2020/01/25 - 2020/01/27
111位(同エリア307件中)
lefty_0909さん
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- 旅行記146冊
- クチコミ49件
- Q&A回答4件
- 206,459アクセス
- フォロワー26人
この旅行記のスケジュール
2020/01/25
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飛行機での移動
DJ001 NGO 07:40 CTS 09:25
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車での移動
ルフト・トラベルレンタカー 1/25 10:00~1/27 17:30 3日間 3,790円
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思い返せば、2009年10月の帯広旅行がその発端と思われる旧国鉄士幌線タウシュベツ橋への憧憬。
その後も何度となく訪れているにも関わらず、いよいよ崩落近しとの報にまた出かけるしかないとの想いは強まるばかり。
出かけるのであればやはり凍結湖面から姿を現す冬の時期だ!と2012年2月以来8年ぶり5度目のタウシュベツ橋梁訪問となりました。
名古屋からこの地を訪れようとすると、以前は常滑-帯広便が通年運航していたものの、今は夏季のみとなり冬季は新千歳からレンタカーが唯一の選択肢。
距離にして200km程度ですが慣れない雪道が若干の不安材料です。
“ふっこう割”でもないのでしょうが、運の良いことに格安でレンタカーも確保できたので温泉2泊ののんびり旅が確定!
初めての常滑国際第2ターミナルは二度と使いたくないほどに辟易しましたが、着けば都!やはりぬかびら源泉郷は何度来ても落ち着きます。
温泉に浸かり、雪原や凍結湖面に遊び、のんびりゆったりした時間を存分に楽しむことができました。
次は、めがね橋の姿が見られる季節に出かけたいものです。
DAY1 25JAN2020
DJ01 中部(NGO)07:40 新千歳(CTS)09:25
レンタカーにてぬかびら源泉郷へ
糠平舘観光ホテル @糠平泊
DAY2 26JAN2020
☆国鉄士幌線跡探索
☆タウシュベツ橋梁
糠平舘観光ホテル @糠平泊
DAY3 27JAN2020
☆タウシュベツ橋梁
レンタカーにて新千歳へ
DJ10 新千歳(CTS)20:05 中部(NGO)22:05
概算合計 52,111円
・航空券 22,570円 (AirAsia Japan)
・ホテル 16,800円 (糠平温泉 2食付2泊)
・レンタカー 3,790円 (3日間)
・高速代 3,880円 (夕張→トマム、トマム→千歳東)
・ガソリン代 5,071円 (34.46L)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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旅の始まりはいつもの常滑国際…
なのですが、今回はキャリアがAirAsiaとあって初めての第2ターミナル利用です。
良い評価はほとんど耳にしないT2なので覚悟はできていましたが、藤が丘からの空港バスの到着バス停からT2ターミナルビルまでは所要5分弱と意外にすんなり到達できたので、なんだ、言うほど大したことないじゃないか!と高を括っていました、この時点では…
年間50回程度は飛行機に乗るものの、LCCは全く不慣れで特に計量やチェックインには神経を使います。
今回も機内持ち込み荷物だけで済ませようと四苦八苦して何とか基準の7kgに抑え込みました。
でもこれではお土産は全く買えませんね…w
AirAsiaでは、搭乗券を事前に自宅でプリントアウトしてきたにも関わらず、またここのセルフチェックイン機で搭乗券を再印刷しなければならないようです。
このあたりも理解不能でアウェイ感満載です。中部国際空港セントレア 空港
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準備も整い、LCCである以上この先何が起こるか分からないとの不安感から早めに保安検査へ向かいます。
ここにゲートまでの所要時間が書いてありますが、我が便の75ゲートを含め概ねゲートまで9~10分とのことです。
単純に平均歩行速度を4km/hとして計算した場合、距離は600mとなりましょうか…
保安検査場では、北海道現地での雪道に備えミッドカットのスノーシューズを履いていたため靴を脱がなければなりません。
うん、面倒ですが仕方ない。
その後ゲートまで閉塞感漂うプレハブ造りの何もない通路をひた歩きます。
途中、あと390mなどと励ましの表示がなされているのはとてもありがたい配慮ですね…(棒)
保安検査で思いの外時間を要したことに気を取られ、そこからゲートまでの所要時間を計測し忘れましたが、、初めてだからとのエクスキューズもありますが、とても600mだけとは思えない、言うなれば行けども行けども辿り着かないと言った体感の長くて辛い道のりでした。中部国際空港セントレア 空港
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搭乗ゲート前の待合室も簡素な作りですが、各座席に電源やUSBが備えられているのは好感が持てました。
ゲートからは一度階段で階下へ降り、機へは歩いて向かいタラップを昇って乗り込みます。
機材はLCCではデフォのA320-200、さほど座席間隔が狭いとも思いませんでした。
搭乗中、周りを見渡しても機内食を購入していた人はほとんどいなかったような…
きしボナーラとか金鯱風黄金の手羽先から揚げ丼とか、AirAsiaとしては名古屋に因んだメニューを用意するなど最大限の企業努力をしている様子は充分伺えるのですが、如何にせんケチ臭さ溢れ出る名古屋人気質相手では止むなしと言ったところでしょうか。
これに懲りて路線撤退と言うことだけは避けて頂くようお願いしたいものです。中部国際空港セントレア 空港
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新千歳空港到着後、空港ビルから外へ出るとさすがに寒さが身に沁みます。
ターミナルビル南の指定された場所でレンタカー会社の送迎車を待ち、千歳市内の営業所で手続きを終えていざ出発。
ほぼ定刻9:25にCTSに着きレンタカーでの出発が10:20過ぎ、送迎車が人数が揃ってからの出発など、格安レンタカーあるあるで多少時間が余分にかかるのは仕方ないですね。
さて今回お世話になるのはTOYOTAヴィッツ4WD、産まれながらのアンチトヨタ車な自分ですがレンタカーに関しては最安値最優先なのでこの限りではありません。 -
千歳地方はちょうど昨日大雪が降ったとのことでいきなりこのような雪道走行から始まりましたが、圧雪路面には徐々に慣れて来たものの、30年来に亘って小型輸入車に乗っているため、ウォッシャー液を出そうとしたのに意に反してパッシングしてしまうなど、何度となくワイパーとウィンカーの操作を間違えました…orz
また、シガーソケットからiPhoneの充電をしようとUSBカーチェージャーを持参したのですが、なぜだか充電ができなかったのは、ヴィッツに装備されていたカーナビがGoogleMap以上にアホだったこととともに想定外でした。 -
旅行時におけるレンタカーの利便性はもはや言うまでもないのですが、ひとり旅で利用しようとするとどうしてもコスト高がマイナス要因です。
今回もそれを抑えるべく高速道路の利用は必要最低限に留める計画です。
千歳から帯広方面であれば千歳東ICから帯広音更ICまで道東道を走るのが定番ですが、まずはそこをセコく夕張ICからトマムICに短縮し、あとは下道を走りました。
写真は夕張ICに入る直前に立ち寄った滝の上公園での1ショット。
冬は閉鎖されていて残念ながら千鳥が滝までは辿り着けませんでしたが、降りしきる雪の中に佇む煉瓦造りの滝の上発電所は冬の北海道然とした趣が感じられました。
それにしても、雪の道央道を80km/h前後で走っている時、ピンクの軽四Lapinに軽く煽られたのには驚いたなぁ…orz滝の上公園(ポンソウカムイコタン千鳥ケ滝) 公園・植物園
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考えてみれば、朝5時に家を出る前にトーストを食べて以来何も口にしていません。
夕張辺りでどこか食事処があるかと思えば何もなく、道東道のPAには売店すらなく、トマムICを降りR38で狩勝峠を越え最初に狙った蕎麦の街新得町の「そば処 みなとや」は休業、プランBの「蕎麦 十箱」も休業…と完全にランチ難民状態。
これはもうセコマのホットシェフしかないかなと覚悟を決めるも最後にもう1軒だけ寄ってみようと、新得町から南下した十勝清水の「そば処 三品」でようやくランチにありつけました。そば処 三品 グルメ・レストラン
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京都七味家本舗の七味で頂く中標津産のそばと沖縄の海塩"ぬちまーす"で頂く和田農園の揚げ立てごぼう天、とても美味しかったです!
ただ、本当は、豚丼小丼とセットになったごぼう天そばセットを頂きたかったのですけどね、その時点で時間は13時半、ご飯が無くなったとのことで断念せざるを得ませんでした。そば処 三品 グルメ・レストラン
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お腹も満たされましたが、それに伴って予想に反して目的地に対し南寄りに進路が偏ったため、この際ついでにと当初は立ち寄る予定はなかった帯広市内へと出かけます。
そう言えば、狩勝峠を越え十勝平野へ入った辺りからめっきり積雪が減ったように思いました。
暖冬と言われる今冬、同じ北海道でも太平洋岸はさらに雪が少ないようです。
帯広市内に入り最初に立ち寄ったのは「六花亭 帯広本店」
市内中心部にも関わらず、それなりに併設の駐車場も用意されているので車でも行き易いです。
そしてここへ来たならコレ!
シン・ゴジラの第1形態でもモスラの幼虫でもありません。
当店限定、消費期限がたったの3時間の"サクサクパイ"!
イートインコーナーで無料サービスのコーヒーとともに…
さすが本店だけあって他にも目移りしてしまいますが、何しろLCCの重量制限で土産を買うだけの重量的余裕がほとんどないと言う縛りがあり最小限に止めざるを得なかったのは痛恨の極みです。
あぁ、マルセイアイスサンドも食べたかったなぁ…六花亭本店 グルメ・レストラン
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続いて訪れたのは「龍月スイートピアガーデン」
三方六でおなじみの龍月ですが、最近は新製品で攻めて来ています。
また、ここでは数量限定の三方六のお買い得品が整理券方式で開店時間から販売されています。柳月スイートピアガーデン 専門店
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その双璧をなすのが"トカチック・バスキュー"と"あんバタサン"!
しか~し、この時点で16時前、両方とも当然のように売り切れていました。
スタッフに尋ねてみると、やはりお昼前には売り切れてしまうとのことでした。
それにしても、北海道のスイーツ系の充実度には来るたびに感心させられます。
それなりに競合も激しいのでしょうが、どれもレベルが高いところが素晴らしい!柳月スイートピアガーデン 専門店
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この日は最終的に宿にたどり着けば良い他は特に何の予定もなかったので、そんな寄り道をしつつ、2泊でお世話になる糠平舘観光ホテルに到着したのは17時前でした。
帯広から士幌町を経由しぬかびら源泉郷までのR273もほとんど路面上の積雪はありません。
ホテルに着いてみると駐車場が満車状態!
しかも、やけにラリー仕様の車が目につきます。
戸惑っていたらスタッフが第2駐車場へと案内してくれました。
(写真は翌朝撮ったものです)糠平舘観光ホテル 宿・ホテル
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この宿に泊まるのは2010年以来10年ぶり。
個人的にぬかびら源泉郷での宿泊の第1候補は「中村屋」ですが今回はあいにく満室。
続いて興味本位から「東大雪ぬかびらYH」をチェックしましたがこちらも空きがなく、この宿は言わば消去法的に選んだと言っても間違いではありません。
そうは言っても、バスなしとは言え温泉宿でトイレ付き8畳間での一人宿泊2食付き1泊8,250円は格安です。糠平舘観光ホテル 宿・ホテル
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この宿には男女入替制の大浴場ふたつと混浴露天風呂があります。
こちらは混浴露天風呂"仙郷の湯"、ここでスリッパに履き替え、所々に雪も残る館外の階段を滑らないよう注意しながら40段ほど下ると糠平川に面した野趣溢れる露天風呂にたどり着きます。糠平舘観光ホテル 宿・ホテル
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こじんまりとした脱衣所のみ男女別れていますがその先は共同です。
この露天風呂に限り水着着用可となっています。糠平舘観光ホテル 宿・ホテル
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幸か不幸か、この時は他に誰もおらず独り占め!
「混浴も 誰も居なけりゃ 男風呂」…orz
外気温-10℃と言う寒気の中でお湯に浸かっていると頭がスッキリしてメチャ気持ち良かったです。
特に温泉好きと言う訳でもなく、むしろ普段は烏の行水なのですが、珍しくこのお湯には長く浸かっていられました。糠平舘観光ホテル 宿・ホテル
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混雑する時間帯を避け、夕食は19時からレストランで…
お品書きもなく特に説明もなく、焼物、揚げ物までほぼ全て同時に出されましたが、格安プランなのでまぁこんなものでしょう。
そこそこボリュームもあり、温泉宿らしい雰囲気は十分に味わえました。
食後は再度温泉にどっぷりと浸り、部屋の中ではWi-Fiが使えないことから持参したAmazon FireTVも無用の長物と化し、そうこうしているうちにいつしか眠りにつきました。
ただ、古い建物で温度調整が全館集中管理となっている関係か、個人的には部屋の中が暑過ぎて、ほんの少し窓を開け-10℃の外気を混合してちょうど良い感じでした。糠平舘観光ホテル 宿・ホテル
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旅行2日目…
朝風呂を浴びてから朝食会場へ出かけます。
男女入替制の大浴場は、この日から男性用となった奥に位置する大浴場のほうが広々としていて良かったように感じました。
和洋朝食バイキングは可もなく不可もなく、まずまずな品揃えでした。
大粒のブルーベリー入れ放題のヨーグルトは美味しかったです。
それにしても、毎度のことながら、我ながら酷い盛り付けですね…orz糠平舘観光ホテル 宿・ホテル
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この日の最低気温は7:28に記録した-19.5℃!
いやぁ、これが"凍れる"と言う感覚なのでしょうか…
暖冬で雪が少ないとは言え、今日は雪道も歩くだろうとの想定から、足元は写真のような長靴です。
レンタカーの運転もこの長靴のままで全く問題なし。
幸いなことに天気は晴れで風はなく、予報では最高気温は-5℃程度まで上がるとのことです。
この日の出で立ちは、トップが長袖ヒートテックにネルシャツとハイブリッドダウンパーカ、ボトムはヒートテックタイツとジョガーパンツにヒートテックソックスだけなので、この気温にしては比較的薄着なのかもしれません。
あぁ、ご察しのとおり全部UNIQLOですが何か…(。-_-。) -
最初に立ち寄ってみたのは糠平湖。
この週末はJAF公認の「糠平湖氷上タイムトライアル」が行われていました。
これがホテルの駐車場にラリー仕様車がたくさん停められていた理由だったのですね。
とても湖の上でのイベントとは思えない迫力でしたが、何しろ寒過ぎて1分たりとて手袋を外したままiPhoneを構えていられません!
もう少しじっくり見ていたかったのですがみるみる身体が固まっていくのに耐え切れず30分ほど観て撤収しました。糠平湖 自然・景勝地
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コース横の駐車スペースには本格的なラリー仕様車が多数停められていてとても興味深かったです。
糠平湖 自然・景勝地
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タイムトライアル会場をあとにして、車で北へ向かいます。
まず最初に立ち寄ったのはR273沿いにあるタウシュベツ橋梁展望台。
国道脇の駐車スペースから踏み跡を辿ること数分で湖岸の高台に到着、全面凍結した糠平湖の対岸に遠くタウシュベツ橋梁が望めます。タウシュベツ展望台 自然・景勝地
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さらにR273を北上して旧国鉄士幌線幌加駅跡へ。
ここは幌加駅と第五音更川橋梁への観光ベースであるとともに除雪ステーションにもなっていて広い駐車場とトイレがあります。
駅標まで辿り着こうと考えるも写真のとおり踏み跡もなくそこそこ距離もあるのでちょっと無理っぽいですね。旧幌加駅跡 名所・史跡
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続いて駐車場北300mほどにある旧国鉄士幌線第五音更川橋梁へと足を運んでみました。
国道脇から林の中へと続く小径を少し分け入るのですがここも踏み跡なし。
最初は躊躇しましたが、長靴の威力を信じ意を決してエイヤっと踏み込みます。
ひとたび入り込んでしまえば怖いものなし!
むしろ真っさらの雪道を歩く爽快感のほうが勝ると言うものです。
少し進んだ先からは第五音更川橋梁の姿を間近に見ることができました。第五音更川橋梁 名所・史跡
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これに味を占めると幌加駅駅標へも行けるのではないかと思うのも自然の流れですね。
ここで満を持して新兵器簡易スノーシュー登場! -
この週末は団体等の予約が多く入ったとのことで、10年前にお世話になったタウシュベツ橋梁へのスノーシューツアーには参加できなかったのですが、さて自力で行くにはスノーシューなど持ち合わせもないしどうしたものかと考えていたところ、さすがは困った時の密林、Amazonでググってみると使い捨てのようなプラスティック製スノーシューが1,980円で販売されているではありませんか。
これでもないよりはマシだろう!とさっそく購入。
しかし、今回はLCC利用なので重量制限がタイトです。
そこでAmazonからの送付先を自宅ではなくホテルとすることで運搬の手間と重量規制からの回避を図りました。 -
準備を整えて再び誰の踏み跡もない真っさらな雪原に踏み入ります。
旧国鉄士幌線跡を歩き幌加駅へ…
いやぁ、誰も通っていない雪原を歩くのは実に気持ち良くて楽しいです!
そのスノーシューですが、効果があったのかと問われると良く分からないと言うのが正直な感想ですが、ツボ足よりは楽だったと思うことにしておきます。旧幌加駅跡 名所・史跡
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幌加駅を後にさらにR273を北上し、北海道の国道最高点(標高1,139m)となる三国峠までやって来ました。
遠くの山々を望む景色も素晴らしいのですが、実はここへはトイレを拝借しようとやって来たものの、雪に埋もれていて使用不能でした…orz三国峠 名所・史跡
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ランチタイムとなりました。
ぬかびら源泉郷まで戻って何か食べても良いのですが、以前から気になっていたものの一度もお邪魔したことのなかった「三股山荘」へ…
名前のとおり、ここが旧国鉄士幌線の終着駅である十勝三股駅があった場所となります。
鉄道で栄えていた当時は林業の最盛期で集落の規模も数軒しか残っていない現状からは想像できないほどだったとのことです。
そんな様子を頭の中に思い描くのも廃線巡りの楽しみなのかもしれません。
また、この付近の国道沿いの白樺並木は本当に見事で一見の価値ありです。三股山荘 グルメ・レストラン
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数種類のランチメニューから選んだのは"畑のランチ"…
お米の代わりにふかしたジャガイモとニセコの"Eff Eff"さんの手作りソーセージとハム、サラダ、スープの付いたワンプレートランチです。
他には牧場のビーフライスとか豆と鶏ひき肉のドリアとか…
店内には当時の十勝三股駅の様子を模したジオラマや当時の集落図など、興味深い展示がたくさんあり見ていて飽きません。
店の奥さんやスタッフさんの対応も丁寧で、ウッディな店内ではとてもゆったりとした素晴らしい時間を過ごすことができました。三股山荘 グルメ・レストラン
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とりあえず特にやることもないので順番に近場のスポット巡りをしようとランチのあとに目指したのは幌加温泉。
国道から外れたそこへの道すがら、森の中から2頭の鹿が道路沿いまで出て来ていました。
まぁ仕方ない…(。-_-。)幌加温泉 温泉
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秘湯感漂う一軒宿の幌加温泉「鹿の谷」、日帰り入浴料は500円でタオルも貸していただけます。
ご主人も奥さんもとても親切な対応で好感が持てました。
宿泊も可能なので、次回は携帯の電波も届かないここに泊まるのもありかもしれません。幌加温泉 温泉
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ここは内湯も露天風呂も完全な混浴で水着着用も不可です。
数名の入浴客がいらっしゃったので写真は内湯のこの1枚のみ。
内湯はナトリューム泉・鉄泉・カルシューム泉の3つに分かれていて入り比べてみると何となくですがその湯質の違いも感じられます。
露天風呂へは内湯建屋から10mくらい外の通路を歩いて行きますが、積雪期に素足ではキツく、内湯から出る扉近くにサンダルが置いてありました。
その露天風呂、残念ながら近くに鹿が寄って来たりはしませんでしたが、まさに秘境の湯と言う響きそのものでした!幌加温泉 温泉
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実は、今回の糠平行きでは、ちょうど同時期に北海道へスキー旅行に来ていたグランパスサポーター仲間で東京在住のSNSフォロワーさんと、もし当地で落ち合えたら…と話をしていて、当初の予定では旅行3日目、1月27日午前中に都合が合えば一緒にタウシュベツまで行きましょうと打ち合わせしていました。
その下調べとして、五の沢橋梁駐車場から湖までのルートだけでも確認しておこうと林の中のトレースを辿ってみたのですが…
凍結した湖まで出てみるとワカサギ釣りのカラフルなテントが見えてきます。
それにしても、穏やかな天気に素晴らしい景色!
嫌がうえにも気分は高揚してきます。糠平湖 自然・景勝地
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ふと気がつくと、自然と足はタウシュベツ橋のほうへと向かっていました。
途中、糠平湖湖底に沈む切り株の上に乗った氷だけが氷を乗せたまま湖面を突き破って現れるキノコ氷(アイスマッシュ)もあちこちに見て取れます。糠平湖 自然・景勝地
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美味く見られませんでしたが、湖面に積もった雪を避け、凍った湖面の氷の中に湖底から湧き出る気泡が閉じ込められてできるアイスバブルを観察した痕跡も各所に残っていました。
こちらとしては雪を除ける作業が省けるので観察には好都合です。糠平湖 自然・景勝地
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遠目に眺めるタウシュベツ橋梁。
五の沢橋梁駐車場からの距離は約2.5km、この日はそれほど積雪も深くなかったので長靴だけのツボ足で約25分で到達しました。糠平湖 自然・景勝地
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ようやくタウシュベツ橋梁に到着しました。
この日はここへ来るつもりは全くなかっただけに、思いがけぬ達成感に感無量!
10年前の2月に見た時に比べるとまだまだかなり湖面に沈んだ状態ですが、それでもここまで姿を現してくれたなら十分満足です。タウシュベツ川橋梁 名所・史跡
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雪面に美しい弧を描くシュカブラとタウシュベツ橋梁が突き破った分厚い湖面の氷…
1955年の糠平ダム建設により廃止となった旧士幌線、それ以来の永きに亘り、毎年湖面に沈んでは分厚い氷を突き破ることを繰り返していれば劣化するのも至極当然です。
11連のアーチ橋のうち特に劣化が進んでいるのは3脚ほど、あと何年持ち堪えることができるのでしょうか。タウシュベツ川橋梁 名所・史跡
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ピーカンじゃなく多少なりとも雲があったほうが絵になります。
タウシュベツ川橋梁 名所・史跡
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タウシュベツ橋梁北側取付部付近からの眺め。
鉄骨が剥き出しになってきています。
また、アーチの露出部分が北側のほうが大きいことから北側にかけて傾斜が取られていることも分かります。タウシュベツ川橋梁 名所・史跡
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午後3時過ぎ、橋のシルエットがとても美しい。
タウシュベツ川橋梁 名所・史跡
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橋の東側から見ると崩落の度合いが良く分かります。
タウシュベツ川橋梁 名所・史跡
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予期せぬタウシュベツ橋梁との"再会"を終え、宿に戻ってひと風呂浴びて、この日の夕食はこんな感じでした。
考えてみれば温泉宿に連泊したのは初めてのことで、はて、料理はどうなるんだろうと思っていましたが、さすがに毎回同じような料理ではと気を使って変化をつけてくれたのだろうとの心遣いは感じますが、うむ、麻婆豆腐とか鶏の唐揚げとかうどんとか…^^;
まぁ格安プランですし、美味しく頂けたので文句は言いません。糠平舘観光ホテル 宿・ホテル
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旅行3日目…
朝風呂からの朝食バイキングの流れは昨日と同じです。
バイキングのラインナップもほぼ昨日と同じでしたが、炊き込みご飯に代わって入ったたまご粥が思いの外美味しくてお代わりしてしまいました。糠平舘観光ホテル 宿・ホテル
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これまた偶然同じ宿だったフォロワーさんは11時過ぎまでぬかびら源泉郷スキー場で滑って来るとのことだったので、9時のリフト営業開始前にホテル玄関でお見送り。
こちらはもう一度温泉に浸かり、10時前にチェックアウト手続きをしたのち再度単独でタウシュベツへ向かいました。
昨日は日曜日とあって糠平湖凍結湖面へのベースとなる五の沢橋梁駐車場も満車状態でしたがこの日は余裕で駐車できました。
気温は-4℃程度とこの時季のこの地としては高いくらいで雲ひとつないピーカンです。糠平湖 自然・景勝地
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昨日と同じようにキノコ氷などを眺めつつ橋を目指して歩を進めます。
昨日と違うのは、気温は高いのですが、さほど強くはないとは言え遮るもののない湖面を渉って顔面に吹き付ける北寄りの風の冷たさが強烈だったことでしょうか。
パーカのフードで顔を覆いつつの前進でした。糠平湖 自然・景勝地
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またまたやって来ました、タウシュベツ橋梁!
午前の高い位置からの光なので昨日とは橋の影が違いますね。タウシュベツ川橋梁 名所・史跡
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クリスピーな雪面に踏み込みたくなりますが、橋の直近へは立ち入ることはできません。
タウシュベツ川橋梁 名所・史跡
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モノクロで撮ってみると劣化具合がさらに際立つような気がします。
タウシュベツ川橋梁 名所・史跡
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糠平湖の分厚い氷を突き破る度にコンクリート部分は徐々に崩れ落ちていくのでしょう。
タウシュベツ川橋梁 名所・史跡
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タウシュベツ川橋梁から望む標高2,013mのニペソツ山…
幻の百名山と言われる堂々たる姿を見せつけています。
いつか登ってみたい山のひとつです。タウシュベツ川橋梁 名所・史跡
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NPOひがし大雪自然ガイドセンター主催のスノーシューを利用したタウシュベツ橋ツアーの参加者御一行様。
当初はこのツアーに申し込む予定でしたが、この日のバスツアー団体貸切など、滞在日程中全て満席だったため止むなく自力での橋行きとなりました。
が、結果としては自力で十分だったので次回また来る機会があったとしても自力で出かけることでしょう。
「人気のぬかびら温泉郷の名宿に泊まる!上士幌タウシュベツ橋梁ウォーキング&神秘の氷塊「豊頃ジュエリーアイス」」…
それにしてもこんなバスツアーがあったとは驚きです。
レンタカーでこの地まで来るのが難しい場合には利用価値もあるのでしょう。糠平湖 自然・景勝地
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糠平湖から駐車場へ向かう林の中、雪の白さと木々の影のコントラストが綺麗でした。
糠平湖 自然・景勝地
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五の沢橋梁駐車場へ戻ってみると、全くの偶然なのですが、あたかも示し合わせたようにちょうどフォロワーさんがスキーを滑り終えてやって来たところでした。
橋へ向かう林への入り口でお見送り! -
預けた荷物を引き取りにホテルへ戻ったついでに、最後のひと風呂を浴びて来ました。
12時過ぎの閑散時間帯、大浴場も露天風呂も独り占めして浸かり納め!
着替えをしてフロントへ戻ろうとした時、前日の露天風呂でいっしょになった横浜から飛行機+バスを使って一人で来ていた70歳前後のおじさまとすれ違ったのでお世話になりましたと挨拶して別れました。
その方は、特に予定もなく3泊するとのことでしたが、この地で車がないと観光には少々不向きです。
せっかくなのでタウシュベツ橋行きをお誘いすれば良かったと後悔しきり…orz糠平舘観光ホテル 宿・ホテル
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今回の旅行はどうも食には恵まれない巡り合わせのようです。
上士幌町でランチに予定していた店も臨時休業…
止むなくPlanBとして同じく上士幌町内のベーカリー「トカトカ」でサンドウィッチをテイクアウトし、ただいま売り出し中のセコマのカフェオレとともに車内でランチ。
この「トカトカ」店内のパンは種類も多く、どれも美味しそうでお値打ちでした!
イートインもできるとのことで、サンドウィッチをイートイン、他に2個ほどを持ち帰りでとレジに持って行くとスタッフさんが困惑気味。
あぁなるほど、税率が違うからですね。
2回に分けて打てば良いのではとは思いましたが、では全部テイクアウトで!と言って一件落着。
こんなところにも消費税増税の悪影響が及んでいようとは…wトカトカ グルメ・レストラン
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糠平から千歳への帰路は、糠平→上士幌→士幌→鹿追→新得町→狩勝峠→落合→トマムIC→(道央道)→千歳東ICと、この日は月曜日とあって平日昼間扱いで高速料金も割引はなく正規料金となることも勘案し、往路と同じく極力有料道路を回避したルートで戻りましたが、狩勝峠くらいの主要道は良いとして、一般道の峠越えの運転は少々気を遣いますね。
道央道はほぼ1車線の高速道路なので前に低速車が詰まるとスローダウンを余儀なくされるのですが、この時は、少しの区間凍結防止剤散布車を前にして塩化ナトリウムを浴びまくった以外はほぼオールクリアだったので快適に走行できました。
千歳市内に戻り、レンタカーを返却する前にヤマト運輸の営業所に立ち寄り、若干の土産スペースを確保すべく、ご不要となったスノーシュー、マウンテンパンツ(持参したが出番なし)、長靴等を宅配便で自宅へ送付しました。
うん、なるほど!これならLCCの追加手荷物料金より安いですし、この手は使えますね!
最後にレンタカー営業所での車両返却も、当然のことながらかすり傷ひとつなく問題なく終了。
旅行中の3日間の総走行距離553.4km、給油34.46L、燃費16.06km/L
TOYOTAヴィッツ、ハードな我がドライビングに良く耐えてくれました! -
運良くレンタカー会社の空港送迎のバスにもすぐ乗ることができ、スムーズに新千歳空港に到着しました。
ここで最後の晩餐と、十勝へ行ったのに豚丼を食べてないじゃないか!と言うことで、「ドライブインいとう豚丼名人」で豚丼を頂きます。
う~ん、しかし、これは正直リピはありません。
隣の席の若い韓国人女性が一人で超盛りを食べていたのが印象に残っただけですね。
空港内ではいつものように「かま栄」のパンロールなどを買い求めたほか、偶然にも十勝で売切れで断念した柳月の"あんバタサン"を発見したのですかさず購入!
北海道旅行にしては今回はかなり少なめに止め、名古屋へ戻ります。ドライブインいとう豚丼名人 新千歳空港店 グルメ・レストラン
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帰路DJ10便、常滑国際T2への予定到着時刻は22:05。
そこから自宅最寄りの藤が丘行き空港バス最終便出発は22:20と、乗継時間は15分しかありません。
T1にあるバス停まではただでさえ遠く、この乗継ミッションはよほどの奇跡でも起きない限り不可能でしょう。
次善策は22:26発の名鉄急行です。
これとて乗継時間は21分しかなく余裕があるとはとても言えません。
それらのリスクを多少でも回避するために、AirAsiaへ750円の追加料金を投入し、到着後すぐに降機できるよう2列目通路側の座席をアサインしました。
要は1分1秒を争うんですわ!(;´Д`)
ほぼ定刻に駐機場に着いたのち、通常でさえ一般人の1.5倍速で歩く自分ですが、さらに1割増しの1.65倍の時速6.6km/hに出力を上げ、T2の延々と続く通路を全力速歩!
久々に足の脛に痛みを感じるほど頑張りましたが、22:26の急行に間一髪と言うレベルでした。
今後もしまたT2を利用する機会があるとするならば、乗継には最低でも30分は見込んでおかないとダメでしょうね。
と言うことで今回ののんびり温泉旅は無事終了しました。
終わってみれば、メインの冬のタウシュベツ橋梁を二度も見ることができたことは最大の収穫でしたが、グルメやLCC利用には課題が残ったと言わざるを得ません。
とは言え3日間とも天気に恵まれ、満足度の高い旅行であったことに変わりなく、これに懲りず、タウシュベツ橋梁へはまた足を運ぶに違いありません。
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この旅行記へのコメント (3)
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- よよさん 2020/02/06 08:25:50
- 濃いー!
- すごい読み応えありました。また何回も読むと思います。
豊富なボキャブラリーと簡潔なわかりやすい文章とたまにチラッと見える毒っぷりがいい!
Amazonの購入品を宿着にするとか帰りは宅配便で送るとか、帰りの時間対策に座席指定するとか柔軟な発想も素晴らしいですね。勉強になるー。
私、寒い所あまり行きたいと思わなかったけど崩落前のタウシュベツ川橋梁見てみたくなりました。ツアーと言う手なら行けるかもしれないな・・・
- lefty_0909さん からの返信 2020/02/08 11:15:43
- Re: 濃いー!
- よよさん、こんにちは。
帰りの宅配送りは、現地で会ったフォロワーさんに教えてもらったのですが、特にLCCを利用する際には使える技だと改めて感じました。
今回はちょっとグダグダ書き過ぎました。
いつになるか分かりませんが、次のマルタ編は反省してササッとあっさりにしようと思っています…orz
- よよさん からの返信 2020/02/08 13:05:29
- Re: 濃いー!
- ああ、よかった、マルタ読めるんですね。待ってまーす。
旅慣れた人の情報、私もすごく勉強させてもらってます。
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