ヨーロッパ落穂拾いの旅第２弾：アンドラ、西、スロベニア、マルタ、伊旅行【８】（2018年年末年始 ３日目⑤ 眼前のフラメンコ）

2018/12/30 - 2018/12/30

ヨーロッパ未踏破国も遂に残りひと桁の9カ国となりました。昨年、落穂拾いの旅ということでモナコやサンマリノなど小国を巡りましたが、今回はその第2弾として、残りの小国、アンドラ、マルタと中欧にぽっかり残ったスロベニアを中心に、アンドラの入口バルセロナとイタリア5大都市のうち未訪問であったナポリをも回る欲張りな予定を立てました。山間の小国アンドラでは、現代的な街並みが広がっているのに驚き、久々のバルセロナはガウディ建築群の特異さと施設入館料の高さに目を瞠り、それほど期待していなかったブレッド湖やリュブリャーナなどスロベニアの美しい風景に触れ、地中海の交差点マルタの歴史建築物に圧倒され、ポンペイ遺跡や雑然たるナポリの街並みに南イタリアの風土を感じました。相変わらずの詰込み雁字搦め旅程なので無理があった部分もありましたが、なんとか巧く熟して行って来ることができました。

日程は以下の通りです。

1日目（12/28）羽田 ⇒ 北京
2日目（12/29）⇒ バルセロナ、アンドラ観光、バルセロナ移動
3日目（12/30）バルセロナ市内観光、
4日目（12/31）スロベニア移動、ブレッド湖観光
5日目（1/1）リュブリャーナ観光、マルタ移動
6日目（1/2）マルタ島内観光
7日目（1/3）マルタ島内観光、ナポリ移動
8日目（1/4）ポンペイ観光、ナポリ市内観光
9日目（1/5）ナポリ市内観光、ローマ移動 ⇒ 北京
10日目（1/6）北京 ⇒ 羽田

今回は３日目⑤です。

エリア バルセロナ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

グエル邸からランブラス通りを海に向かって歩きます。ここは前回歩いたところ。その時の記憶が蘇ってきました。
（ｸﾞｴﾙ邸15:41 ⇒ 16:10ｺﾛﾝﾌﾞｽの塔）

沿道にはいい雰囲気の建物もあり、歩く人も多く、おしゃれな雰囲気です。

そういえば「たびレジ」では年末年始、このランブラス通り周辺でテロの危険性があるとのことでしたが、歩いている限りでは周りにはそんな雰囲気は無く、警官の配置も見当たりませんでした。

港への突き当りにコロンブスの塔があります。この塔には登ることもできます。バルセロナでは比較的安めの６ユーロで入館できますが、前回同様今回も見上げるだけにとどめます。

塔の右側、こちらの権威ありそうな建物は税務署のようです。

左側は軍関係の施設のようです。

コロンブスの塔の先から港を臨みます。前回はここで引き返しましたが今回は海沿いのコロン通りを少し歩いてみます。

コロン通りは歩道も広く、バルセロナ市民の憩いの場となっているようです。
（ｺﾛﾝ通り16:10～16:39）

その先に行くとありました、大きなエビのオブジェです。可愛いとはあまり言えませんが愉快な像です。あまり奥へ行っても仕方ないので、この辺で引き返します。

コロンブスの塔に戻り、海側から見上げます。こちらからだと頂上のコロンブスが何かを指しているのがわかります。新大陸を指しているのでしょうか。方向が違うような気がしますが。

再びランブラス通りを今度はカタルーニャ広場方向へ歩きます。バルセロナ随一の通りなので観光客で相変わらずの盛況です。土産物屋もあるので、観光はこれくらいにして土産物屋巡りをしようと思います。
（土産物屋巡り16:39～17:35）

いくつかバラマキ土産などを買って、暑くなったので歩きながらアイスなど食べてみました。味は月並みですが、旅行気分は出ます。

色々寄り道しながらカタルーニャ広場に面するエルコルトイングレスまで来ました。今日は日曜日なので休館日かと思ったのですが開いています。これ幸いと入ってみます。
（ｴﾙｺﾙﾄｲﾝｸﾞﾚｽ17:35～18:35）

全館オープンしています。和食もこの通り豊富なラインナップです。

昨日のリベンジとばかり、最上階のフードコートへやって来ました。こちらも盛況、祝着至極です。

せっかくスペインに来たので月並みですが、パエリアを頼みました。もちろんテイクアウトですが、盛られたパエリアを皿で受取り、会計後、セルフでテイクアウト容器に詰めるというものでした。
（ｴﾙｺﾙﾄｲﾝｸﾞﾚｽ18:35 ⇒ 18:40ﾎﾃﾙ）

いったんホテルへ戻り、パエリアを置いて慌ただしく出発です。今度はフラメンコ鑑賞に出かけます。
（ﾎﾃﾙ19:00 ⇒ 19:20ﾛｽﾀﾗﾝﾄｽ）

着いたのがこちら「ロスタラントス」です。チケットは事前にweb予約しておきました。結構開始時刻ギリギリになってしまいました。

入口で席を指定されましたが既にお客はたくさん入っていて自席がどこだかよくわかりません。横にあるバーの店員に聞くと親切に案内してくれました。

席はなんとステージ正面の最前列です。他の席はキツキツに座っていましたが、私の隣は来なかったのでゆったり使えました。
市内にはいくつかのフラメンコ劇場があり、食事を食べながらゆったり長時間見るタイプが多いですがここロスタラントスは30分と短く、ドリンクオーダーなしで見られるということで安くて初心者向けでいいと思います。ただ、このようにピンク色のほの暗い照明なのであまり好きではないという方もいるかと思います。

まずは楽器と歌担当の5人が入場し、スタンバります。
（ﾛｽﾀﾗﾝﾄｽﾌﾗﾒﾝｺ鑑賞19:30～20:00）

なかなか始まらなかったのですが楽器の演奏と歌が始まり、ようやく踊り子さんの入場です。まずは女性ダンサーから。

続いて男性ダンサーです。フラメンコを事前に学習してきた訳ではないので、一般的な知識しかなかったので男性も踊るのかと意外でした。女性は着衣をひらひらさせて激しく踊ります。男性は主にタップダンスを激しく行います。

時には二人で踊ったりします。音楽も激しいですが、最前列ゆえ両者の息遣いまで聞こえて、凄い迫力です。

女性は御年50を超えているのではないでしょうか。それにしても凄い体力、迫力です。

こんな感じでひらひらさせますが、卑猥な感じは無く迫力ある舞台を見せてもらっているという感じです。

再び二人の共演です。踊り子もさることながら、歌い手の音量も大したものです。

最後は大団円。拍手とともに終了です。とても素晴らしいものを見せてもらいました。私は旅先であまりエンターテイメントは見に行かない方ですが、これは来てよかったと思います。

狭い館内なので出るときは混雑します。早めに出ることをお勧めします。

私が見たのは一番最初の回なので、次の回を見ようとチケットを買う列ができていました。
（ﾛｽﾀﾗﾝﾄｽ20:05 ⇒ 20:31ﾎﾃﾙ）

ちなみに場所は昼間来たレイアール広場の一角にあります。広場も電飾がついて綺麗です。

さあ一日歩いて疲れました。ホテルへ戻ります。

エルコルトイングレスを見るとほっとします。ホテルまではあと少しです。

ホテルへ到着、今日の日程は終了です。あとはシャワーを浴びて先ほど買ったパエリアを食べて就寝しました。パエリアはまあまあの味でした。