2020/01/25 - 2020/01/25
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まりも母さん
毎年1月になると、今年も来てくれるかな?と待ち遠しくて仕方のない越冬オオワシ。
既に連続24年飛来しているそうで、野生のオオワシとしてはかなりの高齢。
毎年、もう来られないかも・・・と その姿を確認したと聞くまではソワソワです。
2020年は1月20日に飛来が確認されました。
1月から2月中 何度も涸沼へバードウォッチングに通いました。
出かけた数日をまとめて旅行記にします。
表紙画像は以前撮影した涸沼のオオワシです。(2018年撮影)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
1月4日 正月休みのこの日 暇なので、探鳥に来てみました。
まだ、オオワシ飛来の情報はありませんから 冬鳥探しって感じです。
最初に見つけたのは上空を飛ぶたぶんハイタカ。オオタカかもしれないけど・・・。
今年最初に見た鳥(スズメやムクドリなど普段良く見る鳥は除いて)が「鷹」と言うのはいい感じ。 -
その後は涸沼周辺の公園や林で野鳥探し。
しかし、見られたらいいなぁ、と思っていたキクイタダキには会えず、ベニマシコも見つからなかった。
この日、遊んでくれたのはアカゲラ位でございました。
静かな林の中、コンコンコンとドラミングを響かせて、枝の皮を剥がしては虫探しに夢中でした。 -
午後になってから、移動し ズグロチュウヒの見られるポイントに行きました。
しばらく待っていると、飛んできたのはハイイロチュウヒのメス。
枯れた田んぼの上を行ったり来たり。メスが2羽いましたね。
田んぼにいるネズミでも狩っているのでしょう。
ハイイロチュウヒのオスは白と黒の目立つ姿で人気があります。
今冬 他の場所ではオスも見ましたけど、涸沼周辺では見ませんでしたね。 -
しばらくすると、ズグロチュウヒもやってきました。
「ズグロチュウヒ」という種類ではなく、頭が黒いのが目立つチュウヒなので、そう呼ばれる個体です。
チュウヒは、色が個体によってかなり違うそうで、県内 別の場所では頭が白っぽくて、体が茶色っぽい「白頭」タイプも見ました。
やっと来たと思ったのに 飛び回らず、お気に入りの木の上にとまってしまいました。
猛禽類は、どうも、気に入りの休憩場があるらしく、よく同じ木にとまったりするようです。
ここにとまると落ち着いてしまい、なかなか飛ばなくなると聞きます。 -
ズグロチュウヒはこんな姿。
まぁ、これも距離が遠くて全然良く撮れていませんが。(以前撮った写真)
羽の内側と腹の方が白っぽく、その分頭の黒いのが目立ち なかなかかっこいい色のチュウヒです。
人気があるのも判ります。
オオワシより、ハイイロチュウヒより この「ズグロチュウヒ」が好きで撮影に通っているおじ様も居る位です。
やはり お気に入りの場所から動きそうにないので、今日は、この辺で帰る事にします。 -
1月25日です。待ちに待ったオオワシ飛来の情報を得てから 初めての涸沼訪問。
私たちも今年で6年目。毎年オオワシ観察に来ていますので、それなりに観察ポイントも出来ました。
そんな観察ポイントをいくつか廻って、他のバーダーさんに情報ももらい
来たのは 親沢公園。
ここから見える遠くの木の上にオオワシはとまっていました。
この風景画像の真ん中あたり、一番高い木の上にオオワシがとまっています。
教えてもらわないと絶対見つかりそうにないほど小さい。
近くのバーダーさんが教えてくれて、肉眼ではなんとか程度。
日が当たると羽の白い所が見えて、オオワシだと確認できます。
双眼鏡や望遠レンズで見て、「あ~居る居る~」と 今年もその姿を見られた事に感無量。 -
親沢公園にはキャンプ場があり、今日はデイキャンプの家族連れ テント泊準備をしているお兄さんたちが沢山。
バーベキューの家族に近寄り、しきりにおねだりしている猫ちゃんがいました。
大きな顔のオス猫。にゃーにゃー鳴きながら、その辺の人に「なんかくれよ~」とおねだりしまくり。 -
ブルーの目がとっても素敵な・・・でも ちょっとぶちゃいくな なんとも魅力的な猫。
きっと、シャムネコとかとのミックスなんでしょうね。
野良ちゃんなのかしら??岩合さんが好きそうなタイプの猫じゃないかな?
鳥ではないけど、涸沼では結構猫も見かける事があり、猫好きなカメラマンの被写体になっているのも良く見ます。
私は、この猫ちゃんを「黒玉ちゃん」と勝手に命名。 -
なぜ、「黒玉ちゃん」かと言うと・・・プリプリの鈴カステラ(と呼ばれるそう)が黒くて目立つのです~。
のどか湧いたのか、涸沼の水を飲んでいました。
涸沼は 汽水湖だから、微妙にしょっぱいかも。 -
しばらく、親沢公園で遠くのオオワシを眺め、隣にいたご夫婦とおしゃべりや情報交換し
飛び立つのを待ちましたが、一向に動く様子がないので(と、言っても突然飛び出すものですが)
位置を確認し、近くへ行ってみる事にしました。
とまっている木の場所は大体わかるので、車で移動し、あとは徒歩で近づきます。
オオワシを脅かさないように、近づく時は注意します。
うるさくしたり、近づき過ぎると、嫌がって飛んでしまう事も。
それは、鳥へのストレスでもありますし 他の観察者さんにも迷惑です。
車を停めた近くに ジョウビタキのメスが来ました。
シュっとした姿がかわいいジョビ子さん。好きな冬鳥です。 -
林の中の坂道を数百メートル進み、畑の向こう、一番高い木の中にオオワシを見つけました。
他にカメラマンが2人居ましたが、オオワシは枝の向こう側で、距離こそまぁまぁですが、姿が良く見えませんでした。
これでは、仕方ないので、この場所からは移動します。 -
次に来たのは 涸沼湖畔の道路脇。ここには大きな望遠レンズのカメラを構えた人が沢山集まっていました。
顔なじみのおじ様も。
私たちの手持ちのカメラではまだまだ距離が遠くて、小さくしか撮れないものの 親沢公園よりははっきり姿が見えます。 -
とまっている姿をとりあえず撮影します。(証拠写真)皆が大きなレンズで狙っているのは飛び出しの瞬間。
待っている間にカメラの設定を変えたり、撮った写真を確認したり。
ダンナがちょっと貸して、と 私のカメラをいじっているわずかな間に…オオワシがいきなり飛び立ちました!
ひょえ~~~カメラ返して!!と 慌てて撮った時はすでに飛び上がってました~。 -
幸い、オオワシはこちらの方へ飛んできます。
しかし・・・ダンナがカメラの何をいじったのか?
直す時間もなく、とにかく、そのままで飛んでくるオオワシを連射。 -
電線が邪魔だったりしてなかなかオオワシが撮れない。
が、ほぼ頭上に差し掛かったので、飛んでいるオオワシを真上に撮影。
尾羽と肩の白い羽が日に輝く涸沼の王者。(いや、メスかもしれないが) -
あっと言う間にオオワシは木立の向こうへ飛び去ります。
午前中からずっと待って(私たちは2時間半ほど)やっと飛んだと思った瞬間を見逃すなんて~~。
ばかー!!
もう、ここから見える場所にはオオワシはいないので、移動です。
仕方ない、別のポイントにでも行くか・・・。 -
まぁオオワシ見られただけで、幸せ。と 移動すると、
周りのズグロ狙いのバーダーさんが「あそこにとまったよ」と教えてくれます。
あれまー またすぐにとまっちゃったんだ。
オオワシもかなりの高齢。無駄に上空をぐるぐる飛び回るのも疲れるのかしら?
教えてもらった場所はすぐ近くだったので、また車を移動させ、見やすい所へ移ります。
やっぱり木のてっぺんにとまっています。 -
近くのカメラマンと更に見やすい場所へ徒歩移動。
今度はズームレンズでならかなり良く撮れる位置まで来られました。
りっぱな姿。日本で見られる最大の鳥
ロシアの極東で繁殖し 一部が北海道東部に越冬にやってきます。
本州に越冬にやって来るオオワシもわずかに居て、毎年同じ個体が同じ地域に飛来し 有名になったものも居ます。
琵琶湖のおばあちゃん。諏訪湖のグルちゃんなど 名前をもらって、愛される個体も。
涸沼のこのオオワシは名前こそありませんが、連続24年と 琵琶湖のオオワシより長く飛来しています。
グルちゃんは2018年の冬を最後に姿を見せなくなったそう。
涸沼のオオワシも 今年が最後かも・・・と毎年思ってしまうのです。 -
しばらく観察していると、飛び出しました!今度はあまりゆっくりしていませんでしたね。
が、またしても飛び出す瞬間を見損なった~~~~。
何年もオオワシを見に来ても、近い距離で飛び出すのが見られたのは数回だけです。
毎日来ている常連さんなら、何度も見ているでしょうが、
今日は2回もチャンスがあったのにー! -
もちろん、飛んだのに気付いてすぐにカメラで追いますが、そう簡単には撮れません。
後で撮った連続写真を見るとオオワシの居ないコマも。木の向こう側を通過している時です。
それだけ、あっと言う間の出来事・・・。
常連のおじ様たちは、オオワシが涸沼に飛び込んで魚を狩る図や、獲物をつかんで飛び上がる図など、
素晴らしい瞬間の写真を撮ったものを見せてくれる事があります。
私たちにはそんな写真は無理なので、せめて、飛び出しの瞬間位は撮りたかった・・・。
時間も午後3時に近いので、今日はこれでオオワシ探しは終了としました。 -
2月9日 再び涸沼へ。今日もスタートは親沢公園。
今日も湖畔はキャンプのテントが並び、その間にでっかい望遠レンズを三脚につけたおじさんたちが散らばるという妙な図。
こんな真冬によくキャンプするなぁ、と 寒がりな私は思っちゃいますが、中で火が炊ける形状になったテントにストーブまで持ち込んで、
周りにはおしゃれなチェアやランタンをセットし
薪で煮炊きができるコンロで凝った料理を作るグループやソロの男性キャンパーが多いみたいですね。
そんなオサレキャンプが流行りなんですね。 -
今日の親沢公園は、いつものように涸沼にレンズを向けている人ばかりではなく、ヤドリギに向いて立ってる人も多数。
そんな人たちの目当ては、レンジャクです。
ヤドリギの実が好物で、ヤドリギのある木で目撃される事の多い鳥です。
私たちも、オオワシ&レンジャクが今日の目当て。年に1回くらいしか見られないレンジャクに会いたいです。
数人の人と、ヤドリギのある木の見える場所で待っていると 30分ほどで数羽が飛んできました。
羽に赤い部分のあるヒレンジャクです。 -
まだ、実が沢山ついているヤドリギの中に入り、実をついばんでいました。
近くのバーダーさんに聞くと、少し前にも8羽ほどが来たのだそう。
ぐるっと廻って、戻って来たのか 姿が見られてうれしいです。
ヤドリギに実があるうちは毎日来るのかと思ったら、常連さんが言うには、1週間ぶりだそう。 -
群れはさほど大きくはなく、10羽弱のものでした。
全部ヒレンジャクでした。
尾の先の赤い部分が黄色のキレンジャクも居るけど、私はまだ、見たことがありません。
黒いラインが目のあたりにあり、冠羽は立っています。
ちょっと~ヤンキーっぽい?茨城にぴったりでは??
見たいと思っていた鳥。会えてラッキーでした。 -
順光の位置で、見上げるようになります。
繁殖期の他は群れで居ることが多いそうで、大体数羽は同時に見られます。
この日は20分置き位に三度来てくれました。
最後に来たのがお昼頃。その後はぱったり来なくなりました。
後から来た人たちは、残念でした。 -
ヒレンジャクが居ない時も ヤドリギのあたりにはシメの群れが。
こちらは、良く見る事のある冬鳥です。
大体、地面の草の中でなにかをついばんでいます。たまにヤドリギのある木の枝にとまるので、
「なんだシメか」と言うつぶやきがあちこちから聞こえます。 -
で、肝心のオオワシですが・・・今日は、たか~い所を飛んでいるのがたまに見える位で、とまっている場所は誰も確認できていないもよう。
新聞に掲載されたオオワシ飛来の記事を見て、特に網掛公園には沢山の人が来ていました。
でも、こんな遠くを飛んでいるだけじゃ~ね~。 -
2月11日 今日は、吉祥寺在住の友人も来てくれました。
お母さまの体調問題で、なかなか出かけられず やっと来られたので、ぜひオオワシを見てもらいたい、できればヒレンジャクも と思ったのですが・・・。
天気は良く、わりと暖か。親沢公園で鳥たちを待ちます。 -
ミサゴが上空を何度も旋回して 姿を見せてくれます。
水鳥もぼちぼち居ますが~肝心のオオワシ、それにヒレンジャクが全く姿を見せません・・・。 -
お昼はピクニック気分でのんびり食べました。しかし ここに居てもヒレンジャクも来そうに無く。
涸沼自然公園に移動しました。
結局、自然公園でも見られたのはカケス、ジョウビタキ、アオジ位なもんで 今日は残念な結果に。
バードウォッチングは野生生物相手ですから、見られる保証はなく、こういう事もある訳です。
友人夫妻はオオワシを見ずに時間切れ。
それでも、久々の探鳥で、水鳥色々見られたし
オオワシが来てくれたのがうれしいと。 -
2月28日 今日は、午後から天気が良くなるとの予報だったので、
オオワシと再びヒレンジャクに会える事を期待してやってきました。
涸沼に近づいたころ、上空を飛ぶ白鳥の群れが見えました。
今年は暖かいので、もう帰っちゃうかもしれない。
遠くへ飛んで行くのを見ていると・・・ぐるっと廻って戻って来ました!
V字の編隊で飛んでいます。「雁行」というやつです。 -
見ている私たちの方へ近づいて来ました。
長い首をまっすぐ伸ばし、美しい姿。黒いあんよがかわいいです。
コウコウ、と鳴きながら飛んでいるのですよ。
つがいは生涯同じ相手。
家族の絆が強い鳥なので、きっと家族の白鳥なのでしょう。 -
その後、親沢公園に行ってみると ヤドリギの実はすっかり食べ尽くされていました。
そうなると、もうヒレンジャクは来ないでしょう。
オオワシもこの日はすでに一度 魚を取っていて、今は、どこかの木で休んでいるだろうと。
そこで、いこいの沼涸沼のインフォメーションプラザに来てみました。
平成28年(2016)前年に涸沼がラムサール条約登録地となった事もあり開設された
涸沼界隈の自然や名所を紹介する施設です。(無料・トイレあり)
この建物、上空から見るとシジミの形をしているとか。シジミ 涸沼の名産品です。 -
中には、涸沼の自然を撮影した写真展示 野鳥の剥製それに茨城中央工業団地の紹介もありました。
何度か来たことはあったのですが、旅行記には未記載だったので、紹介するためにも、と 来てみたのです。
そうそう、親沢公園や網掛公園は夕日の景色が美しい場所です。
涸沼の向こうに筑波山も見えます。その筑波山の上に日が沈むのが見られる、ダイヤモンド筑波山は毎年3月3日と10月10日あたりなのだそうです。
あと数日後です。天気が良ければ、素晴らしい夕焼けが見られるのでしょう。
ただし、涸沼からの筑波山は方角的に双耳峰の山容には見えません。 -
いこいの沼涸沼 近くでは、オシドリが見られる、と聞いていました。
行ってみると、プカプカ浮かんでいましたね。
一羽だけなのです。
昨年も一羽だけ来ていたと聞くので、ボッチなオシドリのオスです。
ここではお相手は見つからないと思うのですが。たまに、そういう個体がいますね。
本鳥(?)は 自分カルガモだと思ってカルガモに混ざっているのか??
せっかく美しい繁殖羽になっているのに メスがいないんじゃ~ねぇ。 -
最後に、これは涸沼からは離れてしまった場所でしたが、
この後、茨城県内で念願のキレンジャクも見る事ができました。
ヒレンジャクとキレンジャク 混ぜて90羽以上の大群でした。
これは、何をしているのか??ヒレンジャクとキレンジャクのチュ~写真。
探鳥を始めた年に初めて見たオオワシ。
その迫力と力強く美しい姿ですっかり野鳥好きになりました。
季節の野鳥を探しつつ野や山を歩き、屋外で過ごす楽しさも知りました。
もうすぐ北へ帰ってしまうオオワシに また来年 会える事を願います。
オオワシよ 今年も本当にありがとう。
たくさんの人に楽しみを与えてくれる、君は本当に涸沼の王者だよ。
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