2014/12/04 - 2014/12/14
110位(同エリア176件中)
爺一人旅さん
旅行も後半になり、スリンから「シーコラプームとカンペンノーイ遺跡」、シーサケートから「カオプラヴィハーン遺跡」、ウボンラチャターニで「パーテム国立公園」にある先史時代の壁画を見る。イサーン地方には、大きな工業地帯などなく、ごく普通の町が点在しているだけである。本によれば、タイの中でも貧しい地方と言われているが、人々の対応は豊かで温かかった。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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「ブリーラム」に滞在中、バスを使って「スリン」の町と「シーコラプーム遺跡」を周った。バスは、列車よりも格段に利便性が良い。運転席の上には、当たり構わず様々な物が置いて在る。どの施設でも乗り物でも、当時「プミポン国王」の写真は飾ってあり、国民から慕われていることが良くわかった。
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スリンの駅です。バスやソンテウの移動が中心なので、閑散としています。駅前には人力車が並び、広場には象の聖地の看板が出ています。
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駅のすぐ裏手には、市場が連なっていて、中心にマイクロバスやソンテウのターミナルが入っています。何時でも大変混んでいます。
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スリンは、2時間も歩けば一回りできるほどの、小さな町です。ただ、象祭り期間は、各地から人が押し寄せるので大変な賑わいとか。町の一角には大きなラウンドアバウトがあって、その中にランドマークの象の牙が立っていました。
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その隣には、運河と公園があって、大小の象の模型が置いてあります。お祭りでもない今日は、歩いている人もほとんどいないのですが、公園の一角では、運河は日本との友好で作られたと、掲示板の説明を見つけました。運河といっても、細長い池のような物で、単に憩いの場所を作ったとだけのようです。
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町中に戻ると、場違いな真っ赤な寺。あろうことか、その頂上には人の顔。新興宗教なのかと思ってよく見ると、アンコール遺跡を真似て作ったようでした。入り口の「まぐさ石」も、カーラのある定番物でした。この後は、シーコラプームに移動します。
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スリンの駅前からマイクロバスに乗り換えて、シーコラプーム駅まで行く途中、隣に座ったおばさんが、親切にもバイタクに遺跡まで行くよう頼んでくれた。行ってみると、広い公園に良く保存された遺跡である。地元の憩いの場か、数人が木の下でくつろいでいました。
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正面の建物は、入り口に「まぐさ石」、お馴染みのレリーフですが、ここではカーラの上で千手観音の様な人が踊っています。柱には、巫女さん、柱の上には、ナーガの像です。修復されたレプリカですが、盛り沢山です。中に入れますが、何も在りませんでした。
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後ろから見ると、右手の建物が三重塔みたいで、頂上には石の玉が乗っています。仏教なら相輪ですが、ヒンドゥー教では何だろうか。そう考えて見ると、他の建物の頂上が残っていたら、かなり壮観な眺めになっていたのだろうと思えて、ちょっと残念でした。
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敷地に在ったオリジナルっぽい石細工ですが、別の遺跡で見た「蓮の芽」みたいです。これが残っているなら、修復して飾ったら素晴らしいと思うのですが。
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シーコラプーム駅まで戻って、バスが来るまで時間をつぶします。
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売店は有りますが、いかんせん列車が少ないので、人もいません。
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今度は、ピサーイ駅近くまで移動して、そこから「カンペンノーイ遺跡」に行きます。そこは歴史公園ではなく、お寺が遺跡のある場所に建っています。敷地には、いきなり気味の悪い大きな銅鑼、これ以上ない短調の旋律を伴った歌が、絶え間なく流れていて、思いっきりブルーになりそうです。
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いかにも気味の悪い仏像が、遺跡の隣に鎮座しています。タイのお寺は、普通明るく健康的なのですが、イメージが変わってしまいました。
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本命の遺跡は、砂岩の塀に囲まれていて、この入り口から入ります。
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広い中庭に入ると、土台が砂岩で上物はレンガの建物が、幾つも散在しています。芝も刈ってあって、良く手入れがされている場所です。ここに限らず、宗教関係の場所は、良く清潔が保たれていて感心します。
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入り口から建物に入れますが、ただの伽藍洞でした。どれも屋根が崩れています。
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オリジナルでしょうか、珍しく大雑把な彫の上に浸食も進んでいる「まぐさ石」です。辛うじてカーラは見える程度で、踊る人のモチーフは一緒でした。
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何か保管した建物なのか、あちこちの扉はレンガで埋まっています。遺跡の塀は、後ろの方で崩れていましたが、こんな遺跡があちこちに有るのは、羨ましい限りです。
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回廊を歩くと、この時代に迷い込んだ錯覚を覚えます。1時間ほど見てから、バイタクを頼んでバス停に戻りました。
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ブリーラムからスリン経由でシーサケートに到着してみると、日本のベッドタウンの雰囲気が残っていました。めったに来ない列車の為に、遮断機を操作する人の家が建っています。
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早朝カメラを手にして、線路沿いの市場を歩いていると、鳥を焼く煙で先が見えなくなるほど暗くなり、飛んできた油でレンズが汚れてしまいました。朝市の賑わいです。
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今度は、駅に行ってみます。本数が少ないので、閑散としていています。
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ぶらぶらしていた時に、列車が来たので撮りました。駅付近を除けば、人の姿もまばらな小さな町でした。
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翌朝、バスでカンタララックまで出て、そこから車を頼んで「カオプラヴィハーン遺跡」を見に行きます。以前は国境内の遺跡でしたが、カンボジアと国境紛争で負けてしまい、今はカンボジアからでないとたどり着けません。市内のバスターミナルからは、1時間に1本程度でバスが出ています。乗ってみると、「田舎のバスは ○○車~ 」と自然に歌が出る楽しさでした。
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カンタララックから頼んだタクシーは、ここが終点です。運ちゃんは、ここで昼寝をしているから、戻ったら起こせと言って駐車場に行ってしまいました。
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言われた方向に向かって駐車場を抜けたら、すぐ先が断崖絶壁になっている公園です。
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この崖の先が国境線で、一応兵士が銃を持って見張っています。と言っても、タバコを吸ったり、楽しそうに話をしていたりと、緊張感はまるでありません。
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ここから眺める熱帯雨林は、地平線の彼方まで続いていそうで、地球は広い、本当にそう思える光景です。
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中央に見える池は、昔村のあった場所です。カンボジア側からの道は、険しくて時間が掛かってしまうので、じっくりと見学したい人は、この村に一泊したのだそうです。
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さあ、いよいよ遺跡の見える場所に来ました。皆が集まっている、崖の先端に行ってみます。
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タイ側から眺めた、「カオ・プラ・ヴィハーン遺跡」です。望遠で撮って拡大したので認識できますが、裸眼では、展望台に設置してある双眼鏡で辛うじて見える程度です。この数年後に、私は妻と一緒にカンボジア側から(カンボジア名 「プレアヴィヘア」)訪問しました。まさに天空の遺跡です。
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少し右を見ると、長い参道が続いているのがわかります。参道からゆっくりと歩き、本殿を目指すのが目標です。
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同じ公園内に、崖に刻まれた遺跡があるというので、降りてみました。
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結構下まで降りていきます。
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ここが国境なので止められてしまいますが、その左側なので覗けます。
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こんな感じです。元々は、色が付いていたのか、かすかに赤みが残っています。クメールの時代に、崖沿いの小道を行く人の為に彫ったのでしょうか。
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駐車場に戻る途中、原生林をじっくりと眺めました。地平線の彼方まで続く熱低雨林、これを見られただけでも来て正解でした。
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最後の訪問地、ウボンラチャターニに来ました。ここのホテルは、「アウト・サイド・イン」です。ブレントさん(アメリカ人)の経営で、コンパクトながらアットホームな受け入れをしてくれました。アメリカ人が多くて、夜は騒がしいことも多かったのですが、節度ある陽気な人たちでした。
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この町は、東にラオス国境の町「パクセー」を控えて、観光客の移動の多い中規模の都市です。数年後に、ベトナムから陸路ラオス→タイに入った時に、またお世話になりました。タウンマップも充実しています。
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街中をぶらぶらして、タイでは大変珍しい木造のお寺に出会いました。高温多湿の環境下では、直ぐに朽ちてしまうのでしょう、ここにしか在りません。オリジナルは古いのですが、流石に何度も作り変えています。
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裏側ですが、屋根が高く、湿気を抜く造りです。
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博物館に来た時、現地の教師に声をかけられました。何人か知り合いと来たので、博物館の後ご一緒しませんかとのお誘いでしたが、既に見て来た所だったのでお断りしました。色々な出会いが有るものです。
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伽藍とした部屋が在りました。正面には、仏像と現国王の写真。手前には、あたかも拝謁場所のように、奇麗な座布団が置いて在ります。もちろん床はピカピカです。
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部屋を周ってみると、民族資料館的な様相で、特に中国系の家具や装飾品が多い。
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100年前の、高貴な人の銀の剣。刃の側面に、彫刻が施して在ります。
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7-8世紀に造られた、境界線を示した石碑の写真です。彫られた画は、モデルになった塔があったのではないかと思われるほど、緻密なレリーフです。そうすると、探してみたい気持ちになります。
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明日行く予定の、「パーテム国立公園」にある壁画の写真です。期待が高まります。
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ホテルで国立公園までのタクシーを頼んだら、ブレントさんが運ちゃんに見学場所を説明してくれました。1時間ほどに距離でしょうか、「サオ・チャリアン」の駐車場から、一番絵になる奇岩が見えます。
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後ろに踏み入ると、似たような奇岩が何点かあります。岩の大地で浸食が起こると、このような奇岩ができますが、流石偶然の産物、まとまっているのはここだけでした。
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岩に登ると駐車場が見えますが、運ちゃんの他に客もいない灼熱の地です。
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「サオ・チャリアン」から10分ほどで、いよいよ壁画のある公園です。入場料を払ったらまた外に出て、荒れ地の駐車場を歩いて看板の所に行きます。現地の人は、駐車場から勝手に入っているようで、知らない外国人が入場券を買います。
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掲示板の所で遊んでいた子供達が、ここから降りるのだと教えてくれました。見学コースの長さは4㎞、普通に歩けば余裕の距離なので、イザ出陣です。
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木の階段を降りていくと、崖の中腹に遊歩道が出来ていて、そこを歩いて行きます。しかし、日陰を作っている木々が湿気を囲っていて、気温35℃湿度100%無風の部屋に閉じ込められたようで、兎に角暑い!あつい!アツイ! 心配になってきました。
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まだ壁画は出てきませんが、終点までは3,500mあると表示されています。先を歩いていた家族が、Uターンして戻っていきました。正解かもしれません。
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また暫く歩き続けると、遊歩道の上10mほどの崖に、この壁画は有りました。大きな生き物と頭に瓶を載せた人。遊歩道からは見難いので、展望台が作られています。
パンフレットの写真は、画が分かるように加工されていますが、現物は薄くて分かり難い物です。 -
こちらは、人の画です。先史時代のものですが、風雨に晒される場所でよく残ったと思います。
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動物が、群れている様子です。壁画のある場所は、掲示板で簡単な説明が付いています。
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手形? 何故こんなものが、当時の遊びでしょうか。
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意味不明な模様ですが、意図的に描かれています。壁画は幾つの在りますが、案内板を良く見ていかないと、通り過ぎてしまいます。
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飲んだ水は、その場で汗に変わって、シャツから汗が滴っています。岩の間を何度もすり抜けて、ようやく上の大地に戻りました。その途端に、体の熱が一気に冷めていく心地よさがあります。向こうには、メコン川を挟んでラオスが見えます。
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更に岩場の炎天下を20分ほど歩いて、ようやく元の駐車場に戻りました。
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駐車場を出る時に、「さようなら」と書かれた看板が見送ってくれました。明日は、もう帰国です。
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