北ベトナムの世界遺産を訪ねて！ 1/2 - ハロン湾/チャンアン/ホアルー

2019/12/24 - 2019/12/28

昨年に引き続き 年末海外旅行！

行先は悩んだ末、自分の「行きたい所 Best10？」に入っているハロン湾をメインターゲットに検討。

結果選ばれたのが、JTB 旅物語の「ANAビジネスクラスで行く 充実のベトナム北部5日間」というパッケージツアー。
ANAビジネスクラスで、現地ガイドによる観光＆食事もほとんどついているフルパッケージ。
本来 団体旅行は苦手なのですが、ベトナム国内の移動距離も結構あるのでちょっと心配だけど JTBブランドを信じての手配。

ハノイのイメージは少し地味ですが、ハロン湾とチャンアンという世界自然遺産に加えて、世界文化遺産のタンロン城なども含まれていたのでよかったです。この時期の北ベトナムは、雨は少ないものの基本的には曇天が多いとのことでしたが、まさにその通りでした。
でも思ったよりも寒くなく、日程が平日だったこともあり、観光スポットの混雑はなく、快適に観光できました。

また羽田発着、ビジネスクラス利用、時差は二時間だったので体力的にはとても楽な旅行でした。

残念だったことと言えば、団体旅行なので 趣味趣向が異なる方々とも一緒になるので、少しストレスもありましたねー。
食事も観光客向けのものが多かったのも少し残念かなあ。
まあ、その分コストは押さえられているので 仕方ないですね。

前編のこちらは、初日(基本的には移動日)＆二・三日目の世界遺産をクルーズで楽しむ編です。

> ハロン湾クルーズ
> チャンアンクルーズ

幸いにもこの時期にしては気温はやや高く、クルージング時も寒くなく景色を満喫できました。

エリア ハロン湾周辺(ベトナム)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 観光バス 船 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

いきなりですが、今回のツアーのチラシがこちら。
思いっきりのフルパッケージツアーですねー。

ターゲットは、「面倒なことは全てお任せしたいシニア夫婦」または「海外旅行好きだけど現地でのトラブルは避けたい仲良し女子」っていう感じでしょうか。

フルパッケージツアーなんて、10年以上利用していないけど、大丈夫だろうか。。。

出発日は6:55集合、帰国日は22:00到着とのことだったので、迷った末 自家用車で行き 国際線ターミナル立体駐車場を利用することに。
4泊5日の利用で、9,450円と安くはないですが 体力的にも随分と楽なので良しとします。

少し余裕をもって自宅を5:15出発。一時間弱で到着。ちょっと満車が心配でしたが、実際には かなり空きがありました。
別途料金がかかりますが、事前予約もできるようです。ハイシーズン時や今後羽田発着の国際便が増えた場合は、予約した方がいいかも。

ターミナル自体は オリンピックに備えてなのでしょうか？ずいぶんと施設も充実してきていますね。きれいだし、導線も分かり易く便利です。

チェックインを済ませ、ANAのビジネスラウンジに向かいます！フライトもオンタイムのようです。

羽田空港 第3旅客ターミナル 空港

ANAスイートラウンジ。
早朝の所為か、ほとんど人はいません！

しかし広いですねー。シート間もゆったりとしたレイアウトで寛げそうです。

羽田空港国際線 ANAラウンジ (110番ゲート付近) 空港ラウンジ

早速、朝食を頂くことに。

バッフェの品揃えも充実です。
和食を中心に温かいスープはもちろん、ドリンクも充実です。
人気のカレーもありました。

いずれも美味しそうなので、和洋折衷の朝食となりました。

ANAのカレーは初めてでしたが、確かに美味しかったです。

食後もしっかりと寛ろぎながら、wifi接続しスマホでベトナム観光情報のおさらいタイム。

オンタイムでの離陸！

昨年夏に シンガポール出張でJALのビジネスクラスの利用をしたのですが、シートはどちらも負けず劣らずで快適そのもの。
映画も出発前から到着するまで、途切れることなく楽しめました！

さっき朝食を食べたばかりですが、早めのランチが登場。
和食を頼みましたが、いずれも美味しく満足でした。
やっぱりビジネスクラスはいいなー！

到着もオンタイム！

空港で1万円を両替(2,090,000 VND)。ざっくりの計算ですが、「ゼロを二つ取って1/2にする」というのが概算の出し方。つまり100K VND = 500JPYぐらいです。

現地ガイドさんとも無事 合流し、バスに搭乗。
今回は総勢で5組11名とのこと。思ったよりもコンパクトな人数なのでよかったかな。
バスも無駄に大きくなく、かつきれいでした。

とはいえ、このままハロン湾までバスで約180km/3時間の移動です。。。
2018年に高速道路ができたのでこの程度ですが、それ以前は5時間ほどかかっていたようです。
まあ、絶景は基本的に僻地にあるので、仕方ないです。

ノイバイ国際空港 (HAN) 空港

こちらは、ハイウェイにあるサービスエリア。

まだオープンしたてのようで、やたらとキレイというか、むしろ殺風景な感じ。。。

そういえば、テレビで「ベトナムの交通インフラは日本を見習っている」と言っていたような気がする。

そう言われると似ていなくもないかなあ？
あっ、トイレもすごくきれいでしたよ。

今夜の宿泊先はこちら「Paradise Trend Hotel」。

シックな感じで良さげです。

チェックインもスムーズでした。

パラダイス スイーツ ホテル ホテル

部屋も広くて快適そうです！

実際の造りは、細かいところを見ると隙間が空いていたりと少し手抜き感はあるものの 掃除もしっかりとされているので問題なさそうです。

シャワーの水圧もしっかりとありそうだし、エアコンも静かでした。

夕食前にホテル前に出てみるとクリスマスイルミネーション。

写真で見るより実際は少ししょぼいですが、頑張っている感あります。

それより 人がいないのが、寂しいです。。。

夕食はホテルのレストランで、シーフード中心のベトナム料理。

Xmasイヴなので、シャンパンはどうか言われたけど、高いのでビールにしました。

レストランの雰囲気はまずまずでしたが、肝心の味は可もなく不可もなくって感じでした。。。
まあ、朝昼としっかりと食べたので、それほどおなかも空いていなかったので特に不満はなし！

夕飯後にホテル周辺を散策したのですが、こんな感じ。。。

Xmasイヴの観光地にしては寂しい。。。。。

徒歩5分ほどで、明日のクルージング船が出る桟橋に到着。

人はいないけれど、港に映えるイルミネーションはきれいです。

ということで、初日は完全な移動日となりました。
暑くもなくかつ寒くもなくで体調的にも比較的楽な初日となりました。

明日はいよいよハロン湾クルージングです！楽しみだー！

二日目の朝。
朝食はホテルのバッフェスタイルです。こちらもツアー料金に含まれています。

昨晩とは違って、種類も豊富で味も悪くありません。
お決まりのフォーもあったので、早速頂きました。

そしてベトナムではヨーグルトも美味しいのですよねー。
昭和世代には懐かしい、瓶に入ったタイプのヨーグルトです。
日本のそれよりも甘みが強いですが、美味しい！

前日は夜だったのでわからなかったのですが、マリーナはかなり立派な建物です。

ここでチケット購入します。
まあ今回は、フルパッケージなので配られたのですが。。。

ハロン湾クルーズ アクティビティ・乗り物体験

天気は曇天の予報ですが、少し陽がのぞいています。

乗船チケットが渡されて、こちらの船に！なんと11名で貸切です。
贅沢にも感じますが、凄い数の船がいるので むしろそうしないとやっていけないような感じもします。

港を出港し、鍾乳洞散策とランチもついての約三時間のクルーズです。

雨の心配はなさそうですが、洋上は結構ガスってますねー。
でも それはそれで幻想的な雰囲気です。なんか中国の山水画っぽくも感じます。

おー、進んでいくと切り立った崖の島が見えてきました。

しかし、船と比べてみるとわかると思いますが、結構な大きさです。

まさに「海の桂林」と呼ばれている雄大な景色です。

近づくと本当に大きいです！

宮城県の松島をスケール百倍にしたような感じです。
(表現力乏しくてすいません。。。)

石灰岩でできた島や岩が2000以上もあるとても大きな湾です。

こちらはガイドブックにもよく出ている「香炉島」。

周囲の島と比べるととても小さくて「島」というよりも「岩」ですね。

こちらも「闘鶏岩」または「夫婦岩」と言われている奇岩。

鍾乳洞がある島に上陸です。この先にティエンクン洞という鍾乳洞があります。

地元の漁師が発見した偶然 発見した鍾乳洞で、大きさが手頃なので整備をして観光客に開放しているとの事。
ガイドさん曰く「入場料の半分が彼に入っていて、今は大金持ち」とのこと。本当かな？笑！

ティエンクン洞 洞穴・鍾乳洞

確かに洞窟内はかなりの広さです。最も高いところで天井まで20mもあるそうです。

鍾乳洞というと通路がビシャビシャのイメージですが、ここは比較的乾いており歩きやすかったです。

またガイドブックやネットでは、派手な色の照明の写真が多いのですが、今回はシンプルな白色灯でしたので、自然の様子が見れてよかったです。

ベトナムって、お寺でもなんでも虹色にしてしまううですよねー。

外光を取り入れるための穴を開けたとの事。

天井からカーテンのようになっています。

柱上になっているところも。

なかなかのスケールですねー。

でも鍾乳洞って苦手な方もいるようですね。そういう方は船で待機も可能だそうです。

鍾乳洞の出口からは船着き場を見下ろせます。

結構な数の船が停泊していますね。この日はとても空いているとのでした。

ハイシーズンになると沖まで順番待ちになるそうです。

鍾乳洞散策を終えて、再び乗船して帰路につきます。

帰路でランチタイムです。船内に本格的なキッチンがあり、そこで炒め物や揚げ物も調理できます。

昨晩に続きシーフードベトナム料理ですが、こちらの方が断然おいしかったです。
湾内は、本当に波がないので、船酔いしやすい方でも大丈夫なくらい揺れません！まったく揺れないので食事も快適です。

なんと、帰路についたら晴れ間が！！

うーん、残念と言えば残念ですが、まだ洋上にいる間に晴れてこんな写真が撮れたのでラッキーとしましょう！

世界自然遺産の中でも屈指の人気のハロン湾。
もちろん映画ロケなどで使われた影響もあるかと思いますが、他に類を見ない絶景でした。

ハロン湾クルージング終了後は、再びバスに乗りハノイ市内のホテルに向かいます。

こちらは、パッケージツアーに付き物のお土産屋さん立寄り休憩。

絶対に地元の人は入らないような、小奇麗なギフトショップですが、空港にあるようなものが整然と並んでいて、ちっとも興味がわきません。。。
まあ、トイレ休憩と思えばストレスはありません。

ハノイ市内のホテルは西湖ほとりにある「Thang Loi Hotel」。市街中心地(旧市街)からはだいぶ離れており、陸の孤島みたい所にあります。

老朽化が進んでいるためか、あるいは 水辺にあるためか、全体的に湿っぽくややかび臭い。。。グレードでいえば「Bクラス」ですねえ。

タン ロイ ホテル ホテル

ユニークな点としては、ゴルフ練習場が併設されていて、湖に向かって打てます。

なんか、打った球が全部池ポチャってなえる気もするけど、どうなんだろう？

夕食まで少し時間があるので、近隣を散策することに。

徒歩で20分弱のところにショッピングセンターがあり、そこに最近勢いがあるというベトナム資本スーパーマーケット「VinMart」で、ベトナム系調味料やコーヒーなど自宅用＆お土産として調達。

結構買ったけど、日本円で2,500JPYほどでした。安い！！

シレナショッピングセンター ショッピングセンター

西湖はとても大きく対岸のビルも小さく見えます。

タイ湖 (西湖) 滝・河川・湖

夕陽がきれいです！

ホテルに戻り、夕食のためにバスで移動。

が、帰宅ラッシュの大渋滞に巻き込まれて一時間以上かかりました。

しかし、凄いバイクの数です。信号もあまりないので交差点はパニック状態。
バイクは歩道をわがもの顔で走っていますし、逆走も当たり前です。

しかし車の運転手の車幅感覚も凄いです。10cmくらいまでは平気で近づいてきます。

以前インドのデリーも凄いと思ったけど、ハノイの方が凄いかもしれませんね？

やっと到着した中華料理レストラン。

距離にしたら10km程度なのに一時間以上かかりました。

「きっとミシュラン三ツ星クラスだろう！」とツアー客同士で笑っていました。

冗談ではありますが、多少の期待はしたものの、結果はフツーな感じでした。。。
まずいわけではないけど、大箱の団体客(地元含む)相手のお店でした。

ということで、二日目も終了。
食事は今一つですが、ハロン湾はよかったので満足！

三日目のホテルでの朝食会場。

バッフェスタイルですが、品揃えがかなり残念な感じ。
だって、ふかし芋と湯でトウモロコシはないでしょう。。。。

今日はニンビン省に向かい、チャンヤンでボート、そして
古都ホアルーを訪ねます。

まあ、普通のものもあるのでそちら中心に頂きましたけど。
今回のパッケージツアーは、ほぼ全食ついていますが まだ当たりに出会えません。こんなものなのかなあ？？

チャンアンで手漕ぎボートクルージング乗り場です。

こちらも世界遺産指定されていますが、自然と文化の複合遺産です。

ベトナム人にも人気の観光地との事で、ハイシーズンになるとボートに乗るのに一時間以上待つようです。

この日は平日と言うこともあり、基本的に待ち時間ゼロで乗船できました。

チャン アンの景観美関連遺産群 自然･景勝地

こんな感じで、四人のお客さんを乗せてスタート。漕ぎ手の7割方は女性です。

非常に穏やかな流れですが、二時間以上漕ぎ続けるのは大変そうです。

川幅はすぐに広がり、切り立った山が見えてきました。

しばらく進むと、洞窟をくぐります。頭を低くしないとぶつかりそうです。

洞窟をくぐると、いきなり視界が開け別世界。

おー、映画のセットみたいです。

手漕ぎボートなのでモーター音などもなく、とても神秘的なはずだったのですが。。。。

残念なことに、同乗した二人の年配女性が乗船中ずーとおしゃべりしまくり。。。
それでも 景色についてならまだしも、親戚の話題や高度医療費請求手続きの話とか。それ今話す必要ありますかねえ？

でも、風景に集中しているとそんな声も聞こえなくなってきました。

再び洞窟に！今度はかなり長いし、曲がりくねっています。

見事なオールさばきでぶつかることもなく通過です。凄い！

こちらは「陸のハロン湾」とも呼ばれていますが、勝るとも劣らない絶景です。

いやむしろ手漕ぎボートがゆえに距離も近くゆっくりなのでよく見えます。

凄いなあ！

圧巻！

恐竜出てきそう。

そうそう、ハロン湾もチャンアンも「キングコング　髑髏島の巨神 (2017年)」のロケ地です。

水上のお寺？

映画のセットみたいです。

あっという間の二時間でした。

空いている時期だったので、他のボートの数も少なく、思いっきりよい景色を楽しめました。

ガイドブックによっては「ハロン湾かチャンアンのどちらかで充分」との記載もありますが、雰囲気も大きく違うので、時間が許せば二カ所行くべきですね。
もし時間がないから、どちらかを選べと言われたら「チャンヤン」かなあ。

しかし 願わくば もう少し、静かに見たかったかなあ (笑)

チャンアン クルージング後は、地元料理のランチ。

地元料理とは「ヤギ料理」のこと。ちょっと固いけど臭みなどはなかったです。

野菜のヤギを捕まえて食べるようで、確かに路上で丸焼きのヤギを売ってました。
はじめはぬいぐるみかと思っていたら、ヤギの丸焼きだったので、ちょっとびっくりでした。

Anh Dzung Garden Restaurant 地元の料理

ランチ後に少し散策してみたら、池のようなところ(Tam Coc Ninh Binh)に出たのですが、そこにも凄い数のボート。

乗り場には多くの観光客が並んでいます。

で、ちょっと目を遠くにやると、 なるほど！ここからもクルージング体験できるのですね。

後程知ったのですが、こちらからは山の景色に加え、田園風景も楽しめるようです。

最初のベトナム王朝 ディン朝があったホアルー(Hoa Lu Ancient Capital)」。

わずか44年間の首都だったようです。

ホアルー城跡 (ディン ティエン ホアン廟) 城・宮殿

ル・ダイ・ハン王の寺院 (Temple of King Le Dai Hanh)。

三日目の夕食は、フレンチとのこと。

確かにお店の外観＆内装はフレンチレストランっぽい。

けど、食事の内容は「洋食屋さん」でしたー！
まあ、美味しかったのですが、フレンチではなかったです(笑)。

ということで、三日目も無事に終了したので、前半はここまで。
今回の旅行のメインイベントであるハロン湾とチャンアンは、曇天でしたが比較的暖かく十分楽しめました。
しかし メインが前半で終了してしまい、後半は面白いのか ちょっと不安だなあ。