2019/12/28 - 2020/01/05
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nouzouさん
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パドヴァを拠点にイタリアを回っています。パドヴァからラベンナへ日帰り旅行に出掛けます。
イタリアを終えたあとはクロアチアを回ります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
パドヴァを拠点にイタリアを巡っています。
今日はフェッラーラ駅で乗り換えてラベンナへ向かいます。 -
今回の旅行で冬の寒さはさほど感じませんでしたが、車窓から見える景色は霜が降りて真っ白。
内陸部はやはりかなり冷えているようでした。 -
ラベンナ駅に到着し、市役所の前を通って中心部へ向かいます。
人通りは多くありません。 -
街の中心部、ポポロ広場です。
クリスマスマーケットの準備がぼちぼち始まろうとしていました。 -
このあたりまでくると観光地の雰囲気が出てきますが、世界遺産の街とはいえ小さい街です。
年末のこの時期はそう人出も多くないように思いました。 -
ところが、チケット売り場で30分ほど並びました。5ヶ所見られるようになっていますが、私が買った場所は2ヶ所見られるメインのチケット売場なので混んでいたのでしょう。
この後に行った、ネオニアーノ洗礼堂とサンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂では空いていたので順番を考えるほうがいいと思います。 -
まずはサン・ヴィターレ聖堂から入ります。
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この日は、どこへ行くか決めていなかったぐらいで、特にラベンナをマストに考えていたわけではありませんでした。ましてやこの外観だけを見ると、中に入らなくてもいいような気がしませんか?
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しかし、中に入ると圧倒されました。
そう期待していなかったからこそ、この美しさには驚愕。これらすべてモザイク画なのです。 -
聖堂のひとつのドームは天井に至るまでモザイクタイルが貼りつくされています。
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床もモザイクですが、すべてがオリジナルではなくあとで貼られた場所がほとんどです。オリジナルの場所はロープで立ち入り禁止にしてありました。
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こうしてみると全体がわかりやすいと思うのですが、すべてがモザイクではありません。
中央のドームのフレスコ画を見ると、ビザンチン美術の時代が過ぎルネサンスへ移っていったことがわかります。 -
同じ敷地内にガッラ・プラキディア廟堂もあります。
こちらも建物は地味。 -
イチオシ
ところが、こちらも同じく美しいモザイク画が描かれており、特に青の美しさには心を奪われました。
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建物の中はとても狭く、30人も入ればいっぱいになってしまいます。
この時期だから並ばずに入れましたが、外には何重にもロープが張られており、いつもなら大行列なのだということが窺えました。 -
この時代、宗教画はそのままキリスト教の布教として、人々に伝えるために有効だったのだろうと思います。
ビザンチン美術はイスラム教でも見られるとおり、この時代はまだ宗教間の垣根が低かったか、もしくはしのぎを削っていたころということなのでしょうか。 -
ネオニアーノ洗礼堂へは少し歩きます。
こちらも同じく外観は質素。 -
天井にはキリストと12人の使徒が描かれています。
これらもすべてモザイク画。 -
柱の部分に至るまで、モザイクタイルで美しい装飾が施されています。
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今回訪れた最後がこちら、サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂。
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キリストが生まれた折、供物を持ってお祝いに駆け付ける東方三賢人と聖女の行進が描かれています。
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しかしこちらも、時代の変遷とともにこうした時代の異なる天井になっており、何度か改装されてきたことがわかります。
だからこそ、これらモザイク画が多く残されていることが奇跡的なことだといえるのでしょう。
ラベンナは、多くの遺跡が残るイタリアでは優先度が低いかもしれませんが、ぜひとも訪れてほしいと思います。
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