歩くシドニー、メルボルン１

2019/09/25 - 2019/10/03

９月の下旬から１０月にかけてオーストラリアに行ってきましたが、旅行記を書く余裕も気力もなくずるずると時はたち、あらあらもう１２月。やばいぞ私、時間がない、その気になれないなんて言い訳するのは認知症の初期症状か？
というわけで、何がというわけかわからないけど、すでに忘却の彼方に葬り去れた記憶をたどりながら焦って旅行記書きます。
９月、１０月のオーストラリアは春、滴るような緑の中をおばちゃんがひたすら歩くという、旅行記というよりある意味、徘徊記録？

エリア シドニー(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 航空会社: JAL カンタス航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

１９時２０分発JL0771便、シドニー着は午前６時１０分。
とんでもなく朝早く着くから、リクエストはしていないけどホテルでアーリーチェックインができるといいなあ。

ラウンジでカレー。いつもルーだけしか残っていないのに肉がゴロゴロ入っていてちょっとうれしい。ここだけの話だけど、最近お肉の質が落ちてきている気がするんだけど。気のせいかしら。

サクララウンジのシャワーは２時間待ちだって。すっきりして旅立ちたい気持ちは皆同じ。こんな時ありがたいカンタス航空ラウンジ。

待たずに使えました。

ジェリーク目当てで来たけど、シャンプーとコンディショナーは違うブランドの小さなパックを渡された。

ジェリークのボディローションを浴びるように使うなんて贅沢はここだからできるのよね。
カンタスラウンジの方に「何か召し上がっていきませんか？」と声をかけていただきました。そういうおもてなしがうれしい私。

スカイスイート

モニターも大きめ

エアーウイーブも用意されています。

ビジネスクラスはベッドメイキングご自分でどうぞです。

成田発のアメニティはメゾンキツネ、ラインで画像送ったら娘が欲しがっていた。これが可愛いって、、、わからん。

メゾンキツネのカフェ、人気なんだって。娘が画像送ってくれました。

ウエルカムドリンクはオレンジジュース。
小さなプラスティックの容器、デパートの試飲コーナー？

ミモザを作っていただきました。

お刺身は食べるけど、お魚が苦手なので洋食。

高齢者はたんぱく質しっかり取らなきゃ。

抹茶でしょうね、きっと。なぜ食事の後甘いものが出るのか不思議。別腹なんて言葉、私には死語。出ると食べるけど。

何を食べたのかもはや謎。誰か教えて。

チーズをいただきながら

ワイン、至福です。

締めは果物。

食べて飲んで寝ていると１０時間なんてあっという間

機上からの日の出鑑賞

NHKで雲のじゅうたんっていう番組あったなあ。
そうそう私、入国審査で不安が一つ。

オーストラリアは薬の持ち込みに厳しいって言うじゃない。
高齢になるとビタミン剤とか胃腸薬とか風邪薬とか。万が一、万が一、と備えるから万が一がいくつあるんだみたいな。

やっぱり薬持ち込み申請の列に並んだほうがいいのかなあ。

持ち込む薬はパッケージのままジップロックに入っているからそのまま見せればいいし。

なんてことをぼうっと考えていたらシドニーの街並みが眼下に広がっています。

お薬持ち込み申請の列に並んでジップロックを見せただけで即オーケー。ほとんど見もせず。申請無しの列に並ぶより早く出られた不思議。
エクスプレスいただいたけど出番なし。

タクシーでヒルトンシドニーへ。セールで出ていた一番安い部屋です。
さあ、アーリーチェックインはできるでしょうか。

場所はQVBの真向かい。
ジョージストリートとピットストリートに面しています。

お部屋はまだ用意していないということで街歩き後再びフロントデスクへ。
そしたら何ということでしょう。アサインされたのは２６階のシャワーだけのお部屋なんです。知らなかったわ、ヒルトンにシャワーだけのお部屋があるなんて。

安い部屋を予約したんだから当然という気持ちと裏腹に、今までの宿泊経験からこれは何かの間違いじゃないと思う私。フロントに行って「今回私は何のリクエストもしていない」から始まって、つたない英語で交渉開始。２６階から３５階のラウンジアクセス付き部屋に変えていただきました。英会話の月謝払っていてよかった。

お部屋に変換プラブが用意されているってうれしい。
スーツケースを広げながらくつろいでいると、デスクから電話が。「Ms.ちいちゃん、実はあなたのお部屋は別に用意されていたのに気づかなかったの。そちらに移ってください。スタッフが移動のお手伝いをします」だって。というわけで４１階のお部屋に移動です。２６階、３５階、４１階と部屋を渡り歩きました。プチわらしべ長者？

その時の状況次第だけどアーリーチェックインはできそうですね。
動かしただけでチャージされる恐ろしい冷蔵庫。Automatic Minibarという表示だけでほぼ恐喝。

お部屋にお水は４本あるし、のどが乾いたらラウンジ行くし。

ヒルトンシドニーのジムはこちらを使うみたいで、雰囲気がホテルのエクササイズルームという感じじゃないの。地元の本気モードの人がいっぱいでビビりました。

お昼はヒルトンに入っている「グラスブラッサリー」で。飲み物とメインのセットメニューをいただきました。冷えたシードル美味い！

ハンバーガーが巨大すぎて、半分も食べられない。「もったいない精神」の持ち主なので（私の場合は貧乏人根性ともいう）あとでお部屋で食べようと包んでもらったら３時間以内に食べますみたいなプチ誓約書書かされた。

部屋からの眺めはタウンホールビュー、鐘の音が落ち着きます。

日が暮れるとまた雰囲気が違って

一人旅の旅情に浸る

エレベーターホールから見えるシドニータワー・アイ

私の世代はオーストラリア「白豪主義」って習ったの。のんびり街歩きをするなんて思ってもいなかったなあ。

歩いているといろいろなオブジェに遭遇。縄文人？

ただ歩くだけなんだけど

シドニーは緑が街並みに溶け込んだ美しい街。

競馬場として作られたハイドパーク。

都会の公園

クイーンヴィクトリア

歩いていると彫像があちこちに

王立植物園を歩きながらオペラハウスを目指します。

咲いている花だけで何種類あるやら、日差しもまぶしくて美しい季節。

オペラハウスが見えてきます。

入りません。外から見るだけ。

タウンホール

芽吹いた緑がまぶしい。

QVB（クイーンビクトリアビルデイング）

ジョージストリートとヨークストリートに面しています。

自然光を取り入れる吹き抜け天井

手すりは１８９８年建造のままなのかしら

ヤマハのピアノが置いてあった

やたらに豪華な時計

誰もいないのでお手洗いを

一人旅で困るのが食事。レストランやカフェのお客さんはカップルやグループがほとんどだから、カウンターがあるお店や混んでいない時間帯を選びます。ランチならまだしも夕食を一人で食べるなんてほとんど罰ゲーム。
ラウンジを使えると本当に助かります。ヒルトンのアフタヌーンティーのスコーン、焼き立てでおいしい。

カクテルタイムでいただいた、こちらの「ONE FIFTY LASHES」というビール、名前のいわれが面白い。
イギリスの流刑地だったオーストラリア。囚人の中にビールの密造をしていたジェームス・スクワイアーがいた。

彼はオーストラリアへ送られてからも密造を続け、しかも原料を盗んじゃうという大胆不敵ぶり。捕まってむち打ち３００回の刑だったのが、なぜかむち打ち１５０回に減刑。理由は役人にジェームス・スクエアが作るビールのファンがいたからだとか。おいおい、密造ビールだろ？おおらかな時代だったのね。

朝食はレストランも使えますが、私はラウンジで十分でした。ゆっくりできるし。

オーストラリアはアルコール類がお高めなので、カクテルタイムありがたし。

毎日メニューが変わるので、私には十分な夕飯。

しっかり美味しくいただきました。

サーキュラーキーに向かって歩くと

歩道をふさぐアグレッシブなカモメに遭遇。

フェリーに乗ってマンリーへ

船が港を離れる時ってドキドキします。

マンリー、フェリー発着場から広がるのどかな海岸

こちらは反対側にあるマンリービーチ

ビーチ沿いに歩いていると

七面鳥？もちろん野生です。

マンリービーチを過ぎるとシェリービーチが。「ボートハウスシェリービーチ」でお昼ご飯をいただきます。

午後遅い時間だからゆっくり食事ができました。

ジョージストリートを北に向かって歩くとロックスに行き当たります。

ロックスマーケット

お店の数は多いけど、私は欲しがらない女。

結構な人波を泳ぐように歩いて

フィッシュアンドチップス、ご想像通り揚げ物好きです。

１リットルの水

お値段は？高めかな

ダーリングハーバーへ向かって

橋を渡ると

街の趣が変わって

殺風景な港町に見えるけど、ハーバーサイドは活気があります。

オーストラリア国立軍事博物館へ入ってみました。

地味な博物館だと思っていたけど結構な数の人

面白かったのは潜水艦体験、私の３倍はありそうな人たちがこんな狭い空間に閉じ込められるなんて、窮屈で大変でしょうね。

思いがけず面白かったオパールミュージアム。オパール屋さんの階上が博物館になっているだけなんだけど

気が遠くなるような長い時を経て

美しい石になるんだ

お店のおじさん、カギをガチャガチャ取り出して

私に買わせる気満々です。お値段がお手頃なオパールを勧めてきたぞ。

残念ながら私が買ってもいいなと思うのはブラックオパール。もちろん買えません。

ホテルの近くのウールワース。お土産は全部こちらで調達しました。アルコール類はスーパーで扱っていないので、リカーショプに行ったらオーストラリアのお酒の値段にびっくり。

旅行記からずっと気持ちが離れていた理由は新しい家族の誕生です。赤ちゃんを見ていると旅行記を書く時間さえもったいなくて、４トラの優先順位が最下位になってしまいました。こういう心の持ちようを幸せって言うんでしょうか。
今は丸々とすっかり重くなりました。

乾杯！

この旅行記へのコメント （4）

• 164-165さん 2020/04/02 18:18:47

  さりげなく赤ちゃん

  ちいちゃんさん　こんばんは。
  暫く訪問していなかったのですが、オーストラリア、沖縄、ハワイを旅行されていたので驚きでした。
  しかもハワイは新型コロナウイルス騒動真只中で又驚きでした。
  東京はまだ感染が広がる前で良かったですね。今では怖くて行けません。
  岩手は感染者が出なくてラッキーです。
  春のシドニーは気持ちよさそうですね。北上も温かくなり気持ちよくなっています。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　【164-165】

  ちいちゃんさん からの返信 2020/04/03 12:38:23

  Re: さりげなく赤ちゃん

  164-165さん、ご無沙汰しております！
  昨年１１月に赤ちゃんが生まれてそれ以来怒涛の日々です。忙しくなる前にオーストラリア旅行に行ったのですが、娘のことが気になってせっかくの観光を楽しめなかったのは内緒です。
  シドニー、メルボルンで思いがけずフライオンポイントが付いていたのに気が付かず、というかめったにマイレージバンクをチェックしないので慌てて年末に飛びました。
  先日164-165さんの旅行記訪問した際、サイパン旅行が中止との記述、残念ですがこの状況では仕方ないですね。それにしても台湾経由でサイパンとは、さすがプロ、あっぱれです(^^)/
  
  ちいちゃん

• fuzzさん 2019/12/13 23:58:42

  赤ちゃん(*^▽^*)

  ちいちゃんさん、こんばんは。
  
  新しいご家族のお誕生おめでとうございます。
  オメ目パッチリの、私の想像だとお嬢ちゃま！
  美人さんですね♪
  確かにこんなに可愛いお孫さんが産まれちゃうと、私もフォートラが疎遠になっちゃうと思います。
  令和生まれちゃんでしょうか、平成最後ちゃんでしょうか(*^▽^*)
  あ～うらやましい。
  
  シドニー、私もオパールの宝石屋さんへ行きました。
  私の場合はツアーだったので行ったと言うより連行されました(笑)
  懐かしいです。
  しばらく買って来たオパールも見てないな(笑)どこさ行ったんだべか。
  ブラックオパールは高いですよね。素敵ですけど。
  
  白豪主義ですか。私がシドニーへ行った時はゲイの町とガイドさんが言いました。
  そして中国人がすごく多いなあという印象です。
  オーストラリア話で久々にオージービーフを食べたくなっちゃいました。
  
  fuzz

  ちいちゃんさん からの返信 2019/12/15 10:08:26

  Re: 赤ちゃん(*^▽^*)

  fuzzさん、赤ちゃんってこんなにかわいいんですね。初めての孫じゃないのに、私が遊び盛りを過ぎた今だからこそ赤ちゃんの可愛さに気づくのかしら。ちなみに男の子です。
  
  １０月末が予定日だったので、忙しくなる前に目いっぱい遊んでこようとシドニーメルボルンの旅をねじ込んだんだけど、機内でも生まれる予定の孫の話ばかりするものだからCAさん、あきれていたと思います。
  
  シドニーは緑が多いヨーロッパという印象でした。遮音されたホテルの部屋から聞こえたタウンホールの鐘の音はいまだに心に響いています。
  それとイケメンが多い。実はちいちゃんの大好物はオージービーフじゃなくてイケメン。隠し撮りした推しメンの画像を家族ラインで送っていましたが、これは、さすがに旅行記には載せられません。