2020/03/01 - 2020/03/01
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ミノトトさん
初めての投稿となります。よろしくお願いいたします。サイクリングと登山(どちらも緩め)が好きな還暦ちらつくノンべなおっさんです。また18きっぱーでもあります。今回はサイクリングですが、歩き旅、呑み旅もアップしたいと思っております。
私の緩めサイクリングの相棒はミニベロ(小径車)のtern(メーカー)のcrest(車種名)です。私はtern号と呼んでいます。そのtern号と南房総の日帰りサイクリングをしましたので投稿いたします。
概要
都内自宅最寄り駅→地下鉄・JRで輪行→那古船形駅→南房総サイクリング(主に館山若潮マラソンのコースを)→館山城→館山駅→輪行にて帰宅
※サイクリングはもちろん道路法規順守です。また安全のため走行中の撮影はしません。よって写真が飛び飛びになってしまいますがどうかご了承ください。GOPROが欲しいです。 ^^;
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今日は春の青春18きっぷの使用解禁日。都内の最寄り駅から地下鉄と総武線を乗り継ぎ千葉駅にやってきました。ここから6:09発の内房線館山行に乗車します。
千葉駅 駅
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「輪行」という言葉を初めて聞く方も多いと思いますが、こんな袋(輪行袋)につめて自転車を運ぶことを言います。もともとは競輪選手が愛車を運搬する手段であったそうです。なので私の若かりし頃にはこうやって運んでいると酒で赤ら顔のおじさん(記憶の中のイメージ)に「兄ちゃん、競輪選手か?どこで走るん?だれが勝つ?」とよく聞かれたものです。
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最近はそんなこともなくなりました。だいぶ一般的になってきたからでしょうか。この館山行にも(こんなに空いているのに)いくつかの輪行袋を見かけました。一方で輪行にはルールやマナーがありますが、残念ながら守っていない人も散見され、このままだと鉄道から締め出されてしまうのではないかと心配しています。
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などと思いつつ車窓を眺めていると進行方向右手に内房の海が見えてきました。うん、気分が上がってきますね。
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電車に揺られることおよそ1時間50分で那古船形駅に到着です。
那古船形駅 駅
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輪行についてもう少し。中で自転車がどうなっているのかといいますと、ハンドル側を上にしてフレームを立て、その左右からホイールを挟み込んで収納しています。一見バランス悪そうですが、ストラップ(紐)でホイールを固定してあげるとちゃんと自立します。
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輪行袋から取り出し、ハンドルとサドルを下にしてホイールを取り付けます。作業はこれだけ。ホイールの中心(ハブ)にはレバーが付いていて、これを回してひねるだけでフレームに固定できるので工具が必要ありません。
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ゆっくりやっても15分で完了します。tern号のフレームに付いている黒い筒状のものが輪行袋です。白いほうにはパンクした時につかう予備のチューブ(まるごと交換してしまいます)と、チューブを膨らませる炭酸ガスボンベが入っています。このタイヤはかなり厚いので滅多にパンクするものではありませんが、念のためにいつも携行しています。
ちなみに輪行袋を入れているのは飲料用ボトルを入れるところですが、のどが乾いたらお茶しよう!というユルいサイクリング(^^♪ -
説明が長くなりましたが那古船形を出発です。今回の失敗はデジカメを忘れたことです。自転車の場合、止まったとしても乗車姿勢のままスマホのカメラを使うのは危険。なのでそのたびに降りて、スマホのロック外して→カメラアプリ立ち上げ→両手で構えて・・・面倒くさい。コンデジなら電源オンとシャッターだけなので片手でサクッと出来ます。なのでどうしても画像が飛び飛びに。
また長い説明になってしまいました。
駅からスタートして最初に訪れたのは大福寺「崖観音」です。
http://www.gakekannon.jp/大福寺(崖観音) 寺・神社・教会
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以前、別のサイクリングで近くを通った時から気になっていた場所です(その後、徳光さんのバス旅で崖観音と知りました)。下から見上げると地層がむき出しの崖に赤いお堂が埋め込まれていてなんとも不思議な場所です。
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こちらが由来と縁起
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実際にはそれほど高さがあるわけではないので、お年寄りでも登ることが出来るはずです。
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低い段差の階段は登りやすいです。
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これが最後の階段です。短いけれどちょっと難所かな。
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登ってみればこの景色。船形地区の街と海を一望できます。とても気持ち良いのですが・・・昨年の台風の傷跡、ブルーシートが痛々しい( ;∀;)
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さてお堂のなかですが、それほど広くはありません。
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南房総の動植物を描いた天井絵が美しかった。ゆっくり見ても30分あれば十分かと思いますので一見の価値ありです。
ちなみに拝観は無料ですので、行かれる方はぜひおさい銭を奮発して下され。 -
崖観音を後にして本格的にサイクリング開始です。まず県道302号を行き、途中から内房なぎさラインに入って海岸線を南下します。道幅が広く、とても走りやすい道。崖観音からしばらく走りと路上にこんなものが貼ってあります。
内房なぎさライン (国道127号) 名所・史跡
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これは人気のマラソン大会「館山若潮マラソン(https://www.tateyama-wakasio.jp/)」のスタート地点を示すものです。私、昔はマラソンも走っていまして、この大会の記録が自己ベスト(といっても大迫くんや設楽くん達の倍近くかかってますが・・・)。
今日は懐かしのコースを自転車でなぞってみようというプランです。 -
天気よし!気温よし!風おだやか!絶好のサイクリング日和です。
私はロードバイクも持っていまして、走行性能からすればロードのほうがはるかに上です。このtern号もほんの少し手を加えて走行性はアップしていますが、それでもロードバイクには敵いません。
ですが、今日の距離(おそらく50キロくらい)ならばミニベロで十分だし、ミニベロのほうが楽しいのです。見物海岸 自然・景勝地
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スピート命のロードバイクとは違います。
こうやって気になる場所を見つけてはUターンして戻り写真をパチリ。こんなこと、ロードじゃしません。 -
空が素敵だなぁ、と思えば止まってtern号とパチリ。こんなことも(少なくとも私は)ロードバイクで走っているときはやりません。実際、この日もロードバイクがたくさん走っていましたが、皆さん一生懸命にびゅーーーーんと。
もちろんそれはそれで良いのです。同じサイクリングといえど、目的が違いますからね。 -
ゆっくりといいつつもナイスな追い風にアシストされて快調に走ってくれるtern号。すると洲崎の手前でまたもや気になるスポットを発見。「矢尻の井戸」???
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これが矢尻の井戸のようです。覗いてみましたが水は見えず(というか、ちょっと怖くてよく見られなかった)、帰宅してから調べてみました。
1180(治承4)年、伊豆で以仁王(もちひとおう=後白河天皇の第三皇子)の令旨を奉じて平家打倒の兵を挙げた源頼朝でしたが、相州石橋山の合戦(神奈川県小田原市)で大敗。箱根山から真鶴半島へ逃れ、船を仕立てて真鶴岬の岩の浦(当時は真名鶴岬)から安房へと落ちのびる。安房での上陸地とされるのが館山市、洲崎にある矢尻の井戸。
東京湾観光局
https://tokyo-bay.biz/pref-chiba/city-tateyama/ch0288/ -
水に困った頼朝が矢尻でドンとついたら水が滾々と湧いてきたそうで。
ありがちな逸話ですが、それより真鶴から渡ってきたって・・・。何キロあるんでしょう。
このようなスポットに「引っかかれる」のも緩い自転車旅だから。車じゃ止まらないよね。 -
井戸のほんの少し先には一応の観光スポット洲崎があり、こちらはそれになりに車が止まって観光客がいました。
洲崎 自然・景勝地
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青い空、白い雲と灯台。
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トンビがくるりと輪を画いてました。
ここでしばらくボーっとしていたくなりましたが、そろそろ12時も近くなり、腹も減ってきたので再出発です。 -
ですが引っかかりスポットが先に進ませてくれません。
通りざまに立派な鳥居が見えたのでまたもやUターンすることのに。洲崎神社 寺・神社・教会
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しかしその鳥居をくぐると・・・え?
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ええ?
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えーーー!^^;
ホームページによると本殿は標高110mで、石段は147だそうです。私、高いところが苦手という山登りする資格なしオトコ。体力よりそっちの怖さで手すりにしがみつくように階段を上りました。 -
本殿です。海を望むだけにやはり海運の神様の様ですが、ここまで神殿を立派にしたのは流れてきた源義朝だとか。以後歴史を重ねたたいへん由緒ある神社だったのです。引っかかりスポットとか言って申し訳ございません。
洲崎神社 http://www.sunosaki.info/ -
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そして下山(?)。高いところが苦手に加え、自転車用ビンディングシューズを履いているので石段では滑りやすく、登ってくるお年寄りに笑われてしまうほどそろーりと下ります。
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平地って素晴らしい^^;と思いつつ、ご飯を求めて走ります。
房総フラワーライン 自然・景勝地
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フラワーラインで有名なのは菜の花。とてもきれいですが、実は7割くらいは散ってました。なので、それっぽく見えるところでそれっぽく見えるように撮影しました。
撮影していたらロードバイクさんがぴゆーーーっと。速いです。 -
さらに進むとテラスでご飯を頂けそうなお店を発見。「アロハガーデンたてやま」という施設敷地のとなりにあったお店です(名前忘れました)
アロハガーデンたてやま 公園・植物園
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青空に風車が映えます。
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カレーとかハンバーガーとかもあったのですが、館山にもどってからお寿司をつまもうと思っているので軽めにスパムおにぎりにしました。
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さてサイクリングも終盤にさしかかり、館山市街を目指す丘陵地帯に突入です。
今回は若潮マラソンのコースをなぞって走っていますが、ルートラボとかで事前に確認をしていません。記憶でなんとかなるだろう・・・と軽く見ていたのですが、気が付けばとてもマラソン大会のコースと思えない細い道になっていました^^; -
たしか商店?があってそこを右に曲がったよなぁ?とか思いつつ緩い坂道を登っていきます。そしてトンネルが出てきて、ここはマラソンコースではないことを確信・・・(>_<)
ミニベロは坂道が苦手です。緩くても結構大変なので、引き返してもう一度登りなおそうという気にはなりません。 -
トンネルは照明ついていて、廃道感はありません。でも中を走るとなんとなく誰かがいるようにな気がして、さっさと走り抜けました(イイ歳してビビりです)。
自宅で調べなおしたら、この細い道の一山向こうにコースがありました。でもまあ、車も走っていない道をノンビリと走れてよかったな。 -
トンネルを抜けシャーっとダウンヒル。下った先にこんなものが。これは旧日本軍の防空設備でしょうか。この辺りには小さな空壕、塹壕がたくさんありました。
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道を(間違えるべくして)間違えたら、いきなり館山の中心部近くに出てきてしまいました。そのまま館山城跡に向かいましたが、予定より2時間くらい早い到着です。
館山城(八犬伝博物館) 名所・史跡
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お城への坂道。かなりの坂道ですが、乗車禁止なので押して上がります(ほっ)
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河津桜がまだ頑張って咲いていました。青空だと何を撮影しても映えますね。
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坂道で息が上がりましたが、天守閣直下までやってきました。ここで「じーんぎれいち ちゅうしん こうてい~」と口ずさんでしまう貴方は私と同世代です。
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天守閣です。御覧の通り例の騒ぎで人が少ない。手前はソメイヨシノだと思いますが、これが咲くころには収まっているでしょうか。きっときれいでしょうねぇ。
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天守閣広場から館山市街を望みます。今日は本当に良い天気でした。
さてこの時点で13:30頃。予定よりかなり早いのですが、空腹感もいよいよ本格的になったので寿司屋さんに行くことに。 -
御覧の通りチェーンの回る寿司です^^;
私の場合はお酒が好きなので、コスパ的にこうなるんですよね。
ちなみに頂いたのはお寿司ふた皿、鶏のから揚げ、茶わん蒸し、だし巻き卵、ビールグラス、ハイボール×2でした。 -
呑んでしまった以上、乗るわけには参りません。ほろ酔いで駅まで自転車を押して歩き、ふたたび輪行です。次の千葉行まで30分くらいあったので、ゆっくりばらしていたのですが、おっちゃん(しかも三人!)に話しかけられました。館山のおっちゃん、暇なのかな( *´艸`)
館山駅 駅
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16:14発の千葉行きで帰宅の途につきました。賞味5時間くらいしか走っていない緩いサイクリングでしたが、満足度は高かった。歩くには遠すぎる、けれど車では速すぎる。その中間を埋めてくれるミニベロは旅の道具として優れていると思いました。
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