2019/12/12 - 2019/12/14
153位(同エリア482件中)
もっちさん
今巷で話題沸騰?の桜を観る会で話題の安倍さん後援会のある山口に行って参りました。
12月に入り、6月以降お城に登城していないことにハタと気がついて慌ての今回の旅行となりました。
ホントは3泊して小倉城とふくを食しに下関にも訪問する予定でしたが、思いの他風邪が長引いてしまい、今回は断念。
余裕のある行程にしました。飛行機予約は2日前…。
12/12 羽田から山口宇部空港へ新山口経由で、山口駅。十朋亭、龍福寺、大内氏館、菜香亭、常永寺、瑠璃光寺、ザビエル記念聖堂
12/13 津和野、浜田
12/14 萩
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山口宇部空港から新山口駅へ。片道910円のところ、往復だと1600円。
今回は往復共に山口宇部空港です。萩からですと、萩石見空港が最寄りですが、ANAのみの運行、かつ1日2便!で時間が合いませんので。
新山口駅はビジネスホテルが乱立しています。 -
そのかわり、人が殆ど居ません!
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とりあえず、山口駅に到着。
駅前でレンタルサイクルを借ります。
今回は山口、津和野、萩とレンタルサイクルを借りましたが何処もお安くて、地図を下さったり、説明頂いたりとサービスが行き届いているな、と思いました。 -
商店街のアーケードですが、平日ということもあり余り人がいません。
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こちら、山口の名物グルメのひとつ、バリそばの老舗、春来軒。
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麺半分と餃子お握りのセット750円、やっすー。
揚げそばなのに、最後までくどくないのは鶏ガラスープだからかな?
見た目より相当サッパリしてますよ。 -
お腹も満たされたので、早速観光スタート。
続100名城の大内氏館跡と、国宝瑠璃光寺には行きたいと思っていたのですが、観光協会の方から、十朋亭、菜香亭も是非とおススメされたので周遊することにしました!
こちらは一の坂川でこの川を京都鴨川に見立てて、山口の町割りをしたそう。小京都と言われる山口ならでは。
小京都って言われる場所は沢山あるけど、応仁の乱以降実際に京都の貴族が一定数住居を移したという場所は山口、越前始め、限られた場所になってくると思います。 -
しかし、私はこの町割りに慣れず、行ったり来たりをしばしば…。
漸く十朋亭に到着、笑。 -
ここは萬代家の離れとして建てられました。
藩庁の機能を萩から山口に幕府に無断で移した際に主に藩士達の宿泊施設となったそう。実際に伊藤博文、高杉晋作、桂小五郎などが宿泊してたとのこと。 -
本館では、没後100年ということで、寺内正毅展が開催されてました。
寺内正毅といえば、私は渡辺淳一作の光と影の印象が強いです。
人生って、ホントになんてことない何処に伏線があって、その不合理とも言える伏線をどれだけ人は受け入れて生きていけるのか、生きていかねばならないのか凄く考えさせられます。 -
山口県の観光施設には幕府期に活躍した方々の写真が掲げられていることが多いですね。
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お庭のお手入れもしっかりされてます。
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続いて、龍福寺へ。
大内氏31代目義隆の菩提寺です。
こちらは付近が工事中で、やっぱり迷ってしまいました。
龍福寺の近くには大和ロビーがあり、続100名城のスタンプが鎮座されてます。スタンプ貰いに行ったら、お姉さんがお昼でお弁当食べてた…。 -
義隆は重臣であった陶晴賢に下剋上され、陶晴賢は毛利元就に厳島の戦に敗れます。
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龍福寺の隣には大内氏の館に隣接していた池が発掘され、復元されてます。
正直、池を復元されても…うーむ。
今回は高嶺城跡にはいかないので、見学はしました。 -
池も5.6回くらい造営されているそうです。
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龍福寺から北上し、八坂神社をチラ見し…。
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観光協会おススメの菜香亭へ。
政治家が集う料亭ですな。 -
なんと500畳あります!
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有名な政治家の書がワンサカ有りますが、一番上座にあるのが地元高校生の作品w
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一部天井を拝見することが出来ます。
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二階北側客間。
因みにこの客間を繋ぐ一階からの階段は3つあって、理由はマスコミから逃れる為。
縁側の応接セットが佐藤元首相のお気に入りだったそう。左側と右側の椅子の座り心地が全然違うの。左側が佐藤元首相のお気に入りの席で、フカフカ、笑。 -
一階から北側居間を見たところ。ガラスすこーし歪んで見えるのは、昔ながらのガラスだから。
私はすこーし歪んだガラス大好き。ノスタルジックで。 -
この時期だけど紅葉残ってました、有り難や。
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開誠布公 松岡洋右
国際連盟を椅子蹴って脱退した外務大臣。
脱退演説後に、こちらに来て揮毫されたそう。 -
左から
我が道を行く 竹下登
微風和暖 田中角栄
隣同士なのね。真紀子さんが知ったら、離してっ!って仰っりそう。 -
左は安倍さん。右側は山田顕義、初代司法大臣です。
山田顕義に比べると書き方がひ弱。というか、美しさに重点置いているのかな? -
右から田中義一、寺内正毅、山県有朋、伊藤博文と続きます。ヒェー。
ちなみに昔の政治家は菜香亭で飲んで機嫌が良い時に硯持ってきてー!と一筆書いたので、正に一発勝負!で揮毫されたそう。だから、微妙に文字の大きさがちょっと違うんじゃない?ということもあると。
でも、今の政治家は予め揮毫して、持ってくるんだって。安倍さんがそう。
私は思った。子供のお習字じゃないんだからさあー。 -
菜香亭でもっとゆっくりしたいけど、雪舟庭のある常永寺に向かいます。
こちらの七尾トンネルは歩行者用のスペースが広く取ってあります。
それ以前に人が歩いてませんがね。 -
国道9号線沿いに陸自演習場が隣接してます。
オープンな陸自? -
常永寺は山の中腹。
レンタルサイクルはギア付きにすれば良かった… -
雪舟といえば、水墨画ですが大内政弘の依頼を受け庭園を造成しているのですね。
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本堂も昔ながら。本堂に入る前の御前は明治天皇の中国地方訪問の際のお部屋を移築したもの。
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三方が山ということもあり、豪快な感じがします。
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本堂前の枯山水ですが…。
こちら重森三玲作。
注文の仕方が、雪舟のお庭程でないものを。という注文だったそうで、そりゃ雪舟と比較されちゃうと困ってしまうけど、そんな微妙な注文の仕方ないよね、と思いましたw
そして重森三玲にそんな事言えるのは、やっぱり雪舟の庭園だからだよね。 -
誰もいなくて貸切状態。
京都のお庭はこうはいくまい。 -
常永寺庭園は周囲が歩けるようになってます。
色々な側面から庭園を見学出来ます。 -
結構奥行きがありました。
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常永寺に大満足し、またまた9号線沿いに戻ります。迷いながらも本命の瑠璃光寺五重塔に!
国宝なのに公園内だから無料で観れちゃう。 -
瑠璃光寺は曹洞宗保寧山瑠璃光寺が正式名称。
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一体は香山公園となってて、ノンビリお散歩出来ます。国宝観ながら優雅だね!
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この時期なので雪吊りも入れて。
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奈良の法隆寺、京都の醍醐寺の五重塔と共に日本山名塔。
瑠璃光寺五重塔は山の中腹にあるからか、他とは違う何か優雅の中にもしっとりと自然と調和した佇まいがあるような。 -
香山公園内にある露山堂。
ここで井上馨、桂小五郎など密談も多々なされていたそう。もうさ、茶事って究極を言えば政治の密談の為にあったようなものでしょ。
花嫁修行の一つみたいになったのは戦後、茶道が衰退しつつあることに危惧を抱いた茶道のイメージ戦略です。 -
誰が袖の手水鉢。
着物の袖に似てるからだそうですが、私には分からなかった。 -
ちょっと下って、毛利元就の菩提寺である洞春寺に。
山門は大内盛見建立。
先程の瑠璃光寺五重塔建立者ですな。 -
元々は毛利輝元が元就の菩提寺として安芸吉田に建立したのが始まり。
この裏手には井上馨のお墓があります。
山口と京都との共通点は、何気ないところに有名人の史跡があるところですね。幕末に有名人を沢山輩出してますから必然ですが。 -
こちらの観音堂も重文。
香山公園に大満足し、街中に戻ります。 -
ザビエル記念聖堂直ぐ近くのザビエルカンパーナさん。
お昼のバイキングが有名なのだけど、時間が合いませんで。 -
コーヒーとパンを買ってテラスでブレイク。
こういうオサレなパン買わないよねー、って感じのおじちゃんが楽しそうにパンを選んでいるのがツボでした。 -
高台にあるザビエル記念聖堂。
街中の観光でもレンタルサイクルは出来ればギア付きをおススメします。 -
二階内部。
随分と最先端だあ。明日行った津和野の教会は畳式でしたよ。 -
一階は山口や日本のキリスト教の歴史の説明。
ゴタゴタしてなくてスッキリまとまってます。 -
山口駅に戻ったら、次の電車は1時間半後ということで特急で津和野に向かいます。
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