2019年8月　ドイツ木組みの家街道の町の一つ　イトシュタインを歩く　Idstein

2019/08/03 - 2019/08/03

2019年8月最初の週末にフランクフルト近郊のKoeningstein　ケーニヒシュタインにあるホテルに泊まりに行きました。今年中にDiscovery Hotel Group　のホテルに一泊しないといけなくなりました。いわゆるホテル修行です。一泊でどこかに行くなら、ヨーロッパはやはり夏に行くに限ります。 フランクフルト郊外のケンピンスキーホテルが一泊二日のプランを出していたので、これを利用してフランクフルト近くの小さな町とホテルを楽しむことにしました。
最初にケーニヒシュタインとホテルの中の写真などを撮ったのですが、間違ってファイルごと消してしまってました。(>_<)
今になって気が付きました。撮った写真の整理はすぐにしないとだめですね。
この旅行記はケーニヒシュタインの後に行ったIdstein　イトシュタインの街歩きです。

エリア ドイツ

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

8月3日（土）
イトシュタインの町に車でやってきました。
今だいたい午後3時半です。
地図があったので、とりあえず写真に撮っておきます。

旧市街、町の中心にやってきました。

イトシュタインは人口24,897人のこじんまりした町です。
発音はイドシュタインじゃないんだ。

真ん中にあるお城の部分が町章です。

その上にある顔がこわい。

1287年から都市権を獲得したとあります。

ツーリストインフォメーションがまだ開いていたので入ってみます。
地図や見所のパンフレットなどをもらいました。

このツーリストインフォメーションの建物（写真左側）はKillinger Haus　キリンガー・ハウスという名前の建物で1615年に建てられました。
彫刻の飾りが目を引きます。

ここはそのインフォメーションなどがあるKoenig-Adolf-Platz。ケーニッヒ・アドルフ・プラッツ。
昔はGraf-Adolf-Platzだったのですが、ナチスドイツ時代にAdolf-Hitler-Platzという名前に変えられ（やばい）、1946年にナッサウ家出身の唯一の神聖ローマ皇帝アドルフにちなんで更に変えられたということです。
ウィキに載ってました。

ここが町の中心です。

そこにあるオブジェ。

ケーニッヒ・アドルフ・プラッツからObergasse　オーバーガッセの方向。
木組みの家が少し見えています。
この通りにもDruckerei Grandpierre　や　Hoeerhof　などの古い木組みの家が残っています。

同じ通り、オーバーガッセです。
いろいろ調整して写真を撮ってみます。

オーバーガッセからRathaus　町役場とHexenturm　魔女の塔を見たところ。

赤い建物がRathaus　町役場です。

この建物は1698年に建てられました。
役場としては二部屋使われただけで、そのほかに消防用具、麦を計るはかりを入れるための部屋、見張りのための場所、留置場、役人の住居、穀物の倉庫などに使われていたそうです。
1928年に落石によりかなり破損し、1947年には火災にもあったということです。

その隣のSchiefes Haus　（曲がった家）

1727年に建てられました。
左側の部分は、1736年から1745年まで薬局だったそうです。
1995年から97年に完全に直したあとはイトシュタインの役所の一部になりました。構造上の不備で建物が曲がってしまったそうです。

町役場の横のKanzleitor　カンツライ門。

1497年Graf Philipp I. von Nassu-Idstein　ナッサウ・イトシュタイン伯フィリップ一世の時代に建てられたものです。
事務所として使われたほか、見張り所、牢屋、拷問部屋（！）、穀物貯蔵所、使用人の住居として使われました。

この門の二階部分は、イトシュタインのStandesamt（戸籍役場）として使われていて、広くて華やかな結婚式ホールがあるそうです。

多分横につながっている窓のあるところですね。どんななのか中を見てみたいです。

Himmelgasse　ヒンメルガッセのほうに行ってみます。

街灯の柱の部分に花と葉っぱの絵が描いてあります。

こういうの見たことないかも。

すぐにMarktplatz　マルクトプラッツに来てしまいました。100メーターもないです。

広場にあるBrunnen　井戸。
ラーン川の大理石でできています。

早く歩いてきてしまったのでゆっくり戻ります。

Himmelgasseにはレストランが多いです。

多分この自転車は、Taunushof　タウヌスホフというホテルの看板ですね。
かわいい。
実際に自転車としては使われてなさそう。

ゆっくり歩いたつもりですが、もうケーニッヒ・アドルフ・プラッツに戻ってきてしまいました。

今見ると、角の建物の柱にきれいに絵が描いてあります。

さっきのオブジェの上で遊ぶ子供たち。

キリンガーハウスとその横の木組みの家。

このイトシュタインの町の見どころは、このケーニッヒ・アドルフ・プラッツとマルクト・プラッツの間、そして、カンツライ門から魔女の塔までに集まっています。

ここにもBrunnen があります。
Loewenbrunnen。1937年のWilly Bierbrauer 作。

（ビール醸造者っていう意味のすごい苗字の彫刻家。今ヴィースバーデンの一部になっているBierstadt　ビール市という意味のところで生まれたそうです。ビール好きにはたまらない？）

階段を上がるとカンツライ門のほうに行けます。

でも、その前にみんなが食べてるアイスが食べたくなったので、アイス屋さんに戻ります。ここから全然遠くない距離。

アイスを食べながら歩きます。
また、ケーニッヒ・アドルフ・プラッツに戻り、階段を上がって、カンツライ門をくぐります。

Hexenturm　魔女の塔が見えました。
イトシュタインで一番古い建物です。

その手前に見える建物は、Altes Amtsgericht　旧裁判所。
塔とは別の建物です。1867年から1938年まで裁判所として使われていました。

この魔女の塔はだいたい1170年頃、1240年頃、1500年頃の3段階にわけて建てられて、今のかたちになったのは1810年だと言われています。
魔女の塔という通名は19世紀にそのときの流行でついたもので、17世紀にイトシュタインで実際にあった魔女迫害とは関係ありません。もともとの用途は主に見張り用でした。

でも、実際にあったんだ、魔女迫害。

またカンツライ門に戻ります。
この右側に続く建物は、もともとお城の一部でした。

路上にありました。石でできてます。
使えるのかな？（試してません）

カンツライ門の前の道からみるケーニッヒ・アドルフ・プラッツ。
右側は町役場。

同じく広場。

カンツライ門から下る坂道。
建物がいろいろにつながっています。

また広場に戻ってきました。

別の子供たちが遊んでいます。

町役場の下にある小さなトンネルを通ってみます。

町からのお知らせや新聞が貼り出されています。

下から見上げるカンツライ門。

自転車の人が通り抜けて行きました。

車を停めていたところのそばにお城があるので行ってみました。
Residenzschloss　です。
1614年から1634年にかけて前からあった建物を使ってこの形に建てられました。

1946年からはペスタロッチ・シューレ、ギムナジウムとして使われています。
こういう建物のギムナジウムって超昔の漫画を思い出すなあ。

お城に続く橋です。魔女の塔の前の道をまっすぐです。

この後はホテルに帰りました。
ここまで見ていただいてありがとうございます。

この旅行記へのコメント （3）

• gratiaさん 2020/01/14 10:14:34

  これまた

  素敵な町並みですねぇ(о´∀`о)
  建物も、どれも素敵！
  ツーリストインフォメーションの建物、可愛い☆
  曲がった家は家の中は、どうなってるんでしょうね？
  何枚か、町並みと空の写ってる写真があったけれど、空の色が絵画みたいになってて本当に童話の絵本の絵みたいで素敵な写真ですね( ☆∀☆)
  
  消えてしまった写真は残念でしたね。
  私も、ぜひ見てみたかったです。

  nekochanさん からの返信 2020/01/16 05:59:25

  RE: これまた

  gratia　さん　メッセージありがとうございます。
  
  南のほうの小さな町ってこんなかんじですね。
  うちのあたりは、小さな町でも畑が残るただの住宅地なんですけど。
  
  ホテルの部屋の写真とかケーニッヒシュタインの町とかも写真を撮ったんですけどね。探しても見つからなかったです。
  ちゃんと早く整理しろってことですね。(；´Д｀)
  一番最初に4トラに登録してからしばらく何もしてなかったんですけど、その何もしてない頃の写真がわけわからなくなってますね。
  
  わたし、画像はIrfanviewっていうのを通してからアップしているんですけど（夫がそう言うので）、そのせいで空の色がそういう風になってるんですね。ははは。
  あんまり意味ないかもしれません。
  この手のよくわからないことは、すべて夫の言うとおりにしてます。
  ｡(*^▽^*)ゞ

  gratiaさん からの返信 2020/01/17 13:07:23

  Re: これまた

  私もメカには弱いので相方頼りですよ(^_^;)
  旅行の写真、なくしちゃうのって結構、ショックですよね( ノД`)…
  昔、メキシコのレストランに相方がカメラを忘れてきて泣きそうになるやら怒れるやらで、おかしなテンションになりました(。>д<)
  幸い、メキシコでは非常に珍しいことですが店員さんがキープしておいてくれて取りに戻ったら奇跡的にあったので救われましたが、その当時、スマホもないし、全てカメラで撮ってたので本当にやられました。