宇宙に一番近い島 種子島

2019/10/19 - 2019/10/22

けんいちの１人旅です。

台風２０号が迫る中、３泊４日（種子島は実質２日）で種子島に行ってきました。細長い島内をレンタカーで行ったり来たりします。やっぱり宇宙センターは良かったです(^-^)

エリア 種子島(鹿児島)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

初日は羽田から鹿児島空港までの移動になります。午後の便で向かいます。

２２日「即位礼正殿の儀」を控えて、空港での検査が厳しくなっていました。手荷物を預けるための長打の列ができていました。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

金色に輝く錦江湾と桜島が綺麗でした。

桜島 自然・景勝地

２日前までの予定では、鹿児島空港前のビジネスホテルに宿泊して翌朝８時の便で種子島に飛ぶ予定でした。しかし台風の影響で種子島はずっと天気が悪い予報だったので行程を変更しました。今日は妙見温泉で一泊とします。

到着した午後6時半には真っ暗になっていてました。

妙見 安楽温泉郷 温泉

湯治宿の田島本館です。古い建物ですが源泉掛け流しです。

地元の人の公衆浴場のようになっています。しかし夜９時を過ぎると静かになり、名湯をゆっくり楽しむことができました。

２日目です。

明るくなって街の全容がわかるようになりました。昔ながらの温泉街といった雰囲気です。

朝から何度も温泉に入ってしまいます。台風の種子島になんか行かないで、このまま数日ここで湯治のほうがいいですかね？(^-^;

鹿児島空港から近い位置にありながら、周りを山に囲まれたいい温泉です。離島旅では鹿児島空港をよく使うので、また来たいと思います。

妙見温泉　田島本館 宿・ホテル

今日は１４時の種子島行きの飛行機に乗ります。それまでレンタカーで周辺をドライブします。

日本最古の露天風呂　和気湯

手を入れてみると暖かかったので入ろうと思えば入れましたが、いろんなものがお湯に浮いていたのでやめました。

北に向かってクルマを走らせます。わんちゃん慣れてますね(^-^;

名湯名高い霧島温泉にやってきました。１５年ぶりの訪問です。

湯之谷山荘

湯之谷温泉 (霧島湯之谷山荘) 温泉

ザ・温泉！という感じの硫黄泉です。ぬるい炭酸泉もあり、その両方をミックスした混合湯も合わせて３つのお湯が楽しめます。

体や服から硫化水素の香りが当分取れませんね・・・(^-^;

湯之谷温泉 (霧島湯之谷山荘) 温泉

さすが霧島温泉。街のいたるところから噴煙が上がっています。

えびの高原までクルマを走らせました。

えびの高原 自然・景勝地

空港に戻ります。途中ＪＲ嘉例川駅に立ち寄ります。１１０年以上前の駅舎です。次々とクルマで観光客がやってきます。

嘉例川駅 駅

さあ種子島に向かいます。この小さい飛行機を見ると離島に行くんだという実感が沸いてきます。

種子島へは４５分の空の旅です。

鹿児島空港 空港

種子島空港には午後3時に到着です。

種子島空港 (コスモポートタネガシマ) 空港

レンタカーをスタートできたのは午後３時半を過ぎています。今日は特にすることはありません。ただそのまま宿に行くには時間が早いので、まず島の距離感を覚えるために島の最北端・喜志鹿崎（きしがさき）灯台に向かいます。

＊縦に細長い種子島は

（北）西之表　（にしのおもて）　　←本州からのフェリーが入る港がある
（中）中種子　（なかたね）　　　　←種子島空港がある
（南）南種子　（みなみたね）　　　←宇宙センターがある

の３つの町に分かれています。　

種子島での宿泊は南種子町にある「サンダルウッド」です。オシャレで新しい建物でした。

種子島は思いのほか大きく、喜士鹿崎から南種子まで１時間半も掛かってしまいました。到着したころは真っ暗になって、宿の入口をなかなか見つけられませんでした。

Hotel SANDALWOOD＜種子島＞ 宿・ホテル

サーフィン客が多い宿でにぎやかです。夕食はとても美味しかったです。

Hotel SANDALWOOD＜種子島＞ 宿・ホテル

種子島は稲作発祥とも言われています。赤米が出てきました。

Hotel SANDALWOOD＜種子島＞ 宿・ホテル

鹿児島と言えば焼酎です。安納芋を使った「安納（西之島産）」をロックでいただきます。

部屋はよくあるホテルのシングルルームと同じ構造でお風呂もユニットバスです。しかし蛇口から出てくるのはトロトロの感触がある温泉なのです。

Hotel SANDALWOOD＜種子島＞ 宿・ホテル

３日目です。

昨日の夜中は台風の影響を受けて大雨でしたが朝には止みました。

Hotel SANDALWOOD＜種子島＞ 宿・ホテル

今日は強い雨との予報だったので、予想外の綺麗な青空は嬉しいです。

Hotel SANDALWOOD＜種子島＞ 宿・ホテル

宇宙が丘公園に来ました。

ここからは種子島宇宙センターが見渡せます。遠くにそれらの建物が見えるだけで感動してしまいます。

ロケットのモニュメントがありました。宇宙センターは明日行くことにしています。期待が高まります。

宇宙関連のお楽しみは明日に取っておいて、今日は西之表・中種子の観光スポットを周ろうと思います。

鉄砲館（種子島開発総合センター）を見学です。やはり種子島と言えば火縄銃ですからね。

まずビデオで種子島の勉強をします。

さすが種子島です。火縄銃がたくさん並べられています。構造などを学ぶことができました。

鉄砲館の前には種子島時堯の像です。

月窓亭

ほとんど見るところはありません。

ここでもビデオで勉強なのですが、それを見ながらお茶と安納芋などが提供されます。入館料＝お茶代といったところでしょうか。

天気がいいので高台から島を眺められる天女ヶ倉に行ってみます。

ふたたび西之表の街に戻ってきました。赤尾木の湯でひとっ風呂です。

源泉掛けながしのトロトロのお湯です。これは素晴らしい！

お風呂に入ってお腹が空きました。温泉近くにあるあやの食堂に入ることにしました。

午後１時を過ぎていましたが、地元の人で賑わっていました。ちゃんぽんをいただきます。

このお店はももいろクローバーZ・玉井詩織さんのお祖母さんがやっているお店だと後で知りました。

種子島のパンフレットを見ながら南下していきます。

男淵・女淵の滝

戸畑の煙突

煙突の横の風呂場跡

種子島はさとうきびの栽培が盛んです。

アイショップ石堂店

アニメ「秒速５センチメートル（コスモナウト）」で出てきたコンビニです。

この写真はアニメのワンシーンですが、そのままですね。

アニメの中でも出てくるヨーグルッペを買いました。

千座（ちくら）の岩屋

千座の岩屋 自然・景勝地

干潮時であれば中に入っていけるのですが、残念ながら潮が満ちていて入れません。

広田遺跡

広田遺跡 名所・史跡

最後に宿の近くにある河内温泉センターで入浴して今日の行程を終了します。

近くに台風が居るとは思えない１日でした。

今日も晩ごはん時には焼酎をいただきます。赤米を使った焼酎「宝満（南種子産）」です。

Hotel SANDALWOOD＜種子島＞ 宿・ホテル

４日目です。

いよいよ種子島宇宙センターに行きます！天気は見事に晴れ渡りました。

宇宙センターでは１１時からの見学ツアーを申し込んであります。それまで近くを周ってみます。最南端の門倉岬です。後に鉄砲を伝える、漂流したポルトガル人が辿り着いた地がここになります。

ここから宇宙センターが見えます。ロケットが打ちあがるわけでもないのにテンションが上がります。

門倉岬 自然・景勝地

反対側には屋久島も見渡せました。

宝満神社

宝満池

さぁ種子島宇宙センターに来ました！ワクワク感が止まらないです(^-^;

ロケットが出迎えてくれます。

宇宙科学技術館 美術館・博物館

構内は広いです。芝生も海も綺麗です。

宇宙科学技術館に入ります。

宇宙科学技術館 美術館・博物館

受付で見学者カードを受け取ります。11時からの見学は満員でした。予約しておいて正解です。

ガイドさんの案内に従いバスに乗り込みます。

種子島宇宙センター 名所・史跡

まず初めにロケットガレージに案内されます。中にはH－２ロケット７号機の本物が保管されています。ガイドさんの説明に耳を傾けます。

エンジンなども間近に見ることができます。

ＬＥ－７Ａエンジン

ロケットもそうですが、想像していたよりシンプルなものでした。安定性が重要ですから単純な構造であることが大事なのですね。

急かされることが無いのでじっくり見学することができます。

ＬＥ－７エンジン

フェアリング

H－２ロケット　第１段機体

次に発射場に向かいます。ここはバスの中から見学です。

最高機密です。写真は撮ってもいいのですが、倍率の大きいズームレンズでの撮影は禁止とのことです。

大型ロケット組立棟です。８１ｍもある建物で圧巻です。これが昨日からいろんなところから見えていた施設です。ガイドさんが「もし扉が開いていたら写真撮影を遠慮していただきます」と言っていました。

スライド扉は高さ約６７ｍで厚さが２ｍもあり、ギネスブックに認定されているそうです。

開いて中からロケットが出てくるところを見てみたいものです。

第一射点

第二射点

この赤白の塔がロケット発射台かと思いましたが、これは避雷針だそうです。

これで見学ツアーは終了です。参加して良かったです(^-^)v
益々ロケットが打ち上げられるところを生で見たくなりました。

見学終了後は宇宙科学技術館を見学です。

宇宙科学技術館 美術館・博物館

勉強にはなるのですが・・・さっき本物を見てきたので、模型では物足りないのです(^-^;

シアターで打ち上げ時の音響体験というものをやっていました。やはり生で打ち上げを見なくては思ってしまいました。

外にはH-2ロケット原寸大模型・・・本物じゃないともう興味が(^-^;

売店で宇宙食のお土産を買いました。

ロケットの丘展望台

先ほど間近まで行った組立棟と発射場と海を見渡せます。世界一美しい宇宙基地と言われるのがわかります。ここからの景色がこの種子島旅の中で一番でした。

名残惜しく帰ることにします。１８時の飛行機まで時間がありますので、最後の観光です。

日本一の大そてつ

どうしても時間が余ってしまうので、アニメ秒速５センチメートルの聖地巡礼です。

種子島中央高校

旧種子島空港

風車の見える風景

飛行機の出発まで余裕を持って帰ってきました。

さらに飛行機が遅れていて長い時間待つことになりました。

種子島空港 (コスモポートタネガシマ) 空港

定刻１８時ちょうどから２５分ほど遅れて飛行機は飛び立ちました。

種子島空港 (コスモポートタネガシマ) 空港

鹿児島空港から乗り継いで羽田に向かいます。この羽田便も遅れています。セキュリティチェックを強化しているので仕方ないのでしょう。

待ち時間を利用して、空港の近くにあるレトロな喫茶店「サンライト」で夕食です。

サンライト グルメ・レストラン

チキンカツカレーを注文したら・・・「こぼれそうになっちゃたぁ（笑）」となみなみとルーが入れられた大盛のカレーを女将さんが運んできました(^-^;

これは食べきれるか？！と思いましたが、美味しかったので完食することができました。

サンライト グルメ・レストラン

２０時４５分鹿児島空港を飛び立ちました。

羽田では走って出発３秒前に京急線に駆け込むことができて、どうにか終電で自宅に戻ることができました。

ずっと雨の予報で残念な旅になることを覚悟していたのですが、一度も傘をさすことなく過ごすことができました。
この旅でいつかは生でロケットが打ち上げられるところを見たいという思いが強くなりました。そして私が生きているうちに宇宙へ行ける時代も来るのでしょうか？！

鹿児島空港 空港