2020/01/15 - 2020/01/15
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tadさん
今日は嬉しいことがあった。一年半前からがん治療を継続しているが、抗がん剤による副作用の一種である手足のしびれが酷くて好きな楽器演奏はこの一年くらいは、殆ど不可能になっていた。私のやってきた楽器は木管楽器なのだが、”笛”の各種を演奏するのを二十歳の頃開始し、もう50年以上になる。普通のフルートとリコーダーを最初に開始し、さらに、この20年くらいは、モーツァルトやバッハ、ヘンデル時代の音楽を演奏する横笛、つまり、今の金属のフルートの前身である木製のトラベルソ(バロック・フルート)を開始した。音が大きくないことや、木質によって音質が変わる楽しみがあって、昨年までの20年間、かなり熱心に練習をしてきていたのだ。トラベルソは私の一番お気に入りの楽器となっていた。
ところが、一年前ごろに、手足のしびれが酷くなり、指の感覚が麻痺して、笛の穴を正しく押さえることができなくなった。パソコンのキーボードも間違いが増えてきたのと同じ原因だ。ところが、このところ、指の動きと感覚が少しよくなってきたような気がしているので、今日、殆ど一年ぶりに一番演奏の難しいトラベルソを握ってみた。結構、できるではないか!!!
さっそく、バッハのフルート・ソナタに挑戦してみた。完全復活には程遠いが、しばらく時間をかければ、なんとかなりそうな気配だ!バロック音楽演奏の旅をこれで再開できる!これは”心の旅”なので、旅行記としてお認め頂きたい!
明後日から、中東(ドバイ、アブダビ)への小旅行に出かけるが、いい気分で旅ができそうだ。
- 旅行の満足度
- 5.0
-
トラベルソ(バロック・フルート)
一番下は、フランス・バロック音楽に多いピッチが、A=392Hz、
長くて低い落ち着いた音がする。
次の4本は、A=415Hzで、多くのバロック音楽演奏に使用されているピッチ。
上の3本は現在楽器で普通に使用されているA=440Hz。相当甲高い音になる。
勿論、数ヘルツの差は調整できるが、それ以上下がったり上がったりする
場合は笛の場合は長さの調節に限度があるので、途中のパイプを交換する
こともある。交換用パイプは別にかなりもっているが、専用に使用したほうが、演奏しやすい。
一本だけモーツァルト時代の1790年製のトラベルソが上から二番目にある。後は現在の製作者が当時の名器を復元したもの。すべて欧米製。
黒い硬い木材は音が現在の金属のフルートに似てくるが、黄色い柔らかな木製は、柔らかな音がする。この音の違いを楽しめるのが、トラベルソのいいところ。モダン・フルートは、二本持っているが、あまり演奏しなくなった。 -
これらは二十歳ごろから始めたリコーダー(ブロックフレーテ)だ。小学生がやっている縦笛は、プラスチック製で音も冴えないが、いい木製のリコーダーはとんでもなくいい音色がする!
このうち4本は日本製だが、後はヨーロッパ製。固い木質のリコーダーは張りのある音がするし、柔らかい木質のリコーダーはソフトな音だ。曲によって使い分けるのが理想。大小のリコーダーでアンサンブルが可能だ。 -
普段はオーディオとピアノの部屋の隅っこに笛は並べてある。
今日は多少演奏できるとわかったので、一年ばかり放置していた笛を
全て取り出して、一本一本磨いてやった。これから使用再開とする。
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この旅行記へのコメント (10)
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- yamayuri2001さん 2020/01/21 12:09:56
- tadさん、こんにちは。
- トラヴェルソフレーテを演奏なさるのですね。
それに、お持ちの楽器が素晴らしいですね。
ソプラニーノからバスまで、
あらゆる音域の楽器をお持ちなのですね。
この時代の楽譜は、ネウマ譜ですか?
どのように 読んでいらっしゃるのでしょうか?
抗がん剤の副作用がおありとの事ですが、
必ず克服できる日が来ると思います。
その日が一日も早く来ることを
願って、応援いたします。
yamayuri2001
- tadさん からの返信 2020/01/21 16:19:52
- Re: tadさん、こんにちは。
- 今、福岡空港出ました。帰宅後ご返事します。
- tadさん からの返信 2020/01/21 20:59:11
- Re: tadさん、こんにちは。
- 応援有難うございます!
あまり気にせず、やれることを存分に楽しみたいものです。
今日も小旅行から帰宅したばかりですが、自宅でもあれこれやりたいことが
待ち構えています。せっかく年月をかけて揃えた笛のコレクションですので、
存分に楽しみたいものです。
ネウマ譜は用いませんが、古い楽譜のコピーだと、ト音記号ではないものも
あり、しばらくやらないと、慣れませんね。もっとも、殆どは、普通にト音記号の楽譜に直したものを使用しています。それでも、トラベルソとリコーダーを両方やってきましたので、しばらくやらないと、運指が混乱しますが、
不思議なもので、長年やっていて沁みついていますので、なんとかなるものです。モダン・フルートはそれらよりも、はるかに簡単ですから、中学生がブラスバンドでも、すぐに演奏できるようになりますね。それに比べて、トラベルソははるかに困難な指使いとなります。。。指だけ動かしても音程がまったく不正確になるので、それらの微妙な調整が大変なのです。それだけに、苦労のしがいがあるというものです。しかも、トラベルソの製作者の癖があり、同じ吹き方で同じ音程の音がでるわけではありませんので、一本一本の癖に慣れるまでは、調子っぱずれに聞こえてしまいます。まったく世話の焼ける楽器ですが、そこが可愛いというか、やりがいがあると感じています。
-
- 横浜臨海公園さん 2020/01/18 14:04:21
- 回復の報に接し喜ばしく思います
- tadさま、こんにちは。
コンスタントに旅行記を上程されていたtadさまの近況を回復傾向と知り喜ばしく存じます。
トラヴェルソフレーテは、ロンドンの教会でテレマンとイタリアの作曲家ロカテッリの作品の演奏会でしたが、教会自体が大規模では無く、通奏低音のハープシコードと共に音響も良く、17世紀の音楽を堪能した記憶がございます。
この楽器は大規模な演奏会場には合わず、やはりこじんまりとした所でのみ本質が出るものと思ったものです。
横浜臨海公園
- tadさん からの返信 2020/01/18 20:52:35
- Re: 回復の報に接し喜ばしく思います
- 今ドバイにいます。帰国後ご返事します。
- tadさん からの返信 2020/01/21 20:34:45
- Re: 回復の報に接し喜ばしく思います
- ご心配おかけしています。
体調は少し良くなってきたようで、笛が吹けるのは嬉しいです。
今日、ドバイとアブダビの小旅行を楽しんできました。
[この楽器は大規模な演奏会場には合わず、やはりこじんまりとした所でのみ本質が出るものと思ったものです。]
全くおっしゃる通りです。バロック音楽時代の古楽器はモダン・オーケストラ用の楽器より、どれもはるかに室内楽的な音量ですね。トラベルソやチェンバロが聞こえないような大きな部屋で演奏するのは邪道です。
ロンドンの教会でお聞きになったそうですが、教会は多少広くても見事に
広がることが多いように思います。実際私も二度ほどロンドンSt Pancras New ChurchとアントワープのSint-Pauluskerkで、テレマンの無伴奏曲を演奏させてもらったことがありますが、かなり広いのに、見事に音が広がり、余韻が長く、痛快でした!狭くても音を吸い込む部屋だとダメです。
チェンバロの名手と長年、アンサンブルをやっていたのですが、その内再開できればと思います。
- 横浜臨海公園さん からの返信 2020/01/23 09:56:39
- ブランデンブルク協奏曲第5番
- tadさま、おはようございます。
バロックの楽器は大ホールでの演奏には絶対に向いていないと思います。
以前、バッハのブランデンブルク協奏曲第5番の演奏で、第1楽章に於いて、ヴァイオリンの演奏のみ聴こえ、チェンバロ、及び、トラベルソフローテは全く聞えて来ず、殆ど無音状態でした。
横浜臨海公園
- tadさん からの返信 2020/01/23 15:53:33
- Re: 回復の報に接し喜ばしく思います
- 今、旅の後、病院に行ってきたところです。次は2週間後です。
旅の疲れは家内のほうがあるみたいで、私は元気ですので、また
今日あたりは笛を吹いてみたいと思っています。
ところで、おっしゃる通り、バロッック音楽は、絶対に小さなサロンくらいで
演奏しないと聞こえません。時代考証無視の演奏家たちは、平気で、金属弦をはり、現代式の強く張った弓を使って、強烈な音を出しますから、チェンバロやトラベルソの音量とマッチする可能性はゼロです。バロック・バイオリンやビオラ・ダ・ガンバを使用している方となら合奏可能です。ガット弦を使用し、弓も、外側にカーブしたタイプの柔らかな音質と音量の弦楽器なら、楽しく合奏できます。
が、現代ピッチに上げた弦楽器だと、金属弦がパンパンに張ってあり、強く締めて、内側に反り返った弓を使いますので、強烈な音量になります。これに太刀打ちできるのは、大型鋼鉄機械のような現在ピアノだけです。最近ロマン派のピアノ曲も昔式のフォルテピアノを使用する音楽家も増えているようですが、シューマンなどの時代の弦楽器はまだガット弦だったので、当然でしょうね。20世紀初頭の音楽もまだ金属弦ではありませんでしたから、、。
今の聴衆は、巨大な音量が当たり前だと勘違いしているのです。大ホールを作って、一度に稼ぐための手段が広がってしまったのでしょう。少人数で贅沢に聞くのが本来の音楽会です。それが無理なら、マイク、スピーカー付きの電子楽器でがんがんやればいいのです。私は大ホールでのコンサートやオペラを極力避けるようにしています。現代楽器でも音量が足りない大ホールでは、カラヤン、ベルリン・フィルのように大幅増員して、対応していましたが、全くの邪道です!!ベルリンのフィルハーモニーやザルツブルクの大ホールが嫌いなのは、その理由です。東京文化会館やNHKホールも酷いですが。。ただ、東京も古楽器使用のバロック・アンサンブルなどに適したホールは多少はあるようですが。。。(北区のホールは古楽器使用のいい音楽会をやっていますね。一度行きました。)
ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールのある建物は大中小の3サイズのホールがあり、それに合わせた会場を使用できるので、小ホールにはかなり行きました。12歳で作曲したモーツァルトのオペラもそこで見ましたが、最高でした。他にも適切なサイズの教会がたくさんあります。そうそう、ベルサイユ宮殿のオペラ劇場も本当に小さく作っていますね。大オペラハウスを作ると、ビア樽のような大型の巨声歌手が必要になり、メトロポリタン・オペラのように4千人近い人の前で次々と声をつぶしています。ウィーンの楽友協会ホールが好きなのは適切なサイズが第一の理由です。見栄えはどうでもいいのです。低音から高音までバランスよく聞こえるホールですね。大抵の大きすぎるホールは低音がほとんど聞こえません。。。(つい張り切りすぎました!)
-
- 城megrist KAZさん 2020/01/16 17:19:40
- 良かった‼️
- 良かったですね。楽しまれて下さい!
- tadさん からの返信 2020/01/16 17:36:21
- Re: 良かった‼️
- 有難うございます!
抗がん剤の副作用は個人差が酷いようで、私の手足の
しびれは長引いています。ただ、手の指は少しは感覚が戻り
つつあるようです。楽器コレクションの復活です!
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