チュニジア周遊とジェルバ島(７)----エル・ジェムとスースとハマメット

2019/11/16 - 2019/12/01

チュニジアの世界遺産のすべて８か所をTDR社の１５日間ツアーに参加して巡ってきました。チュニジアに旅するのは、今回は2度目。予定していたツアーに人数が集まらなくてキャンセルとなったため、急遽同じ期間に出発するこのツアーに参加することにしました。
日程は下記。ただし、帰国日にフライトが遅延したために、ドーハ宿泊と観光が予定外のおまけとなり、１６日間ツアーとなりました。

11月16日　羽田発
11月17日　ドーハ乗継チュニス着　イシュケウル国立公園観光　タバルカ泊
11月18日　タバルカ観光→ブラレジア遺跡→ドゥッガ遺跡　ケロアン泊
11月19日　ケロアン観光→スフェチュラ遺跡→トズール泊
11月20日　ネフタ観光→オング・エル・ジュメル観光→トズール泊
11月21日　ジェリド湖→ドゥーズ→マトマタ泊
11月22日　マトマタ観光→クサール・ギレン泊
11月23日　クサール・ハダダ→シェニニ→クサール・ウレド・スルタン→タタウィン→ジェルバ島泊
11月24日　ジェルバ島観光　ジェルバ島泊
■11月25日　エル・ジェム→スース観光　スース泊
■11月26日　ハマメッド観光→ケルクアン遺跡→チュニス泊
11月27日　チュニス近郊とバルドー博物館　チュニス泊
11月28日　カルタゴ遺跡→シディ・ブ・サイド　チュニス泊
11月29日　午後チュニス発→ドーハ　フライト遅延でドーハ泊
11月30日　ドーハ観光　　ドーハ発
12月1日　　成田着
この旅行記は、エル・ジェムとスース観光を掲載します。
表紙の写真は、エル・ジェムの円形劇場。

エリア スース(チュニジア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5

• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

チュニジア周遊とジェルバ島(６)---ジェルバ島編からのつづきです。

１１月２５日　１１時過ぎ　ジェルバ島からバスごとフェリーに乗ってチュニジア本土に向かっています。１５分ほどで本土に到着。

ジェルバ島から本土に戻ってきました。平坦なジェルバ島とは違って山が見えています。

整然と植えられたオリーブ畑が続きます。

街道沿いに鮮やかな色をつけたザクロが売られています。

エルジェム郊外のレストランでランチを取った後、円形闘技場に来ました。
正面入り口から見ると保存状態がよく、一見、ローマのコロッセウムのような外観です。

セキュリティーを通って中に入って来ました。
高さ３５mもの観覧席の外壁に圧倒されます。

かつてローマ帝国の属州として繁栄していたこの地に、３世紀頃造られたもので、世界第三位の規模だそうです。
１９７９年に世界遺産に登録されました。

現地にあった解説版。
これによれば、円形競技場の規模は、縦１４９m、横１２４m、高さ３６m、観客席に囲まれたアリーナの直径は６５mで、アフリカ最大の円形闘技場とのことです。
また、建設には、左下のイラストに示されているような大型の人力クレーンが使われたようです。ローマ帝国もやりますネェ～。

アリーナに入っ来ました。
入って右側に、階段状の観客席が見られます。これらは新しく修復されたもののようです。背後のアーチは観客席の外壁の一部で、半分以上は失われています。

こちらは、上の写真とは反対側をアリーナから見たところで、外壁は上まで残っていますが階段状の観客席は失われています。

こちらはアリーナから入口方向を見ています。

アリーナの地下通路に入ります。
この通路の両側に剣闘士の控室や、猛獣を入れておく部屋等が配置されています。
猛獣はここから檻に入れたまま、人力エレベーターでアリーナへ運ばれたそうです。

アーチの窓からアリーナと対峙する階段状観客席を見ています。

階段状観客席の一番上は、広いテラスが広がっています。

階段状観客席の一番上のテラスです。

テラスから見るエルジェムの町。

テラスから見るアリーナ。

テラスの端から、破壊されて失った観客席の断面が見られます。

観客席。
下の段はオリジナルの大理石が残っています。

観客席下に設けられている回廊。

円形闘技場の周辺を歩きます。

裏側からは、外壁が相当部分破壊されていることが分かります。近郊のモスクを造るための石材として持ち去られたものもあるのでしょう。

円形闘技場前のモザイク工房を覗きます。
野鳥や植物などのモチーフの小さなモザイク作品が作られていました。

バスは高速道路を北上してスースに向かいます。
スースの手前に最近オープンしたという大きなモールがあります。アフリカも次第に近代化されているようです。
１８時前　スースのホテルに到着。予定していたスースの観光は、フェリーの待ち時間ちが予定外の２時間もかかったため明日になります。

宿泊したスースのMARHABA ROYAL HOTEL。
海沿いの高級リゾートホテルです。

部屋はこんな感じで一人には広すぎます。

１１月２６日　８時　早めにホテルを出発し、昨日予定していたスース旧市街の観光に行きます。
旧市街メディナへの入口にあるファルハット・ハシェド広場に来ました。
奥に見えている塔は、街で最古の建造物リバトです。後でフリータイムに上ります。

メディナはご覧の城壁に囲まれており、１９８８年に世界遺産に登録されています。

こちらは、リバトの横にあるグランドモスクで、８５１年に造られました。異教徒は中には入れません。

メディナの中を歩きます。９時前の早い時間なのか、狭い通りをトラックターが通り抜けます。お店に今朝採れた作物でも運んできたのでしょう。

人気のない通りを抜けます。

開店準備中・・・

植え込みで猫ちゃんらが朝のミーティング中。

陶器が並ぶまだ開店休業状態の露店。

こちらはオジサンたちが朝のミーティング中・・・本日の議題は、通行人の品定め・・・かっ???

ナツメヤシの実デーツが売られています。

フリータイムにリバトに来ました。ここは前回スースを訪れた時も上りましたが、折角なので再挑戦します。

リバトの中層階から中庭を見ています。中庭に沿って兵舎があったのでしょう。

塔の上からの眺望。真下にグランド・モスクが見えています。

塔の上からの眺望。メディナの中心方向。

塔の上からの眺望。港方向。

スースから美しい地中海に沿って更に北上します。

１０時３０分過ぎ　地中海沿いのリゾート地、ハマメットに到着。
ここは、ハマメットのメディナ前の広場。
海岸沿いに城壁が築かれており、中にメディナが広がっています。
城壁前に魚の下半身を持つサイレンの像が建っています。

城壁と海岸線の間にある遊歩道を歩きます。

海側から城壁を見上げています。高さ１０mほどあります。

城壁に築かれたゲートを潜ってメディナに入って来ました。白壁の家々が続いています。

アッサラームアライクム・・・会釈してメディナの路地裏を歩きます。

木が生い茂る路地裏を抜けて～

チュニジアン・ブルーの家の脇を抜け～

ご覧のような家のドアを見たり～

白壁と青い空の見える通りを歩き～

こちらも。

お店のある通りに出てきました。

アーケードのある商店街を歩き～

美人アーテストのお姉さんと会話したり、写真掲載を同意いただいたり～

お皿に絵を描いている職人オジサンに出会ったり～

職人オジサンが描いた絵付のお皿を売るお店を覗き～

路地裏にあるこじんまりとしたモスクを見つけ～

メディナの脇道に迷い込んだり～

ようやく目当ての城壁ゲートに出てきました。楽しいメディナ歩きでした。

１１時過ぎ　　再びバスで北上してフェニキア時代の都市遺跡ケルクアンへ向かいます。

チュニジア周遊とジェルバ島(８)----ケルクアンとバルドー博物館とチュニス近郊編につづく。