2019/07/28 - 2019/07/28
143位(同エリア322件中)
みーみさん
ブラタモリを見ていて、服部ハウスがシンガポールの会社に売却
されたと知ってショック!
服部家、そしてセイコーが所有しているから大丈夫と思っていたん
ですが。
高級マンションになるようなことがネット上には書いてありましたが、
服部ハウスはどうなってしまうのか? 買収した側も邸宅の歴史的
価値は理解しているということですが。
ということで服部ハウスを見るために(といってもほとんど見えませんが)
白金界隈を歩いてきました。
- 旅行の満足度
- 4.5
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地下鉄の白金駅を上がってすぐのところにあるのは港区立郷土資料館です。
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東京大学の本郷キャンパスの建物とよく似ています。
それもそのはず、設計は東大本郷キャンパスと同じ内田祥三。
内田ゴシックと呼ばれる建物です。 -
白金台にある聖心女学院。
道路に面してこのような門柱があり、そこからゆるやかな下り坂を歩いて行くと・・ -
門が見えてきます。
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設計者はヤン・レツェル。あの広島原爆ドーム(広島県物産陳列館)の設計者です。
聖心女学院の校舎も手掛けたそうですが、現在残っているのはこの門だけ。
ヤン・レツェルの建てた建物の多くは空襲や関東大震災で焼失してしまい、
日本で残っているのは今ではこの門と原爆ドームだけだそうです。 -
扉のデザインもちょっと変わっています。
和風の格子のよう。 -
アーチの真ん中には心臓を表しているらしい彫刻が。
聖心はキリスト教系の学校だからでしょうね。 -
持ち送りのところには尻尾の生えた亀の彫刻が。こちらは純和風。
広島県物産陳列館が原爆ドームとして保存され、世界遺産となったことを天国のヤン・レツェルはどのように思っているでしょうか。
原爆ドーム以外に残っているのがこの門だけというのも、建築家としては寂しく思っているかもしれません。 -
坂を戻って少し歩くと、見えてきました。服部ハウス=旧服部金太郎邸です。
塀が延々と続きます。 -
塀と木々に隠れて建物は屋根のあたりがほんの一部見えるだけです。
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服部邸は1933年竣工で設計者は高橋貞太郎ですが、
建物はほとんど見えませんね~。 -
2014年には売却されたみたいですが、今のところ工事とかは始まっていません。
売却先も、この建物と土地の歴史的意義を理解しており、それを盛り込んで計画していく・・と言っているそうですが、どうなることやら・・。
どちらにしても、このあたりは住宅街なのでマンションなどになるのでしょうか・ -
マンションだとしたら、どっちにしても一般の人の目に触れることはないんでしょうね。
それでも、とにかくきちんと保存してほしいものです。
でも、この塀は壊してしまうんだろうな・・などと思いながら坂を下ります。 -
八芳園の前を通り、明治学院大学へと向かいます。
時間もありませんでしたが、一人では入りにくい。 -
明治学院大学にやってきました。芝生の向こうに建つのが明治学院記念館。
1890年に建てられた建物ですが、地震で大破したため、2階部分を木造で改造。ハーフティンバーの壁は華やかで、軽やかな雰囲気を醸し出しています。 -
記念館の背後にあるのが宣教師館であるインブリー館。
1899年ごろに造られたそうで、軒の下あたりに手の込んだ細工のある
アメリカンスタイルの住宅です。 -
白金キャンパスには古い建物が全部で3棟保存されています。
そのうちのふたつが記念館とインブリー館。 -
そして、もうひとつが記念館の向かいにあるチャペルです。チャペルはヴォーリズ作、1916年の建物です。
手前の階段も古そう。 -
そして、明治学院白金キャンパスの向かいにあるこの和風の建物ですが、
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高輪荘と言います。
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遠山証券創始者が建てた近代和風の建物です。
現在は三菱電機が会社施設として利用していて、一般の人は見学はできませんが、
売却された服部ハウスを見てきたあとだったので、三菱電機が利用しながらきちんと管理・保存しているのを知ってなんだかほっとしました。
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