので事前にチェックしておくことをお勧めしたい。<br />こうした事前調べで、わが家の奥さんは、せっかく行くのだから何としてでもアバヤを購入せねば・・・と、アブダビ到着早々にカルフールへ出向いて購入したのだ。実はカルフールでの購入を提案したのは私。本当はマリーナ・モールのアバヤ・ショップで購入しようとしていたが、数軒の店に入って調べた結果、どれも1000AED(3万円)ぐらい、セール品で約700AED(2万円余)という値段で、一度の着用分としては、やはり高価ということで諦めた次第。そこで、もしかしたら安価で売っているかもとカルフールを提案し実際に行って見ると、シルエットとしてはこの写真の最上段左端にあるようなアバヤ(最も欲しかった形のものだった)を、安い値段で購入することが出来た。59AED≒1770円。なお私は、白い長パンツにグレイ系の長袖シャツを着て入った。<br />自動チェックインをして中に入るが、その先に、荷物のチェックと服装のチェックが行なわれる。無事に通過すれば、あとは長い通路を進むことになる。

    ドームに入って行くと、地下に降りるエスカレーターがあり、そこからモスク入り口へと繋がって行く。ここに入場するには、厳しい「ドレスコード」があるのだ。写真にある通りだが、ホームページにも掲載されているので事前にチェックしておくことをお勧めしたい。
    こうした事前調べで、わが家の奥さんは、せっかく行くのだから何としてでもアバヤを購入せねば・・・と、アブダビ到着早々にカルフールへ出向いて購入したのだ。実はカルフールでの購入を提案したのは私。本当はマリーナ・モールのアバヤ・ショップで購入しようとしていたが、数軒の店に入って調べた結果、どれも1000AED(3万円)ぐらい、セール品で約700AED(2万円余)という値段で、一度の着用分としては、やはり高価ということで諦めた次第。そこで、もしかしたら安価で売っているかもとカルフールを提案し実際に行って見ると、シルエットとしてはこの写真の最上段左端にあるようなアバヤ(最も欲しかった形のものだった)を、安い値段で購入することが出来た。59AED≒1770円。なお私は、白い長パンツにグレイ系の長袖シャツを着て入った。
    自動チェックインをして中に入るが、その先に、荷物のチェックと服装のチェックが行なわれる。無事に通過すれば、あとは長い通路を進むことになる。

  • ドーム状の入り口からエスカレーターで降りた所には、少しばかりだが、アバヤ等を売る店やレストラン・カフェなどがあった。この店で、入場用のアバヤを買う人もいるようで、店内はそれなりに混雑していた。<br />入場に際しての条件を、わが家の奥さんは相当詳しく調べたようで、メモには以下のように書かれていた。<br />女性は、髪の毛を見せることや手足が隠れない服装は禁止。自前の服が規程と異なる場合は、モスク入場前にアバヤの無料貸し出しを利用する。<br />手足の隠れる服装で行くのであれば、手持ちのスカーフを頭に巻いて入場することも可能。もし風でスカーフが外れて髪の毛が見えると、すぐにセキュリティ担当者が来て注意するほどで、モスク内での服装遵守は最低限のエチケット。<br />男性も半ズボンやノースリーブの場合は入場NG、本当に服装には厳しい条件があるので要注意だ。<br />訪れる客を見ると、欧米系の客は、それなりにアバヤを用意しているように見えたが、日本人とみられる複数のツアー客の方々は、長めのスカートやズボンに大きめのスカーフで見事に体と頭を隠していた。おそらくツアー添乗員さんから事前に説明があったのではないかと思う(それなりの人数で一緒に行動していたのでツアー客とみた・・・)。<br />もちろん、ドレスコードに合わない客は、レンタルまたは写真のように入り口近くの店舗でも、アバヤは言うまでもなく、代わりになるような長い薄いドレスを売っていたので、ここに来た後でも衣装調達は可能だ。そんな話をしながらショップやカフェの前を歩いて行くと入場チェックイン機が現われた。モスクの拝観料は無料だが、チェックのため機械でQRコードを出す必要がある。残念ながら機械には「日本語」はなかった。

    ドーム状の入り口からエスカレーターで降りた所には、少しばかりだが、アバヤ等を売る店やレストラン・カフェなどがあった。この店で、入場用のアバヤを買う人もいるようで、店内はそれなりに混雑していた。
    入場に際しての条件を、わが家の奥さんは相当詳しく調べたようで、メモには以下のように書かれていた。
    女性は、髪の毛を見せることや手足が隠れない服装は禁止。自前の服が規程と異なる場合は、モスク入場前にアバヤの無料貸し出しを利用する。
    手足の隠れる服装で行くのであれば、手持ちのスカーフを頭に巻いて入場することも可能。もし風でスカーフが外れて髪の毛が見えると、すぐにセキュリティ担当者が来て注意するほどで、モスク内での服装遵守は最低限のエチケット。
    男性も半ズボンやノースリーブの場合は入場NG、本当に服装には厳しい条件があるので要注意だ。
    訪れる客を見ると、欧米系の客は、それなりにアバヤを用意しているように見えたが、日本人とみられる複数のツアー客の方々は、長めのスカートやズボンに大きめのスカーフで見事に体と頭を隠していた。おそらくツアー添乗員さんから事前に説明があったのではないかと思う(それなりの人数で一緒に行動していたのでツアー客とみた・・・)。
    もちろん、ドレスコードに合わない客は、レンタルまたは写真のように入り口近くの店舗でも、アバヤは言うまでもなく、代わりになるような長い薄いドレスを売っていたので、ここに来た後でも衣装調達は可能だ。そんな話をしながらショップやカフェの前を歩いて行くと入場チェックイン機が現われた。モスクの拝観料は無料だが、チェックのため機械でQRコードを出す必要がある。残念ながら機械には「日本語」はなかった。

  • 自動チェックイン機で使われていた言語は、英語、アラビア語、それに中国語だったように記憶している。英語でも中国語でも、比較的簡単な内容なので、大体わかるものの、もし分からなければ近くにスタッフがいるので尋ねれば教えてくれる。<br />チェックインが済めば無料入場券がプリントアウトされ出てくるが、なんとコンビニのレシート並みの薄い紙。とはいえ、これがモスク入場の際に必要となるので、紛失禁止だ。<br />入場者は、チェックイン機を通過したあと長い動く歩道やエスカレーター、徒歩でモスク入り口に向かって行く。

    自動チェックイン機で使われていた言語は、英語、アラビア語、それに中国語だったように記憶している。英語でも中国語でも、比較的簡単な内容なので、大体わかるものの、もし分からなければ近くにスタッフがいるので尋ねれば教えてくれる。
    チェックインが済めば無料入場券がプリントアウトされ出てくるが、なんとコンビニのレシート並みの薄い紙。とはいえ、これがモスク入場の際に必要となるので、紛失禁止だ。
    入場者は、チェックイン機を通過したあと長い動く歩道やエスカレーター、徒歩でモスク入り口に向かって行く。

  • いよいよモスクの中へと入って行く。わーっと声を出すほど感激する!そして、広い!この広さは写真で撮りきれないと思ったが、入場した誰もが、カメラや携帯電話で撮影している。ここはUAEでも数少ない「異教徒にも開かれたモスク」で、われわれ仏教徒の多い日本人でも中に入って見学することが出来るのだ。<br />こうした大きな建物に入ると、やはり自然に敬虔な気持ちが湧き上がって来る。<br />後日、調べたところ、中庭は「聖なる月のラマダンなど大きなイスラムの祈りと大規模な集会の際に崇拝者が入ってお祈りをする」とのことで、最大31000人が入るそうだ。面積は約17400平方メートルで、もちろん全て大理石が敷かれ、そこに花やモザイクなどの同じ大理石が嵌め込まれている。描かれている花は、中東に育つチューリップや百合、アイリスなどさまざまな種類で、この中庭のデザインは、イギリス人アーティストが担当したという。<br />残念ながらロープが張られていた上、ガードマンもきっちり見張っていたので中庭に入る事は出来なかったが、ここがどれほど広く大きいのか、前方に見える小さく黒いアーチ状の空間のひとつひとつが、他の写真で測ってみると人間の5倍ほどの高さだった。つまりあの小さい黒いアーチ状のものは高さが約10メートルだということが分かった。写真中央の高い塔の高さが100メートルだそうだから、いかに大きいかがよく分かる。

    いよいよモスクの中へと入って行く。わーっと声を出すほど感激する!そして、広い!この広さは写真で撮りきれないと思ったが、入場した誰もが、カメラや携帯電話で撮影している。ここはUAEでも数少ない「異教徒にも開かれたモスク」で、われわれ仏教徒の多い日本人でも中に入って見学することが出来るのだ。
    こうした大きな建物に入ると、やはり自然に敬虔な気持ちが湧き上がって来る。
    後日、調べたところ、中庭は「聖なる月のラマダンなど大きなイスラムの祈りと大規模な集会の際に崇拝者が入ってお祈りをする」とのことで、最大31000人が入るそうだ。面積は約17400平方メートルで、もちろん全て大理石が敷かれ、そこに花やモザイクなどの同じ大理石が嵌め込まれている。描かれている花は、中東に育つチューリップや百合、アイリスなどさまざまな種類で、この中庭のデザインは、イギリス人アーティストが担当したという。
    残念ながらロープが張られていた上、ガードマンもきっちり見張っていたので中庭に入る事は出来なかったが、ここがどれほど広く大きいのか、前方に見える小さく黒いアーチ状の空間のひとつひとつが、他の写真で測ってみると人間の5倍ほどの高さだった。つまりあの小さい黒いアーチ状のものは高さが約10メートルだということが分かった。写真中央の高い塔の高さが100メートルだそうだから、いかに大きいかがよく分かる。

  • いずれにしても、このモスクは半端ないスケールであり、写真に写る大小のドームがいくつあるのか・・・?その数は様々な大きさがあるが、合わせると82個あるんだそうだ。<br />一番大きいドームは、メインの礼拝所がある所で、その高さは、ホールの床からドーム最上部まで58メートルだという。外径は45メートル、内径は38メートルもあり、その周辺に位置する4つのハーフドームはいずれも高さが32メートルだそうだ。<br />さすがに、この場所は、モスクに入って最初の大きな撮影ポイントだけに、多くの観光客で賑わっているが、わが家の奧さんは、いろいろ調べていただけに、この多くの人たちの中の、どのアバヤがレンタルのものか等を詳しく私に解説してくれた。

    いずれにしても、このモスクは半端ないスケールであり、写真に写る大小のドームがいくつあるのか・・・?その数は様々な大きさがあるが、合わせると82個あるんだそうだ。
    一番大きいドームは、メインの礼拝所がある所で、その高さは、ホールの床からドーム最上部まで58メートルだという。外径は45メートル、内径は38メートルもあり、その周辺に位置する4つのハーフドームはいずれも高さが32メートルだそうだ。
    さすがに、この場所は、モスクに入って最初の大きな撮影ポイントだけに、多くの観光客で賑わっているが、わが家の奧さんは、いろいろ調べていただけに、この多くの人たちの中の、どのアバヤがレンタルのものか等を詳しく私に解説してくれた。

  • 先ほどの撮影場所から、観光客は左寄りに、柱で囲まれた通路をメインの礼拝堂に向かって進むことになる。2枚ほど前の写真、左側に並ぶ小さなアーチ状の所を中央の柱を目指して進んで行く所が、この写真という訳だ。<br />ここには1096本の柱があると言われているが、それぞれの柱には、ヤシを模した金色の装飾が輝き、その下にはメインの中庭と同様に花やアメジスト、アワビの貝殻、真珠など、多様なカラースローン等が嵌め込まれている。こうした技術の手法は16世紀のイタリアのものに依るんだそうだ。つまり1096本の柱の1本、1本が本当に細やかに創られたということになる。凄い!

    先ほどの撮影場所から、観光客は左寄りに、柱で囲まれた通路をメインの礼拝堂に向かって進むことになる。2枚ほど前の写真、左側に並ぶ小さなアーチ状の所を中央の柱を目指して進んで行く所が、この写真という訳だ。
    ここには1096本の柱があると言われているが、それぞれの柱には、ヤシを模した金色の装飾が輝き、その下にはメインの中庭と同様に花やアメジスト、アワビの貝殻、真珠など、多様なカラースローン等が嵌め込まれている。こうした技術の手法は16世紀のイタリアのものに依るんだそうだ。つまり1096本の柱の1本、1本が本当に細やかに創られたということになる。凄い!

  • いよいよメインの礼拝堂だ。いうまでもなく、ここがモスク建物内では最大の収容人数となるが、資料によると11840人という数字が見える。もちろん多くの崇拝者が普段の祈りやラマダン等の際に、ここでお祈りをする訳だが、女性用のホールも設けられており、そこには2500人を収容できると書かれている。<br />写真にある通り、礼拝堂の柱は、白い大理石で創られており、その白い面に花柄のような植物のツルがあしらわれている。真珠系で造られているようだ。これらは、中国が製作に関わっていたという・・・。<br />この礼拝堂には、重さが12トンもある巨大なシャンデリアが吊るされているが、世界最大級のシャンデリアと言われている。また床には、大きな絨毯が敷かれており、これも世界最大の手織り絨毯だそうだ。「世界最大」、そういう素晴しいものを見ることが出来ただけでも、このアブダビを訪れた甲斐があろうというもの・・・。長時間見ていても全く飽きることはなかった。

    いよいよメインの礼拝堂だ。いうまでもなく、ここがモスク建物内では最大の収容人数となるが、資料によると11840人という数字が見える。もちろん多くの崇拝者が普段の祈りやラマダン等の際に、ここでお祈りをする訳だが、女性用のホールも設けられており、そこには2500人を収容できると書かれている。
    写真にある通り、礼拝堂の柱は、白い大理石で創られており、その白い面に花柄のような植物のツルがあしらわれている。真珠系で造られているようだ。これらは、中国が製作に関わっていたという・・・。
    この礼拝堂には、重さが12トンもある巨大なシャンデリアが吊るされているが、世界最大級のシャンデリアと言われている。また床には、大きな絨毯が敷かれており、これも世界最大の手織り絨毯だそうだ。「世界最大」、そういう素晴しいものを見ることが出来ただけでも、このアブダビを訪れた甲斐があろうというもの・・・。長時間見ていても全く飽きることはなかった。

  • 大礼拝堂には、前述の通り「世界最大の手織り絨毯」が一面に敷かれているが、その製作過程をものの資料で見ると、いかに大変な作業だったのかが窺える。<br />この絨毯は、イランのAli Khaliqiというデザイナーによるもので、大きさが約5700 平方メートル、重さは35トン、ウール(ニュージーランド産とイラン産)70パーセント、綿30パーセントだという。完成までには2年間を要し、このうち8ヶ月が設計、縫製に12か月、残りの時間で部品を輸送してトリミングした上で最終的に織り上げたという。<br />最初はベルギーで製造されてアブダビに運ばれてきたもので、30日間、15人の技術者のチームが4台の編み機で24時間体制で完成させ、結果的に世界最大の手縫い絨毯となったそうだ。<br />モスク全体では、この大礼拝堂をはじめ、合わせて12500平方メートルの絨毯が敷かれているという。裸足で歩いてみたかったが、当然ながら中に入ることは許されなかった。

    大礼拝堂には、前述の通り「世界最大の手織り絨毯」が一面に敷かれているが、その製作過程をものの資料で見ると、いかに大変な作業だったのかが窺える。
    この絨毯は、イランのAli Khaliqiというデザイナーによるもので、大きさが約5700 平方メートル、重さは35トン、ウール(ニュージーランド産とイラン産)70パーセント、綿30パーセントだという。完成までには2年間を要し、このうち8ヶ月が設計、縫製に12か月、残りの時間で部品を輸送してトリミングした上で最終的に織り上げたという。
    最初はベルギーで製造されてアブダビに運ばれてきたもので、30日間、15人の技術者のチームが4台の編み機で24時間体制で完成させ、結果的に世界最大の手縫い絨毯となったそうだ。
    モスク全体では、この大礼拝堂をはじめ、合わせて12500平方メートルの絨毯が敷かれているという。裸足で歩いてみたかったが、当然ながら中に入ることは許されなかった。

  • 礼拝堂やロビーの内部には、ドイツの業者が制作した7つのクリスタルシャンデリアがあり、そのうちの最大のものがメインの大礼拝堂に吊されており(先述の通り)、高さ18メートル、直径13.5メートル、重さが12トンという、これが世界最大級のものだと言われている。装飾は全て24金とスワロフスキーを使用していることから、値段としては7億円もするんだとか。<br />また同じような形で、もう少し小さめのシャンデリア(重さ8トン~2トン)も、この大礼拝堂や、モスクを囲む正面玄関などに吊されており、それらは金色のステンレス鋼や金色の真鍮で作られ、その全てにスワロフスキークリスタルを散りばめたガラスパネルが取り付けられているそうだ。<br />いずれにしても、このモスクには豪華さなどに違いはあるものの、多くのシャンデリアやペンダント、照明ランプが設置されているんだそうで、その数は、室内の照明ユニットが130、外部の照明ユニットが355、合計ユニット数は485にも及ぶという。

    礼拝堂やロビーの内部には、ドイツの業者が制作した7つのクリスタルシャンデリアがあり、そのうちの最大のものがメインの大礼拝堂に吊されており(先述の通り)、高さ18メートル、直径13.5メートル、重さが12トンという、これが世界最大級のものだと言われている。装飾は全て24金とスワロフスキーを使用していることから、値段としては7億円もするんだとか。
    また同じような形で、もう少し小さめのシャンデリア(重さ8トン~2トン)も、この大礼拝堂や、モスクを囲む正面玄関などに吊されており、それらは金色のステンレス鋼や金色の真鍮で作られ、その全てにスワロフスキークリスタルを散りばめたガラスパネルが取り付けられているそうだ。
    いずれにしても、このモスクには豪華さなどに違いはあるものの、多くのシャンデリアやペンダント、照明ランプが設置されているんだそうで、その数は、室内の照明ユニットが130、外部の照明ユニットが355、合計ユニット数は485にも及ぶという。

  • このモスクのホームページには、モスクに関連する多くの出来事が書かれているが、その中に、ここを訪れた外国要人のことも多く掲載されていた。少し遡ると日本の安倍総理大臣の訪問記事を見つけることが出来た。安倍総理は2020年1月にもUAEを訪れ、アブダビの大統領宮殿で、ムハンマド皇太子兼UAE軍副最高司令官と会談しているが、この時は、ここを訪れてはいなかったようだ。2年前のモスク訪問時のことが、こんな風に書かれている(要旨)。<br />「日本の首相がシェイク・ザイード・グランド・モスクを訪問」2018年4月30日<br />日本の安倍晋三首相が妻と一緒にシェイク・ザイード・グランド・モスクを訪問した。安倍首相はアラブ首長国連邦への公式訪問であり、首相は故シェイクザイードの墓を訪れた。さらにイスラム建築について詳しい説明を受けた。訪問の最後に日本の首相には、シェイク・ザイード・グランド・モスクセンターの出版物の1つである「Spaces of Light」という本のコピーと「The Houses of God」のコピーが贈られた・・・こんなことが書かれていた。<br />このモスクを訪れる日本人はまだ少ないようだが、今後、ここを訪れる予定のある人には、夕刻に行ってモスク内を見学し、日が落ちた後、照明で浮かび上がるモスク内外をゆっくり愉しむことをお薦めしたい。様々な表情を見ることが出来る。<br />ということで、ここで書くのもタイミング的どうかとは思いつつ、モスクへの入場について・・・。<br />入場料は無料(但しドレスコードが厳しいので要注意)。<br />開館は土曜日~木曜日が午前9時~午後10時(最終的な入場時刻は午後9時半)。<br />金曜日は午後4時半~午後10時(同上)だが、ラマダン期間中は、金曜日以外で<br />午前9時~午後2時(最終入場時間は1時半)となっている。 <br />時間が複雑なので、自分がどういう時期に訪れるのか、それによって、開花時間がどうなるのか、事前調べをお薦めしたい。

    このモスクのホームページには、モスクに関連する多くの出来事が書かれているが、その中に、ここを訪れた外国要人のことも多く掲載されていた。少し遡ると日本の安倍総理大臣の訪問記事を見つけることが出来た。安倍総理は2020年1月にもUAEを訪れ、アブダビの大統領宮殿で、ムハンマド皇太子兼UAE軍副最高司令官と会談しているが、この時は、ここを訪れてはいなかったようだ。2年前のモスク訪問時のことが、こんな風に書かれている(要旨)。
    「日本の首相がシェイク・ザイード・グランド・モスクを訪問」2018年4月30日
    日本の安倍晋三首相が妻と一緒にシェイク・ザイード・グランド・モスクを訪問した。安倍首相はアラブ首長国連邦への公式訪問であり、首相は故シェイクザイードの墓を訪れた。さらにイスラム建築について詳しい説明を受けた。訪問の最後に日本の首相には、シェイク・ザイード・グランド・モスクセンターの出版物の1つである「Spaces of Light」という本のコピーと「The Houses of God」のコピーが贈られた・・・こんなことが書かれていた。
    このモスクを訪れる日本人はまだ少ないようだが、今後、ここを訪れる予定のある人には、夕刻に行ってモスク内を見学し、日が落ちた後、照明で浮かび上がるモスク内外をゆっくり愉しむことをお薦めしたい。様々な表情を見ることが出来る。
    ということで、ここで書くのもタイミング的どうかとは思いつつ、モスクへの入場について・・・。
    入場料は無料(但しドレスコードが厳しいので要注意)。
    開館は土曜日~木曜日が午前9時~午後10時(最終的な入場時刻は午後9時半)。
    金曜日は午後4時半~午後10時(同上)だが、ラマダン期間中は、金曜日以外で
    午前9時~午後2時(最終入場時間は1時半)となっている。
    時間が複雑なので、自分がどういう時期に訪れるのか、それによって、開花時間がどうなるのか、事前調べをお薦めしたい。

  • モスク見学を終えて外に出たところの写真。ウチの奧さんがアバヤ姿で写っているが、履いている白い靴が気になる。あとで聞いてみると、長時間、歩くと思ったので持参した白いスニーカーで行ったんだと話していた。サングラスは、本当に暑い日差しのここでは、白い建物ということもあって、昼間は本当に眩しくやむを得ないだろう。<br />資料によると2019年に、ここを訪れた人は一般見学者413万人をはじめ、崇拝者等を含めて合計で665万人に上ったということで、このうちアジアからの訪問者が最も多いようだ。いずれにしても、見学者の列には本当に多くの国からの人がいたことは間違いないし、今後、もっともっと多くの人の訪問が訪れるだろうと思った。

    モスク見学を終えて外に出たところの写真。ウチの奧さんがアバヤ姿で写っているが、履いている白い靴が気になる。あとで聞いてみると、長時間、歩くと思ったので持参した白いスニーカーで行ったんだと話していた。サングラスは、本当に暑い日差しのここでは、白い建物ということもあって、昼間は本当に眩しくやむを得ないだろう。
    資料によると2019年に、ここを訪れた人は一般見学者413万人をはじめ、崇拝者等を含めて合計で665万人に上ったということで、このうちアジアからの訪問者が最も多いようだ。いずれにしても、見学者の列には本当に多くの国からの人がいたことは間違いないし、今後、もっともっと多くの人の訪問が訪れるだろうと思った。

  • モスクの周囲には、プールと呼ぶには浅く狭いように思うし、池と呼ぶには造形がキレイだし、いずれにしてもモスクの姿を美しく映し出す水面に囲まれており、この写真を撮影した時刻の頃が、見事に水面に建物を映し出していた。<br />データを見ると、モスクは7800平方メートルを超える、青色のタイル張りの水面に囲まれているということで、それぞれにモスクのアーケードや柱を水面に映し出し、とくに夕刻から夜間は照明によって、より一層幻想的にしてくれると書かれている。

    モスクの周囲には、プールと呼ぶには浅く狭いように思うし、池と呼ぶには造形がキレイだし、いずれにしてもモスクの姿を美しく映し出す水面に囲まれており、この写真を撮影した時刻の頃が、見事に水面に建物を映し出していた。
    データを見ると、モスクは7800平方メートルを超える、青色のタイル張りの水面に囲まれているということで、それぞれにモスクのアーケードや柱を水面に映し出し、とくに夕刻から夜間は照明によって、より一層幻想的にしてくれると書かれている。

  • モスク内には、建物とともに大きな柱も印象的だが、この柱はミナレットと呼ばれているんだそうだ。灯台を意味するアラビア語の「マナラ」に由来するとも、「アルマナラ」と呼ばれる祈りの呼びかけに由来するとも言われているが詳細は分からない。いずれにしても、これらも白い大理石で造られており、最も高いのがメインの礼拝堂の隅にある4本で、高さが100メートル。この塔にはバルコニーが3つ設けられている。また中庭の2つの角に2本、それぞれ高さが89メートルでバルコニーは2つ設けられている。<br />これらのミナレットを含めて、このモスクには月の満ち欠けを反映するようなライトニングシステムが設計されているそうで、辺りが暗くなった後、ゆっくり照明を愉しむのも一興か?

    モスク内には、建物とともに大きな柱も印象的だが、この柱はミナレットと呼ばれているんだそうだ。灯台を意味するアラビア語の「マナラ」に由来するとも、「アルマナラ」と呼ばれる祈りの呼びかけに由来するとも言われているが詳細は分からない。いずれにしても、これらも白い大理石で造られており、最も高いのがメインの礼拝堂の隅にある4本で、高さが100メートル。この塔にはバルコニーが3つ設けられている。また中庭の2つの角に2本、それぞれ高さが89メートルでバルコニーは2つ設けられている。
    これらのミナレットを含めて、このモスクには月の満ち欠けを反映するようなライトニングシステムが設計されているそうで、辺りが暗くなった後、ゆっくり照明を愉しむのも一興か?

  • 夕暮れから真っ暗になる頃、中央ドームや、それを囲むように建つ大小のドーム、ミナレット群が、夕焼けを背景にシルエットとして浮かび上がるのを眺めていると、本当に幻想的な気分に浸ってしまう。ときおり、近くのアブダビ空港を離発着する航空機が、”静”の中の”動”となり「あーわれわれは今、アブダビに来ているんだ」という気持ち、異国感を抱かせてくれる。

    夕暮れから真っ暗になる頃、中央ドームや、それを囲むように建つ大小のドーム、ミナレット群が、夕焼けを背景にシルエットとして浮かび上がるのを眺めていると、本当に幻想的な気分に浸ってしまう。ときおり、近くのアブダビ空港を離発着する航空機が、”静”の中の”動”となり「あーわれわれは今、アブダビに来ているんだ」という気持ち、異国感を抱かせてくれる。

  • モスクは、昼間と夜間は全く異なる様相を見せる。夜になると、見事に”光”がモスク全体を浮かび上がらせ、一本、一本の柱や建物の出入り口、アーケード等が全く異なる表情を見せてくれる。本当に暫し立ち止まってゆっくり眺めてしまった。<br />全体的なデザインとしては、アラビアの象徴的な木「ナツメヤシ」からインスピレーションを得て建物のイメージを造り上げたそうで、「ナツメヤシ」といえば、その実は、たとえばアブダビでもドバイでも、ホテルのウエルカムドリンクとともに出されたり、先に述べた大統領官邸見学の際に入り口で出されたりという風に、いかにこの国で重宝されているのか、本当によく分かる。

    モスクは、昼間と夜間は全く異なる様相を見せる。夜になると、見事に”光”がモスク全体を浮かび上がらせ、一本、一本の柱や建物の出入り口、アーケード等が全く異なる表情を見せてくれる。本当に暫し立ち止まってゆっくり眺めてしまった。
    全体的なデザインとしては、アラビアの象徴的な木「ナツメヤシ」からインスピレーションを得て建物のイメージを造り上げたそうで、「ナツメヤシ」といえば、その実は、たとえばアブダビでもドバイでも、ホテルのウエルカムドリンクとともに出されたり、先に述べた大統領官邸見学の際に入り口で出されたりという風に、いかにこの国で重宝されているのか、本当によく分かる。

  • モスクの見学を終えて、ホテルへ帰ろうと外に出てきたら、入る時に見たドームが見事にライトアップされていた。アバヤ姿の人のシルエットも美しい。よく見ると、この写真も次の写真も、ちょっとボヤけているように見える。この国は、私は使用していないのでよく分からないが、おそらくメガネをかけている人が、屋内から、暑さが凄い屋外に出るとメガネが曇ってしまうという、あの状態がカメラのレンズに起きてボヤけてしまうのだ。<br />このドームの青いライトアップは、われわれに「シェイク・ザイード・グランド・モスク」訪問が、深く印象に残る素晴しい経験だったと、しっかりと記憶に留めさせてくれた。

    モスクの見学を終えて、ホテルへ帰ろうと外に出てきたら、入る時に見たドームが見事にライトアップされていた。アバヤ姿の人のシルエットも美しい。よく見ると、この写真も次の写真も、ちょっとボヤけているように見える。この国は、私は使用していないのでよく分からないが、おそらくメガネをかけている人が、屋内から、暑さが凄い屋外に出るとメガネが曇ってしまうという、あの状態がカメラのレンズに起きてボヤけてしまうのだ。
    このドームの青いライトアップは、われわれに「シェイク・ザイード・グランド・モスク」訪問が、深く印象に残る素晴しい経験だったと、しっかりと記憶に留めさせてくれた。

  • 人影も少なくなってきたモスクの遠景。ホテルへ帰るタクシーの中からの1枚!

    人影も少なくなってきたモスクの遠景。ホテルへ帰るタクシーの中からの1枚!

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