積善館本館に泊まる、四万温泉一人旅

2020/03/03 - 2020/03/04

一人でもリーズナブルに泊まれる積善館本館の一番館。人気らしくいつも予約が取れなかったのだけれど、空きを見つけてすばやく予約！　
四万ブルーも見れて、初めての四万温泉を楽しんできました。
でも改修工事なのかコロナウィルスの影響なのか、積善館の日帰り入浴は3/17まで中止だそうです。日帰り入浴目当ての方はご注意を。
　

エリア 四万温泉(群馬)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

四万温泉へのバスは東京駅八重洲通りから出発。出発前に、東京駅八重洲地下街の「神戸屋」でブランチ。3種のトーストモーニング、550円。

バスは予定より少し早めの14:00くらいに到着。すぐに積善館本館にチェックイン。
コロナウィルス対策のため、宿泊客は発熱などの症状がないという書面にサインをして、自己申告することになっていた。

四万温泉 積善館 宿・ホテル

3/17まで日帰り入浴が中止というお知らせ。ここの大正ロマンな「元禄の湯」は国の登録有形文化財で人気があるので、残念そうに帰っていく観光客もいた。改修工事とのことだけど、工事は入口だけで、宿泊客は普通に入れたので、コロナウィルスの影響もあるのかな。

一番館のシングル。バストイレは共同だけど、部屋にはお茶セットや空気清浄機、ドライヤーもあって不便はなかった。2食付きで平日一人泊8,800円とリーズナブル。今回は楽天トラベルの600円引きクーポンも使えてラッキーだった。

刺繍の名入りタオルがついたプラン。通常のタオルも部屋に備えてある。

本館は自分で布団の上げ下ろしをする湯治タイプと聞いていたので、お茶請けはないかなと思っていたんだけど、2種類もあった。嬉しい。

明日は天気が良くないらしいので、今日のうちに奥四万湖を見に行く。
積善館前のレトロな落合通りを抜ける。

ゆずりは飲泉所・足湯。少し飲んでみたけど、無味無臭で飲みやすい。

ゆずりは飲泉所 名所・史跡

川沿いを歩いて行く。水が青くて綺麗。これは四万ブルーが見れるかもと期待。

四万川ダムに到着。ここから湖を見渡せるダムの上までは、登り坂を15分くらい歩く。

奥四万湖に到着。見事な四万ブルー！　綺麗！

奥四万湖 自然・景勝地

反対側の四万温泉方面の眺め。

帰りは奥四万トンネルを抜けて、日向見薬師堂に寄る。茅葺屋根のお堂で、国の重要文化財。慶長3年(1598)に、真田信幸の武運長久を祈願して建てられた。

日向見薬師堂 寺・神社・教会

薬師堂の後ろにある、お籠堂（おこもりどう）。湯治客が病気を治すために、ここに籠ってお経を読んだりした。

すぐ隣に共同浴場の御夢想の湯と、日向見薬師の足湯。共同浴場の利用時間は、観光客は9:00から15:00まで。15:00過ぎていたので、入らずに宿に戻る。

日向見薬師堂の参道。「国宝」の文字がある。

でもよく見ると「旧」の字が足されている。日向見薬師堂は明治時代に国宝になったんだけど、昭和25年(1950)の法律改正で重要文化財になったんだとか。消さずに「旧」の字を足すあたり、ちょっと地元のプライドを感じる。

行きには気づかず通り過ぎていた小泉の滝。小さなあずまやがあって、道路沿いから眺められる。
奥四万湖まで、往復1時間半くらいのウォーキングだった。

積善館のお風呂は4種類。今回入ったのは2種類。
●元禄の湯：登録有形文化財。造りが古いので脱衣所はなく、風呂場の一部を脱衣所として使っている。洗い場も一つしかない。基本的にかけ湯して湯舟につかるだけ。一人用の小さな蒸し風呂もある。
●杜の湯：洗い場も広く、内湯と大きな露天風呂がある。外が寒いせいか露天はぬるめで長湯できて良かった。
私が泊まった一番館は元禄の湯が一番近いし、気に入ったのでここに何度も入った。

夕食は大広間で。お弁当形式のヘルシーな食事。ごはんと味噌汁はおかわり自由。

夕飯の後、外に出て明かりのついた積善館を眺める。

元禄の湯の前にある飲泉所。少し塩気があるかな？という程度で飲みやすい。

朝食もヘルシー。お粥かご飯か選べる。美味しかった。
朝はのんびりして、10時くらいにチェックアウト。

帰りのバスは13:45発なので、温泉街をぶらつく。共同浴場「河原の湯」を覗いたら誰もいなかったので、お風呂をいただいた。狭いので一度に入れるのは二人くらいかな。熱めだけど、入れないほど熱いというわけじゃなく、気持ち良かった。

河原の湯 温泉

商店の並ぶ通り。

まるたか商店という看板が出ている建物。小さな資料館になっていて、自由に見ることができる。

ちょうど雛飾りがあって華やか。

塩之湯飲泉所。ほんの少し塩気を感じるお湯。

塩之湯飲泉所 名所・史跡

山口地区に向かって川沿いを下る。この辺は水が青くてすごく綺麗。

山口地区。旅館が並んでいるけど静か。

レトロな山口バス停。

共同浴場の上之湯。ここも誰もいなかったので入った。小さな湯舟が二つあり、河原の湯よりは若干広い。ここも熱めだけど、お湯が良くて気持ち良かった。

廃校になったレトロな第三小学校。

第三小学校の裏の通りを行く。

杉林の林道に入る。

百庚申。庚申塔は古い街道沿いでよく見かける。この道は、馬車道が開通する以前は山口地区から新湯や日向見へ行く街道だったそうだ。

落合通りに戻ってきた。「中島屋」でランチ。

中島屋 グルメ・レストラン

花豆がサービスでついてきた。

山菜せいろ930円。おそばはシコシコで美味しかった。

楓月堂でお土産に温泉饅頭を買った。6個入り500円。
このあとバス停目の前の四万グランドホテルで、バスの時間まで立ち寄り湯しようと思ったけど休業だった。この日は四万たむらも休業。コロナウィルスの影響かなあ。早く落ち着いてほしい。
結局もう一度上之湯に入りに行った。

楓月堂 グルメ・レストラン

バスの時間まで、高田屋菓子舗の奥の休憩所で時間をつぶした。
バスは順調に走り、予定より少し早く東京駅に着いた。