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 旧安田楠夫邸は大正8年に実業家藤田好三郎氏によってつくられた近代和風建築で、大正12年に安田財閥の創始者安田善次郎の一族が買取り、代々住んで居ました。<br />敷地は450坪、建坪140坪あります。<br /> 平成7年に当主の楠夫氏が亡くなると、翌平成8年夫人により日本ナショナルトラストに寄贈されます。<br /> 平成10年には「大正から昭和初期の東京山手の庭園と住宅の雰囲気を今に伝え、貴重な価値がある」として東京都の名勝に指定をうけます。<br /> 今回ようやく修復耐震工事が終了し公開されたので、仲間と見学に出掛けます。<br /> 安田邸の後は同じく団子坂界隈にある森鴎外記念館にも立寄りました。<br /><br />  表紙は安田楠夫邸の入口門

旧安田楠雄邸と森鴎外記念館

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2019/11/13 - 2019/11/13

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愛吉

愛吉さん

 旧安田楠夫邸は大正8年に実業家藤田好三郎氏によってつくられた近代和風建築で、大正12年に安田財閥の創始者安田善次郎の一族が買取り、代々住んで居ました。
敷地は450坪、建坪140坪あります。
 平成7年に当主の楠夫氏が亡くなると、翌平成8年夫人により日本ナショナルトラストに寄贈されます。
 平成10年には「大正から昭和初期の東京山手の庭園と住宅の雰囲気を今に伝え、貴重な価値がある」として東京都の名勝に指定をうけます。
 今回ようやく修復耐震工事が終了し公開されたので、仲間と見学に出掛けます。
 安田邸の後は同じく団子坂界隈にある森鴎外記念館にも立寄りました。

  表紙は安田楠夫邸の入口門

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
友人
交通手段
私鉄

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  •  地下鉄を千駄木駅で下車、団子坂を登ります。<br />明治期団子坂の菊人形で名を馳せ、幾多の名作に登場した坂です。

     地下鉄を千駄木駅で下車、団子坂を登ります。
    明治期団子坂の菊人形で名を馳せ、幾多の名作に登場した坂です。

  •  坂を登り切った処に標識があります。

    坂を登り切った処に標識があります。

  •  標識に従い進むと、ありました安田楠夫邸です。<br />今日は公開日、門が開いています。

     標識に従い進むと、ありました安田楠夫邸です。
    今日は公開日、門が開いています。

  •  門を入ると、玄関前に受付が設けられています。

     門を入ると、玄関前に受付が設けられています。

  •  玄関を上がると、右側に電話室、電話室の奥は書生室(玄関番)になっています。

     玄関を上がると、右側に電話室、電話室の奥は書生室(玄関番)になっています。

  •  書生室を挟んで内玄関、重要な来客以外普段は内玄関を使用します。<br />内玄関の鴨居の上には安田家の家紋入り提灯が並びます。<br />尚公開にあたり、書生室は係員の控室、内玄関は締めきって関係資料等の展示即売場になっていました。

     書生室を挟んで内玄関、重要な来客以外普段は内玄関を使用します。
    内玄関の鴨居の上には安田家の家紋入り提灯が並びます。
    尚公開にあたり、書生室は係員の控室、内玄関は締めきって関係資料等の展示即売場になっていました。

  •  内玄関の正面には杉戸があり、開けると畳廊下が続きます。

     内玄関の正面には杉戸があり、開けると畳廊下が続きます。

  •  畳廊下に入り振り返るとこんな感じ、正面が内玄関。<br />右に写るのが応接間の入口。

     畳廊下に入り振り返るとこんな感じ、正面が内玄関。
    右に写るのが応接間の入口。

  •  応接間。<br />建物は雁行式に建てられ、南と西に庭園を望む広縁が設けられています。

     応接間。
    建物は雁行式に建てられ、南と西に庭園を望む広縁が設けられています。

  •  中央にテーブルとソファー。<br />建物補修に合わせ張り替えました、テーブルがガラス張りの2段になって居ます。<br />下には花でも飾るのでしょうか。

     中央にテーブルとソファー。
    建物補修に合わせ張り替えました、テーブルがガラス張りの2段になって居ます。
    下には花でも飾るのでしょうか。

  •  こちらには暖炉があります。

     こちらには暖炉があります。

  •  方向を変えて奥を眺めます。

     方向を変えて奥を眺めます。

  •  応接室南側の広縁、大きなガラス戸を設けサンルームを兼ねます。

     応接室南側の広縁、大きなガラス戸を設けサンルームを兼ねます。

  •  こちらが西側の広縁になります

     こちらが西側の広縁になります

  • 広縁より庭を眺めます。

    広縁より庭を眺めます。

  •  畳廊下を過ぎると木の廊下、残月の間に繋がります。

     畳廊下を過ぎると木の廊下、残月の間に繋がります。

  •  残月の間、この床の間は京都表千家の残月亭を写したもので残月床と呼ばれます。

     残月の間、この床の間は京都表千家の残月亭を写したもので残月床と呼ばれます。

  •  残月の間の照明。<br />透かし彫りが入って居ます。<br />案内の人が良く見えるようにと白い紙を掲げて呉れました。

     残月の間の照明。
    透かし彫りが入って居ます。
    案内の人が良く見えるようにと白い紙を掲げて呉れました。

  •  裏側から透かし彫りだけ写します。

     裏側から透かし彫りだけ写します。

  •  残月の間、南側の庭。

     残月の間、南側の庭。

  •  こちらは西側の庭になります。

     こちらは西側の庭になります。

  •  残月の間、西側より茶の間を望みます。

     残月の間、西側より茶の間を望みます。

  •  茶の間前廊下の照明。

     茶の間前廊下の照明。

  •  茶の間より庭を望みます。

     茶の間より庭を望みます。

  •  茶の間の奥には台所と風呂場。<br />当初はその奥に子供部屋と蔵があったそうですが、戦後取壊し売却しました。 <br /> 台所、天窓があり広く明るい台所です。

     茶の間の奥には台所と風呂場。
    当初はその奥に子供部屋と蔵があったそうですが、戦後取壊し売却しました。 
     台所、天窓があり広く明るい台所です。

  •  2階に上がって来ました。<br />奥の部屋(内階段からは1番手前)、夫人が主に使っていた部屋です。

     2階に上がって来ました。
    奥の部屋(内階段からは1番手前)、夫人が主に使っていた部屋です。

  •  廊下には水屋があり、お茶会にも使えます。

     廊下には水屋があり、お茶会にも使えます。

  •  こちらは客間。<br />二間続きで、南、庭に面して畳廊下、北側は通路となる廊下、突当りは書院となります。

     こちらは客間。
    二間続きで、南、庭に面して畳廊下、北側は通路となる廊下、突当りは書院となります。

  •  書院です。

     書院です。

  •  書院を内側から見るとこんな感じ。<br />本格的書院を備えた個人住宅とは珍しい。

     書院を内側から見るとこんな感じ。
    本格的書院を備えた個人住宅とは珍しい。

  •  書院と並んで床の間と違い棚。

     書院と並んで床の間と違い棚。

  •  違い棚をアップで。

     違い棚をアップで。

  •  客間の照明。

     客間の照明。

  •  客間より庭を見ると桜の老樹が窓一杯に広がります。<br />桜の頃は素晴らしい眺めとなり、花見に是非お出で下さいと誘われます。

     客間より庭を見ると桜の老樹が窓一杯に広がります。
    桜の頃は素晴らしい眺めとなり、花見に是非お出で下さいと誘われます。

  •  次の間よりは、都心とは思えない緑の木々が広がります。

     次の間よりは、都心とは思えない緑の木々が広がります。

  •  奥の内階段を下ります。

     奥の内階段を下ります。

  •  奥にある中庭。

     奥にある中庭。

  •  茶の間より主庭を眺め、安田邸を後にします。

     茶の間より主庭を眺め、安田邸を後にします。

  •  安田邸より歩いて5分程で森鴎外記念館に到着。<br />この土地は鴎外が、明治25年から亡くなる大正11年迄の30年間家族と共に暮らした場所、観潮楼跡に建てられました。

     安田邸より歩いて5分程で森鴎外記念館に到着。
    この土地は鴎外が、明治25年から亡くなる大正11年迄の30年間家族と共に暮らした場所、観潮楼跡に建てられました。

  •  永井荷風と鴎外展を開催中です。

     永井荷風と鴎外展を開催中です。

  •  入口にある鴎外胸像。<br />ここから先は一切撮影禁止でした。

     入口にある鴎外胸像。
    ここから先は一切撮影禁止でした。

  •  当時から庭にあった銀杏の木。

     当時から庭にあった銀杏の木。

  •  旧正門跡に嵌め込まれた観潮楼址と記された石碑。

     旧正門跡に嵌め込まれた観潮楼址と記された石碑。

  •  正門址からはビルの谷間にスカイツリーが望めます。<br />本日はここ迄、千駄木駅より帰途に着きます。<br />                       終

     正門址からはビルの谷間にスカイツリーが望めます。
    本日はここ迄、千駄木駅より帰途に着きます。
                           終

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