2019/12/08 - 2019/12/20
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シニアトラベラーさん
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シニアのネパール一人旅の記録です。全部で13日間の旅行ですが、東京からカトマンズへの直行便がないため、行きと帰りに中国成都で1泊しているので、ネパールでは10泊しました。カトマンズ5泊、ポカラ4泊、バンディプル1泊です。航空会社は中国国際航空、ホテルは予約サイトで予約しました。10泊で1泊平均は1,100円ぐらいです。(ベッドが並んでいるゲストハウスではなく、バスルームのついたちゃんとした個室)。成都で泊まったホテルは航空会社のトランジットホテルサービスで無料でした。12日間でかかった費用はホテル代で1万円ちょっと、現地の食費や生活費、観光、交通費等で3万円、航空運賃で5万円、ビザや保険で1万円で、合計102,000円ほどでした。カトマンズ・ポカラ間はツーリストバスを利用しました。また、ポカラではパラグライダーの体験飛行をしました。個人でネパール旅行をしてみたいという方の参考になれば、と思います。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 2.0
- ショッピング
- 2.5
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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中国成都の飲食街。泊まったホテルは空港近くで、市の中心部からは離れていますが、住宅団地がいっぱいあって、食べる場所には不自由しませんでした。新型肺炎の流行前で平和な街並み。なお、利用した中国国際航空は(私が利用した時点で)北京と上海と成都での乗り換え時に宿泊を要する場合、無料でトランジットホテルを用意してくれます。事前予約が必要で、条件はホームページに詳しく載っています。
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トランジットで泊まったホテル。今回の旅行のなかで一番豪華なホテルでした。なお、航空会社のホームページから無料のトランジットホテルの予約ができるとネットの記事にありましたが、試したところ、できませんでした。サービスセンターに電話で聞いたところ、パスポート情報が登録されていないので、できないといわれて、パスポートをスマホで写真に撮って、メールに添付して指定のアドレスに送信して登録してもらいました。そのうえでサービスセンターで予約の手続きをお願いしました。
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トランジットホテルは航空会社の職員の指定ホテルのようで、乗務員やスチワーデスさんでいっぱいでした。朝のバイキング会場は黒い制服でいっぱい。なお、泊まり方ですが、成都で中国へ入国して入国ロビーへ出ると、名前の書いてあるボードを持ったホテルの係員が待っていてくれ、車でホテルへ連れて行ってくれます。帰りは係の人が見当たらず、2階の中国国際空港のカウンターへ行ってホテルに連絡してもらいました。出国ロビーに出たところに空港のサービスカウンターがあるので、迷ったら聞いてみるといいと思います。
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カトマンズに着陸前に見えたヒマラヤの山並み。12月は乾季で、ヒマラヤが見えやすい時期ですが、カトマンズからだとスモッグがあったり、霧や雲が出たりで、あまり見えないと思います。
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夕日に映えるヒマラヤ。
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カトマンズ旧市街のタメル地区にあるタヒティチョーク。人であふれています。インドの旧市街に似ています。
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タヒティチョークからアサンチョークまでの繁華街。車は通行止めですが、バイクが多いので危ないです。道にはときどき結構大きな穴が開いていることもあるので、足元にも注意が必要だし、日本の道を歩くようにはいきません。
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タヒティチョークの屋台で売られている食材。
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タヒティチョーク。なお、カトマンズの道路は道の両側が溝になっていて、側溝だと思いますが、蓋がないので、とても危険です。車やバイクが人込みをすり抜けてくるので、それに気を取られて、よけようとして道の端に寄ると足を取られます。私はローカルバスを降りたとき、車に気を取られて側溝に踏み込んで転倒しました。ちょっとすりむいて、ズボンが破れたぐらいでしたが、ひどいけがになっていたかもしれませんから、皆さん十分に注意してください。
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ストゥーパ。街を歩いていると、あちこちで見かけます。大きいのもああるし、小っちゃいのもあるし。みんな大事にされているようでした。表紙の写真とは別ですが、やっぱりストゥーパ。
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ダルバール広場近くの商店街。なんかインドっぽいですよね。でも、インドほど呼び込みは多くないし、嘘を言って騙そうという人も寄ってきません。やっぱ、ネパールは楽だわ、と思う瞬間。
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寺院に近くなので、飾り物を売る店や金物屋などが多いです。
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ダルバール広場の近くの寺院?
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ダルバール広場。入場料が1,000ルピー必要です。といっても、王宮や寺院が並んだ広場ですから、地元の人はフリーパスです。なんとなく車止めみたいなゲートがあって、脇に小屋があるので、そこで外国人だけ入場料を払います。地震のあとの復興費用もあると思うので、私は払いましたが、人に紛れれば通れそうです。帰りに通ったら、ゲートの警備員や係の人は食事にでも行ったのか、だれもいませんでした。
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有名なカーラ・バイラブの像。ひょうきんな像ですが、シバ神の妻の化身の一つで、殺戮と血を好む恐怖の神です。インドのカーリーですね。インドでもネパールでも厚い信仰を集めています。
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カーラ・バイラブの像。手には剣と、生首をつかんでいますね。腰に下げているのも首を数珠繋ぎにしたものです。
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クマリの館。クマリは僧侶階級の家に生まれた幼い少女の中から選ばれた生き神で、神託を行ったり、占いや祈願をするそうです。一日2回上の小窓から顔を出すそうですが、写真撮影は禁止されています。建物は凝った造りで、少女の館のためか、扉や入口など小さく作られています。地震のため、つっかえ棒がされています。
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王宮。
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王宮の門?目が描かれているのがネパールらしいです。トルコにもメデューサの目を描いたものが魔除けとしてよく売られています。半眼にはなっていないので、ブッダの目ではなく、守護する神の目でしょうか。
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ダルバール広場の寺院建築群。なんか、日本の五重塔に似ています。ネパールにはこのようにワンフロア分ではなく、屋根をいっぱい重ねた寺院建築が多いです。上の写真の王宮も屋根を重ねています。日本の五重塔も中国を経て元々はネパールから伝わったものなのでしょうか。
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ストゥーパ。日本の卒塔婆(お墓の後ろに立てかけてある板。先を削ってとんがっているのは塔を象徴している。)の語源になったもの。四方にブッダの目が描かれている。鼻のところにあるのは鼻ではなく、ネパール数字の1です。瞼がちょっと下がっているのは仏像と同じ半眼でしょうか。
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ストゥーパ。下に並んでいるのはマニ車。
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マニ車。中にお経を書いた紙が入っていて、回すとお経を読んだのと同じ功徳がある、という便利なもの。
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街中の電線。すごいですね。
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あちこちにこんな電線がある。でも、ホテルの人の話ですが、タメル地区では電線を地下に埋める工事が進行中とのこと。絡まった電線は危険だから、と言っていました。確かに切り取られて道路に積み上げられていた電線もあったし、しばらくするとこの風景もなくなるかもしれませんね。
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泊まったホテルの窓から見たカトマンズ、タメル地区の街。
ところで、空港からタメル地区への行き方ですが、公共バスは空港に乗り入れていないので、タクシーがいいと思います。このところタクシーの料金はだいぶ上がっているようで、1,000ルピー(1,000円ぐらい)と言われると思います。タメル地区まで4~5キロほどですから、ホテルの一泊が1,000ルピーぐらいだということを考えれば、相当高額だと思います。タメル地区で泊まったホテルの人に聞いたら、500ルピーから700ルピーぐらいとのことでした。値切れば700ルピー、頑張れば600ルピーぐらいになるかもしれません。
私は到着時に相場がわからず、400ルピーを上限に交渉したので、話がまとまらず歩きました。幹線の環状道路の公共バスのバス停まではすぐなので、そこでタメル行きのバスをさがしたのですが、来ないので、タメルまで歩くことにしました。まだ遅い時間でもないし、歩ける距離だと思ったのですが、歩道はでこぼこで、スーツケースを引っ張って歩くのは思ったより大変で参りました。途中で後ろから来たバスが止まっていたので、乗せてもらって何とかホテルへたどり着きました。バスは途中のラトナパークで乗り換えましたが、一回15ルピーと激安でした。 -
空港からタメル地区への行き方の続き。
不当に高いタクシー代の支払いを避けるには、歩いて5分ぐらいの環状道路の公共バス停を利用することができます。タメル地区行きのバスは
あまりないと思いますので、ラトナパーク行きのバスに乗るといいと思います。ラトナパークはカトマンズの交通の中心になっています。ただ、ラトナパーク自体はかなり広く、公共バスのターミナル(バスパークと呼ぶ)以外にいくつかバスの着く停留所があって、どこにつくかは、そのバスの最終目的地によって違います。降りた場所からバスを乗り換えてもいいし、ラトナパークまで行けばタメル地区のホテルまで、場所によりますが歩いても15分からせいぜい30分ぐらいでしょうから歩くことは可能です。ただ、降りた場所によっては交通量の多い幹線道路を渡る必要があって、たいがいバスターミナルの近くには歩道橋があるので、人の流れについていけば何とかなるとは思いますが、初めての外国の都市で道もわからず歩くのはちょっと不安ですよね。初めてのネパールだったら、1,000ルピーのタクシー代を少し値切って利用する方がいいような気がします。700ルピーだったら、ぼられてはいますが、そんなにおおぼらでもないし、チップのつもりで気持ちよく払ってもよいのではないでしょうか。 -
空港からタメル地区までの行き方が長くなってしまって。
上の写真は泊まったホテルのすぐ近くにあった階段井戸です。階段状にプールのように掘り下げてあって、正面に水の出る口があります。
この写真は井戸で洗濯をしていますね。インドのデリーでもありましたが、観光地になっていて、実際には使われていませんでした。ここでは普通に生活の一部になっていますね。寒い時期でしたが、体を洗っている人もいました。 -
上とは別の場所、パシュパティナート寺院の近くにある階段井戸です。
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大きなボトルに水を詰めていました。飲用水なのでしょうか。
ところで、12月のネパールですが、気温は東京とあまり変わりません。同じような服装でいいと思います。ただ、室内を暖房するという習慣がないので、夜のホテルの部屋は寒いです。(高いホテルは大丈夫と思います。)
私の泊まったホテルは一泊1,000円程度ですが、どこも暖房はありませんでした。
あと、注意すべきなのは、大気汚染です。狭い道が多いこともあって、バイクを使う人が多く、空気は悪いです。とくにカトマンズは盆地で、空気が淀みやすいようです。また、中心街を出ると舗装されていない所も多く、土壌の関係もあるのか、土ぼこりも多いです。幹線道路沿いは草木の葉が土ぼこりで真っ白になっていました。タメル地区の舗装道路でも白い土ぼこりに覆われています。この土ぼこりと排気ガスが混じって、ひどいことになっていると思います。現地の人もマスクをしている人が多いし。のどの弱い私はネパールから帰っても1か月ぐらい咳がでました。初めのころは寝ているのが苦しいぐらいでした。とにかく、カトマンズに着いたらマスクをすること、食べたり飲んだりするとき以外は外さないことをお勧めします。 -
チベットを代表する料理のダルバート。ダルというのはレンズ豆やヒヨコ豆を煮込んだスープのこと。お皿の右側にあるボールに入ったもの。あとは野菜やヨーグルト、鶏肉のカレーが並んでいる。ほぼインドのターリーと同じです。肉料理以外はお替り自由です。写真にあるのは高級店で、ホテルで勧められた店。ダルバートとしては豪華だし、味もあとで考えるといい方だったと思います。ネパール料理はおいしいとよく言われるし、日本で食べるネパールカレーはとてもおいしいので、期待していたのですが、はっきり言って、まずいです。おいしいというのは、インドと比較して言った場合。確かにインドよりはましですが、とてもおいしいと言うような味ではなかったです。
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これもダルバート。上のものよりちょっと貧弱。でも、ポカラにある結構有名な店。ダルバートの専門店で、遠くからも地元の人が食べにくるそうです。とってもまずかった。野菜ぐらいはいいかと思ったら、これが激まず。
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これはネパール名物のモモ。ほとんど餃子ですよね。真ん中にあるからいソースにつけて食べる。蒸したもの、焼いたもの、スープにしたものと、選べる。結構高級店で、味はまあまあ。普通の蒸し餃子の味で、特別おいしいということはないでした。ましな食べ物はこれぐらいで、ネパールでおいしい食べ物を期待するのは無理と思いました。ネパールをおいしく感じるのは、インドがひどいから。インドよりまし、おいしくはないが、飢えるほどではない、という程度です。やむを得ずピザを何度か食べました。ピザを出す店は結構あります。有名な店やネットでお勧めの店に行きましたが、まあ、普通。特別おいしいということはなかったです。
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パシュパティナート寺院へ行ってみました。ラーニ・ポカリの北側、JAMAL通りにあるローカルバス乗りばからバスに乗りました。幹線道路のカンディ・パトを歩道橋を渡ってすぐです。人がいっぱい群れているので、わかると思います。ゴウサラ行きのバス(バスやミニバスがいろいろ寄ってくるので、乗車口にいる車掌にゴウサラと言って乗れと合図されたら乗車する)に乗り、車掌にパシュパティナートと言って料金を渡せば近くで降りろと合図してくれる。降ろされた場所は寺院から1キロほど離れていたので、スマホの地図を見て歩きました。
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寺院は橋の西側、駐車場の向かいがゲートになっています。靴は脱がずにそのままゲートから中に入れます。まっすぐ行くと左手に小屋があって、外国人は1,000ルピーを払うようになっていますが、地元の人はそのまま入っているし声を掛けられなければそのまま入れそうです。1,000ルピーを払っても、外国人が入れるのは小屋を右に曲がってすぐの門にある金色の牛のお尻まで。門の手前左手にある階段を登るとグランドがあってその端から牛の頭が見えます。パシュパティナート寺院はガート(焼場)が有名ですが、ガートには寺院のゲートの外にあるので、入場料は必要ありません。
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駐車場と寺院のゲートの西にある商店。祭礼用具などを売っている。この向こう、坂を上がった所が幹線道路のリングロードで、バス停がある。タメル街への帰りはそこのバス停からラトナパークへ出た。空港も近い。
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寺院の入り口の門。ゲートから歩いてすぐだが、観光客の入れるのはここまで。奥に金色の牛のお尻が見える。
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門の手前、左手の階段を登ったグランドから見た金色の牛の頭。
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寺院のゲートの外、ガート(焼場)のある川。インドのガンジスは大きいけど、その上流のこの川は小さい。こんな小さな川に焼いた死体をどんどん流していいのだろうか。なお、この川はカトマンズの市内を流れていく。
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ガート(焼場)。台が並んでいて、そこで死体を焼く。いくつか煙も上がっています。
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ガートがいっぱい並んでいて、遺体を焼く煙が立ち上っています。
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焼場のすぐ近くまで行くことができます。遺体は親族に担がれて、川の水をかけられてからここに運ばれます。奥ではみんなでぶらぶらしながら焼けるのを待っています。
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遺体を焼く炎。
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ガートの近くにある祠。ここで生贄を殺した。今では生贄はないようです。以前はヤギ、もっと昔は人だったそうです。なお、寺院のゲートを入った所で声をかけてきたガイドを頼みました。10ドルというので、1,000ルピーにしてもらいました。英語のガイドで、日本語ガイドはもう少し高いようです。たちの悪いガイドもいるようですが、感じのいいひとでした。案内してもらったので、まあ、よかったと思います。案内がないと、見る場所など、よくわからないと思います。インドのように、あとでいろいろ払えとか言ってこないし。なお、体に白い顔料を塗ったり、髪を変な風に編み上げたサドゥーがいますが、写真に撮ると料金を請求されるので、気を付けてください。
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生贄を殺す祠の中。意外と小さく、供え物の花が置かれています。インド、コルカタのカーリー寺院の祠よりだいぶ小さい。
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カトマンズからバスでポカラへ行って、またバスでカトマンズへ戻ったのですが、帰る前に行ってみたキルティプルの街。ラトナパークのローカルバスターミナル(バスパーク)からバスに乗りました。バスターミナルは人でいっぱいで、食べ物などを売る屋台も出ているし、バスもいっぱい止まっています。いろんな人にキルティプルと言って、バスを探して乗り込みました。キルティプル行きは本数も多いと思います。街中をあちこち止まって40分ほどで旧市街の入り口に着きます。20ルピーでした。
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上の写真の寺院の裏手から見たカトマンズの市街。キルティプルは小高い丘の上に築かれた街で、天気も良く、気持ちのいい風が吹き抜けていました。バスは旧市街の丘を取り囲む環状道路を一周します。丘を登った商店街でバスを降ります。帰りも同じところから乗車します。(一周してカトマンズへ戻る)。
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キルティプルの旧市街。丘の斜面に建てられているので、狭い道が多く、階段もあります。崩れそうな土レンガの家が続きます。
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丘を登っていくと、真ん中に広場(中央に枯れた階段井戸のプールがある)があります。そこからさらに登っていくと頂上に寺院があって、日向に座り込んでのんびりしました。丘の上で風も抜けるので、大気汚染もあまり無いようでした。小さな街なので、ガイドがなくても大丈夫と思います。特に見どころというようなものはないけど、のんびりできるところだと思います。なお、頂上にある寺院の近くにいくつか見晴らしのいいレストラン・喫茶店があります。
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キルティプルの旧市街の街並み。
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