道後温泉としまなみ海道ドライブ旅

2020/02/08 - 2020/02/09

愛媛といえば『道後温泉』。千と千尋の神隠しの油屋のモデルだともいわれていて、一度訪れてみたかった場所のひとつでした。道後温泉は歩いていける距離に観光地が集まった観光しやすい温泉地でした。道後温泉本館は保存修理工事中で全体を見ることができず残念でしたが、改修が終わった後に再び訪れる楽しみができたと思います。
しまなみ海道を通って帰ってきました。5時間のロングドライブでしたが、景色もすばらしく、楽しい旅になりました。

エリア 道後温泉(愛媛)

ホテルを7時30分に出発して1時間。
道後温泉にやって来ました。

道後温泉は日本最古の温泉として有名です。一度は来てみたいと思っていました。

聖徳太子や歴代の天皇にも愛されてきた歴史ある温泉です。

駐車場に車を停めて、少し歩くと『道後温泉本館』がありました。

道後温泉と言ったら、この本館。と言うくらい有名な建物です。

まだ朝の8時30分なので人も少なくて、写真も撮り放題です。

「千と千尋の神隠し」の油屋のモデルの一つとも言われています。

明治27年に改築された木造三層楼の建物は堂々たる佇まいです。

道後温泉本館は日本の公衆浴場として初めて平成6年（1994年）に国の重要文化財に指定されました。

平成21年（2009年）には、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで最高位の三つ星を獲得。

経済産業省の「近代化産業遺産」にも認定されています。

最初は神の湯棟だけでしたが、増築を繰り返し現在の姿に。そのため館内は廊下や階段が複雑に入り組んでいます。

正面玄関。今はこちらからは入れません。

入浴は本来は浴場（神の湯、霊の湯）と休憩室（地下、2階席、3階個室）を組み合わせた4つのコースから選べるのですが…。

道後温泉本館は平成31年1月15日から7年間、営業しながらの保存修理工事をしています。

大きな霊の湯と2階、3階は保存修理工事のため入れません。

神の湯には入浴できます。（男性用の2つの浴室を男女1つづつで使用）

保存修理工事期間中はこちらが入り口です。（明治時代はここが正面玄関だったそうです）。

入浴料は大人1人420円。次来る時は入浴したいなぁ。

今回は早朝に訪れましたが、夜の道後温泉本館はとても幻想的で華やかな雰囲気のようです。

今度来る時は夜にも来てみたいです。

保存修理工事が終わったら、また来なきゃなーと思ってます。

道後温泉本館の周りには雑貨屋さんやお店がたくさんあります。

道後温泉本館正面には「一六タルト」のお店がありました。

1階は一六本舗のお菓子売り場。2階は軽食、喫茶の一六茶寮です。

谷本蒲鉾店の伊予名物じゃこカツ。8時30分からのオープンみたい。

商店街を歩きます。『道後ハイカラ通り』です。まだ時間が早いので閉まっているお店が多いのは仕方ないこと。

道後温泉では外湯めぐりができます。
代表的なのは、「道後温泉本館」と「道後温泉　椿の湯」「道後温泉別館　飛鳥乃湯泉」の3つです。

『道後温泉　椿の湯』昭和28年に建設。

昭和59年に改築され平成29年にリニューアルオープンした公衆浴場

建物がL型で特徴的な外観です。

地元の方が利用する松山市民憩いの温泉施設なんだそうです。

椿の湯の隣にあるのは『道後温泉別館　飛鳥乃湯泉』

飛鳥時代の建築様式を取り入れた湯屋がコンセプトの新湯。

平成29年（2017年）オープンの新しい施設です。

保存修理工事に入る道後温泉本館に代わって新たな道後温泉の顔になる温泉です。

駅の方に行ってみます。

この辺もまだ閉まっているお店が多いです。

こちらの和菓子屋さんでは特大の「坊ちゃん団子」が売っていました。

駅から見た「道後ハイカラ通り」の入り口。

「道後ハイカラ通り」は道後温泉駅から道後温泉本館まで続く商店街です。アーケードになっているので雨が降っても大丈夫です。

伊予鉄の『道後温泉駅』です。駅にある『スターバックス』がいい感じ。

ちょうど「坊ちゃん列車」が出発したところでした。写真に撮りたかったなあ。

レトロな駅舎が素敵です。

道後温泉駅周辺には観光スポットがいっぱいあります。今、歩いてきた「道後ハイカラ通り」です。

駅前の広場は『放生園』と呼ばれています。放生園には、坊ちゃんカラクリ時計や足湯などがあります。

『坊ちゃんカラクリ時計』。道後温泉本館をモチーフにしてあるそう。

愛媛県松山市は夏目漱石の代表作「坊ちゃん」の舞台。漱石自身も松山中学に教師として赴任しており縁の地です。

坊ちゃんからくり時計台は1時間おきに、坊ちゃんのキャラクターたちが動くそうです。

カラクリ時計のそばにある足湯。足湯に浸かりながら時計を見るのもおすすめ。

柳原極堂の句碑と、排都松山俳句ポスト。

俳句ポストには自作の俳句を投函できます。市内に90ヶ所以上あるようで定期的に優秀作が選ばれます。

正岡子規の像。
1時間くらいでしたが、道後温泉の散策を楽しみました。

駐車場に戻る途中。長い石段の先に見えるのは『伊佐爾波神社（いさにわじんじゃ）』。135段の石段は迫力満点。鮮やかな朱色の神社です。

道後温泉を出発してからスーパーに立ち寄ります。

「一六本舗」が入っています。さっき買えなかったのでここで「一六タルト」を購入しました。どう見ても餡子の入ったロールケーキなのにタルトと呼ぶのが不思議です。

松山からしまなみ海道に向かいます。

途中にダム湖を見つけました。

『石手川ダム』です。

松山は水不足になりやすい地域で、ダムは貴重な水瓶になっているそうです。

螺旋階段を上がると展望台になっていました。

山々の自然の緑と湖面の色が美しいコントラスト。

トイレもあり休憩してリフレッシュできました。

「瀬戸内しまなみ海道」は愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶ全長約60kmの道路です。

10時30分、今治ICから入って最初のSA『来島海峡SA』に到着。

2019年3月にリニューアルされたきれいなSAです。

愛媛県今治市にある人気のSAです

展望台からの眺め

世界初の三連式吊り橋の来島海峡大橋も見ることができます。

石碑と一緒に記念撮影してる人がたくさんいました。

1階にはすっきりとした売店。

通路も広いので買い物もしやすいです。

今治のタオルなども販売。

調味料や柑橘の加工品など買い物しやすく配列されています。

海産物もあります。ちょうど塩がなくなっていたのでここで購入しました。伯方の塩ですね。

愛媛県といえば、蛇口からみかんジュース！

「並々まで注いでいいよ」と言われたので、なみなみに～。

濃くて美味しい。記念になりました。

2階には展望テラスや展望室もあります。

テラスから見た景色。

来島海峡大橋も一望できました。

来島海峡大橋を渡ります。

天気も良くて気持ちいいですね。

しまなみ海道を結ぶ吊り橋には自動車道に併走するように歩道も整備されていて徒歩でも往来できます。

サイクリングロードとして有名で、海の上を自転車で走れるのが魅力です。

福山SAまで戻って来ました。広いSAなのでここでお昼ご飯にします。

地元グルメ、広島焼き。

期待していなかったのですが、熱々で美味しかった。

チーズドックが美味しそうで思わず購入。

たこ焼きも大きくて、タコも大きい。

フードコートの尾道ラーメン。

これも美味しかったです。

今回の旅行は食べ物に恵まれ、どれも美味しかったのですが、SAの食事までも当たりでよかったです。

今回のお土産。

高知はとても気に入ったので年に一度くらいは行きたいとパパさん。ちょっと遠いですが、また行こうと思います。

この旅行記へのコメント （2）

• エヌエヌさん 2022/06/18 12:59:26

  道後温泉について

  たろたろさん
  
  いつもご訪問ありがとうございます。
  初コメになりますが・・・
  
  本館の特徴
  
  やはり風情があります。神の湯は銭湯そのものの感じで、湯舟は意外と深いです。
  霊の湯に入浴するには個室か大広間の霊の湯付きを選ぶ必要がありますが、神の湯に比べ全然空いてます。こちらはシャンプー、ボディーソープなども完備
  ただ文化財だから？現状保存なのでしょうか？空調はないです。（扇風機のみ）
  個室でしたが蒸し蒸しでした。
  
  飛鳥乃湯の特徴
  
  新しいだけあり綺麗です。
  個室はそれぞれテーマが異なります。各部屋個別空調
  内風呂は本館の神の湯を模しており、時間によってはプロジェクションマッピングもあります。（小規模）湯舟は浅め
  また小さいけど露天（側面が空いている程度）もあります。
  
  個室の茶菓子は本館は坊ちゃん団子、飛鳥乃湯は半生菓子みたいな物でした。
  
  本館は朝風呂がかなり込むようです。（旅館宿泊者や地元の方々）
  
  以上多少でも参考になれば・・・
  
  エヌエヌ

  たろたろさん からの返信 2022/06/18 20:29:43

  ありがとうございます

  こんばんは。エヌエヌさん
  
  道後温泉いいですね。外から見ただけだったので、コメ頂いて、また行きたくなりました。本館の方に特に行ってみたいです。とても参考になりました。
  ありがとうございます。
  
  エヌエヌさんの旅行記は、表紙の写真を見ただけで、観光した場所だけでなく、旅先の食べ物や、ホテルの部屋の様子など分かるようになっていて読む前からワクワクします。
  これからも楽しく拝読しますね
  　　　　　　　たろたろ