2019/11/07 - 2019/11/09
276位(同エリア480件中)
爺一人旅さん
シ―ポーに出発する朝は雨模様、シェアタクシーは予定前に来て待っていてくれた。シーポーまで70km余りの道のりだが、助手席は12,000チャットだ。定期便なので、価格は距離には関係なく(マンダレーからラシオまで300km 17,000チャットだった)決まる様だ。途中で拾える乗客は無いから、仕方がないのだろう。雨でナーバスになっていたが、山を下っていく車窓から眺める、目まぐるしく変わる天気が写す山村の景色は、都会の鬱陶しさとは全く違う新鮮なものだった。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自転車 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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雨と霧の朝、ホテルを出てシーポーに向かう道は、荷物を満載した車が急ぎ足で追い越していきます。私は助手席、見晴らしがよくて爽快だ。
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暫く山道を下っていくと、雨は上がって青空が見え始め、道の様子が良くわかるようになってきました。
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時折通り過ぎる村々では、既に朝の仕事が始まっています。こちらで目を引くのは、中国から払い下げにあった旧軍トラックだったり、手造りの面白運搬機などで、新鮮で興味が尽きない!
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お父さんとお母さんが、子供を乗せて学校に向かう毎朝の風景。点々と家屋が散在する地域では、歩いて通える場所に学校は無いのだろう。
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タクシーが止まって、2人の女性が降りていった先は、小学校でした。2人が門に入っていくと、中で遊んでいた子供たちが集まってきました。前方からも、子供が歩いて来ます。運ちゃん曰く、先生は毎日乗せて来るが、お金は貰わない。理由は、「先生だから」でした。定期便も、様々に利用されているのですね。
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また霧が深くなってきたましたが、荷台に乗った子供達はどこ吹く風。写真が伝えるほど、寒くない様です。
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大分交通量も増えて、そろそろシーポーに着く頃です。
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今日のホテル「Lily The Home」は、川のそばに建っています。ホテルには、町のランドマークを載せた簡単な地図が有りました。範囲が広いので、本格的には自転車を借りて周りますが、先ずは歩ける範囲で一回りです。
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ホテルから出て、東の「Myaitinge川」に向かいます。川沿いには、市場が有ります。
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川には、直ぐ着きました。雨期でもないのに、水量は多くゆっくりした流れを見せます。川に沿って、数10mの範囲に市場が出来ていて、この時間帯は終わりかけていました。逆の方向に歩きます。
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向こう岸では、砂利を取っています。
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メイン通りに向かって進むと、脇には長屋風の建物、中に多くの商店が入っています。日用雑貨中心で、買い物客で混んでいます。
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その反対には、綺麗な商店が続きます。品物も、豊富にあります。
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ロンジーの専門店? 鮮やかな色彩の織物を並べていますが、普段見るロンジーは、もっと地味で汚れても良い普段着です。きっと特別の日用ですね。
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通りに突き当たる所から、多くの学生が列をなしているのが見えました。何でしょうか?
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通りでは、カラフルな山車を乗せた車が、緑のロンジー姿の学生と一緒に進んできます。そういえば、昨年の同時期に滞在していた「パアン」でも、同じお祭りを観ました。この時は、山車にお札が張り付けてありました。
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山車では傘も上手く利用、色々と工夫がして有ります。強い日差しに、原色は冴えます。
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グループで何の踊りかと眺めていたら、一踊りごとに2名がペアで、菅笠をかぶった人に挨拶に行きます。尊敬とか表すのでしょうか、動きは日本の「かごめかごめ」みたいでした。
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マンダレーとラシオを繋ぐ幹線道に出ると、荷台の若者が先端が十字の棒で、山車が電線に引っかからないようにと、持ち上げていました。はて、大型トラックは大丈夫かと思ったりします。
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今度は自転車を借りたので、地図で一番遠いリトルバガンから周ります。シーポーは、お祭りの有った場所を離れると、人家が散らばっている集落です。周りは山ばかりなので、白人は好きなトレッキングに行ってしまうのか、街中ではほとんど見かけません。
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ホテルから北に1kmほど北上して、ネットで見つけたピザ屋「Mr. Pizza」に寄りました。店の壁に、記念写真が沢山貼ってありました。入口には、石窯がでんと置いてありましたが、私のは奥で作っていました。出て来るのに40分は待ったが、パン生地は30cm以上も有ってチーズも十分な量。食べ切れないかと思ったが、美味しいので完食。これで、6,500チャットはありえないパフォーマンスでした。
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お腹がふくれたので、力を入れて漕ぎます。貰った地図が大雑把だったので、たびたび尋ねながら「リトル・バガン」に着きました。バガンは、広大な土地に残っている世界遺産ですが、ここは小さな範囲で数えるほどのパゴダしかなく、イメージは「リトル・リトル・バガン」です。
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崩れた物、風化したもの様々です。
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祠の元締め位の大きさが2つ、小さいのが数塔在りました。敷地内の管理棟は、人の気配が無くて、宮司の居ない神社です。
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反対側に有ったお寺です。眺めていたら、プライベート客をガイドしていた女性が、有名な寺だから見ていけと、丁寧に簡単な説明までしてくれました。
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敷地には、ワン子が寝そべっているだけで、人の気配は有りません。
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「すみませ~ん」と言いながら、教えられた入り口を入ります。
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中に説明パネルが有りました。正式名称は「マハナンダ―・カンサ・僧院」で、この写真が「バンブー・ブッダ」ですが、竹で出来ているわけでは無いです。僧院は、1848年に建てられたと書いてあります。それでは、何が竹だったのでしょうか? 今一つ分かりません。
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中は広い板の間ですが、釘を使用しない造りになっていますと、書いてありました。奥の方で、かすかに人の声がします。
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頭に何も被っていないお釈迦は多いのですが、こちらは立派な冠を付けています。時代によって、質素だったり豪華だったりと忙しいですね。
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裏手に周ると、幾つかパゴダが在りました。朽ち果てたようになっています。
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白いのは、漆喰が残っている為です。当時は、白く威厳の有った塔です。入り口の脇には、狂暴な動物が睨んでいます。
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ヒンズー教では、ガーラの雰囲気に似ていますが、仏教では邪気払いの顔なのか?パゴダに刻まれたのは、珍しいと思います。
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顔は人間、体は四つ足動物の像。他では記憶に無い像ですが、睨みを利かせるには優しすぎます。
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風化した塔が、原っぱにもポツンと在りました。建物の頭からは、決まって木が生えています。左の自転車は、私がホテルで借りた物です。日本の中古で、所有者の名前と住所が貼ってありました。
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休憩に寄った、ミセス ポップコーンガーデン。リトル・バガンから数百m下った所にある、野外喫茶です。低木の間に点在している椅子に座って、飲み物や軽食を注文できます。大声でラテを注文、女将さんが持ってきてくれました。
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一息したら、今度は「Hsipaw」駅に向かいます。途中「シャン藩士の館」に寄ってみましたが、時間が過ぎているのに閉館したままでした。残念な事に、この館は滞在中全日閉館でした。
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駅で列車を撮ろうと構えていましたが、定刻から1時間も過ぎているのに現れません。現地の人に混じって、10人程の白人が待っていました。「ゴッテイ橋」を列車で渡るのが目的で、とても人気の有る駅なのです。
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列車は、1日往復1本です。駅は、出入り自由で、線路の上でも平気で駐車します。
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果物が沢山置いてありますしたが、誰が売るのか買うのか?
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Hsipawの看板ですが、その向こうはゴミの山です。至る所にゴミは有りますが、誰も頓着しないのが不思議です。列車の写真を撮りたかったのですが、待っても来ないので先へ進みます。
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道路を幹線に向かって走っていくと、学校で子供たちが遊んでいます。大半はロンジ―ですが、それでも過激な動きもこなしています、というのがすごいです。
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町から数kmの東、山寺に向かって走っていきます。これは途中の道で、女の子が道行く車に寄付を頼んでいます。自転車の私は無視されました。
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幹線沿いの脇道を入って、自転車を押しながら坂を上っていきます。
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ここは僧院らしく、少女僧見習いが遊んでいました。ちょっと写真を撮らせてと、中に入っていくと、離れていく子と近寄ってくる子に分かれます。皆小学生くらいで、興味深そうに私を見ています。
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何頭か犬が飼われていて、ワンワンよりガオガオとうるさい。女の子が何か言うと離れていくのですが、また直ぐに寄ってきて噛もうとする。こいつ、殴ってやろうかと思ったが、少し離れて吠えてくるので退散。よく見ると、入り口の敷居線からは出てこない、案外常識をわきまえています。
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上に進むと、今度は少年の僧院。楽しく遊んでいました。
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何が悲しくて、地球儀の上で地球を眺めているのか、お釈迦様! この国には、不思議なお釈迦様がいっぱいです。シーポーは、交通量がが少なくて、自転車の移動が楽でした。町の中なら、半日も掛からずに周れます。トレッキングでもやらないと、何日も留まる理由は見つかりませんが、良い空気、普通の食べ物、静かな田舎でした。次は、モンユワに移動します。
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この旅行記へのコメント (3)
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- sanhaoさん 2022/12/27 05:34:32
- 来年行きたいと思っています。
- ミャンマーの旅行記興味深く楽しませて頂きました。
私も来年には行きたいと思っています。仕事で知り合った友人がいますので会いに行きます。多分、行くのはヤンゴンだけですが田舎も素朴でいいですね。
- 爺一人旅さん からの返信 2022/12/27 07:06:03
- Re: 来年行きたいと思っています。
- 私も、次回はタイのタチレクから入国して、タウンジー ロイコーを計画しています。 今は軍による閉鎖で入れませんが、何処を周っても笑顔を絶やさない、優しい人たちばかりでしたので、早く解除されるのを祈るばかりです。
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- sanhaoさん 2022/12/27 05:34:31
- 来年行きたいと思っています。
- ミャンマーの旅行記興味深く楽しませて頂きました。
私も来年には行きたいと思っています。仕事で知り合った友人がいますので会いに行きます。多分、行くのはヤンゴンだけですが田舎も素朴でいいですね。
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