2019/10/26 - 2019/10/26
4位(同エリア5件中)
ぱっしょんKさん
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「光のフェスティバル」とも呼ばれるインドの大部分で最大のヒンドゥー教のお祝い、ディワーリー。ヒンドゥー暦のカールッティカ月の新月の夜の日で今年は10月27日の日曜日でした。
10月26日は交代休暇日。28日は振替休日ということで3連休!9月の3連休にダージリンに行った際に今回のためにシッキム州の入境許可証(パーミット)を入手しておりました。チェンナイでこのパーミットを手配することはできないので、予定変更することなくシッキム州のぺリン(インド人はぺリングと発音します)にいくことにしました。
シッキム州には1975年までシッキム王国という国があり独立国家でしたが、4月に当時のパルデン・トンドゥプ王の退位を求めるデモ隊に宮廷親衛隊が発砲して混乱したため当時保護国の立場だったインドが出兵。シッキム立法議会が王制廃止とインド編入を賛成多数で承認してインドの22番目の州になった過去があります。
そんなわけでどこの国の人も入境が許可されるわけではありません。
日本人はそんな入境を許されている国民の一つです。
シッキム州になにがあるのかというとインドで一番高い山であり世界第3位の高い山カンチェンジュンガ峰(標高8,586m)があり、その周りに広がるカンチェンゾンガ国立公園は日本の世界文化遺産富士山のように信仰の対象の聖地とあがめられると同時にユキヒョウやチベットオオカミなどが住む自然遺産としても認められているのでインドで唯一の世界複合遺産に指定されています。
ここカンチェンゾンガ国立公園を目標地点にして旅行に出発します。
が、カンチェンゾンガ国立公園に関して出発前には恐ろしいほど情報が入りませんでしたが、世界遺産の中心に添えられているカンチェンジュンガ峰をみるだけでもいいかと思いながらも、ちょっとした不安を抱えながらの出発になりました。
**********************************
以下旅行の予定です(実際のスケジュールは上記スケジュール欄をご覧ください)
★10/26★←この旅行記
5:15チェンナイ→8:20バグドグラ スパイスジェットSG461便
バグドグラ空港→シリグリーSNTバススタンド プリペイドタクシー
10:30シリグリーSNTバススタンド→16:30 ぺリン SNTバス
10/27
カンチェンゾンガ国立公園 トレッキングの予定
10/28
7:00ぺリン→13:30シリグリーSNTバススタンド SNTバス
シリグリー→バグドグラ空港 タクシー
16:40バグドグラ→20:55チェンナイ
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10/26
朝3時に家を出発。UBERで空港に向かいます。朝早いので眠ることを戸惑いました。結局一睡もせずに出発。
夜は道が空いていて本当に速い!3時30分前に30分弱で到着。
チェックインして9月にダージリンに行ったときにも利用したスパイスジェットSG461便で再びバグドグラへ。
3時間のLCCの機内に座って飛び立つ前から爆睡でした。
でも3時間ではやっぱり眠りが足りない。
バスの中でもうろうとしていたのですが、シッキム州に入ったらオフロードの道が点在していて前の席の背もたれに3,4回右の眉毛の上を打ち付けこぶを作るという涙ちょちょぎれもののアクシデントに見舞われました。
チェンナイの自宅を出発して14時間かかったぺリンへの移動の一日です。
- 旅行の満足度
- 3.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- スパイスジェット
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
「あっ?シッキムどこよ?」
バイキングの小峠さんの声が聞こえてきたような気がしたので、まずは地図を載せておきます。
シッキム州は南はコルカタやダージリンのある西ベンガル州、西はネパール、東はブータン、北は中華人民共和国のチベット自治区という位置づけになり、インドではゴア州の次に小さい州になります。 -
午前3時半にチェンナイ空港に到着しました。
翌日は光のフェスティバル、ディーワーリということで空港全体がきれいな電飾で飾られていました。 -
中に入って預け荷物をX線検査に通してからチェックイン。
そのあと安全検査を通って空港内に入ります。
この時間のチェンナイ空港にはよく来るのですが、この日はディーワーリ前日ということでいつもよりも混雑していました。 -
バグドグラまで行くのに搭乗するスパイスジェット便はLCC便ですので機内サービスは基本ありません。
チェンナイ空港にある自動販売機でドリンクを購入。 -
何に使用かしばし考えましたが結局、何のことはありません。ミネラルウォーター購入に落ち着きました。
-
こちらはボーディングブリッジからの搭乗口。
人がたくさんです。 -
僕の乗るSG461便は沖止めのため地上階から
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バスを使っての搭乗となります。
空港に入ってから外はかなりの大雨になっていました。
雨の中の沖止め搭乗は最悪なんですよね。。 -
出発前に家で寝れないことはほぼ予想していたので、足元の広いスパイスマックスをちょっと追加料金を出して指定していました。
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ここから後ろは普通の席になってLCCらしい窮屈なイスの配置になっています。
-
雨は激しく降っていました。
この日のSG461便はボーイング737-800型飛行機で運行していました。
窓の向こうに出発を待つ同型機が止まっていました。
しかし、ここのところのチェンナイはほぼ毎日雨。いやになってしまいます。
座ったらすぐに爆睡状態になりました。 -
朝8時過ぎに着陸準備が始まり、目覚めました。
窓の外はまぶしい朝日が川やため池で反射して光を放っていました。 -
8:20バグドグラ空港に着陸。
小さなターミナルです。 -
沖止めでターミナルまで歩いて入ります。
預けてある荷物を受け取り -
プリペイドタクシーを申し込みます。
目指すは隣町シリグリーのSNTバスターミナル。
金額は460ルピーでした。 -
バグドグラ空港のターミナルの撮影をして、タクシーの運転手のおっちゃんに付いて駐車場に移動します。
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運転手のおっちゃんとタクシー。
車はワゴンR。 -
空港出てから
-
シリグリーの入り口までは道が整備されていて快適です。
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30分ほどでSNTバスターミナルに到着しました。
シッキム ナショナリスド トランスポート 略してSNT。 -
9月にダージリンに来たときにここでシッキム州の入境許可証を発行してもらいました。
今日はここでバスの切符を購入します。
ペリンまで180ルピーです。
バスは1日1本10時30分発です。 -
切符を購入し終わったら時間は9時半ちょうど。
バスターミナル内のキャンティーンで朝食を取ります。 -
中は広かったです。
-
北インドの朝食といえばこれでしょ!
プーリと言います。
小麦粉を使った揚げパンで、中に空気が入っています。
ちぎってサンバー(カレーソースですね)につけて食べます。
飲み物はブラックティーを注文。 -
ペリン行きのバスです。
ペリンまでは6時間~7時間の長距離移動になります。 -
乗ってみてびっくり。椅子が、市内バスによく使われているクッションの薄い椅子。
背もたれも低いしね。
これで7時間はきついなぁと思いました。
実際は腰やお尻は無事だったんですが、うとうとしているときに悪路で体が前にふられ背もたれに頭突きを4回くらいかまし、右のまつ毛の上にちょっとしたコブを作る羽目になります(T_T) -
10時半。時間通りにバスは発車しました。
シリグリー市内が混んでいたので街を出るのに時間がかかりました。 -
シリグリーの街を出て北にバスは進みます。
しばらく高原っぽい景色が続きます。 -
シリグリーから2時間半。13時になってランチ休憩のために小さな村に停まりました。
-
お客の大半はこのお店の中で昼食を取っていました。
僕は10時前に朝食を食べたのでまだ空腹ではありません。
ここでは食事は取りませんでした。
この建物の向こうは -
結構な大河Teesta Riverが流れていました。
-
そろそろ乗りますか!
休憩時間は20分ほどでした。 -
シッキム州に向かって再出発です。
-
再スタートしてすぐにTeesta Riverを渡ります。
-
Teesta River沿いをバスは走ります。
吊り橋の跡かな?ロープウェイの跡かな? -
この橋を渡るといよいよシッキム州のメリ地区に入ります。
-
橋を渡るとシッキム州のメリ入境検査場があります。
外国人は青色の建物の1階でパスポートとシッキム州のパーミットとビザを出して手続きをします。
手続きは僕一人ですので、他のお客さんは僕を待っていてくれました。 -
メリを過ぎたらバスはいよいよ山の中に入っていきます。
眼下に見える川はTeesta Riverで、さっきまで反対岸を走っていました。 -
標高が高くなりTeesta Riverから離れて山の中をバスはひたすら走ります。
この辺りから舗装されていない場所が多くなり、昨夜寝てない僕は当然うとうとするんですけど、上記のように前の座席に頭突きをかまして目を覚ますというのを繰り返しながら進みました(苦) -
シッキムを出て4時間半。南シッキムの都市、ジョレサンに到着しました。
ここで初めてお客が数人降りました。 -
ジョレサンを出発するとすぐにレンジート川をこの大きな吊り橋で渡ります。
この後バスは北に方向を変えてレンジート川に沿って西シッキムに向かいます。 -
6時間たった16:30にようやく西シッキムの中心都市、ゲイジンに到着しました。
目的地ペリンまでは後8キロひたすら上りです。 -
ゲイジンから30分弱。
17:00に終点ペリンシティーに到着しました。
バスに乗車していた時間は6時間半でした。
いや~長かった。。。 -
ここからホテルまで歩きます。
1キロほど坂をひたすら下っていきます。 -
西の空がまだ少し赤色でした。
-
そして真北を見ると雪山が見えました。
-
お!カンチェンジュンガ峰じゃない!
ギリギリ望遠レンズで撮れるくらいの明るさでした。 -
さぁ進みましょう!
すごい降ります。帰りはここを登らないといけないのか!ちょっと恐怖を感じます。 -
なんだかんだで日も暮れました。
明日の朝、カンチェンジュンガをまた見れるといいなぁ。 -
ペリンシティーからひたすら下って25分。
今日のホテル、The Chumbi Mountain Retreat&Spaの門に到着しました。
警備員の人に声をかけたら門を開けてくれました。 -
ん?建物がない!!
「フロントはどこ?」「登っていけばあるよ。」
すごい急な登り坂が待っていました。 -
急坂を5分ほど歩くとようやくホテルのフロントのある建物に到着しました。
この建物はホテルの敷地で一番高いところにある建物でした。 -
中に入るとディーワーリの装飾がされていました。
-
豪華なロビーでした。
-
ウェルカムドリンクとクッキーをいただきました。
ウェルカムドリンクはパッションフルーツジュースでした。 -
この日から2泊するのはヘリテージルーム。ダブルベッドがあります。
窓からはカンチェンジュンガを見ることができる部屋です。
フロントにいた女性が案内してくれました。彼女に翌日の観光用のタクシーの手配をお願いしました。値段は予想していたようにちょっと高め。4,800ルピーでした。 -
もう一部屋あります。
窓の手前に籐の椅子が置いてあり、ここからもカンチェンジュンガ峰が見えるようです。
そしてこの広い部屋は -
実はトイレです。
洗面台もあります。 -
この部屋の一角に衣装がけと荷物置きがあります。
-
その奥にシャワールームが付いています。
これだけ広い部屋があるんだから、もっとシャワールームを広くしてもいいんじゃないかなぁ。
いつでもお湯は出るのですが、連続使用は15分。それを超えると冷たくなります。
冷たくなったら30分くらい待ってまたお湯が出るとのこと。
僕でギリギリだったから女性だったらきついでしょうね。。 -
寝室は暖房が効いていましたが、外はかなり寒く、体は冷えていたので、シャワーを浴びて体を暖かくしてから地下にあるGolden Bambooレストランに行きました。
-
落ち着いた雰囲気のレストランでした。
-
Golden Bambooはコース料理だけでお酒はありませんでした。
この日は食事だけにします。
まずは鶏肉入りスイートコーンスープ。 -
調味料と玉ねぎ、ライム、青唐辛子が生で出てきます。
-
サラダはきゅうりのチリソースかけ。
ジュラライスとチキンカレー -
デザートはマンゴージェリー。
紅茶はコースに入っていなかったので追加注文しました。
翌日はカンチェンジュンガを見ながらタクシーでの観光を行います。
*******************************
この旅行記は2019年10月27日ディワリ休暇 ペリン旅行 世界遺産カンチェンゾンガを眺めてペリン観光編に続きます
https://4travel.jp/travelogue/11559787
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この旅行記へのコメント (4)
-
- hamabenom2さん 2019/11/11 16:40:13
- 大変貴重なレポート有難うございます。
- 前回の旅予告ではパキョンPakyongに旅なされると思いましたが外れました。
やはりフライト計画自体が無理な空港でしょうね!
それからかなりチャタータクシーの金額が要りそうですね。
支払いはドルの現金が使いやすいのでしょうか?
- ぱっしょんKさん からの返信 2019/11/12 13:08:21
- RE: 大変貴重なレポート有難うございます。
- hamabenom2さん こんにちは。
1.9月にSNTでパーミットを発行してもらい、その時にバスの時間も確認できたこと。
2.パキョン空港には1日1便でコルカタから朝9時半発。さらに帰りの便も14時5分発でどちらも早すぎること。
3.ガントクからぺリンまでに乗り合いジープしかなくどのくらいの台数が走っているのか不明だったこと。
この3つの理由から真っ先にこのルートは除外していました。パキョン空港は新しい空港ですから利用していれば旅行記の情報としてはよかったでしょうけどね。
あとシッキム州のパーミットで入境、出境場所を指定されますので、パーミットを発行したらコースを変えることはできないことも注意がいりますね。
バスがないので多少の覚悟をしていましたが、チャーターのタクシーは高いですね。
ホテルに2日目の観光タクシーをアレンジしてもらいましたが4,800ルピーでした。
バグドグラまでのタクシーはホテルにアレンジを頼めば5,800ルピー。今回流れからぺリンシティーの旅行社に直接アレンジしてもらうことになったので、5,000ルピーでしたが、2日間で約10,000ルピーで日本円にして約17,000円ですからね。たくさんインドを回ってきましたが一番高くついた旅行になりました。
支払いですがドルの現金は支払いには使えません。現金ならルピーですが現金よりもクレジットカードかデビットカード使用が一般的ですね。
- hamabenom2さん からの返信 2019/11/12 14:07:20
- RE: RE: 大変貴重なレポート有難うございます。
- > hamabenom2さん こんにちは。
>
> 1.9月にSNTでパーミットを発行してもらい、その時にバスの時間も確認できたこと。
> 2.パキョン空港には1日1便でコルカタから朝9時半発。さらに帰りの便も14時5分発でどちらも早すぎること。
> 3.ガントクからぺリンまでに乗り合いジープしかなくどのくらいの台数が走っているのか不明だったこと。
>
> この3つの理由から真っ先にこのルートは除外していました。パキョン空港は新しい空港ですから利用していれば旅行記の情報としてはよかったでしょうけどね。
>
> あとシッキム州のパーミットで入境、出境場所を指定されますので、パーミットを発行したらコースを変えることはできないことも注意がいりますね。
>
> バスがないので多少の覚悟をしていましたが、チャーターのタクシーは高いですね。
> ホテルに2日目の観光タクシーをアレンジしてもらいましたが4,800ルピーでした。
> バグドグラまでのタクシーはホテルにアレンジを頼めば5,800ルピー。今回流れからぺリンシティーの旅行社に直接アレンジしてもらうことになったので、5,000ルピーでしたが、2日間で約10,000ルピーで日本円にして約17,000円ですからね。たくさんインドを回ってきましたが一番高くついた旅行になりました。
>
> 支払いですがドルの現金は支払いには使えません。現金ならルピーですが現金よりもクレジットカードかデビットカード使用が一般的ですね。
- hamabenom2さん からの返信 2019/11/12 14:31:30
- RE:ご説明有難うございます
- > 前回の旅予告ではパキョンPakyongに旅なされると思いましたが外れました。
> やはりフライト計画自体が無理な空港でしょうね!
> それからかなりチャタータクシーの金額が要りそうですね。
> 支払いはドルの現金が使いやすいのでしょうか?
ぱっしょんKさんへ
大変得難い情報を有難うございます。
入域が指定されるのもなかなか大変ですね、
まさか、ドル支払いが使えないとは思いませんでした。
なかなか旅行が難しい地域だということを再認識しました。
日本から行くとなるとかなり日程がいるのと寒さ対策が重要ですね。
これからも旅行記を楽しみにしています。
本当に有難う御座いました。
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