2020/02/24 - 2020/02/24
212位(同エリア622件中)
骨ヅルさん
先日、四半世紀ぶりにダブリンに行きました。
本来の用事は30分で終わりましたので、そのあと「ギネス ブック」(*)で有名なビール屋の醸造所に行ってきました。
例によってつまらない内容ですが、その様子をご覧ください。
*「ギネス ブック」とは昔の言い方らしく、今は「ギネス世界記録」というそうです。
また、この名のビール屋の本拠はダブリンですが、本の出版元の所在地はロンドンです。
蛇足ついでに、渋谷にある某国営放送局では、特定の商標を口にしないため、前は「世界一の記録を集めた本」と言っていましたが、近年では一般名詞化したとの認識からか、「ギネス世界記録」と言っているようです。
なお、この旅行記の中間、後編として、「ツマRanEIZEN ★呑ん兵衛~ アイリッシュパブ巡り」があります。合わせてご覧ください。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 1.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
アイルランドには日本からの直行便がないため、どこかで乗り換えなければいけません。
これは欧州内便の機内食です。 -
アイルランド島に到達しました。
機は空港の東から西に向かって降りるようです。 -
入国時の「短時訪問許可」印です。
「この日より最大90日間許可される」とあります。
久しぶりに大きなスタンプもらったので、嬉しくなりました。(←幼稚!)
なお、出国の際にはスタンプ押印どころか、出国審査のためのブースさえありませんでした。こういうところは英国と同じですね。「去る者は追わず!」 -
到着ロビーです。
街に行く手段を考えるため、観光案内所を探しました。そこに右手の看板のブースを見つけ、いろいろ尋ねたのですが、ここは単なる「Airlink」を運営している会社の出先機関らしく、一般案内より自社商品を売り込むことに専念しています。
当初私は普通の路線バスを利用しようと思っていたのですが、結局ここの直行バスの往復割引乗車券を買ったのでした。 -
これがその切符です。
乗り込んだら、裏面のバーコードを車内のヴァリデータにスキャンさせます。 -
外に出たところです。ここは、ターミナル1でした。
聞いたバス乗り場[2]を捜したのですが、表示に記されていてそれを追った[2]は、ターミナル番号の2だったようで、ずいぶん長く歩きました。(帰りのバスはこの直ぐ近くに着いたので、間違えていたのは明白です。)ダブリン空港 (DUB) 空港
-
この会社のバスは2階建です。
-
宿泊先の「ABBEY COURT HOSTEL」です。
ネットで予約するときに「ホステル」のスの字を見落としてました。
アイリッシュ ブレックファストが食べたかったので朝食付きにしたのですが、ホステルじゃ無理です。大失敗!
室料は69ユーロ。領収書をくれなかったことに気付かず、これまた失敗しました。
悪いことばかりが頭を過ぎりましたが、場所は最高です。Abbey Court Hostel ホテル
-
部屋。
ベッドだけで、机はおろか椅子もありません(置く場所もないし)。 -
洗面所です。
液体石鹸とボディソープはありますが、口を濯ぐコップがありません。
受付で言ったら、食堂にあるものを持って行けと。 -
朝食です。
ビュフェで、これ以外にたくさんの食パンとコーンフレークの類が。それに果物も。 -
これなら、20ユーロ安い朝食なしのホテルに、外でアイリッシュ ブレックファストを摂った方がナンボもマシでしたが、すべては間違えた自分が悪い!
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ギネスビールの醸造所の敷地に来ました。
街の中心から3kmはあるので、バスに乗ろうかと思いましたが、このためだけに交通カードを入手するのもカッタるいし、行き方を仕入れるのもめんどいので、結局闇雲に歩きました。 -
ここは入り口の少し東手前です。
-
工場への入り口。
この辺りには、あちこちにすごく軌間の狭い線路が敷かれていますが、今は使われていません。 -
中に入りました。
入場券は予めネットで購入。基本26ユーロですが、時間により安い設定があり、私は見た限り一番安い19,50ユーロの時刻を選びました。入場予約者が少ないところが安いんでしょうね、きっと。
中国人がいないせいか、入場口はガラガラで、その前の機械で予約番号を入力して、入場券を発券しました。
中に入ると、いきなり土産物屋があります(ここより街中の方が安い場合があります)。
なお、ここのサイトが用意した「位置情報」の場所は、かなりずれています。ギネス ストアハウス 博物館・美術館・ギャラリー
-
予約時刻ぎりぎりに入場して、どうするのか係員に聞いたら、勝手に見ろと。
係員の案内はなく、自分で掲示してある説明を読むだけです。
説明書きは英語のみで、西欧各国語とロシア語、中国語の音声ガイドが2ユーロで借りられます。 -
主原料の大麦の焙煎は、232度がベストだそう。
-
醸造の11の行程を示した図。
-
樽や煮沸用ポットの中にも展示媒体があります。
-
木樽のコーナー。
樽と昔の器具が展示されています。 -
いくつかの樽の中にはモニタが入っていて、昔の木樽の作り方を記録した説明用動画(円内)が映し出されています。
これは、この施設の中でたったひとつ興味が湧いた展示でした。
ちなみに、この樽の容量は1ファーキン(1/4バレル)で、約40Lです。 -
これは、昔使われていた工場内/周辺の物搬用軌道の車両です。
すでに示したコマにも、狭い軌道が写っています。
一応、「Guinness Brewery tramways」という名があるみたいで、軌間は2フィート3インチ(686mm)です。 -
原材料を運ぶホッパ車のほか、船や自動車の模型、銘板なども展示されています。
-
ここは「テイスティング ルーム」。
4つの材料の匂いの解説と、実際にそれを嗅ぐことができました。
中央手前のご婦人の先にある白い円柱形の口から煙が出ているそれです(左にもひとつ写っています)。
ここでは、小さなグラスに入ったギネスが配られ、次の小部屋で皆揃って乾杯しました。 -
ここは最上階にあるバーです。
-
入場料には、1パイント(568ml)の試飲が含まれていて、ここか下にあるバー、レストランで飲むことができます。
写真右は、その試飲券(下部)がもぎられる前の入場券です。
初めに9割注いで、泡が沈むのを待ち、その後グラスの上まで注いで完成。
「泡が沈む」と書きましたが、これは下面発酵ビールでの言い方で、このスタウトでは「泡が浮く」ですね。
ちなみに、このビールは2~3分で注ぎ終わります。ビール自体の泡の立ち方が違うこともあるでしょうが、「7分待て」といわれるドイツと違い、グラスを斜めにして注ぐからでしょうね。 -
そこからの眺望です。
ダブリン市では高い建物の建築が法律で規制されているそうで、ここは市内随一の高さだとか。
実際、ここからの眺めでも、教会の尖塔以外高い建築物は見えません。 -
施設の案内図。
音声ガイド同様、西欧各国、ロシアと中国語版はありますが、日本語版はありません。
* * * *
この「ギネス ストアハウス」、26(私は19.50)ユーロ払うだけの価値がないと思います。これは私の素直な感想です。
試飲のビール1杯を6ユーロと考え、20ユーロ払ってギネス社の広告を見せられたようなものです。しかも社員が説明するわけでもなく、ほとんどが掲示を読んだりビデオを見るだけ。
私は、既にいくつかのビール醸造所のほか、ウイスキーやワインの醸造所を見たことがあるからそう思うのかも知れませんが、例えば日本の会社ならその多くがロハで入れてくれ、試飲も無料です。
出入口直近で売っている土産物も、市中で買った方が安いもの(ギネス公認シールが貼ってある全く同じもの)がいくつもありました。
もし、ビール醸造所が初めてだったり、個々の会社の製法・歴史等に興味があるなら別ですが、そうでなければ「費用対効果」的に大きな疑問符を付けざるを得ません。
ご参考まで。
【2021年7月追記】
麒麟麦酒株式会社は、同社のビール工場の見学を2021年10月から有料にすると発表しました。それでも参加費は試飲付きで500円、4ユーロに届きません。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- mom Kさん 2021/04/27 08:34:09
- ダブリンに行ってギネスに行かないなんて
- 貴旅行記で今、後悔しきり。二度のアイルランド行で
計1週間はダブリンに居ながら。
すわリベンジかという気分になっています。そうですよね。
なんてったって、ギネスですよね。ビール党でないからもあって、
一瞬頭をよぎった程度。無念。濃厚あのお味にもしり込みで、
ギネスビーフというビールで煮込んだお料理に満足しておりました。
はい。でも行くべきところですね。
アイルランド愛に点火してくれてありがとうございます。
- 骨ヅルさん からの返信 2021/09/14 19:26:05
- Re: ダブリンに行ってギネスに行かないなんて
- mom Kazukoさん、すみません。コメント頂いていたことに今まで全く気づきませんで、ゆえに御礼もご返事もせず、大変失礼しました。謹んでお詫び申し上げます。
いやー、ギネスハウス、ここで記したように、展示内容の割に入場料がすんごく高いです。
知識・情報以外の参加者が得られるものは、注ぎ方講座とビール一杯の試飲(+眺め)だけで、それに3千円超!
それなら普通のパブでギネスほかを鱈腹呑んだ方が良いです。ただこれ、「アンカレジのうどん」(←分かるかなぁ?)と同じで、実際に経験したからこそその良くなさが分り、それを「話」にできるわけですから、悩ましい!
それはともかく、イギリスとともに、アイルランドのパブ巡りはホントに楽しい! コロナが収まったら、また行きたいです!!!!
最後に今一度、レスが遅くなりましたことを心からお詫びし、重ねて御礼申し上げます。
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