母娘ふたり旅 2018 (2) ☆ パリから日帰りアムステルダムに行ってみた

2018/06/13 - 2018/07/03

オリンピックイヤーの (ハズの) 今年、2020年はイタリア、ドイツ、ベルギーそしてイギリスを旅行する予定でした。が (!!!) このコロナ騒動で約1年間かけて計画してきたこの旅行もすべてキャンセル (T_T)　
私たちが住むここロサンゼルスもスーパー、薬局、銀行とお持ち帰り用のレストラン以外は全てクローズダウン。娘の学校も9月までクローズと通達がありました。住民全てが基本的に自宅待機なので私も無職に (;´д｀)
と言うわけで時間だけはたっぷりあるので、2年前の夏休みをまとめてみることにしました。なにせ時間が経っているので、記憶を手繰り寄せながら作成した旅行記となりました。

2018年の夏休みは 娘(当時14歳)と2人でフランスとスイスを3週間かけて回りました。
奇しくもこの年はワールドカップの年!
訪れた街々が大変な盛り上がりを見せていて楽しかった～
Wi-Fiを求めて彷徨うのはイヤなので、旅の前に、世界中いつでもどこでも高速インターネット回線が使えるスマホプランに変えました。
これでパリの深~い地下鉄の中でも、スイスの高~い山の上でも安心です (^.^) 飛行機の中でも使えました。
パリ滞在中には日帰りでアムステルダムにも行ったりとアクセントをつけてみました。

ロサンゼルスからチューリヒに飛び、鉄道でパリに移動して、後半またスイスに戻ってきてチューリヒから日本に里帰りします。

エリア アムステルダム(オランダ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: スイスインターナショナルエアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

Musee National Eugene-Delacroix / ドラクロア記念館

6月20日 パリ6日目
昨日はモンサンミッシェルへ行ってきたので今日は遅～いスタートとしました。アパートで2時ごろまでゴロゴロして、最初にやってきたのはドラクロワ記念館。

サン・ジェルマン・デ・プレ教会の裏にあるこじんまりした美術館。

ここはドラクロアのアトリエがあった場所で、彼が亡くなったのもここ。彼の創作生活の様子を伺い知ることができます。

居心地の良い可愛い中庭があって、私たちもベンチに腰掛けて ワインを飲んだりしながらしばらく過ごしました。

さて、いい加減ランチにしましょう。
サン・ジェルマン・デ・プレ界隈にはカフェやレストランが所狭しと軒を連ねています。

サラダとガレットにしてみました。それから昨日に引き続きシードルを。

今日のミッションは２つ

1つ目はドラクロア記念館に行くコト（これはすでにミッション完了! )
2つ目は遅い時間の混んでいない (←希望) ルーブル美術館へ行くコト

一昨日に訪れた時は混み混みだったのでさっさと引き上げました。
今日は遅い時間まで開いているので、６時過ぎに行く予定。
まだまだ時間があるのでセーヌ川沿いをノンビリお散歩です。

シティファルマに行ってハンドクリームや石鹸を買ったり、Da Rosaでワイン漬のレーズンチョコレートを買って食べたりしているうちに、そろそろイイお時間に。

さあ、いざ出陣！

今日はシュリー翼から攻めてみましょう。

お城だった頃のルーブルの城壁跡を通って…

「ミロのヴィーナス」にご挨拶

娘とはこの辺で別行動です。
お互いに自分のペースで鑑賞したいので。

ミケランジェロの「瀕死の奴隷」に再会。
う～ん...やはり瀕死の奴隷にはどうもね… (//∇//)
しかも後には猿がいるし。凡人には彼の制作意図がわかりません(苦笑)

ラファエロ　「聖母子と洗礼者ヨハネ」
別名「美しき女庭師」

ゴヤですね。「サンタ・クルス公爵夫人」
彼の絵は黒衣の人物が多いような気がします。黒衣の女性が好みだったのかしら?

テオドール・ジュリコー　「メデューズ号の筏」

この絵は学校で習ったなぁ。絵の中のストーリーを知っていると楽しいんですよね…

まさに鬼気迫る画面に目が釘付け (@_@)

アングル　「グランド・オダリスク」

ダヴィッド　「1804年12月2日のナポレオン1世の戴冠式」

皆さん椅子に座って鑑賞中。
空いているルーブルにあっても、この絵はやはり人気ですね。

こちらもダヴィッド　「サビニの女」

サモトラケのニケ
　
階段踊り場に備え置かれている美しいニケ、正にルーブル美術館の象徴ですね。

紀元前190年頃の作品だそうですよ。
出来ることなら、ワインでも飲みながらず～と眺めていたい…。

他の名だたる彫刻と比べても、醸し出すオーラが違いすぎ。
圧倒される存在感です。

「狼の乳を吸うロムルスとレムス」

階段の傍に無造作に置いてあるようですが、逆光になっているのがいいですね。

流石です。

この美術館の中で1番人気のある部屋もこの通り。さほど混んではいません。

レオナルド・ダ・ヴィンチ　「ラ・ジョコンダ」

解説不要ですね。別名 「モナ・リザ」

9時45分に閉館したルーブルを後にセーヌ川沿いを歩いてアパートへ帰ります。
今日はストレスを感じることなく館内を回れたので大満足でした。

Cathedrale Notre-Dame / ノートルダム大聖堂

パリ７日目
今日はセーヌ川に浮かぶシテ島へ行ってみましょう。
そこにそびえ立つノートルダム大聖堂は約200年もの歳月をかけて1345年に完成したゴシック建設の最高傑作です。
パリ散策には欠かせない観光名所なので入場の列ができています。

しかしながらご存知の通り、2019年4月の大規模な火災により尖塔が焼けて崩落し、屋根の3分の2が焼失しました。
私もニュースで映像を見た時は衝撃を受けました
マクロン大統領は5年以内の再建を約束しましたが、数十年かかると言う専門家もいるようです。

有名な薔薇窓やパイプオルガンは焼失を間逃れたようですが…。

真正面の主祭壇や貴重なステンドグラスも被害をうけた様で本当に悲しいことです。

1日でも早い修復の成功をお祈りしますが、焼け落ちてしまった歴史の重みや建築学上の価値は戻らないのでは…

娘よ。ヨカッたね。

この日この時　美しい「我らの貴婦人」を見ることが出来て。

Sainte Chapelle / サント・シャペル

ノートルダムの西側にあるサント・シャペルは、裁判所の中庭にある礼拝堂です。
入り口左手にある小さな階段を上がると、そこはまさに光の洪水！

さてさて、セーヌ川沿いを歩いて、ふらりと入ったカフェ

遅いランチタイム

サッカーを観に皆さん集まってきました

この日は　フランス　X　ペルー！

盛り上がらない訳がないですよね～

１－０でフランスの勝ち

あ～おもしろかったぁ～ (≧∀≦)
結局、2時間も居ました

セーヌ沿いを歩き続けてオルセーへ向かいます。

Musee d'Orsay /オルセー美術館

大好きなドガ 「14歳の小さな踊り子」

大好きなゴッホ

「オーヴェルの教会」

学生の頃オーヴェル・シュル・オワーズまで行ったことがあります。ヴィンセントとテオのお墓、想像以上に小さかったなぁ…。
今回も行ってみたいと考えていましたが叶いませんでした。

「Starry Night」

「The Bed」

これは女性二人なんですよ。ご存知でしたか？
ロートレックの大好きな一枚。

マネ 「オリンピア」

黒い子猫ちゃんがいますよ～(*^^*)

ピエール・ボナール 「ベットでまどろむ女」

ボナールの絵は官能的

エミール・ベルナール 「愛の森のマドレーヌ」

ブグロー「ヴィーナスの誕生」

この日は毎年夏至の日に開かれるイベント　Fete de la Musiqueがあって、通りや広場やバーでは多くのコンサートがあって大賑わいでした！
夏が来たことを祝うお祭りなんだそうです。
それこそ明け方まで騒ぐ様ですが、私たちは明日は早起きしてアムステルダムに行く予定なので、人混みをかき分ける様にしてアパートへ戻りました。

6月22日
パリからアムステルダムへの日帰り旅行を決行します。
朝8時25分にパリ北駅を出発してアムステルダム着は11時42分。
アムステルダム中央駅からの折り返し列車は19時17分なので、正味7時間ほどの滞在となります。

Gare du Nord /パリ北駅
　
鉄道の旅が好き
出発前のこの程よい緊張感もたまりません

フランス、ベルギー、オランダ、ドイツを走る高速国際列車 "ルージュトレイン" こと Thalys
最高速度300kmで パリ~アムステルダム間を3時間17分で結びます。

みんなスーツケースをガラガラ引いて乗り込みますが、私たちは日帰りなので 手ぶらで楽ちん～♪

この日のタリスはほぼ満席

赤いシートがスタイリッシュ

たった7時間の滞在にてどこに行くか?
結構悩みましたが、娘が行きたかったアンネ・フランクの家と、私が絶対に外したくなかったゴッホ美術館に決定!
それからアルバートカイプ・マーケットに行ってアムステルダムらしいストリートフードの食べ歩きをすることに (^ ^)

ブリュッセルは素通りして…

アムステルダムに到着～(^^)

アムステルダムと言う名前は、13世紀にアムステル川をダムでせき止めて築いたことに由来します。
以来アムステルダムは自由な貿易港として発展しました。

まずは早速、GVBのワンデイトラベルパスを購入。

13番のトラムにに乗って “Westmarkt “で下車。

アムステルダムらしい1枚 (^_−)−☆

Anne Frank Huis/ アンネ・フランクの家

第二次世界大戦中アンネとその家族など８人が隠れていた家です。

当時の様子をそのまま残した建物

薄暗く狭い空間が続きます。

彼らは1942年から約2年間、ナチスの迫害から逃れるためにここに住んでいました。

入場者は皆、言葉を無くします

1人だけ生き残ったお父さんや、アウシュヴィッツでのアンネの様子など語る生存者の姿が映像で流れていました。
思わず涙がこぼれるような悲しいお話でした。

話ではよく知っていても、行けば改めてナチスの狂気に戦慄します。戦争というより、むしろ人間の悲惨さを感じさせられる空間です。

最後に小さなミュージアムショップで本を1冊購入しました。

どよよ～ん (-_-) とした気持ちから一変。
外は明るくて 道行く人々は幸せそう…

平和についてもう一度考えさせられました。

Albert Cuyp Market / アルバート・カルプ・マーケット

気をとりなおして散策を続けましょう。
Dam Square に戻り、トラムの4番に乗って "Stadhouder Skade" で下車。
アルバート・カルプ・マーケットまでは5分位歩きます。
この通りのマーケットの長さは約600メートルでヨーロッパ最大と言われているんだそうですよ。お花屋さんや雑貨や日用品店などが続きますが、私たちの目的は食べ歩き！

まずはフリッツ発見！

さぁ～次々いくよ～

小さいパンケーキ Poffertjes ポッフェルチェに初挑戦
１０個で3ユーロくらいだったかな？
それから出来立て熱々の Stroopwafel ストローワッフル！美味しかった～
お土産に缶入りも購入しましたが、やはり出来立てにはおよびません。

他にもニシンのサンドイッチやカットされたゴーダチーズも食してお腹イッパイ（そりゃそうだろ…）

そろそろゴッホ美術館や国立美術館が並ぶミュージアム広場へ行かなくっちゃ。
腹ごなしの為にもと、歩いていると突然激しい通り雨に降られて、ダッシュ！
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(;￣◇￣)┘

Van Gogh Museum/ ゴッホ美術館

雨に降られて濡れた体を先ずはカプチーノで温めます。

ゴッホ＆ JAPANの特別展示もやっていました。
美術館では毎回同様、娘とは別行動になります。
じゃあ、２時間後にギフトショップでね～

Amsterdam CS/ アムステルダム中央駅

ゴッホ美術館に後ろ髪を引かれながらではありましたが、パリへ帰る列車に遅れる訳にはいきません。

歩行者天国のカルファー通りのお店をひやかしながら中央駅へ戻って来ました。

おおぉ～　FEBO！
コロッケの自動販売機です！

これこれ。
これがやってみたかったのよぉ～

コインを投入して、自分で選んで開けるっと

でもお味は…。

微妙？　…って言うか捨てちゃったし

楽しかったね。アムステルダム。今度はもっと長く来ようね。