11月から12月にかけてバンコクに３回出張しました。３回目の出張は土日を挟んだので、日曜日にバンコク郊外の観光をしました。行くのはメークロン鉄道市場とダムヌンサドゥアク水上市場で決まりです。この２つはバンコクから結構離れており、ツアーで行こうと思いましたが、既にツアーは予約で一杯（一日かけてまわるツアーは予約できましたが、午前中のツアーが一杯だったので）。そこで自力で行くことにしました。<br />早朝、バンコクのモーチットバスターミナルを出発して、メークロンバスターミナルへ。メークロン鉄道市場観光後、またメークロンバスターミナルからダムヌンサドゥアク水上市場近くまでソンテウで。観光後、3km離れたバスターミルからモーチットまで戻るのが前半。そして、MRTでラチャダー駅まで行って、ラチャダー鉄道市場観光という１日で市場３つをまわるという盛沢山なコースです。

メークロン鉄道市場とダムヌンサドゥアク水上市場、そしてラチャダー鉄道市場

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2019/12/15 - 2019/12/15

3096位(同エリア24234件中)

エリア

バンコク(タイ)

旅行の満足度: 4.5

観光: 4.0

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 1万円未満

交通手段: 高速・路線バスタクシー徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

夜明け前のスクンビット通り。日曜日早朝ということは土曜日の深夜の続きなので、予想以上に人がいます。アソーク駅の向こうにはターミナル２１らしきものが見えますが、灯りが消えているのでよく分かりません。
アソーク駅からモーチット駅までは44THB。今日はバンコクに戻ってからもBTSを利用しようと思っていたので、本当は一日券を買いたかったですが、早朝なので窓口が開いておらず。しかたなく切符を購入。この切符、形もサイズもオセロの黒そっくり。
BTSアソーク駅 5:36発始発電車に乗ってモーチット駅へ。これに乗って行かないと、メークロン駅の電車到着・発車時刻に間に合いません。ツアーも６時台にはバンコク出発のはず。
モーチット駅からはタクシーでチャトゥチャックバスターミナルへ、45THB。ところが、「たびタイ」さんの旅行記に書いてある売り場Dらしきものが全然ありません。というかバンコク南・西方面行きのバスが全くない。おかしいと思い、いかにもバスターミナルのおばちゃんと思える人に、「メークロン」と聞いてみると、南・西方面行きのバスターミナルは道路の反対側にあるらしい。
ありました、この歩道橋を渡った先にバスターミナルがありました。

たびタイさんの旅行記に書いてあった売り場Dがありました。こちらのバスターミナルは売り場がA-Dまでの４つで、とてもコンパクト。
売り場の中に入ると、行先の連呼でうるさいぐらい。メークロンとカンチャナブリーに行く人が多いのか、この２つだけでしたが。メークロンまでなんと100THB。アソークからここまで来るのとほぼ同じ金額。出発時間は6:40で、約１時間半で到着のはずなので、８時過ぎ現地着予定。８時半到着の電車に間に合うかどうか？
ミニバスの中はこんな感じです。早朝なのですが満杯。エアコンも効いていて快適です。
モーチットからメークロンまではこのルートです。途中休憩があるのかと思いましたが、休憩なくメークロンまで直行でした。ただ、ローカルの人達は何もない場所で降りたり、乗ってきたりしていました。
６時半頃夜明けなので、明るくなり始めたバンコクを出発。日曜の早朝なので、道路はガラガラでした。
8:04 メークロンバスターミナルに到着。メークロンはバンコクの南西70kmに位置するサムットソンクラーム県にあります。
メークロンバスターミナルから鉄道市場へは歩いてもすぐです。
バスターミナルからgoogle mapを見ながら歩いて行くと、数百mでにぎやかな通りにでてきました。何となく近くにきている感じです。
突然踏切が現れました。もしや、これか？
これでした。タイ国鉄のメークロン駅です。電車は１日に８本程度なので、あたりは完璧にお店モードです。日本の大都市近郊の開かずの踏切ではありません、あきっぱなしの踏切です。

まずは駅構内に行ってみます。一応線路の周りには商品はありませんが、予想以上に近い距離までお店がせり出しています。
駅そのものが完全に開放されているし、ホームもないので、どこが改札だか、ホームだか分かりません。多分、ここが改札なのでしょう。
時刻表です。8:30到着で、その電車が9:00出発です。メークロンは川と川に挟まれた区間の片側（西側）の終点であり始発駅でもあります。バンコクからも電車でくることができるようですが、途中で電車を降りて、渡し舟で川を渡って、また電車に乗るというようにするので、時間がかかるのでしょう。
ここが終点。
終点の向こう側はメークロン川。渡し舟が見えます。電車で移動してきた人が渡し舟に乗って向こう岸に渡ろうとしています。あまり長居していると電車が来るので、市場に向かいます。
タイ国鉄の線路幅は１ｍ（周囲の東南アジア各国もそうらしいですが）なので、結構狭い。この写真では向こうに行く人だけなので、そうでもないですが、向こうからの人が来たり、物を買おうと店の前で立ち止まっている人がいる渋滞発生です。
屋根を支える支柱が見えますが、これが店をたたむ時の秘密兵器。この支柱を持って、あっという間に屋根をたたみます。
ここら辺は、もうすでに屋根をたたんでいます。
売っているものはほとんど地元民用のものばっかり。あまり観光客向けのものは売っていません。当然、お菓子や果物とかもありますが、所謂お土産用のパッケージではなく、そこら辺で売っている様なものです。両側の店はフルーツを売っていますが、量り売りみたいな感じです。
左側の店はお魚屋さんです。この辺の川で捕れた魚だけでなく、海で捕れたタイやイカなども売っています。多く目についたのが、鮒の様な魚や、鮒の押しずしの様なもので、独特の匂いが漂っていました。
これはペットボトルの水を運んでいるところ。下にタイヤがあるとはいえ、線路の上、というか枕木の上をガタゴト運ぶのは大変そうです。
突然警笛が鳴りました。店の人達が慌ただしく店じまいを始めました。正面のおじさんは商品の台を押して線路からどかしています。
だんだん線路上から商品が離れていきます。
もうほとんど線路近くには何もなくなりました。遠くから、列車の警笛が聞こえてきました。
遠くに列車が見えてきました。おっさん、邪魔。
きましたきました。ほんとうに店すれすれです。
こんなに近くで列車を見るのは初めてです。しかも線路の上からなので、列車が高い。
すれすれのところを列車が通り過ぎていきます。動画も撮ったのですが、お見せできないのが残念。
今の列車が出発するまで30分あるので、線路の外側に出てみました。すると、線路の外側にもお店が一杯。多分、こちら側が最初にできて、線路側にもはみだしていったのではないでしょうか。
ここからどこへ行くのか分かりませんが、バイクタクシーも客先待ちで一杯です。
また線路に戻って、駅とは反対側に向かってみます。この辺りまでくると、飲食店が多くなってきました。欧米人が店先に座っている様は絵になります。
端っこまできました。線路側の市場はここでおしまいです。
踏切の反対側からの市場の眺めです。9時出発の列車を見届けてから、水上市場へ行くために、バスターミナルへ向かいました。
メークロンバスステーションに到着すると、おばちゃんが次はここに行くんでしょ、という感じでダムヌンサドゥアック水上市場のボードを指さしています。はいはい、15THB払って、あれに乗って、と多分言っているのでしょう。15THB払って、指さしている方にいるソンテウに乗車。乗っているのはローカルの人ばかり。
メークロンバスステーションからダムヌンサドゥアック水上市場まではこのルートで行きます。後で調べたら、雰囲気とかは大分違うみたいですが、アムパワー水上市場とかが近くにありました。
20-30分くらいで水上市場近くに到着。ここが噂のボッタクリボート乗り場。水上市場はここから1kmくらい先なのですが、土地勘のない自力で移動している帰国人目当てで、ボート一人1000THBです。本当の水上市場では一人200THB。確かに1kmぐらい移動するので、その分高いのは理解できますが、それにしては1000THBは高すぎ。ボートに乗らないのなら、この道を真直ぐ行けば水上市場だよ、と多分言われているのでしょう、Google mapで示されている水上市場目指して歩き始めます。
途中、観光バスが追い抜いていきます。いい雰囲気のコテージを通りすぎると、
橋の向こうに、にぎやかな雰囲気が、そして、
ダムヌンサドゥアック水上市場に到着。周囲の駐車場には観光バスが一杯で、観光客も一杯です。炎天下1km歩いてきたので、まずはシンハービール、観光地価格で90THB、バンコクの約2倍です。ビールを飲んいる間に辺りの雰囲気になれたので、早速船に乗ることにしました。
と言っても、辺りはツアー客とかで一杯で、なかなか一人で船に乗れるような雰囲気ではありません。結局、右側の川のほとりの向こう側までいくと船乗り場がありました。
机の前にはおばちゃんがいて、何人？と聞いてきたので（多分）、一人だよと回答。一人100THB、貸し切りでした。
いきなりココナッツアイスが現れました。兎も角、ココナッツアイスだけは食べたいと思っていたのです。
アイスも美味しいのですが、ココナッツの皮もサクサクパリパリして格別。
この橋の周囲が市場の中心です。商品を売る舟、客を乗せた船でごった返しています。モーターボートも手漕ぎ舟もそろりそろりと進んで行きます。
ちょっと見にくいかもしれませんが、舟の上で料理を作っています。
絵を売っています。女の人の右側はマイケルジャクソン、その右側には仏像です。
金色のは仏像です。手前には蝶の標本が。その右側にはコウモリらしきものの標本です・
この舟は雑貨です、主にバック類。
市場と言っても直線距離にしたら100mないくらいなので、10分くらいで通り過ぎてしまいました。
市場周辺は運河だらけなので、生活する人は大変。舟が通る様に橋も高くなっています。
手漕ぎボートの悲しいところ。直線で広い川幅になるとモーターボートにどんどん抜かれていきます。しかも、モーターボートが作った波に押されて岸へ岸へと近づいていきます。
広い運河に出て、とても気持ちがいいです。これで運河の旅も終了です。
他の人の旅行記通り、水上市場から3km離れたダムヌンサドゥアックバスターミナルまでバスはないので、炎天下を歩いていきました。途中運河がいくつもあり、何度か橋を渡ると、町らしきものが見えてきました。
やっと、11:40バスターミナルに到着。バンコクに行くバスの時間を聞くと、１時間後とのこと、とほほほほ。これ以外の選択肢もなく、バスターミナルで待つことにしました。
13時頃バスは出発。乗っているのはローカル以外には、スペインかポルトガルの女性の観光客2人のみ。この人達もどうやってここまできたのでしょうか、とても興味がありました。朝から何も食べていなかったので、お昼ご飯を食べることにしました。
激旨！タイ食堂でみつけたカオマンガイ屋さんに行くことにしました。BTS モーチット駅から3駅でアリー駅に到着。
駅の西側の階段を降りいくと、右手に路地があり、いくつもの店が見えます。
カオマンガイ専門店のジュブジュブカオマンガイです。ここは４種盛りのカオマンガイが有名で激旨！タイ食堂で見つけました。バンコクのB級グルメ決定版｜ 600店舗以上を?べ歩いた私が推すレアB級グルメ14店舗の一つです。
真ん中にスープ、そしてその周りに４種類のカオマンガイ。
左奥は普通のカオマンガイ、左手前はちょっとスパイシーなカオマンガイ、右手前が甘辛いタレのカオマンガイ、右奥は鶏唐揚げのカオマンガイです。ちょっと量が多いかもしれませんが、とても美味しくて、ペロッと食べられてしまいます。
再びBTS アリー駅へ。空の青さがビルに映えて、とても綺麗です。
ラチャダー鉄道市場に行くには時間があるので（日暮れ時がお勧めタイム）、ちょっと寄り道をすることにしました。
BTS サイロム駅でスクンビット線からシーロム線に乗り換え。同じホームなのでとても便利です。
チョノンシー駅からマハナコンタワーを眺めます。タイで一番高い高層ビル「マハナコン」の最上階に、絶景の展望台「マハナコン・スカイウォーク」が2018年11月にオープン。高さ314メートルの展望台にあるガラス床のスカイウォークが有名で、人気のインスタ映えスポットです。入場料が約1000THBと結構高いので、昼間よりも夜の方が良いと思い、今回はパス。
夕方近くになったので、いよいよ最後のラチャダー鉄道市場、正確にはタラート・ロットファイ・ラチャダーです。MRT タイ文化センター駅で降ります。駅から地上に出ると、ショッピングセンター・エスプラネードの中を通っていきます。
入口はちょっと広めですが、すぐに狭い路地になって出店が一杯。
この店はシュウマイ屋さん。鳥・豚シュウマイ60THB。大きめのカップラーメンの器で60THBは安い。
フルーツとアイスクリームのお店。一個40 - 60 THB。
この店はカニ屋さん。一杯、60 - 80 THB。
この店はBBQ屋さん。これで15 - 20 THBは本当に安い。
ここはフレッシュフルーツジュース屋さん。一杯4- - 65 THBは安いのだけれども、周りのお店の値段と比べると高く感じてしまう。
ここはタルト屋さん。1個180THBは高い様に感じますが、結構売れてました。
ここは海鮮屋さん。ロブスターとかでかい。
こんなにでかいロブスターが350THB（約1000円）です、本当に安い！
多くの観光客が海鮮に群がっています。ほとんどは中国人のツアー客です。
ここはフルーツアイスクリーム屋さん。お姉さんの笑顔が素敵。
マンゴーアイスクリーム 60 THB。手前の赤いのはいちごですが、日本のいちごとは食感が違って、味がない。タイ人が日本のいちごをお土産に買って帰る気持ちが分かります。
エスプラネードの駐車場に向かいます。ビルの中も市場になっています。
駐車場の5FLからの眺め。ちょうど、日が沈みます。
市場のテントに灯りが灯りました。
夕焼けと市場の灯りがいい感じ。
宝石箱をひっくり返したかの様な景色です。今日はこれでおしまい。