
2019/12/29 - 2019/12/29
97位(同エリア275件中)
骨ヅルさん
2019年末、家族でメキシコのカンクンに行きました。
貧乏人のリゾートツアーゆえ、内容も貧で、他の皆さんの豪華な旅行記と比べるとかなり見劣りしますが、備忘録として残します。
この一連の旅行記は5つに分けていて、ここではカンクンの西約200kmに位置する、マヤ文明の最大のチチェン イッツァ遺跡を中心としたツアーの様子を記します。
なお、これ以外に、
-1- ビーチ編
-2- ムヘーレス島編
-3- 「食」編
-9- 街編
があります。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- グルメ
- 2.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
この遺跡巡りは、現地で募集・催行されているツアーに参加しました。
宿泊ホテルの横で露天の代理人が募っていたもので、冷やかしに値段を聞いてみたら、ホテル内に入っている代理店他の半額くらいだったので、質は落ちるかも知れぬと思いながらも参加しました。
ホテルには当日朝にバスが迎えに来ました。そのほかのホテルにも立ち寄りながら客を拾うのは自明でしたがそれに約50分は掛かり、それは仕方ないとしても、その後宿泊ホテルの前にバスを止め、スタッフが朝食であろうサンドイッチとコーヒーを買いにコンビニに行くではありませんか! それなら、私+数人の参加者の集合を1時間遅くしてもらいたかった!! -
バスは高速道路を西に走り、カンクンが属するキンタナ ローと西隣のユカタンとの州境に達しました。そこには税関があり、トラックと一部の乗用車が検査を受けていました。同じ国内でもメキシコは合衆国だから州によって法律が違うんですかねぇ?
ちなみに、現地時刻もUTC-5から-6へと変わり、ガイドが、すべての訪問地がユカタン時間で、その時刻で集合を案内するからと繰り返し言っていました。 -
そこでトイレ休憩。
これはその壁に貼ってある観光案内図です。
右赤線下の白○がここの位置、その下から斜め左に降りる黒っぽい線が州境です。
これから引き続き中央やや左下のピラミッドへ向かいます。 -
遺跡に行く前、マヤ文明からの生活様式が残る地域に行くとのことで、バスの中からその住宅が案内されました(が、たった2軒)。
-
その直後、いわゆるビジターセンターみたいなところでバスを降ろされ、世界に一枚しかない自分に由来するマヤ・カレンダーやら、いろいろな要は土産物の販売がありました(Cooperativa Maya Ixchel y Restaurante Yaxkin)。
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「らしい」おやじが登場し、まず盆に水を注ぎ、その中に黒曜石でできた魔除け・開運の石細工を浸し(写真右上)、左下にちょっとだけ見えてるなんかの葉っぱ付き小枝の束を一旦それに入れ、葉に付いた水をテーブルを囲んでいる我々に振り掛けます。
そのあと、ツアー参加者数名の代表者を選び、盆から出した黒曜石を使ってマヤのお祓いみたいなことをやっていました。 -
その背後では、なんかの香を焚いたオッサンが、雰囲気を醸し出すべく歩き廻っていました。
焼べるものを入れている丸いものは、椰子の実の殻のようです。 -
3コマ上の建物の内部は、マヤ文明にちなむ土産物屋です。
何かの前で立ち止まって物の様子を見ようものなら、たくさんいる売り子のひとりが直ぐに寄って来て説明を始め、幾ら幾らでお買い得だと言い、高いと返せばどんどん値を下げます。2/3くらいになったところで、絶対買わないからもう結構と売り子から離れましたが、きっと半額以下になるでしょうね。
上と左下は、妖力を出す石細工で、(確か)7種類の機運向上や災いから逃れられるというもの。全部揃えたら高額になるよねと言ったら、それを全部備えたものがあるのでそれなら安いと(上の右/3つ分くらいの値段)。
日光の三猿みたいなものがあった(右下)ので、意味を尋ねようと思っていましたが、そんなことすればまたあーでもないこーでもないと押し付けられると分かり、止めました。だから意味不明です。 -
他にも石を加工したものを中心にたくさんありました。
中でも目を引くのは、骸骨を模したもの。
右側のドレスを纏ったものは、「死者の貴婦人」なのでしょうか? -
上で集合が掛かったと思ったら、今度はテキーラの試飲販売カウンタに連れて行かれました。
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テレビ通販に出てきそうなオヤジが、あーでもないこーでもないといろいろ説明していました。
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そのあとは昼食です。
大きなホールで、ビュフェです。食べ物はツアー代金に含まれています。 -
タコスというかトルティーヤを作っているテーブルもあります。
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極少量ずつでもたくさんの種類があり、皿が満杯になりました。
中央は別料金のジュースです。 -
民族衣装を纏ったスタッフが、(きっと)伝統的な踊りを披露していました。
もちろんチップをせがむことは忘れません。 -
またバスに乗り、遺跡へ。
遺跡に近づくにつれ、道路の混雑が激しくなり、ノロノロ度が増します。
やっと駐車場に着いて入り口に向かいます。
その途中には、物売りがたくさん! -
これは入場券です。
右上の欠損は、入場時にもぎられたからです。 -
これも入場時に提示しました。
何なんだか説明は受けませんでした(説明されたことが分からなかった?)が、右辺には「人類学と歴史の国立研究所」とありますので、そこへの寄付というか税金代わりなんでしょうねぇ、きっと。
上のは「ADM」だから、施設への入場料本体だと思います。
なお、本格的なカメラとあらゆるビデオカメラを持ち込む場合には、別に料金が発生します。普通のデジカメに付いているビデオ機能には課金されません。 -
入場してまず目に入ったのは、ユネスコの世界遺産マーク(左)とたくさんの露天商。
普通(って、私の考え)このような国が掌っているような施設の内部には、このような露天商はないと思い、現に世界各国でたくさんの施設を訪れた経験からも、超ー驚きました。
しかもその数がハンパじゃない!
でも、私が声を掛けてみたいくつかの店では、モノの値段が高くないんですよねぇー。これにもびっくり。
最初に連れて行かれた土産物屋でしつこく勧められた魔除け・開運の黒曜石なんか、最初の提示額が2/3。もちろん質が違うのかも知れませんが、そんなのどの道分かりませんし。古代都市チチェン イッツァ 史跡・遺跡
-
これはその露天商で買った、唯一の土産の小さなグラス。外側の周囲はすりガラス様に加工されていて、模様は彫られています。
これを手に取ってみていたら、早速モノの素晴らしさを説明し、たった100ペソだと言いました。
「ふ~ん」というと特別に80で良いと。
「要らない。」「70!」
「高い!」「いくらなら買う?」
「50。」「だめ。中を取って60!」
「じゃあ、買わない。」「50にするから、こっちの色違いもどうだ?」
「いや、1個だけで良い。」
と、ひとつだけ言い値の半額(300円弱)で買ったのでした。
写真に撮ると、模様が良く分かりません。メキシコ物なので、テキーラを入れてみたけど大して変わらず、右のは赤ワインを入れたらピラミッドが少し良く分かります(右)。 -
マヤの最高神であるククルカンを祀っているピラミッド(神殿)、「エル カスティーヨ」です。(「castillo」とは「城」ですが。)
4面にある階段はそれぞれ91段で、最上段ひとつを合わせて365段あり、1年を表しているそう。
そのほかにも、マヤ文明が栄えていた頃のツォルキン暦にあーだこーだで合致するとかいろいろガイドが説明してくれましたが、それほど興味がないジャンルを英語で聞いたので、頭に留まっていません。
そにかく、別名「暦のピラミッド」。エルカスティージョ 建造物
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その神は、春分と秋分に現れるそうです。
その日の陽が暮れるとき、このように斜めに見ると、階段の影が羽のように映り、階段下の蛇頭と合体し、ククルカンが復活したかのように見え、「ククルカンの降臨」と呼ばれているそうです。
今やネットでなんでも分かる時代ですので、うろ覚えの説明はここで止めます。
なお、上のコマが西側正面、これは北西です。 -
ピラミッドのすぐ東にある、「戦士の神殿」。
この周りは千本のククルカンの石柱に囲まれており、階段上の神殿入口には、神の使者チャック・モール像が鎮座(下円内)。戦士の神殿 建造物
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ピラミッドの西側にある「球戯場」と、高貴が観戦した神殿(奥)。
豊作祈願の儀式としての球戯が行われ、神への生贄を決めていたそうです。チチェンイツァ 北の神殿 文化遺産
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上のコマの後ろ側。
球戯場 建造物
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ピラミッドから北に数分歩いたことにある、セノーテ。
セノーテとは、このユカタン半島の石灰岩地帯で散見される陥没穴に地下水が溜まった天然の泉です。
このセノーテは、「聖なる泉」といわれているとか。シュトロク セノーテ 自然・景勝地
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これは「戦士の神殿」南の石柱です。
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その東側にもたくさんあります。
この辺りは繁栄の時期が前で、「旧遺跡」と呼ばれることもあるみたいです。 -
何かよく分かりません。
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これは、メルカード(マーケット)と呼ばれている遺跡です。
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「旧」遺跡に入ると、昔の様式の家がありました。
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南側のセノーテです(Cenote de Xtoloc)。
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遺跡には特に興味がないものの、見る時間は足りず、「旧」はほとんど見られず、これはピラミッドの南側に戻って来ました。
東側とともに、表面が「きちんと」していません。きちんとした部分は、修復したのでしょうね。 -
再びバスに乗って、次はセノーテです。
「Hacienda Selva Maya」というレストランの中にあります。 -
このセノーテは、「Cenote Saamal」。
ツアー参加者は救命胴衣を借り、水着に着替えて利用できます。
セノーテ サアマル 体験・アクティビティ
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私は、ここに寄ることを忘れて移動中に酒を呑んじゃって、水温も低いとのことで、水には入りませんでした。残念!
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続いて、少し東(カンクン寄り)のバヤドリドという街に行きました。
着いたときにはもう完全に暗くなっていて、時間も押しているので、滞在は僅か20分だと。
カンクンへはここから少なくとも2時間掛かるので、ハラになにか入れたかったのですが、厳しそうです。
これは、街の真ん中の公園直近にある教会(Iglesia de San Servacio)です。 -
バスを降りる前に、たまたま教会の中が見えました。
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公園内には、いろいろな食べ物や物を売る屋台がたくさん出て、賑わっていました。
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バスを降りて、食堂が集まっている建物に行ってみましたが、どこも少し列があり時間が掛かりそう。公園に出ている屋台も、「これは」ってところには列ができていて、諦めざるを得ませんでした。
そして、モノがなんだか分からない食べ物を売っている屋台が空いていたので、そこでこれを買って食べました。
買う前に名前を聞いたのですが、忘れちゃいました。何かの葉で包んでそれを蒸すようにしていましたので、タマーレスというものかも知れません。15ペソ。 -
集合時間になりましたが、バスはいません。
まだ2、3分は確実に大丈夫だと思い、近くのアイスクリーム屋台でそれをひとつ。
そしたら、その近くにバスは止まっていました。降車時に言われたところとは違うんですが、これがメキシコ流??
この直後、バスはカンクン向け出発し、逆時差もあるのでホテルに着いたのは夜10時を過ぎていました。
なお、このツアーは55米ドル。まぁ、これだけ盛りだくさんなら、回収できてるでしょうね。
この旅行記作成時に入れた位置情報により現れる広告のツアーも「100USD~」とあるので、「買い」だったと思います。
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旅行記グループ
ツマRanEIZEN ★カンクン
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