台湾最南端リゾート初体験 初日 上海から墾丁へ

2019/10/02 - 2019/10/05

今年の国慶節休暇は旅行の予定は無かったのですが、半月前の中欧旅行中に「やっぱりどこか行きたいね」との思いから急遽決定。
台湾の旅行記でリゾートがあることを知り、高雄経由の墾丁へ行くことにしました。
本当に青い海と空のリゾートなのか、10月でも泳げるのか、台風は大丈夫か？
初めての地で不安はいっぱいありましたけど、今回もいつもの通り満足の旅となりました。

1台湾元：3.6円
1人民元：15.0円

★10/2(祝)上海⇒(高雄)⇒墾丁
　10/3(祝)墾丁・台湾最南端
　10/4(祝)墾丁⇒高雄
　10/5(祝)高雄⇒上海

フライト：吉祥航空 　上海ー高雄　往復税込　＠2,969人民元
ホテル：墾丁/シーザーパークホテルケンティン
　　　　　　（墾丁凱撒大飯店）2泊朝食付2,672人民元
　　　　高雄/高雄泓揚精致商旅
　　　　　　（バンブーホテル）1泊朝食付195人民元

※中国上海在住者です

エリア 墾丁国家公園周辺(台湾)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 2.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: 吉祥航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

期待を胸に出発！
通常は公共交通機関で空港まで向かいますが、地下鉄の始発時間では間に合わないので本日はタクシー。
05:30出発し早朝で道路もすいているので06:10に浦東国際空港T2へ到着。
187元（約3,000円）

吉祥航空チェックインカウンター
初利用の吉祥航空。LCCでは無いのですが、中国では後発の会社で安いイメージ？
ANAのスーパーフライヤーズカードを提示しビジネスカウンターでチェックイン。

同じフロアで予約しておいたwi-fiを借りて出国します。
上海の空港では手荷物検査時にはカバンから色んなものを出さなくてはいけません。PCは無論のこと、傘、充電バッテリー類も容量等をチェックされます。

上海浦東国際空港 (PVG) 空港

中国国際航空CA（スターアライアンス）71番ラウンジ
ANAのホームページの注釈では、吉祥航空はスターアライアンスのコネクティングメンバー？で、スターアライアンス便との乗り継ぎ時のみ、ラウンジが利用できるとのこと。
しかし、チェックインカウンターのスタッフは笑顔でラウンジ利用券を出してくれました。謝謝
昨日10月1日は中華人民共和国建国70周年の記念日で、国慶節休暇7連休中です。
街中祝賀ムードに包まれています。（市民ではなく政府主導・・・）

前回の中欧旅行からラウンジが使える身分になったばかりなので偉そうに言えませんけど、料理は当然ながら中華中心で特別美味しいものもなく、アルコール類も今一つでワインも・・・・

上海浦東国際空港 中国国際航空ラウンジ (No.71ラウンジ) 空港ラウンジ

新サテライト供用開始！
上海浦東国際空港は2か所のターミナルと5本の滑走路を有する大きな空港です。
そこへ新たにサテライトを建設していましたけど、この度9月16日に運用を開始したそうです。
ゲート番号の頭にGまたはHが付いているのが新サテライトで、ターミナルT1もしくはT2からシャトルトレインで向かい、ゲート数は90基を擁し、広さ約62万㎡でサテライトとしては世界最大だそうです。

8:55発　吉祥航空HO1315　
B787　座席配列3-3-3

わりと新しい機材の様で窓のブラインドもボタン操作で明暗を調整でき、機内も必要ないのにLEDライトで離陸時や水平飛行時、着陸時に色の演出をしています。
短時間ですけど座席にモニターが付いていて安心（中国系では無い機材もあり）しました。
安全のビデオは少し凝った構成で、中国華東地区の水郷を機内に見立てての映像です。ANAの歌舞伎と同類です。

台風18号
実は1週間くらい前に台風が赤道付近で発生し、台湾の東海上を北上しながら上海沖へ向かう予報が出ていました。
近年上海では台風の接近が予想されると、早々とフライトの欠航を発表することがあります。台風15号は日本では大きな被害が出たものの、上海では結果的に大した影響もなかったのに、前日に多くの便を欠航にしていました。
18号は丁度早朝に上海沖を通過する予報でしたので、就寝するまで心配していました。
搭乗予定便はヘルシンキからの機材で、05:30に予定通り上海に着陸した情報が入り一安心した次第です。
台風の影響で雲は厚く多いですけど、意外と揺れは少なく快適なフライトでした。

朝食が出ました。ジャージャー麺的なものか、質素な饅頭です。ラウンジで食べたせいでしょうけど、今一つも二つも美味しいとは言い難い内容です。
飲みものは台湾へ行くので「台湾ビール」をお願いしましたけど、アルコール類は用意していないようでした

ビデオは邦画が数本ありますが、飛行時間が短い事と、自動音声の機内放送が頻繁に流れる関係で、途中早送りしないと最後までは見れません・・・

高雄空港
11:00ほぼ定刻に到着。
あまり大きな空港ではなさそうで、同じ時間帯での到着便もなく混雑した状況はありませんでした。
機内では入国カードは配られなかったので（映画を見ていたので気づかなかったのか？）、審査場でカードを探すも何処のテーブルもフォルダーは空の状態。飛行機の席は後ろの方だったのと、トイレにも行ったので同便では最後の方の乗客となっていました。その場に居た係官からなんとかカードをゲット。
そんな安堵もつかの間、何重にも折り返した列の最後尾に並ぶも一向に列は進まず。
台湾人の列は直ぐになくなるも、大陸含む外国人審査のブースは3か所のみオープン。（本当にたまに台湾人列への誘導がありました）
一人当たりの審査時間も長く、結局通過するのに約90分かかりました。海外渡航歴はわりと多い方ですがこんな長時間は初体験です。
今までの台湾の好印象が少し低下しました。
事情はあるのでしょうけど、移民受付窓口？など暇そうにしている係官が多いのに、長蛇の列を見ても空きブースへの応援に入らない。大陸的な体制がここにもあるのか？（台北はそんなことありませんでした）

肉類持ち込み厳禁（写真は出国時に撮影したポスターです）
入国審査場の至る所に「罰金100万元！」のポスターが張られています。ソーセージが入っている調理パンが手提げバックに入っていますけど、最初は何にも気にしていませんでした。入国審査待ちの長い列に警備犬が巡回し始めた時から緊張してきました。
結果的に臭覚が弱く検知能力が低い警備犬なのか、緊張した私の横を素通りして行きました。（ちょっとバックを後ろ側に持ち替えました）

失敗①
何だかこれは本気モードのように思え、パン1個で後で面倒になるのもやなので、入国後の荷物受取場のトイレでソーセージパンのみ廃棄しました。
そしたら何と荷物受取後の税関で、全員手持ちの荷物のみＸ線検査機に入れられての検査です。
そこで廃棄しなかったパンを見つけたらしく、すべて中身を確認されてパンを指摘されました。
肉類は入っていない旨説明し問題ありませんでしたけど、あのソーセージパンが入っていたらどうなっていたのか？
その場で全部食べればＯＫなのか、放棄すればＯＫなのか、持っていただけで罰金なのか？
皆さんもお気をつけください。

両替（レート：0.2786）
税関出た所で両替。
どのくらいすればよいのか判断できず、何となく40,000万円。
40,000円＝11,114台湾元
手数料30元除くと1台湾元≒3.6円

以前の台北旅行での記憶では、街中には両替所はあまり見かけず、ホテルでの両替レートは空港に比べかなり悪い。
（結果は高雄・墾丁も同じでした。）

墾丁快線
念のためホテルの送迎バスを予約していましたけど、空港発ではなく左営駅14:15発なので時間的に自力で行くことにしました。
（ホテルへはキャンセルとお詫びの連絡をしました）
到着ロビー左側にあるバスカウンターを発見。
快速らしきバスは無く（行ったばっかりか？）、所要2時間40分の普通バスなら12:40発があるとか。
現在12:36、少し余裕を見ての所要時間との甘い憶測から、このバスに飛び乗ることを最短時間で判断。
＠317元

9117
到着ロビー出て左側へ進み9117番バス停へ行けとの指示で走ります。
バス停は直ぐに見つかるもバスは無し。
行ってしまったのか？心配するも10数名の乗客も待っている感じ。どうやら高雄駅から来るバスらしく遅れている様子

暑い！
直射日光を浴びると暑くて居られません。
でもリゾート目的なので暑さは大歓迎。

12:53到着。
自分で荷室にスーツケースを入れて乗車。
車内は1-2の座席配列でゆったり感あるも、シートベルトが壊れていたりして古い感じ。
高雄市内で数か所、一般市民的な方が乗り降りしながら進みます。
途中荷室から荷物だけを取り出す人もいて何だか怪しい・・・
降車時はバス停案内の放送（前方に表示器もあり）でボタンを押します。
とにかくスピードが出ないバス。信号でいったん止まると、加速するまで時間を要し、スピードに乗れません。
所要予定時間の2時間40分が心配になってきました。

恒春/南門
墾丁の少し手前にある町です。
調べていないのでよく分かりませんけど、城壁や門があることから歴史的には有名な所の様です。
（バスの車窓より）

恒春南門 史跡・遺跡

海角七号
この恒春を舞台にした有名な映画だそうです。この映画にまつわる観光施設も街に存在するとか。次回があれば来てみたいです。

墾丁周辺の外気温は最高30度、最低は26度、暑過ぎず良い感じの気候です。
（直射日光はもの凄く暑いです）

失敗②
15:50墾丁（小湾）到着
はい3時間かかりました。
小湾が終点なのですが、何故かその前のバス停で全員下ろそうとします。
他の方はそこが最終目的地なのでしょうけど、我々は終点まで行きたいのでお願いしました。小湾まで行く客はいないんだけど・・・・・と、運転手の弁明？？？？

墾丁凱撒大飯店（シーザーバークホテルケンティン）
バス終点の小湾バス停の目の前がホテルのファサードです。近！

シーザー パーク ホテル ケンティン ホテル

東南アジアのリゾートホテルの様な扉や壁のない造りの解放感はありませんが、南国ムード感の演出は出来ているようなロビーです。
セルフですけど、レモンウォーターなどのウエルカムドリンクもあります。ベルボーイやフロントスタッフの対応もとても気持ちが良いです。

今回は我が家的にはちょっと奮発して、ジャグジー付きガーデンビューの部屋を予約しました。
ツインのベッドも大きく部屋も全体的に広いです。このホテルの口コミでよく見る部屋と一体感のあるバスタブは無く、シャワータイプの部屋でしたけど十分です。（中国旅行社サイトから申し込んだせいでしょう＝中国人はバスタブ不要）
1階なので専用庭もあり、そこにあるジャグジーは4人はゆったりは入れる大きさです。

バスルームは引き戸を開けるとベット側と一体になります。写真の洗面台の所に大きめのバスタブが鎮座している部屋もあります。
（ホテルのパンフレット類はその部屋の写真です）

アメニティー類もまずますで、無料の水も4本セットされていて、翌日も補充されます。冷蔵庫内のドリンク類はジュース類が最低限のみ。

ちょっとした専用庭が付いています。
2階のバルコニー下に割と大きいジャグジーがあり、庭側に出なければ上からは見えません。
奥にはプール側のガーデンへ出る扉があります。

専用庭の奥にはガーデンへの出入口扉があり、東南アジアリゾートのビラタイプの様です。
上の写真が外側から見たガーデンへの出入り口扉です。
お隣と向かい合わせに扉があります。
ここからプールが直ぐなので出入りにとても便利です。

我が家の部屋は専用庭から直接プールへ出られますが、反対側の部屋や2階以上の部屋は1階の廊下に数か所出入口が設けられています

ホテル建物で囲まれた中央にプールがあります。

17時近くの夕方のせいか、それほどの人は居ません。一昔前のリゾート感ですがまずまずです。

はい、暑いです。
とりあえず？台湾ビールで落ち着きます。
80元！高い！（初日なのでホテル価格で仕方なし

ホテルの全景です。
プールを囲むように3階建ての客室が繋がります。
絵の下側になりますが前面は広めの道路があり、その下が小湾のビーチです。
ホテルからビーチへ向かうには、正面エントランスから出て道路を渡って、ビーチへの階段を下った方が早い感じですけど、絵の左側に書かれている緑道的な散歩道を回っていくと、道路の下をくぐって海に出られます。途中でリスに出会えたりしてなかなか良い感じでした。

17:30散歩及び夕食のために外出
ホテル目の前の広い道路を渡ると、そこはもう小湾ビーチの入口です。
道路レベルと海岸とは高低差がかなりあり、階段を下りてビーチへ向かいます。

小湾ビーチ
名前の通りこじんまりとしたビーチです。

小湾海水浴場 ビーチ

ホテルのプライベートビーチではありませんが、ホテルのビーチバーやパラソル・ビーチチェアーが利用できます。

陽も沈みかけてきたので本日は見学のみ。

墾丁夜市を目指します。
ホテル前から直ぐの割と広い道路には、車両を改造した屋台が多く出ています。
本格的なピザ窯を載せたものから、台湾名物（台北かな？）牡蠣オムレツ、バーなどがポツンポツンと並びます。（まだ夜市街ではありません）

墾丁夜市
まだ少し時間が早いせいなのか、台北の夜市のような賑やかさはありません。
そもそもこの町のメイン通りで、一般道路なので車の行き来が多いのです。

墾丁夜市 市場

車道側に向けて両側に屋台が並びます。
その後ろ側の建物にも各種レストランがあります。

巷子内海鮮
口コミ等で評判のこちらのお店に来てみました。
夜市の通りには面しておらず、分かりずらい看板を探して路地に入ります。
店前では数組が入店を待っていて、待ってまでも食するか迷いながらも店員に声をかけるも忙しさのあまり無視。
気を取り直して再挑戦すると、メニューを渡され暫し待てとの指示。
でも直ぐに、相席で良ければとの条件付きで先客2名の4人席に着席。
店内は大陸からの観光客で大繁盛。

巷子内海鮮熱炒 シーフード

牡蠣の天ぷら風？、貝の炒め物、空心菜、ビール2本
726元
他の店でも食べて見たかったので、我が家にとっては少なめなオーダー。
牡蠣は小ぶりながら塩コショウで食すと美味し！
空心菜も魚醤味なのか、中国やタイで食べる空心菜とは違い美味！
貝は醤油かオイスターソースかの味が強すぎて今一つ。

巷子内海鮮熱炒 シーフード

ビールは店奥にある冷蔵庫より自分で取り出してくるスタイル。
高級店以外は一般的なようです。

腹六分目くらいで、また夜市をブラブラ。
食べ物中心ですが、マッサージ店も数件。上海と比べると高いので見学のみ。

焼き牡蠣
掛け声の良いお姉さんに誘われ、牡蠣や貝を焼くコンロを視察。
一盛100元と安いので試すことに。

100元です。

こちらのお店は屋台の後ろにテーブルがあります。
壁や天井は無く青空レストランです。
やはり小ぶりの牡蠣ですが100元であれば納得。
ちなみにビールは90元

人通りも多くなってきました。

しま馬警官
墾丁派出所前のベンチにはシマ馬の警官がリラックスモードで警戒中でした。

こちらの方も、しま馬でした。

コンビニもあちらこちらにあります。
蚊が多いようなので虫よけスプレーと、部屋飲み様に缶ビールを購入。

ゲーム類も少しあります。
タイ料理のレストランも数件あり、欧米系の方で繁盛しています。中華に飽きているのか？

ホテル近くのバーも賑やかになっています。

お腹はいっぱいなのですけど、窯焼きピザが美味しそうで、どーしても食べたくなり購入。
生地を伸ばしてチーズ類をトッピング、窯に入れて焼きあがるすべてを見学しながら待ちます。
シーフードピザ250元

どーん。
先程購入したピザです。

庭のジャグジーを堪能。
庭に蚊取り線香の容器があったので、フロントへ連絡したら蚊取り線香を持ってきてくれました。
蚊取り線香の香りと開放感とでリラックス出来ました。

ピザを食しながらビールを。
期待通りの美味しさでした。
初日終了