2019/10/03 - 2019/10/06
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papapuさん
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2017年1月以来の台北。今回は一人仲間が仕事の関係で残念ながら参加を断念しましたが、かれこれ30年近くのつきあいがある友人と台北で落ち合い3泊4日の旅となりました。長期出張先からきた友人とはメールで事前に綿密な打ち合わせを行った甲斐あって予定通り落ち合うことができました
2人の目的は①オープントップバス乗車②鶯歌と三峡老街観光③美食と美酒④マッサージで、もうひとつ私の今回のテーマは日治時代の日本建築物めぐりです。。9月下旬に入ると台風発生との報がありヤキモキしていましたが間隙を縫う形でしたが、最終日を除き天気にも恵まれ、連日10月なのに35度くらいの暑さとなりました。
鶯歌までは台湾鉄道を利用しましたが、半日観光にはちょうど良い距離と規模だと思います。鶯歌の焼き物街のおまけくらいに思っていた三峡老街のほうがむしろ印象に残るくらい雰囲気がある場所で行けてよかったと思いました。
とにかく予定を詰め込みすぎて一日平均2万歩となりましたが、そのおかげかかなり食べたり飲んだりしたのに1キロしか体重が増えなくてよかった。
- 旅行の満足度
- 4.5
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前回は2日目まででしたので、今回は3日目のことを書きます。
相も変わらず美味いもん探しと狭い趣味の世界を追求し続けました。
昨日は就寝時間3時でしたが何とか6時には起きることができて友人と7時半にホテルのロビーに待ち合わせできました。お互い眠そうな目をしながら民権西路駅まで歩き地下鉄で中正紀念堂駅へ向かいました。お目当ては金峰魯肉飯での朝食です。駅から地上へ出たらすぐ見つかりました。金峰魯肉飯 地元の料理
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朝8時くらいでしたのでこんな感じですぐに席につけました。昼時は20分は待たされます。
金峰魯肉飯 地元の料理
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それでも日本人観光客は数人いました。早速魯肉飯と青菜と蛤と手羽のスープを注文。魯肉飯はいつきても裏切らない美味さです。青菜とスープは友人とシェアしましたが十分な量がありました。質も量も満足で人気の理由も頷けます。黄記より味は濃く具も多いです。私はやはり金峰派です。
金峰魯肉飯 地元の料理
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その後南門市場へ。こんな朝早くから皆さん並んでます。精肉店が多い印象ですね。
二階にはATMもあります。南門市場 市場
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その後公館まで行き臺灣の名門、臺灣大学キャンパスへ。ここから日治時代の建築物探訪のスタートです。
国立台湾大学 建造物
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さすがに旧帝国大学、今は台湾の最高学府です。キャンパスの中は台北とは信じられないくらい広く緑いっぱいでした。都会のオアシス、散歩する人もたくさんいました。
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こんな環境で学問ができたら、、、なんて柄にもなく思ったりして。当時宗主国であった日本は採算度外視で金をつぎ込んで列強に後れをとらぬよう国家のメンツにかけて教育とインフラ充実に心血を注いだと聞きますが、こうしてそのひとつに訪れてみると、植民地政策の倫理的是非の議論はあるけれど、一方で台湾の人々がこうして当時の遺産を実に大切にしている意味も考える必要があると思います。
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次は青田街に向かいます。ああ、それにしても暑いなあ(友人はここでドロップアウトしました)。
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和平東路付近です。この屋敷の対面のフラットに30年くらい前に住んでいましたが、日本家屋が数多くあったのに全く当時は関心がありませんでした。それにしてもこの辺りは樹が繁る邸宅が多い高級住宅街ですね。
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日本家屋をリノベした茶館とか。
紫藤廬 カフェ
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早すぎてまだ営業していませんでした。
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青田街 旧市街・古い町並み
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ここには台北に来るたびに来ています。月日が経ってより味わいが深まった感じです。
青田七六 和食
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ここ、来るたびに違う店になっています。今はRAICAの看板が。入ってみたかったけど時間がないのでまた次回に。
青田街 旧市街・古い町並み
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国立師範大学です。台湾大学同様、こちらもきれいなキャンパスですね。
国立台湾師範大学 散歩・街歩き
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これ歴史的建造物であることが見てわかります。
国立台湾師範大学 散歩・街歩き
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師範大学から永康街まで歩きました。葱グレープで有名と聞きトライしてみました。
わたしは40元のバジルと卵のトッピングを頼みましたが、まあ台湾風お好み焼きですね。天津葱抓餅 露店・屋台
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ランチに牛肉麺を予定していたので味見程度でやめておきました。確か40元だったかね。
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人気の「思慕昔」。満員です。
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二二八和平公園から台北駅方面を望みます。
国立台湾博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ニニ八和平公園横にある老牌公園號
老牌公園號 地元の料理
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西尾商会(もとはカメラ機材の店だったそうです)
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金祥茶荘。大胆にリノベされたか。
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合作金庫銀行城内分行(旧台北信用組合)。昭和2年竣工。歴史を感じ風格がある銀行でした。こうした建築が多く点在してます。
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左に目を転じると、最新式ビルが(MIDTOWNと書いてありました)。
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「老記桃源街牛肉麺」。分かりづらい場所にありまが昼にはこんな具合に行列が出來るので見つかると思います。土曜日の昼でしたが、開店は良く10分くらい行列に並んで店に入れましたが、福岡・中州の長浜ラーメンのような雰囲気。相席で無料の高菜炒めをトッピングし放題なところも全く同じです。
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十分くらい待ち着席。まずは豚足。見た目は少々グロですがトロットロでゼラチンそのもの。
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今回もっとも楽しみにしていた牛肉麺。透き通ったスープか迷いましたが醤油味に決めて実食。友人は30年前に偶然この店を見つけてそれ以来台北に来るたびに訪れているそう。スープは絶妙な塩加減で見た目ほどしょっぱくないです。麺はうどんに近いですね。そして主役は紅焼牛肉。
なんじゃ、これは!口に入れた瞬間にほろっと崩れる感触。どんだけ煮込んだらこんなに柔らかくなるんだろう。これまた見た目は硬そうに見えるのに、
そのいい意味でのギャップに感動しました。地元の皆さんも黙々と麺を時間かけてすすっていました。タクシーで店の前に乗り付けてくる方も多かったです。 -
お腹もいっぱいになり、その後総統府付近を散策しました。
まずは中華電信博愛服務中心です。 -
司法大厦(旧台湾総督府高等法院)。竣工は昭和9年。横浜の日本大通りにある県庁にも似てるか。
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総統府です。建国記念日である10月10日(雙十節)を数日後に控えて入口付近にひな壇が設置されるなどの準備が行われていました。その前をビデオ撮影しながら通ろうとしたら、銃を持った憲兵さんに「ピーピーっ」と笛を吹かれ厳しい目つきで厳重注意されてしまいました。そのとたんに戒厳令時代はこんな感じだったなあ、と昔を思い出しました。
中華民国総統府 建造物
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1937年竣工の台湾銀行。
台湾銀行 (旧 台湾銀行本店) 建造物
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昭和11年竣工の中山堂。ここで昭和20年、日本の降伏受諾式典が開催されたそうです。
4年前に来た時には左のビル(MIDTOWN)はありませんでした。急速に街が変化しているのを体感しました。中山堂(旧台北公会堂) 劇場・ホール・ショー
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この近辺は今横浜赤レンガ倉庫みたいな感じにしようとしているみたいです。
ここでドイツから一人で来たというシニア男性から写真を撮ってと頼まれ少し話ました。以下英語での会話。
おじさん「君はドイツって知ってる?」
私「オフコース」
おじさん「オスコースだと。じゃあ都市名いってごらん」
私「(少々侮辱された気がしてムッとしながら)ベルリン、ミュンヘン、、、、」
おじさん「僕はフランクフルトからきたんだが、ドイツのこと知っている台湾人は君入れて三人しかいなかったよ」
私「私は日本人なんすけど」
おじさん「(数秒沈黙が続き)昔のこの国のオーナーか。」
意味不明、どういうロジック?(心のつぶやき:それじゃあ三国同盟の朋友だな、くらい言ってほしかった。)
最後に社交辞令的に「良い旅を」と言ってサヨナラしました。北門 (承恩門) 史跡・遺跡
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中華郵政台北郵局、昭和5年の建物。ここもリノベーション中でした。KITTEにそっくり。(でも、個人的には古色蒼然とした建物のまま残してほしいんですが)
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明治43年竣工の「旧合資会社高石組」。中には昔の資料が展示されており無料で入れます。歩き疲れたのでここで一旦休憩しました。
その後さらに歩いて西門駅へ行き、次の目的地である龍山寺まで地下鉄で。臺北撫臺街洋樓 博物館・美術館・ギャラリー
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萬華林宅。2016年にスターバックスコーヒー萬華店に生まれ変わりました。
入ってみましたが日本人客もわんさかいて行列をなしていましたので、飲み物は諦めて写真だけ撮って退散。スターバックス (艋舺店) カフェ
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萬華駅近くにある金義合行。下町風情が漂中でひときわ風格がありました。私はスタバよりもこちらの建築に興味をそそられました。
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新しい駅ビルでしょうか。
萬華駅 駅
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何度も来ましたがここにきて御参りしないでは。月下老人にもご挨拶して約5分で次へ。
龍山寺 寺院・教会
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迷いに迷って漸くお目当ての路地に行きつき恐る恐る入っていくとありました。
でも胡椒餅が焼きあがるのに30分かかると言われてあえなく断念。写真の店員さん、
ぶっきらぼうでちょっと怖かったけど、写真いいですか?と聞いたら無言で首を縦に振ってくれました。謝謝。福州元祖胡椒餅 地元の料理
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ここはインスタスポットのようで、若いカップルや友達同士がたくさんいました。
ネットに多くあるように特に何があるわけでもないのですが、(余計なお世話でしょうが)器はいいのでもっとうまく活用しないともったいないと思いました。剥皮寮 旧市街・古い町並み
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開局大正2年の龍山郵局。今も郵便局として活躍しています。すご!
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明治29年にできた老松国民小学。
ここからタクシーで昔の圓環公園付近へ向かいました。 -
1930年代の建物をリノベして台湾産コーヒーにこだわった喫茶店。
森高砂咖啡 カフェ
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店内もおしゃれで時間があればコーヒーをと思っていましたがすでに友人との待ち合わせ時間が迫っていたので、少しだけ店員さんとおしゃべりして「次回また来るので」といったら「これでよければ」とメニューをくれました。
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三日目最後の探訪目的地、圓環。二十数年前にはまだその名の通り丸い屋台村みたいなのがあって、そこで海鮮料理を食べた記憶があります。その後変遷を経てこんなになってしまったのかあ。栄枯盛衰ってこういう感じか。ここでしみじみと感慨にふけってしまい疲れも相まって呆然と数分佇んでしまいました。
台北圓環 ショッピングセンター
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さあ、再び元気を取り戻さねば。三日目は夕食前に志村けんで有名な「豪門」で全身マッサージ。前日の千里行とは違いここは蒸しタオルを背中にふんだんに重ねて身体を十分蒸してからマッサージしますが、これが極楽なんです。肩、腰がいつも痛い私はずっと起きてその気持ちよさを満喫しましたが、横の友人は寝ていました。後で「寝たら気持ちいいも何もわからないからもったいないじゃない?」というと、「いや、起きてたよ」だって。じゃあ、あのいびきはなんだったんだろう。
*二人以上の場合、電話すれば無料でホテルまで車で迎えにきてくれます。終わったらホテルか近ければ希望の場所まで送ってもくれますのでタクシー代が浮くのもメリットです。豪門世家理容名店 エステ・スパ・マッサージ
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最後の晩餐は林森北路の「梅子」で台湾料理を頂きます。
ここは昔からとても有名ですね。芸能人も多数訪れており、ピコ太郎、クリームシチュー、安室奈美恵、そして若かりしときのジャッキーチェンの写真があります。
それは別にいいとして、友人も私も大好物な二品、茹でた海老とあさりの醤油漬けで
キンキンなビールを楽しみます。梅子餐廳 (林森老店) 地元の料理
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タケノコの炒めた料理。これどうかな?と思っていましたが意外といい。
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ワカサギの天ぷらに似ているフリッター。これ初めて食しましたが胡椒塩をチビチビつけながら、酒のつまみにサイコーです。選んで大正解でした。
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昔はよくレモンスライスをこうして入れて飲んだものです。こうすると実にすっきりした味になりいくらでもいけちゃいますよ。目の前で店員さんが器用に割りばしを使って絞ってくれるのも見せ場です。
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遅くに入店したのでもう「ラストオーダーです」と来てしまいました。そこで〆に担仔麺を注文。
これこそまさに探し求めていた味、絶品です。ここにきたら必ずお試しください。間違いないです。そぼろ肉の量、スープの塩加減、麺のゆで具合のすべてが理想的です。
いつも思うのですが、担仔麺は一杯の量がとても少ないんですよ、そこがいいところでもあるんですが。ああ、もう完食しちゃった、もう一杯頼めばよかったあ。
〆て一人当たり4千円弱。ご馳走さまでしたー。
お勘定して10時頃に飲みなおしにいつものバーへ向かう2人でした。
(最終日についてはまた別の機会に。)
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