2019/12/30 - 2019/12/31
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takkeyurianさん
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ほんのちょっとだけ出世しました。ほんのちょっとだけ。でも、嬉しい。ご褒美として、そして令和元年を乗り切った慰労として、温泉宿に行くことにします。予約にあたり、以下の条件を満たす宿を探しました。
1)年末年始の帰省のついでに行ける場所であること。
2)大晦日と正月三が日は避けること。
3)11月にも温泉旅行をしたので↓
https://4travel.jp/travelogue/11565698
リーズナブルな宿であること。
その結果、行き先は芦ノ牧グランドホテルとなりました。予約前にリサーチしたところ、昭和っぽい大型温泉ホテルのイメージです。リラックスできたらいいなあ。忘備録のような構成ですみません。
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会津に向かうには、東北本線→磐越西線経由か、東武線→野岩鉄道→会津鉄道経由か、の二択となりました。選んだのは・・・後者です。早朝の東武浅草駅にやってまいりました。
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6時半発の特急「リバティ会津亅101号を予約してあります。つい1週間前はクリスマスだったのに、正月だねえ。1年経つのが早くて嫌だなあ。
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指定した席は1号車にあります。東武浅草駅の先っぽならではの狭さがフォトジェニックです。
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終点・会津田島までよろしくおねがいします。なお、後ろ3両は「リバティけごん」1号として東武日光へと向かいます。
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和を感じさせるシートの柄です。コンセントあり、Wi-Fiもあり。でも、繋がらなかった。会津といえば、朝寝朝酒朝湯が大好きな小原庄助さんですが、車内では朝寝だけ実行しました。朝が早かったからね。
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下今市で「けごん」号との連結を外して、3両編成となり、鬼怒川線に入りました。2ヶ月前にSL大樹号で旅した区間です。この大谷川と日光連山が見える鉄橋をこんなに早くに再訪するとは。
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その時はこの鬼怒川温泉が目的地だったけど、今回はここから先を行きます。初めて乗る区間なので、景色を堪能しよう。
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新藤原から先は野岩鉄道に乗り入れます。湯西川温泉あたり。冬だなあ。
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そして、今シーズン初めて見る雪景色だ。
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特急「リバティ会津」は東武鉄道、野岩鉄道、会津鉄道と3社をまたがった運行を終えて、会津田島に着きました。ここから先は「会津鉄道リレー」101号へ乗り換えます。3両編成の特急から2両編成への乗り換えですから、座席にありつけるか心配でしたが・・・
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座れた。ご覧のようにボックスシートはテーブル付きです。
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湯野上温泉あたり。緑の川面をぼんやりと眺めます。
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浅草を発ったのが6時半で、このJR只見線七日町駅に到着したのが11時。4つの鉄道会社を経由した4時間半の移動でした。それでも乗り換えは1回ぽっきり。駅にはお土産屋さんが併設されており、会津の名産をかるーくチェックしてから、
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道路を挟んで七日町駅のすぐ目の前にある、阿弥陀寺へ。戊辰戦争の戦死者が埋葬されています。
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写真の右には、新撰組三番隊組長・斎藤一のお墓。墓石には改名後の藤田家之墓と刻まれています。
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斎藤一の墓の前には会津若松城から移築された御三階(ごさんかい)。戊辰戦争で消失した本堂の代わりとされたとのこと。ちなみにこのお寺には大仏もありましたが、「太平洋戦争の金属供出令で出征した」とのこと。戦争に翻弄された寺です・・・
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阿弥陀寺から東へと散策します。お、ダンダラ模様の自販機を見つけた。
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会津新選組記念館まである!
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あちこちの民芸品ショップをハシゴしたあと、ランチにします。空山NEOという店で、背脂が散りばめてある喜多方ラーメンをすすりました。うちのおくさんは美味しいと嬉しそう。寒かったし、朝もサンドイッチだけだったし。
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ところで、会津若松といえば、戊辰戦争の古跡が点在している街というイメージでしたが、大正あたりの近代建築が多く残されていて、建物ウォッチングが楽しい街でした!ひときわ目立っていたのは、スポーツ用品屋さん。入口には印象的なフォントでTSUKAHARA GOFUKUTEN.LTDとあります。
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ここもおもしろい装飾です。
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これまた印象的なフォントでDepartment Storeとあります。その隣に漢字で「呉服百貨店」とあります。さっきのスポーツ屋さんももともとは呉服屋の本店で、こっちが支店のようです。
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レトロな呉服百貨店の前には清水屋旅館跡があり、吉田松陰や土方歳三や新島襄・八重夫妻が宿泊したとの説明が。この跡地は、いまは銀行です。
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白木屋漆器店は年末年始休業でした。
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レトロな新聞受け。
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野口英世青春通りへと入りました。
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シーズンオフなのか、閑散としてはいますが、立派な野口英世像です。野口英世はおかあさん(シカ)のたどたどしい手紙に感動して里帰りしたよ、とのエピソードを披露するも、おくさんは「知ってる」。野口英世夫人はアメリカ人だよ、と言っても「知ってる」。
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いいねえ、このおうち。旧・黒河内医院だって。
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寒くて小雨混じりですが、会津若松城近くまで歩いてきました。お堀のそばには直江兼続の屋敷跡があります。上杉家といえば越後と米沢のイメージですが、関ヶ原前後には会津を治めていたっけ。ここで徳川家康を挑発した直江状を考えたのかな、と想像してみます。なお、こういった歴史の知識は大河ドラマによること多し。
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城内へ。
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羽毛があるのに寒そうな鴨たち。
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天守閣の側まで来たぞ。自分は2歳まで会津若松に住んでいたらしく、この城まで散歩に来ていた赤ん坊の写真がかなり残っています。
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幸せになるスポットだよと、おじいさんに話しかけられました。ああ、ハート型の石垣ということか。うん、ムリヤリだな。
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天守閣を望む庭をぐるりと散策します。春は桜が見事だけど、やはり冬は寂しい。
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でも、久々に「鶴ヶ城」(※我が家では別称で呼ぶ)を見れてよかった。
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鴨たちも元気でね。
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路地から見える天守閣もいいですな。
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こういった路地にも歴史あり、と知らせる案内板が。
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山本覚馬と新島八重の兄妹の生誕地だって。「八重の桜」の西島秀俊と綾瀬はるかですか。
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その生誕地の近くにあるバス停から、芦ノ牧循環線という路線に乗って、ホテルへと向かいます。到着はちょうどチェックインの15時の予定です。
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30分ほどの乗車で利用者は3人だけ。かつ、1人は途中で下車したので、芦ノ牧温泉までは自分たち夫婦だけ。
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芦ノ牧グランドホテルに到着しました。さあ、チェックインしよう。
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ホテル入口にはカラフルな傘たち。
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巨大赤べこもお出迎えです。こいつ、ちゃんと首を振ります。
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巨大起き上がり小法師もいた。
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部屋へ。エレベーターの前に喫煙室がぽつん。分煙うれしい。廊下の壁紙は新しいかんじ。
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部屋に入ると、あらためて、起き上がり小法師がお出迎えです。うーん、こいつらは小さいほうが好きだ。
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部屋です。うん、昔ながらの温泉ホテルってかんじだ。やや古いけど、きれいにしてあります。しかし、温泉宿定番の「あのスペース」(広縁)にテーブルとイスが置かれていない!イスは居間にセッティングされているが、だめです。あそこが好きな人、意外と多いぞ。
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それでは「あのスペース」から外の景色を見てみましょう。
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おー、渓谷沿いに建つ立地です。
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ホテル名のロゴの入ったタオルが1人1枚ずつ。
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お茶うけは、黒糖まんじゅうと、ぴりり椎茸。苦手な椎茸はおくさんに譲るが、美味しいって。
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すっかり体は冷えていたので、部屋でくつろぐよりも、ひとっ風呂を優先します。どれどれ。
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ほう、浴場の入口にはスリッパの殺菌消毒ができる下駄箱があります。
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これ、ホテルに置いてあったパンフレットからの1枚です。洗い場が畳です。
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これもパンフレットから。露天のほうが熱めのお湯でした。しかし、いま貧血気味で、温泉に入浴するには禁忌症でした・・・長湯せずに上がろう。
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湯上り処には冷たい麦茶が用意してあり嬉しい。
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べこの乳・・・おお、牛乳ですね。あとアルコール。牛乳は130円、ビールのショート缶は260円、こんなもんでしょう。
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ルームキーは1部屋に1つだけ。だから、湯上がりあとは、おくさんとロビーで待ち合わせ。全国の温泉宿さん、キーはせめて2つください!
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ロビーの片隅には会津民芸が鎮座しているコーナーがあり。
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見上げるとカラオケコーナーとゲームコーナーがあります。温泉宿で一度も利用したことないけど、昔ながらの温泉にはこれだよね!と何か嬉しい。
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おくさんも風呂から上がってきたので、一緒に売店をチェックします。ここ、なかなかの品揃えですよ。
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さて、夕食まで一休み。「2019年の限定醸造亅と、「東北ホップ100%亅いうコピーに惹かれて、市街地のスーパーで入手したビールをチビリチビリ。呑みすぎると夕食に差し支えますから、豪快にプハーとはできません。
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さあ、18時です。いざ、食事処へ。
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畳にテーブルとイス。こんな感じでセッティングされていました。どれどれ。
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「料理自慢の宿」と公式サイトで唱っているので、たのしみです。
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豪華なイメージの食材をシンプルに、一気に並べるのが、ここのスタイルのようです。固形燃料をつかうメニューが3品とも、同時に着火されました!さあ、忙しくなるぞ!
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前菜
馬刺し 胡麻豆腐 油麩と南瓜の炊き合わせ エリンギのポン酢和え
そして、食前酒とお新香です。
前菜をつまみながら、会津の地酒をチビリチビリとやりたいところですが・・・ -
焜炉
豚しゃぶしゃぶ
鍋が沸騰したので、前菜よりもこちらを先に頂かなければ。うん、うまい。
妻 「しゃぶしゃぶは牛より豚だね。」
夫 「そして、ポン酢って偉大だよ。」 -
造里
鮪 帆立 サーモン タラバ蟹 南蛮海老
夫「山の中で、しかも高騰しているタラバを刺身って、すごい。お、甘い。仕入先に太いパイプがあるのだな。」
妻「でも、タラバは火が通っている甘さのほうが好き」
夫「そうだね」
※個人の好みによります -
焜炉その2
活鮑の踊り焼き
これまた海鮮です。しゃぶしゃぶに忙しくて、踊っているかどうか、確認するのを忘れた。でも、肝まで美味しくいただきました。 -
焼魚
子持ち鮎の塩焼き
これは、冷えているし、鮎の香りもしないし、ちょっと・・・
夫「鮎じゃなくてもいいのに。」
妻「美味しく調理されていなくて鮎がかわいそう」
※個人の意見です -
ようやく前菜にも箸を伸ばす余裕が出てきたところ、後出しメニューも登場しました!
蒸し物
茶碗蒸し
凌ぎ
海老天麩羅蕎麦
しゃぶしゃぶ定食と、刺身定食と、焼魚定食と、蕎麦定食と、日々のちょっと贅沢なランチが一気に並べられているかのよう。 -
飯物
山菜釜飯
とっくに炊けているようです。それどころか、もう湯気も出ていない!しまった!じゃあ、汁物を持ってきてもらうか。
「すいませーん。お味噌汁くださーい。」
・・・おそい。
仲居さんは頑張っていますが、8つあるテーブルを捌ききれません。 -
汁物
とろろ昆布の味噌汁
食べ切れないのでは!という心配をよそに、意外とぺろりといただきました。ごちそうさまでした。 -
水菓子
塩アイス
カップアイスなので部屋で食べました。「笹川流れの塩」を使用とありますが、会津の隣県、新潟の海ですね。うむ、会津っぽさや季節感を前面には出さずとも、豪華だね~、という食材をずらーっと、しかも、リーズナブルな宿泊代で提供してくれるので、地元の人たちもターゲットになるかも。 -
おくさんがものすごく感心したのは、部屋のタオル掛けが、空調の吹き出し口に設置してあること。乾きやすいねえ。
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世界の水シリーズ
~奥会津金山 天然炭酸の水
七日町駅の土産屋さんで買っておきました。日本ではあちらこちらの産地のミネラルウォーターがありますが、天然の炭酸水は希少だとか。程よい微炭酸でまろやかです。
浅草を出たのが6時半だったから、眠い眠い。22時には就寝です。おやすみなさい。 -
おはようございます。今日は大晦日だ。令和元年も終わり。今朝の渓谷沿いはこんなかんじです。さっさと就寝したので、早起きをして、人の少ないうちに朝湯を堪能しました。
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朝ごはんはこちら。
梅干し、鮭の昆布巻き、タラコ、なめこ、揚げだし豆腐、漬物、ゼンマイ、ヨーグルトに、イカの刺し身。卵料理が欲しかったな。盛り付けはやや雑です。 -
予約していた朝ごはんの時間に炊きあがるように、釜に火を入れておいてくれました。
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鮭は卓上コンロで温めてからいただきます。
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以上、今回お世話になった芦ノ牧グランドホテルでした。
チェックアウトは10時ですが、9時には部屋を出て、マイクロバスで芦ノ牧温泉駅へと送ってもらいました。いつもギリギリまで部屋にいるのに、会津鉄道やバスのダイヤにちょうどいいのがなくて、残念ながら早めにチェックアウト、でした。 -
芦ノ牧温泉駅はネコが代々の駅長を勤めているそうです。
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アニメ的なキャラもいて賑やかなこと。ネコはひと仕事終えて、事務室で休憩なさっていました。
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この駅で上下線の車両がすれ違います。こいつは会津田島行です。これからやって来る会津若松駅を待ちます。
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駅名標のイラストがいいなあ。
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終点・会津若松駅に到着する直前に富士山!これ、日帰り温泉の施設名にちなんだ神社らしい。
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会津若松駅の改札外に出てみます。白虎隊だ!
今回は飯盛山にも行けなかったし、近藤勇の墓所にも行けなかったけど、またこんど。 -
ところで、駅前にも巨大赤べこがいます。こいつも首を降るよ。
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こうして年の瀬の湯治を終えて、あのあと、実家へと帰省しました。
これは自宅へと連れてきた赤べこ。デザイン重視で選んだけど、あまり首を降らない。
今年も温泉に入る旅に行けますように。
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