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イタリア滞在5日目。古代ローマ遺産をめぐります。その後昼食を兼ねてすこし郊外へ向かいますが、そこで、人生初の体験をすることになります。

2019年10月~11月 ローマ・フィレンツェの旅 4

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2019/10/30 - 2019/11/07

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パロコ

パロコさん

イタリア滞在5日目。古代ローマ遺産をめぐります。その後昼食を兼ねてすこし郊外へ向かいますが、そこで、人生初の体験をすることになります。

旅行の満足度
4.0
ホテル
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
鉄道

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  • ローマ2日目<br />テルミニ駅構内にある観光案内所へ。<br />私たちの顔を見ると、何も言わず無造作にローマの地図を渡しました。<br />地図をもらいたかっただけなのでいいのですが、「何も聞くな」と言わんばかりの態度。<br />

    ローマ2日目
    テルミニ駅構内にある観光案内所へ。
    私たちの顔を見ると、何も言わず無造作にローマの地図を渡しました。
    地図をもらいたかっただけなのでいいのですが、「何も聞くな」と言わんばかりの態度。

  • この日は日曜日で、人々の移動もいつも以上に多いのでしょう。

    この日は日曜日で、人々の移動もいつも以上に多いのでしょう。

  • 地下鉄でコロッセオへ。<br />昨晩の雨は止み、雲の流れが速くて晴れの日を期待できそうです。

    地下鉄でコロッセオへ。
    昨晩の雨は止み、雲の流れが速くて晴れの日を期待できそうです。

  • 毎月第一日曜日が無料開放日とは知らず、まずフォロ・ロマーノへ行きます。

    毎月第一日曜日が無料開放日とは知らず、まずフォロ・ロマーノへ行きます。

  • フォロとは英語でフォーラムのことです。<br />古代ローマでは公的な場所で、政治・行政・司法・宗教に加えて、経済活動も行われました。<br />

    フォロとは英語でフォーラムのことです。
    古代ローマでは公的な場所で、政治・行政・司法・宗教に加えて、経済活動も行われました。

  • あまり下調べをせずに来たので<br />どこがどこだか分からずぶらぶらと他の観光客について行きます。

    あまり下調べをせずに来たので
    どこがどこだか分からずぶらぶらと他の観光客について行きます。

  • いつの間にかフォロ・ロマーノを通り抜けてフォロ・トライアーノに来てしまいました。あとで確認して分かったことで、このときは全く気づかず。

    いつの間にかフォロ・ロマーノを通り抜けてフォロ・トライアーノに来てしまいました。あとで確認して分かったことで、このときは全く気づかず。

  • フォロ・ロマーノに戻り、パラティーノの丘の一番手前からコロッセオを眺めます。<br />すでに長蛇の列。お腹も減ったし、あの列に並ぶ気にはとてもなれず、次の目的地へ向かいます。

    フォロ・ロマーノに戻り、パラティーノの丘の一番手前からコロッセオを眺めます。
    すでに長蛇の列。お腹も減ったし、あの列に並ぶ気にはとてもなれず、次の目的地へ向かいます。

  • 地下鉄でピラミデ駅へ。<br />改札からつながる通路をとおって列車のオスティエンセ駅を抜けると<br />EATALYがあります。<br />フィレンツェにもあったのですが、規模はこちらの方が大きいと聞いていたのでここで買い物をします。

    地下鉄でピラミデ駅へ。
    改札からつながる通路をとおって列車のオスティエンセ駅を抜けると
    EATALYがあります。
    フィレンツェにもあったのですが、規模はこちらの方が大きいと聞いていたのでここで買い物をします。

  • 食事をして土産物の買い物をし、来た道を戻って地下鉄にのろうとしたところで、人生初の、スリ被害に遭ってしまいました!!!<br /><br />駅に着くとちょうど電車が入ってきたところで、いつもの癖でエスカレーターを駆け下り(絶対やってはいけないことです)、一番後ろの車両にある一番前のドアから乗り込んだところ、すぐ後ろからジプシーの若い女4人が乗り込んできたのです(そのときは気づかず)<br /><br />ひとりが私のすぐ前に回って顔を思い切り近づけ、「テルミニ?テルミニ?」と薄ら笑いを浮かべる感じで言ってきました。その顔は寒気がするほど鬼気迫る感じでしたが、そのとき私は(スリだ!)と思い、慌てて電車から降り、隣の車両に移ったのです。<br /><br />その間わずか数秒、がそのときすでに私のスマホは取られていたのです。<br /><br />でも私は、守れた、と思い込んでいました。<br /><br />電車はそのまま発車し、ジプシーたちは追いかけてこなかったのでほっとして、そのまま鞄を確認せずホテルまでもどってしまいました。<br /><br />なぜ守れた、と思い込んだかというと、鞄のファスナーにはフックをつけていて、それが鞄の端にある留め金についていたからです。<br /><br />ホテルに戻ってよく見ると、ファスナーのフックと鞄の端の留め金にはわずかな隙間があいており、ジプシーのひとりが隙間に手を入れたら、たまたまスマホケースのストラップに当たったのでそれを引き抜いたんでしょう。<br /><br />まさにプロ集団のなせる技でした。夫はジプシーの後ろにいたのですが、何が起きているか、全く気づかなかったそうです。<br /><br />スマホが取られたことはショック以外の何者でもありませんでしたが、とにかくやるべきことをやらねば、と気持ちを落ち着かせて以下の行動をとりました。<br /><br />まず携帯会社の24時間緊急サービスに電話をして、スマホを使用不可にしてもらいます。<br /><br />次にクレジットカードの付帯保険の規約をチェックします。スマホが見つかることはあり得ないでしょうから、損害保険をきちんと請求せねばなりません。<br /><br />旅行の際は持ち歩いていた冊子が、まさか、というか、やっぱり、ここローマで役立つことになります。<br /><br />私が被害に遭ったことを証明するPolice Reportを貰わねばなりません。<br />時刻は4時前。まだ大丈夫だろうと、フロントに警察署の場所を聞いて、1ブロック先へ歩きます。<br /><br />ところがこの日は日曜日。警官はいましたが全くやる気がない。こちらが「緊急だ」と言っても「担当者がいない。2時間後に来い」と言うばかり。<br /><br />ホテルに戻ってそのことを言うと、愛想のいい若い女性スタッフが一緒に怒ってくれ、別の署を紹介してくれます。今度はコロッセオの近くです。<br /><br />そちらに行っても同じかも、と思いましたが、やれることはやろう、と地下鉄に乗り、数分歩いてたどり着きます。<br /><br />ところがすでに扉が固く閉まっていて全く反応なし。<br />辺りはすでに暗く、雨も強く降ってきたのでこれ以上どうにもならないので、ホテルに戻ります。ローマにはあと3泊することになっていて時間があったことが不幸中の幸いでした。もし明日帰国だったら泣き寝入りになっていたかもしれません。<br /><br />ホテルで再度規約をチェック。次は損害保険会社に連絡をします。24時間緊急サービスの連絡先に、コレクト・コールで電話をかけるようにとあったので、フロントにその旨を話すと<br />「コレクト・コールってなんですか?」との返事。<br /><br />最近コレクト・コールを利用する人はいないんですね。説明をすると今度は<br />「この電話からはかけられない」<br /><br />困った~ としばらく考えて思い立ったのがJCB。<br />今回の損害保険が付帯されているクレジットカード会社ではなかったのですが、<br />JCBカードももってきていたし、ローマにオフィスがあることはガイドブックに載っていたことを思いだし、コレクト・コールのやり方を教えてくださるのでは、と考えました。<br /><br />とりあえず明日は警察とJCB。でもその前にシスティーナ礼拝堂の早朝入場ツアーに参加をする予定でいます。この時は行く気が半分失せていましたが、すでに料金を払っているので外すわけにはいきません。<br /><br />この日にやれることはここまで、と思ったら気が抜けて、急に怒りがわき上がってきました。<br /><br />スリや犯罪には十分に気をつけて、慎重にしていたはずだったのに、ほんの一瞬の気の緩み、ピラミデ駅でひと電車待てばよかった、鞄の上からコートを着るべきだった(他の場所ではそうしていた)、と悔やみ続けました。<br /><br />とにかくPolice Report! 明日のメインイベントになってしまいました。<br />

    食事をして土産物の買い物をし、来た道を戻って地下鉄にのろうとしたところで、人生初の、スリ被害に遭ってしまいました!!!

    駅に着くとちょうど電車が入ってきたところで、いつもの癖でエスカレーターを駆け下り(絶対やってはいけないことです)、一番後ろの車両にある一番前のドアから乗り込んだところ、すぐ後ろからジプシーの若い女4人が乗り込んできたのです(そのときは気づかず)

    ひとりが私のすぐ前に回って顔を思い切り近づけ、「テルミニ?テルミニ?」と薄ら笑いを浮かべる感じで言ってきました。その顔は寒気がするほど鬼気迫る感じでしたが、そのとき私は(スリだ!)と思い、慌てて電車から降り、隣の車両に移ったのです。

    その間わずか数秒、がそのときすでに私のスマホは取られていたのです。

    でも私は、守れた、と思い込んでいました。

    電車はそのまま発車し、ジプシーたちは追いかけてこなかったのでほっとして、そのまま鞄を確認せずホテルまでもどってしまいました。

    なぜ守れた、と思い込んだかというと、鞄のファスナーにはフックをつけていて、それが鞄の端にある留め金についていたからです。

    ホテルに戻ってよく見ると、ファスナーのフックと鞄の端の留め金にはわずかな隙間があいており、ジプシーのひとりが隙間に手を入れたら、たまたまスマホケースのストラップに当たったのでそれを引き抜いたんでしょう。

    まさにプロ集団のなせる技でした。夫はジプシーの後ろにいたのですが、何が起きているか、全く気づかなかったそうです。

    スマホが取られたことはショック以外の何者でもありませんでしたが、とにかくやるべきことをやらねば、と気持ちを落ち着かせて以下の行動をとりました。

    まず携帯会社の24時間緊急サービスに電話をして、スマホを使用不可にしてもらいます。

    次にクレジットカードの付帯保険の規約をチェックします。スマホが見つかることはあり得ないでしょうから、損害保険をきちんと請求せねばなりません。

    旅行の際は持ち歩いていた冊子が、まさか、というか、やっぱり、ここローマで役立つことになります。

    私が被害に遭ったことを証明するPolice Reportを貰わねばなりません。
    時刻は4時前。まだ大丈夫だろうと、フロントに警察署の場所を聞いて、1ブロック先へ歩きます。

    ところがこの日は日曜日。警官はいましたが全くやる気がない。こちらが「緊急だ」と言っても「担当者がいない。2時間後に来い」と言うばかり。

    ホテルに戻ってそのことを言うと、愛想のいい若い女性スタッフが一緒に怒ってくれ、別の署を紹介してくれます。今度はコロッセオの近くです。

    そちらに行っても同じかも、と思いましたが、やれることはやろう、と地下鉄に乗り、数分歩いてたどり着きます。

    ところがすでに扉が固く閉まっていて全く反応なし。
    辺りはすでに暗く、雨も強く降ってきたのでこれ以上どうにもならないので、ホテルに戻ります。ローマにはあと3泊することになっていて時間があったことが不幸中の幸いでした。もし明日帰国だったら泣き寝入りになっていたかもしれません。

    ホテルで再度規約をチェック。次は損害保険会社に連絡をします。24時間緊急サービスの連絡先に、コレクト・コールで電話をかけるようにとあったので、フロントにその旨を話すと
    「コレクト・コールってなんですか?」との返事。

    最近コレクト・コールを利用する人はいないんですね。説明をすると今度は
    「この電話からはかけられない」

    困った~ としばらく考えて思い立ったのがJCB。
    今回の損害保険が付帯されているクレジットカード会社ではなかったのですが、
    JCBカードももってきていたし、ローマにオフィスがあることはガイドブックに載っていたことを思いだし、コレクト・コールのやり方を教えてくださるのでは、と考えました。

    とりあえず明日は警察とJCB。でもその前にシスティーナ礼拝堂の早朝入場ツアーに参加をする予定でいます。この時は行く気が半分失せていましたが、すでに料金を払っているので外すわけにはいきません。

    この日にやれることはここまで、と思ったら気が抜けて、急に怒りがわき上がってきました。

    スリや犯罪には十分に気をつけて、慎重にしていたはずだったのに、ほんの一瞬の気の緩み、ピラミデ駅でひと電車待てばよかった、鞄の上からコートを着るべきだった(他の場所ではそうしていた)、と悔やみ続けました。

    とにかくPolice Report! 明日のメインイベントになってしまいました。

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