2019/11/10 - 2019/11/13
7位(同エリア17件中)
爺一人旅さん
シーポーを出発して、マンダレーに着いた私は、モンユワ行のシェアタクシーを探した。ホテルに頼んだのだが動きが悪く、ようやく「All Star」という会社で予約できた。ちなみに、タクシーなら85,000チャットと言われて腰を抜かしそうになったので、7,500チャットのこれは安い買い物だった。
モンユワは、小さな町だが飲み屋さん兼食堂の看板は多い、仕事が無いのか、若いバイクの兄ちゃん達が、昼間からビールを飲んでいるのをよく見かけた。町の見どころは2つ有るので、最初はポーウィン山に行くことにした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー 徒歩 バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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シーポーを出発した、シェアタクシーの中である。今度の運ちゃんは、妙にテンションが高くて、自分が編集してきた歌謡曲を聴きながら、さびの部分では声を上げて歌うので騒がしい。朝のカントーリーロードには、バイクを積んだバイクが走っていて、何とも凄い。
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道路の両脇には、通行車両に鍋を出すようなしぐさで、寄付を求める人達がいる。運ちゃんは、敬虔な仏教徒で、道沿いにパゴダや寺が出て来ると、必ず両手を合わせて頭を下げる。こちらも、何だか暖かい気持ちになれるのだが、その時はハンドルから両手を離す。怖いではないか! 信号などが無いので、80kmは出しているのだ。
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運ちゃんの良さは、客へのサービスにも有った。山岳道路から下るあたりで車を止めて、写真を撮れと言われたので眺めると、山の向こうに「ゴッテイ橋」が見えた。思わづ飛び降りて、写真を撮った内の1枚である。シーポーからの列車を断念したので、運ちゃんの気持ちが伝わった。最高である!
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途中、マンダレーからの列車に遭遇。客車には、窓を開けて外を眺めている、大勢の白人の姿が見えた。この人たちも、あと少しでゴッテイ橋を通過する。
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マンダレーで1泊して、ようやく探した「All Star」のシェアタクシーでモンユワに向かった。130kmの距離で7,500チャットは、遅いルートバスに乗って、着いたバス停からホテルまでの交渉を考えたら、よほどパフォーマンスが良いと思う。
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途中のドライブインで、鳥の丸焼きを見た。真ん中の肉付きの良いのが、アヒルの子とは同乗者の説明だったが、くちばしの長いのは分からない。売れるまで置いてあるのだろうか、賞味期限も分からない。
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モンユワのホテルから歩いて、幅700mほどの「チンドウィン川」まで来た。ここをフェリーで渡って、そこからバイタクで20kmほど走ると、ポーウィン山に着くはずだ。先ずは、フェリーに乗らなくては。
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川沿いの道に人だかりが有って、そこがフェリーの乗り場だ。現地の人は、左端の小屋で切符を買うが、外国人は下の小屋に連れていかれて、片道5,000チャットの券を買わされる。地元の人は、1,500チャットのようだ。5,000チャット払っている横から、ポーウィン山往復のバイタクを売り込んできたおっさんがいた。価格は、なんと25,000チャット。ネット情報では、向こう岸から13,000チャットだと言ったら、NOと言って引き下がった。
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フェリーは、人が集ればすぐに出ていく。
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向こう岸に着くと、幾つものバイタクが声を掛けてきた。値切って14,000チャットでOKしたが、モンユワ乗り場の25,000チャットはいかに高いかわかる。バイクの後ろにしがみついて、30分ほど走ると集落に到着。縁日なのか大勢の人がいたが、かき分けるように進んで中心の広場で停まると、運ちゃんはここから入れと顎をしゃくる。
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鳥居の様な入口から入るのだが、この上にお寺が有るのかと思った。
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子供を連れたお母さん達が、歓談している脇を通っていくと、行き先を間違えないように「こっち! こっち!」と声を掛けてくれる。
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歩いて行くと、牙の有る達磨さんの像が出て来た。守っているのは、後ろのお釈迦様です。
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鉄格子の中で座っている、金箔を貼ったお釈迦様。
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通路の途中からは、廃墟の様な光景が見え始めた。
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階段の終点には、野生の猿が数匹いた。以前、「ポッパ山」で眼鏡を取られたトラウマで、印象は良くないが、人慣れていて愛想は良かった。
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一心不乱に、飯を食う猿。野生の生活も苦しいのだろう。
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石窟だらけの最初の場所は、四つ足獣が睨みを利かせている入口で、行き先表示も出ていた。
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凸凹の岩山をそのままくり抜いて、仏像を置く部屋を作っている。それこそ、くり抜ける場所は全部くり抜く、そんな心意気が見える場所でした。
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こっちは、真っ直ぐな岩場に、均等にくり抜いて造った部屋がいくつも有る。スリランカの石窟寺を小さくした、そんな雰囲気だった。
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中には、無造作に石仏が並んでいて、僅かながら漆喰に描かれた仏教画も残っていた。保存が、何とかならんものかと思う。
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保存の良い部屋は、参拝客も多いのだろう、管理者のちゃぶ台も有って大切にされている。
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中には、仏像と仏の道が描かれていた。
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こちらは、輝く寝釈迦。金箔を貼っているわけでは無かった。
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釈迦の教えを描いた壁画は、あちこちで見られた。
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次も次も、、次も、小部屋ごとに仏像が置いてある。
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参拝客が金箔を貼っていく仏像で、今でも金色の光を放っている。仏教画も綺麗に残っていて、触れられる距離からじっくり観察できる逸品。
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描かれた当時は、眩いばかりだった朱色が残る、保存の良い壁画です。
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一番上に登って見ると、岩山の全体が望める。歩いては入れるのか、くぼんだ場所にも部屋が造られています。どれくらいの人と年月が掛ったのやら、想像もできません。
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降りていくと、珍しい物が出てきました。階段に沿って、模様の付いた蛇です。カンボジアのクメール遺跡では、兵士が蛇を引っ張っているレリーフが定番ですが、この国では初めて見ました。とてもラッキーです。
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岩場には、珍しいレンガで覆われた堂が有りました。
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綺麗な壁画が残っていました。
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裏手に降りて見つけた動物ですが、何でしょうか? 妙に優し気な顔をしています。
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最初の石窟群を見終わると、運ちゃんは更に上に数百m進んで行く。「Yan Pyay Mann」寺群と言うらしいが、入口の土産物屋の姉さんが、私を見て入場料を取りに来た。
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入口から見下ろすと、石を切り出した道が続いている奇妙な街。
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色付けしたのでしょうが、岩を削って家を作っています。トルコの、カッパドキアみたいです。
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心霊スポットの一角、そんな雰囲気です。
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各家を覗いてみると、仏像が置かれています。
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結構、奥深く掘られている家も有ります。
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石の椅子も有りますが、休む気はしません。一人でいると、魂が吸い取られそうな静寂さです。
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「ワイ! ワイ!」と楽しそうに歩いていた家族が、突然私の方を向いて、来てみろと手を振っています。どうしたのかと、行って見ると、、
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何と、パンツを脱がそうとしている、ギャグの様な人形が有りました。若いお父さんが、下から覗くまねをすると、奥さんたちが「キャー!キャー!」と声を上げます。私も「Good! Good!」とジェスチャーで応えて、仲間に入れてもらいました。子供達も、大騒ぎで楽しんでいました。良い家族とお会い出来て、今日の旅程は終了しました。後は、30分バイクにしがみ付いて、フェリーで戻るだけです。
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