【３連休で行く】上海実質1日弾丸旅～消えゆく街並～②

2019/11/03 - 2019/11/03

毎年、楽しみに楽しみにしている年２回のリフレッシュ休暇。今年後半は諸事情により長期の海外旅行へ行けず。ならば秋の３連休を利用して第二の故郷・上海へ。

あちこちで進められている再開発。それにより消えていく古い街並み。豫園周辺の一帯の旧南市がよく知られているけれど、蘇州クリーク北側にもまだまだ石庫門をかまえる集合住宅が軒を連ねています。行く先々で人々との交流が楽しい路地裏散歩でした。

エリア 上海(中国)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

08：30
朝食は種類が豊富。

モラー ヴィラ ホテル ホテル

昨日ファミマでヨーグルト買わなくてよかったー。ナツメのヨーグルトは中国ならではだな。朝食の味はイマイチだけど真ん中のぶよぶよに柔らかくなった柿は甘くておいしかったな。

クラシック建築。今後老朽化がすすんでもヘタな改修が入らなければいいけど。

細かく例が表示されているけど、元同僚Q曰く「要するに豚が食べられるかどうか」ってことらしい。


わかるかいな。

そうそう、進口博覧会があるためか、外灘あたりなんかはかなりの警備員の数だった。Q「来年はこの時期避けなよ」

バスルームのディフューザー。気に入ったのだけれど買いそびれた。

チェックアウト前にホテル内を探検。まさに夢の城だよな

多少作りなおしたところはあったとしても

どんだけお金持ちだったんだい

中央にいるのがモラーさん。

別棟内へ

すごいな

結婚式か何かがあるっぽい

窓萌え

モラーヴィラをあとにし、南京西路駅へ向かう

お仕事紹介してくれるの？

騒音の程度を示している。中国にはこのほか、大気汚染を示す看板やアプリがある。

地下鉄のカード、以前使っていたのがあったんだけれど探し出せなかったんだよな。

海倫路駅へ

前はこんなのなかったよ？？
恐るべし再開発のスピード。住んでいたころからその変化には目を見張るものがあった。先週あったものが今週にはなくなり、来週には違うものができている。あちらこちら建設中で、のどの調子が悪い時期もあったよな。そして仕事がちょっとしんどい時は、それを理由に帰国しようとも頭をよぎった。

でもあの時やっぱり踏ん張ったから、今こうして第二の故郷として、いつでも心の片隅に上海はあるし、いつでも迎えてくれる友人たちがいる。

日本との考え方・習慣の違いに度肝を抜かれながらも

慣れてくると、喧噪やごちゃごちゃ感も、それはそれで居心地がよいものだった。

同化できない部分もあったけれど！

@沙径路

変わりゆく街並みに感傷的になりながらやってきたのは「1933老場坊」。

1933 老場坊 散歩・街歩き

かつては屠殺場だったこの場所、

今は完全にリノベーションされてドッグカフェやスタバが入っている。

入口で全身赤を纏った南昌出身のオバちゃんとなぜか一緒にまわることになり

お互いの写真を撮りあったのだが

オバちゃんの撮影技術の低さと言ったら！（笑）でもいい人。

オバ「結婚は条件じゃないよ！まだ子供間に合うし、男でも女でも健康だったらそれでいいよ！」と人生経験から語ってくれる。

その後もオバちゃんを被写体にシャッターを切りまくるdwarf

座って足を浮かせたり、独特なポージング多数。アッチからまわりながら歩いてきて「好看マ？（美しいでしょ？）」の一言で終わる動画の撮影も敢行！いくつになってもこうやって楽しめるのは見習いたいところ。

この道は牛が移動するときに、足を滑らせないようにガタガタにした道。

70年も前につくられた

その後は一人で里弄（集合住宅）を見て回ろうと思ったのだが、オバちゃんも行くというので

一緒に奥へ奥へ。

結果、オバちゃんの中国に関する知識を聞けたのでよかった

オバ「事がなんでもうまくいくという意味よ」

このあたりは再開発が進み、以前ほど生活感がなく寂しいなと思っていたら

@九龍路×余杭路

これこれ、石庫門。美しいレリーフの門がたくさんあるでしょ。ここも再開発の波にのまれるのは時間の問題だろうな。

@興業小区、九龍路×余杭路

通り沿いは余杭路だけれども、中は峨嵋路。

古っるいねぇ。萌える。

オジイちゃんと目が合いニコリ。すると話しかけてきて中を見せてくれることに！！

おばあちゃんが寝ているので遠慮したのだが、「上の階も見たいかい？」と中まで見せてくれた。

はぁ～この生活感。好きだな。

ちゃんと毎日めくってるね。

オジイちゃん「峨嵋路○○番だよ！ここは！あっちに「興業里」っていう里弄があって、中の前庭がひろい、正統派の住宅があるから見に行っておいで！」との情報もくれた。

それがここ。
住民の方いわく「日本人が建てたよ」とのこと。そういや、このあたり旧日本租界あるんだよな。ここの前庭には蛇口が７つあり、それぞれの家庭ごとに分かれているそう。この部分は共有なんだね。

コンロも各家庭ごとなのかね

視力検査は切れ目の入った〇じゃないのか？

上海の蘇州川より北ではよく猫を見かける

興業里をあとに。ここは新康里。

赤れんが建築を横目に南下し

※後でテレビ番組で見たのですが、ここは昔「万歳館」というホテルで、芥川龍之介が泊まったらしいです。

外白渡橋へ。このあとちょっとだけバンドを散歩しオバちゃんとバイバイ。

外白渡橋 建造物

ロシア領事館。その後ろには証券関係の博物館。以前は「浦江飯店」で宿泊できたんだよな。

アスター ハウス ホテル ホテル

元同僚SHMが転職していった大丸。高級品ばかり。

新世界大丸百貨 百貨店・デパート

人、人、人。身動き取れないほど人いたけど大丈夫？それにしても、世界中の人々を魅了するAppleってすごいな。

アップルストア (南京東路店) 専門店

昼も夜も人がたくさん。

南京東路 散歩・街歩き

ホテルへ荷物を取りに一旦戻る。人民広場、やっぱり広いし人多すぎる！乗り継ぎする人は、別のルートで目的地に行ったほうがいいと思う。ほんと疲れるわ。

人民広場駅 駅

地下鉄が来るまであと３５秒。

南京西路駅で下車。あれ、「張園」はどこにいった？なんかリノベされてる！

「更新」っていうか、立ち退き＆再開発でしょ？？人っ子一人見かけなかった。ここで代々受け継がれてきた生活がある一瞬を境にして終了したんだね。不思議だな。

静安別墅 旧市街・古い町並み

暑い

地図アプリで見つけた香港料理店「朱姐福記港式茶粥麺」。

パイナップルパンを食べたかったのだが終了した模様。「メイヨー（無い）」だって。

15：15
法式西多士（フレンチトースト）とホットミルクティー。フレンチトーストの中にはピーナッツバター。結構厚めで胸やけがしてくる。

ホテルで荷物をとり、進賢路へ

オシャレカフェやブティック、

新しいクリーニング屋などが軒を連ねるオシャレストリートだが

まだまだ現役で頑張っている民家も。もれなくパンツも。

地下鉄で「陸家嘴」へ。

言わずもがな、上海と言えば。

東方明珠電視塔 建造物

正大広場で元同僚Qと待ち合わせ。

正大広場 ショッピングセンター

上海在住時はdwarfの台所だったタイ系スーパー「LOTUS」。いつもは人がたくさんいるのに、上階が改修中だからかガラッガラ。

ト蜂蓮花 ロータス (正大広場店) スーパー・コンビニ

フードコートが充実していた。海南チキンライス気になるな。

Qが30分遅れるというので、濱江大道へ。この景色、大好きだったな。自分が死んだら散骨してほしい上海での場所の一つ。あと二つは、上海交通大学と浦東空港。

Qに連れられて黄浦江沿いの「浦之舟」へ。ここ、かなりの高級レストラン。「旦那が払うからお金はきにしなくていい！」とQ。いや、なおさらだよ。遠慮もしてしまうけど、さっきのフレンチトーストで胸ムカつき気味。せっかく来たのに、もったいない。

Qが店員に「連れがフレンチトースト食べて胸わるいんだけど、それでも食べやすいものはなに？」と確認しながらオーダー。個人的な詳細を細かく伝えるあたり、久々に異文化感じたな。
そんでもって出てきたトップバッターは、雲南のキノコ。生で食べると毒があるが、熱を加えて調理すると毒が消えて食べられるようになるそう。これはかなり珍しいらしい。

dwarfが蒸し鶏を好きなのを知っていてたのんでくれた。
d＆Q「ちっちゃ！」。
盛り付けが上品すぎて、付け合わせの飾りは食べていいのか何なんだかよくわからない（笑）

エビと野菜の炒め。と奥は豆などの炒め。

明日は早朝便での帰国になるため、こんばんは空港泊。最終リニアに間に合うようにお店をあとに。

渡し舟駅。ここから南浦まで船で行って、南外灘面料市場でコートやらワンピースやらオーダーメイドしたよな。

バンドのライトアップ、一日いくらかかってるんだったかな。５０００万円くらいだったかな？東日本大震災の時にdwarfは上海にいて、飛行機で数時間の故郷では電気もなく暮らしている人たちもいるのにな、と不思議な感覚に陥ったことを思い出した。

21:42の最終のリニアに乗りたかったが、ここに着いたのが21:42（涙）

龍陽路駅 駅

致し方ない。地下鉄で行くか。（6元）

空港方面の地下鉄あるある。旅行ビラのばらまき。問答無用で受け取らされる。

参考までに空港バスのルートと時刻。どの路線も20分おき位には発車している。

今も勤務している元同僚Tと待ち合わせ。これ、中国限定かね。

上海のタンブラーやらマグやら欲しいけど、プチミニマリストを目指しているので我慢我慢。

T1とT2の間から直結。

ダ ゾン プドン エアポート ホテル シャンハイ ホテル

ここから上に上がるとロビー

ダ ゾン プドン エアポート ホテル シャンハイ ホテル

部屋は清潔だし、お湯の出なども問題ない。飛行機の音と隣の子供の泣き声は聞こえて来たけれど、疲れすぎて全然気にならなかった。

ダ ゾン プドン エアポート ホテル シャンハイ ホテル

荷物をおいて、さっきのスタバへ。

さっき気になった柑橘系のドリンク。ゼリーも入っていて美味しかった。

あれだけ自分の街だと思っていた上海。帰国して数年、今はなんだか遠く感じる。でもまた元気に遊びに来るよ！おやすみなさい。

この旅行記へのコメント （2）

• ねこいしさん 2024/03/04 13:02:06

  はじめまして

  佐藤Ⅽ作さま
  
  いくつかの旅行記を楽しく拝見しました。
  好みが似ているところがある（と勝手に思い）、参考にさせてもらえそうで嬉しいです。
  また折に触れてお邪魔しますね。
  よろしくお願いします。
  
  ねこいし
  

  佐藤Ｃ作さん からの返信 2024/03/04 20:23:06

  Re: はじめまして

  はじめまして、ねこいしさん。
  メッセージありがとうございます。
  中国が好きな人は周囲にはなかなかおらず、古い建物や路地裏好きで意気投合したことなんて皆無なので、嬉しい限りです！
  自己満足でしかないこの上海の記録、楽しんでいただけると幸いです！
  Ｃ作