2019/09/03 - 2019/09/04
20位(同エリア42件中)
AandMさん
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2019年夏、コルシカ島とサイデーニャ島を訪れました。これらの島では公共交通機関の便は良くありませんのでレンタカーで巡りました。フランス領のコルシカ島とイタリア領のサルデーニャ島の間には10kmほどの海峡があります。旅行前の調査で大部分のレンタカー会社は車をフェリーに積んでの海峡横断を認めていないことが判明し、計画中止も考えました。幸いにもHertzで認めてくれ、レンタカーによるコルシカ島とサルデーニャ島の周遊旅行が実現しました。
フレンチ・リヴィエラのコートダジュール国際空港(ニース国際空港)から5泊6日で、以下の行程でコルシカ島とサルデーニャ島を一周しました。
ニース国際空港→(エアー・コルシカ)→[コルシカ島]バスティア ポレッタ空港→(レンタカー)→ベルコデール(Belgodère)→アジャクシオ(Ajaccio)→ボニファシオ(Bonifacio)→(フェリー)→[イタリア・サルデーニャ島]サンタ・テレーザ・ガッルーラ(Santa Teresa Gallura)→サッサリ(Sassari)→アルゲーロ(Alghero)→オリスタノ(Oristano)→カリアリ(Cagliari)→ヌオロ(Nuoro)→オルビア (Olbia)→サンタ・テレーザ・ガッルーラ(Santa Teresa Gallura)→(フェリー)→[フランス・コルシカ島]ボニファシオ (Bonifacio)→コルテ(Corte)→バスティア (Bastia)→(エアー・コルシカ)→ニース国際空港。
5泊6日のレンタカーによるコルシカ島とサルデーニャ島旅行を、前編、中編、後編に3分割してレポートします。本稿は後編で、サルデーニャ島南部のカリアリから最北部の町サンタ・テレーザ・ガッルーラまで車で移動し、フェリーでコルシカ島に渡り、さらに車でバスティア・ポレッタ空港まで行き、そこからニース国際空港まで航空機で移動した旅行記です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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9月3日
早朝にホテル(T Hotel Cagliari)の部屋から見たカリアリ旧市街の景色です。朝食後、ホテルをチェックアウトして旧市街を見学し、その後島を北上してサルデーニャ島の最北部にある港町サンタ・テレーザ・ガッルーラのホテルまで移動します。移動距離は約350kmで、今回の旅行で最長距離です。UNAHOTELS T Hotel Cagliari ホテル
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旧市街にあるサン・ミケーレ教会(Chiesa di San Michele)です。16世紀建造のバロック様式の美しい教会です。
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旧市街のドメニコ・アルベルト・アズーニ通りを進みます。狭い石畳通りですが、片側に車が一杯駐車していました。イタリア旧市街の典型的な光景です。
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聖アンナ教会(Chiesa di Sant'Anna)はサン・ミケーレ教会から100m程の場所にある13世紀に創立された教会で、第2次世界大戦で破壊されましたが戦後に再建されています。建物外見が新しいことからも最近になって再建されたことが分かります。再建前の教会では鐘楼が1つだったものが2つになったそうですが、それ以外は以前と同じバロック様式が踏襲されています。
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ローマ円形劇場(Roman Amphitheatre of Cagliari)が旧市街に残されていました。2世紀に建造されたものですが、見学コースなどは整備されていないようでした。劇場の上部を通る道路からの見学です。
円形闘技場 史跡・遺跡
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旧市街の主要通りブオン・カンミーノ通りにある1825年建造のクリシティーナ門(Cristina Gate )を車で通過します。クリスティーナはサルデーニャ王国のカルロ・フェリーチェ(在位:1821-1831)の妃で、建設当時の王妃名が付けられています。
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旧市街の狭い道を南に向かって車で進みます。カーナビがあっても道に迷いそうです。
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ボナリア聖母大聖堂(Basilica di Nostra Signora di Bonaria)は港を見下ろす丘上に立っていました。旧市街の教会に比べて新しい19世紀の建造で、規模が大きくて存在感がありました。ボナリアの聖母はサルデーニャの守護聖人です。
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聖母大聖堂の内部です。
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主祭壇に大理石柱で支えられた天蓋がありました。イタリアの中世建造の教会で目にすることが少ない天蓋です。
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奥行きのあるとても大きな大聖堂です。
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カリアリの国立考古学博物館に行くことにしました。博物館は旧市街中心部にあり、駐車場はありません。ネットで最も近い駐車場を探し行ってみると、空きスペースが1台分ありました。ラッキーです。旧市街を車で訪問する場合、駐車スペースを見つけられず、観光スポット見学を見送らざるを得ないことが結構あるように思います。レンタカー旅行は便利ですが、旧市街見学での駐車スペース確保は容易ではありません。
車を駐車できましたので、博物館に向かいます。 -
駐車場から博物館までは、ブオン・カンミーノ通りを500mほど南に進む必要があります。
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クリシティーナ門を越えて左に曲がった箇所に国立考古学博物館がありました。
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博物館の入口です。訪問者数は多くはありませんでした。
国立考古学博物館 (カリアリ) 博物館・美術館・ギャラリー
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サルデーニャ島にある遺跡地図がありました。これらの遺跡で発掘された品々が博物館に展示されています。
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最も有名な発掘展示品は「モンテズマの巨人」だろうと思います。紀元前13-9世紀に造られた像で1974年にMont'e Prama村で発見されました。彫像はサルデーニャ産の白亜質砂岩製で、高さ2~2.5メートルです。射手、剣士、力士などの像だそうです。
この他の展示品などは別の旅行記(博物館編)で紹介したいと思います。国立考古学博物館 (カリアリ) 博物館・美術館・ギャラリー
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国立考古学博物館の見学を済ませ、サルデーニャ島を西側海岸線にそって北上します。
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途中、島中央部の山中にあるヌオロ(Nuoro)に立ち寄ることにしました。山岳地方ではトンネルも結構ありますが、車の通行量が少ないので快調に進めます。
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ヌオロに到着しました。山中の小さな街ですが旧市街がありました。
ヌオロ 散歩・街歩き
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「衣装博物館、Museo del Costume Nuoro」の表示があったので、行ってみることにしました。
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衣装博物館です。
サルデーニャ生活 民族伝統博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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入口前の庭にカラフルな野菜オブジェが展示してありました。
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特別展示(6月14日~10月27日, 2019)の表示がでていました。
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博物館のスペースのあちこちに特別展示作品がありました。色や形がユニークで面白い作品です。
サルデーニャ生活 民族伝統博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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博物館の奥庭にも、沢山の野菜オブジェがありました。
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室内の展示品は洋ナシのようです。特別展示期間の見物は衣装ではなく、野菜や果物オブジェのようです。
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衣装が展示されている部屋に進もうと思いましたが、昼休みなので暫く博物館を閉めます、ということで中には入れませんでした。
博物館職員は自分の車に乗ってどこかに行ってしまいました。多分、ランチでしょう。このような昼休みのある博物館は時々ありますので、訪問時間を選ぶ必要があります。この博物館訪問は急遽思いついたものですので、見学中止は止むを得ません。 -
ヌオロ中心部に大きな教会がありました。サンタ・マリア・デッラ・ネーヴェ大聖堂
(Cattedrale di Santa Maria della Neve)で、歴史ある教会ですが現在の建物は19世紀建設です。この教会の後方は崖で、下方に見事な景観が広がっていました。教会見学のついでに見ておく価値があると思います。 -
大聖堂前の駐車場に車を置いて、旧市街にある博物館を見学します。
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国立考古学博物館(Museo Archeologico Nazionale)です。
国立考古学博物館 (ヌオーロ) 博物館・美術館・ギャラリー
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博物館の扉に張り紙がありました。「現在閉鎖中で、再開日はそのうち表示します」と英語とイタリア語で書いてあります。中に人がいましたので、扉を開けて覗くと「現在再建作業中で、内部見学は申し訳ないけど出来ません」とおじさんが英語で答えてくれました。残念ながら、見学見送りです。
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ヌオロ中心部のイタリア広場(Piazza Italia)です。広大な駐車場の隣が公園です。車も人も少ないのんびりした広場です。
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イタリア広場に面して一見立派な建物がありましたので、覗いてみました。ヌオロ市庁舎でした。街の概要案内などがあり、入り口にいた守衛さんと雑談しました。日本人をこの町でみることは殆どない、と言っていました。
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道路沿いのガソリンスタンドで燃料を補給します。イタリアではガソリンのことをベンジーナと言います。
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緑色のノズルで95番号が書いてあるのが、ベンジーナ(標準ガソリン)です。セルフで給油しますので、間違えないようにする必要があります。給油後にショップで支払いをします。
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ヌオロを後にして西海岸の町オルビアに向かいます。サルデーニャ島の北部は山岳地帯ですが、東側は急峻な西側に比べて穏やかです。快調なドライブです。
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オルビアでは聖シンプリチョ教会(Chiesa di San Simplicio)に立ち寄りました。11世紀に建てられたとても古い教会です。
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教会の案内板と説明パネルがありました。オルビアの有名な観光スポットになっています。
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教会のファサードと鐘楼は17-18世紀の中世建造の教会とは明らかに違います。ギリシャの島にある古い教会と様式が類似しているように思います。
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内部見学では入場料が必要でした。チケットにはMuseumと印刷されています。古い教会ですが、現在は博物館的な役割を果たしていることが分かります。
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教会内部には柱に支えられたアーチがあり、中世建造の教会とは異なっています。
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主祭壇上の石積みドーム天井も質素な造りです。フレスコ画なども描かれていません。
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教会横のアーチです。
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壁に掲げられていた絵画は下半分が欠けていました。相当昔の絵のようです。
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教会広場の東側にオルビア港があるので行ってみました。大型船が停泊していました。イタリア本土へ行き来するフェリーも運行されています。
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今夜のホテルがあるサンタ・テレーザ・ガッルーラ(Santa Teresa Gallura)へ向かうSS25線を北上します。
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ホテル近くの古代遺跡「巨人の墓、Tomba Dei Giganti」に立ち寄りました。サルデーニャ島には沢山の遺跡がありますが、ここも先史時代の遺跡です。入場料は2ユーロで、この種の施設入場料として安めです。
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「巨人の墓」の説明がイタリア語と英語で丁寧に書かれていました。巨人の墓は、中期から後期青銅器時代(紀元前14-10世紀)の集団墓地で、ここには50人程度が埋葬されており。青銅や琥珀製の装飾品なども発見されたそうです。
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巨人の墓は大きな石を並べた遺跡でした。
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この他、古代人の住居跡もありました。
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これも住居跡です。
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3000年以上も前に造られた住居跡ですが、入り口部分がそのまま残っていました。
先史時代の「巨人の墓」は歴史的価値がある貴重な古代遺跡ですが、石積箇所にも気楽に入れ、また入場料も2ユーロと格安でした。貴重な文化財に接することができるのもサルデーニャ島観光の特長だろうと思います。 -
予約していたホテル(Hotel Corallaro)にチェックインします。
ホテル コララーロ ホテル
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ビーチが近いリゾート型のホテルで、結構混みあっていました。
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ホテルロビーもリゾート的です。滞在していた宿泊者はロシア系の人が多く、ホテルスタッフもロシア語を話していました。イタリアでロシア語を聞くのは稀です。サルデーニャ島はロシア人好みのリゾートなのでしょうか?
ホテル コララーロ ホテル
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ホテルレストランの夕食は3択メニューのコースディナーでした。団体客が多いので、メニューが単純化されていました。
魚が主菜のメニューを選びました。デザートも付いており、魚の味も良好でしたが、子供たちが多くて騒々しい感じでした。団体客が多いホテルですので、情緒不足なのはやむを得ないのかも知れません。 -
9月4日
コルシカ島へのフェリー出発時間が9:00でしたので、7時半過ぎにはフェリー乗り場に到着しておく必要があります。フェリー会社のアナウンスでは、出発の90分前までに乗り場に到着するように、と書かれていました。ホテルからフェリー乗り場までは車で5分程で、到着は7:40頃でした。前に3台の車が並んでいました。
宿泊ホテルの係員は、「出発の40分前程度に乗り場に到着すればOK」と言っていましたが、現実はその通りで40分前頃に車が次々と到着しました。 -
フェリー出発時間の30分前から乗船が始まりました。車に残れるのは運転手だけで、その他は歩いて乗船します。フェリーの乗車券とパスポートチェックがありました。
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フェリーデッキから見た乗船ゲートで、ここでパスポートチェックがありました。パスポートを預かって事務所まで行って、内容確認&スタンプを押してから返却してくれました。陽気なイタリア人係員が、我々が日本人であることを知って、「日本車が大好きで四輪も二輪も日本車を持っている、----」と話しかけてくれました。イタリア人やフランス人はパスポートや身分証を見て確認するだけでした。日本などの非EUパスポートは扱いが区別されているようです。
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フェリー客室はガラガラでした。
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殆どの乗船客は船のデッキからフェリーがサンタ・テレーザ・ガッルーラの港を出ていくのを見物していました。我々もデッキからサルデーニャ島が遠ざかっていくのを眺めました。
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港に続く半島先端部の城塞塔(Torre di Longonsardo o Torre Spagnola)です。サルデーニャがスペイン領であった頃の1581年、スペインのフィリップ2世がムーア人やベルベル人の侵入を防ぐために造ったものです。
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暫くするとコルシカ島の絶壁が見えてきました。ボニファシオ(Bonifacio)の旧市街が絶壁の上に広がっています。コルシカ島を象徴する光景の一つだろうと思います。
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フェリーを降りて、コルシカ島の東岸に沿ったT10号線を北上します。夕方に島北部のバスティア・ポレッタ空港(Aéroport de Bastia-Poretta)からエアー・コルシカでニースまで行く予定です。200km程の距離で車で3時間かかりますが、まだ午前10時過ぎですので時間的余裕があります。
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コルシカ島の中央部山中にあるコルテに立ち寄りました。コルテはコルシカ島で4番目に大きい歴史がある町ですが、人口は7千人程です。古い建物が多く、道路も狭いので車の駐車場があるのか気になります。
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崖に面した旧市街入り口に駐車場がありました。一杯でしたが、我々が到着した時に車が1台駐車場から出て行きました。素早く空いたスペースに駐車することができました。
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コルシカ博物館があったので見学することにしました。
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博物館の入場券は2.3ユーロと高くはありません。入場券裏側に山頂に建てられた城塞の写真がありました。博物館の展示品見学する前に、城塞まで行ってみることにしました。博物館職員に行き方を教えて頂きました。建物の2階からテラスに沿って進めば良いようです。
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テラスを進むと、前方に城塞(Cittadelle U Castellu)が見えてきました。コルテが見下ろせる最高地点に建てられた城塞です。
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城塞内部です。
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石壁際から下方を覗くと、コルテの町を一望できました。
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城塞壁際の開口部がありました。防御用の窓で、攻めてくる敵を迎え撃つための開口部です。
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開口部から見た外部の光景ですが、下方は絶壁でした。要塞からの景観は大変良好ですので、コルテ観光では訪問お薦めの場所です。
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城塞見学の帰りにコルシカ博物館を見学しました。コルシカでの生活用品、武器類、特産品、鉱物、動植物などが展示されていました。コルシカの生活の歴史が分かる博物館でした。
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コルテの町を離れて見た景色です。最上部にあるのが城塞で、コルテの象徴になっているように思います。
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旧市街の外にあるガソリンスタンド横の小さなレストランで昼食です。
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野菜付きオムレツとフレンチ・フライで、結構美味しい昼食でした。
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コルテからT20号線を北に走ってバスティア・ポレッタ空港に到着しましたが、航空機の搭乗時間まで余裕がありましたので、足を伸ばしてバスティア市街まで行ってみました。空港から市街まで約10kmもあります。
バスティアはコルシカ島の主要な町で人口約4万人で、大きな港と空港があります。 -
バスティア中心部を通るヴァイアル・パスカル・ロカ通りです。左側が旧市街で右側は港です。しかし適当な駐車場が見つかりません。旧市街を一回りしてから空港に向かいました。
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レンタカーの返却所です。借り出した場所と同じだったので、簡単に到着することができました。
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Hertz係員が車の走行距離、燃料、外見などをチェックし「OK」となりました。返却手続き完了です。
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スーツケースを引きながら空港建物に向かいます。
バスチア ポレッタ国際空港 (BIA) 空港
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航空便出発時間の2時間半前でしたが、搭乗受付ゲートはまだ開いていませんでした。2時間前から受付開始でした。エアー・コルシカの搭乗手続きを済ませます。
バスチア ポレッタ国際空港 (BIA) 空港
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ゲートです。搭乗開始時間になり係員も来ましたが、なかなか搭乗開始になりません。フランス語アナウンスがあり、搭乗を待っていた乗客達がザワつきました。???係員に英語で聞いてみると「航空機の機材チェックのメカ要員がストライキのため、機材確認が終わってないので搭乗まで待つ必要があります」とのこと。(遅延はどの程度ですか?)と聞いたら「分かりません」とのことです。
今日の目的地はニースで乗り継ぎが無いので、それ程困らないのですが、まさかストライキに出会うことは予想外でした。幸いにも30分程の遅延で搭乗開始となりました。 -
我々が搭乗する機材は随分前に準備されていたプロペラ機でした。
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乗客は歩いて搭乗機に向かいます。
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機内の混み具合は60%程度で、空席が結構ありました。
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離陸すると、すぐに飲み物サービスがありました。ニースからコルシカへの便ではクッキーとジュースでしたが、今回の逆コース便はジュースだけでした。
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飛行時間30分程でニース国際空港に到着しました。バゲージクレームに向かいます。フランス国内便ですので、入国審査などはありません。
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バスティア空港からの我々の便(XK206)の表示がバゲージクレーム表示板に出ています。10-15分程待っているとスーツケースが出てきました。比較的迅速な処理だと思いました。
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今夜のホテルはニース国際空港の前にあるノボテール(Novotel Nice Arénas Aéroport)です。空港ターミナル前にあるホテルなので、歩いて簡単に行けると思って予約しましたが、実際はそうではありませんでした。グーグル地図で歩行経路を調べると20分程度必要なことが分かりました。ホテルまで直行できる歩道が無く、大回りする必要があったことを知りませんでした。
タクシーを頼むには小距離過ぎるし、バスの利用も無理なようです。空港インフォーメーションで聞いてみると、電話でホテルのシャトルを呼び出すのが手っ取り早いことを教えてくれました。ホテルに電話をしましたが、ホテル係員の英語がひどいフランス訛りで何度聞き返しても聞き取れません。相当な苦労の末、何とか待ち合わせ場所と時間の確認ができました。フー---やっと交渉完了となりました。ノボテル ニース アレナス エアポート ホテル ホテル
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ホテルロビーでチェックイン手続きを済ませます。
ノボテル ニース アレナス エアポート ホテル ホテル
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部屋は広めで、ダブルベッドが狭いのが気になりますが、部屋自体には清潔感があります。一息いれてから、ホテルのレストランで夕食を取りました。
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野菜サラダ上に乗せられたビーフ・ステーキとビールの夕食です。
今日は早朝にサルジニア島からコルシカ島へのフェリーに乗船し、コルシカ島を縦断してエアー・コルシカでニースに到着することができました。バスティア空港でのエアー・コルシカのメカ要員ストライキは想定外で、空港からホテルまでの移動でも苦労がありましたが、ほぼ予定通り時間でのホテルチェックインでした。安堵感で味わうビールの味は格別でした。
明朝はニースからウイーンに移動します。ほぼ1日のウイーン観光の後、オーストリア航空を利用してウイーン→成田で帰国します。今回、5泊6日でコルシカ島とサルデーニャ島を巡りました。ゆったりと巡るには慌ただしい日程でしたが、レンタカーを効果的に利用できたので、主だった観光地をぐるりと巡ることができました。コルシカ島では自然が、サルデーニャ島では先史時代からの長い歴史が印象に残りました。日本で観光地としてあまり知られていませんが、俗化が進んでいない素朴で美しい島々です。旅行中、日本人や東洋系の団体さんには全く出会いませんでした。ヨーロッパにしてはホテル代や食費など物価も高くはありません。歴史があり、静かで美しい観光地が好みの方にとって、交通の便はあまり良くありませんが、コルシカ島とサルデーニャ島はお薦めです。
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