2019/08/26 - 2019/08/27
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Prof.Chickenさん
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シルクロードを旅したいと思う者にとって、玄奘(三蔵法師)が訪れた街というのはやはり特別な思いがするもの。玄奘だけでなく、アレキサンダー大王もチンギス・ハンもティムールもイブン・バットゥータもやってきた街として、世界史的には最高の魅力に溢れる街、それがサマルカンド。イメージはブドウとメロンと青い目の人たちの街。これまで写真で見てきたのは青(ターコイズブルー?)のドームの数々。
玄奘が訪れた当時はゾロアスター教の街だったため、『大唐西域記』ではどちらかというと悪役感があるというか、もしかしたら『西遊記』では妖怪の出てくる国のモチーフになっていたのかもしれません。でも三蔵法師が好きで、若い頃に西安→トルファン→クチャと旅した僕には、どうしても行きたい場所だったのです。
8月に訪問したところ、2年に一度の音楽祭の、しかも大統領挨拶がある日で、一番の中心地の「レギスタン広場」に入れないことがわかり、9月にもう一度訪問し直すことになりました。ここでは9/23~25の滞在と合わせた計3泊分の旅を紹介させてもらいます。
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紀元前からの歴史を誇るサマルカンドも、チンギス・ハンに一度破壊されたため、今ある歴史的建造物は1400年頃のティムール帝国時代のもの。まずはティムールの乳母や部下や妹や愛妃の墓が並ぶ「シャーヒ・ズィンダ廟群」に行きました。入場料1万5000スム、カメラを使うならプラス6000スムで約240円。
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この階段を上るとサマルカンド・ブルーの海が待っています。
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息を呑みます。
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部下の母親や、妹などが祀られている廟が並びます。
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確かこれが「シャーディムルク・アカ」という、ティムールの愛妃の廟のはず。入り口が凝ってますもんね。
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内部も美しいブルー。
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歩いて行くと次々に美しい廟が現れますが、このあたりはガイドブックに解説なし。
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奥まで進むと再び3つの廟が向かい合った美しい空間に。時代的にはこれらが先にできていたようです。
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これは「トゥマン・アカ」という、やはり愛妃の廟。
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さて廟群を出て坂を上がっていくと、「ハズラティ・ヒズル・モスク」という建物が出てきます。何があったのか軍人か警官かが大挙配置されていて、カメラは使うな的なことを言われました。
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なんだこれは?というぐらい巨大な建造物は「ビビハニム・モスク」。形は今までの建物と似ていますが、人間の大きさでスケールを推し量って下さい。
ティムールさんが世界一の建造物を建てたくて、突貫工事で造らせたもののようです。1404年完成。入場料は2万5000スムでした。 -
でも中空っぽ。工事が急だったので地震が来た時に大きなダメージを受けたから、みたいな説明があったように思います。
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ドームの天井をよく見ると、何か生えちゃってる…。生きたタマネギみたいですね。
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ビビハニム・モスクからレギスタン広場までは、ガラスのショーウインドーが美しいブティック的な店の並ぶ通りが続きます。白人さんたちは電動カーみたいなのに乗って移動。僕もあれ乗れたのかな?どこからどう乗るのかわからず、ひいひい歩いてました。でもおかげで、このブティックの裏に小学校か中学校かがあることに気づきます。なおかつそこでは音楽祭に合わせてか、校庭で女子が踊りの練習の真っ最中。いいものが見れました。
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やっと到着の「レギスタン広場」ですが、「シャルク・タロナラル」という民族音楽・舞踊祭みたいなのが今夜ということで、これ以上進めず。実はこれでもマシな方で、この後400m手前ぐらいから近寄れなくなります。
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韓国人グループっぽい人らは「インビテーション」という入場札を首から提げてましたけど、僕はテレビで音楽祭を見るよりほかになし。とほほ。
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残る観光地はティムール廟。本当は故郷に眠りたかったティムールさん、ここに葬られます。
ここで黒塗りの車が数台。中からはサングラスSPに護られるような高級スーツっぽい皆様。誰?誰?と思いながら距離を取りました。少し後で近くの売店から「ユネスコ!ユネスコ!」という声が上がったので、今夜スピーチするユネスコの偉いさんだったのでしょう。そういえば上品な女性がいたような気が。そしてその人夜にテレビに出てきたような気が。(あとづけ)
入場料は2万5000スムでした。 -
せっかくなので、ティムールさんの黒い棺が写るように。
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ここからは9月の続編。やーっとレギスタン広場に立てました。広場への入場は4万スム。
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「コ」の字型に3つの大きな建物が並びます。まず左手に「ウルグベク・メドレセ」。天文学者の建てた神学校です。天文学者らしく、青い星をモチーフにした外壁だとか。これだけ古くて1420年のもの。
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中には記念館的なコーナーも。
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これは右手の「シェルドリ・メドレセ」。「ウルグベク」と向かい合っています。「ウルグベク」以外の2つの建物は1600年代のものだそうです。
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虎、じゃなくてライオンなのだそうですが、偶像崇拝のルールからはみ出ている点でブハラの建物を思い出します。
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入り口のアップ。どこをどの角度で撮ったかは忘れました…。
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そして中央、真っ正面の「ティラカリ・メドレセ」。「ティラカリ」とは「金箔のされた」という意味らしく、中に入ってみると…
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確かに豪華!
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天井も豪華でした。
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観光地の数が少ないのかな?観光地は同時にウエディング・フォトの撮影スポット。同時に3グループが撮影中、少し離れて戻るとまた別の3グループ、なんてことはザラでした。
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外国人が少ない時は必ず新郎の友人たちに見つかり、一緒に写真に写れと言われました。そのおかげで新郎新婦は自由に撮影できたり。
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前回は見ることのできなかったライトアップ姿も撮れました。
ここで警官?らしき人に声をかけられたのが、「特別なマネーを出せば、ミナレットの上に登らせてやるぜ。ポリスは何も言わないようにしておくからよ」みたいな話。いやいやいや、アナタの私物じゃないでしょ。これは、違法バイト?
だいぶ興味はあったけれど、他の観光客に悪いし、いざ「ハイ」と言ったら裏切られてガチ見張りの警官に捕まりそうな気もしたので、断りました。 -
いつまでもいたい場所だったな…。
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宿は「到着時と朝食に、大量のメロンが出てくる」と評判のところにしました。確かに出てくる。中庭にメロンごろごろ転がしてあるし。ただ鍵の開け閉めがオーナーさんしかできなくて、何度もヘルプミーと叫びました。よそで見かけなかった日本人もここでは僕の他に2人いました。2泊で46ドルでした。
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サマルカンド→タシケントへの移動情報です。ガイドブックには「ウルグベク(天文台跡)」という場所にバスも乗り合いタクシーも来る、という書き方をしているかもしれませんが、バスは空港近くのバスターミナルから出ます。タシケントまでわずか3万5000スム!(400円)ただしこのバス停が街から遠いので、バス停までタクシーで2万5000スムぐらい取られます。
バスの時刻表は1時間ごとぐらいに書いてあるのですが、実際には7:30(だったかな)・9:00・11:00…と、少し飛ぶようです。宿の人に電話で聞いてもらった方が良いです。
ここを出たバスは、15分後に「ウルグベク」に到着します。そこは売店の密集エリアかつ乗り合いタクシーの乗り場です。ここからはバスは必ず乗れるというわけではなく、空席があればウルグベクで補充して進むシステムでした。僕のバスは12人分くらい空いてたかな。
バスは11:03サマルカンド発、16:00タシケント着(地下鉄オルマゾル駅=旧名サビール・ラヒモフ駅と地下道でつながるバス停)。
今はこの区間の移動料金も随分値上がりしているようですから、ブログなどで料金をチェックしても、1年前の数字とは違っている可能性が高いです。(僕自身調べたものと比べてバスが3倍になっていました)1円でも安く、というタイプの方は最新情報を日本人宿などでご入手下さい。
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