「チャージ専用」ではなく「現金専用」チャージ機

2020/03/16 - 2020/03/17

　JRの券売機といったら、黒や緑が基調の落ち着いた色調である。ところが、今朝、JR戸塚駅の階上の改札前の券売機でチャージしようと思ったら、何やらピンクのげばけばしい色の見慣れない機械があるではないか。
　「チャージ専用」、”Charge”とあり、スイカを始めとする交通系ICカードのチャージ専用とある。早速、利用してみた。
　これまでのように、スイカなどの交通系ICカードを挿入するのではなく、開いた場所に置くこれまでにはないタイプだ。しかし、何ということか、 JR東日本のビューカードをスイカとして利用しており、チャージはビューカードからの引き落としとしているのに、この新しい機械では「現金」のみのチャージしか選択できない。
　これまでの黒の券売機にある機能のうち、スイカを始めとする交通系ICカードのチャージ機能だけに限定して券売機能を除いたものかと思ったが、そうではなかった。そういえば、スイカカードのチャージに緑の券売機を利用していないのも、黒の券売機にある機能がないばかりに、利用できなかったからだったような…。
　少なくても、先に黒の券売機を設置しておいて、その後に券売機能を省いて「チャージ専用」機にする場合に自社のカードであるビューカードを利用できなくするというやり方はこの半世紀では全くなかったことである。一体、JR東日本は何を考えているのか！呆れてしまった。
（表紙写真は「チャージ専用」ではなく「現金専用」チャージ機）

エリア 戸塚・いずみ野・港南台(神奈川)

「チャージ専用」ではなく「現金専用」チャージ機。

交通系ICカードを置く場所。光学読み取りのようだ。

改札口にある4機の券売機・チャージ機。

横須賀線車両には「最強のSuica」としてVIEW CARDを宣伝する車内吊。しかし、「現金専用」チャージ機がそれを拒んでいる。