2019/07/03 - 2019/07/03
90位(同エリア174件中)
しえなさん
アマルフィ海岸♪という名の写真は、ポジターノがほとんどだそうです!
半日の日帰りで、あまり寄り道せず王道コースを行きましたが、「アマルフィ海岸の宝石」という二つ名も納得の美しさでした。
世界遺産でもあり、ナポリのあるカンパニア州にあります。
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アマルフィから11:30に、バスで40分のポジターノへ向かいます。 いきなりバスの切符を買う場所がわかりません。船か車のつもりだったので。
レンタカーは、センターラインが消えたり、路上駐車だらけの地獄のような道を、昨日見てしまったので早々に却下。
船は昨日カプリ島に行くとき乗ってしまったのと、ポジターノは港からの登りが大変で、 高所のバス停から降りる方が楽かと思いました。崖のような斜面にある、階段ばかりの町なのです。この選択が間違いだったとは。。
外人の観光客が親切に教えてくれて、切符は写真の青いひさしの店で買えました。こんな小さい標識でわかるかー。一日券を買ってしまい1人8ユーロ。バス内では買えません。赤いのが乗り込んだSITA社ソレント行きです。 -
バスは冷房も快適ですが、満席で座れない人も。大型バスは規制とききましたが、十分大きい。 左側の車窓から、青い入江がすばらしいです。
バスのすれ違う間隔にびっくり。3センチくらいしかない!。運転手の神業に、アトラクションなみにハラハラ。 -
エメラルドの洞窟
波や天気が悪くても、写真のエレベーターで行けるそうで、青の洞窟に入れなかったら行くつもりでした。
この辺りで20分動かなくなりました。バスの運転手は面白いほど派手にクラクションを連発。誰か車が立ち往生したようです。 とうとう運転手はバスを降りて、指導しに行ってしまいました。我が身でなくて良かった。。 -
ポジターノ
結局、予定より1時間弱も遅れて、12:50に到着。運転手から「ポジターノー」と声がかかり、たくさんの人が降りるのでわかります。
やっぱり20分で着く船だったな。。これじゃあ、週末の江ノ島と一緒。ポジターノで待つ側も、時刻表が無意味ってこと。夏のバスはおすすめしません!
でも、海と山と町のトライアングルに一気に囲まれて、全部忘れます。雲一つない快晴の青空、この解放感!南イタリアの明るさがあふれます。 -
何この海の色、きれーい。
バスはかなり高い所に着くので、いきなり絶景スポットです。
海からの風が気持ちいいー。 -
ポジターノはバスが中心部まで行きません。アマルフィと違うので注意。
さらに、ポジターノのバス停は2つ以上あるので注意!。景色が素晴らしいのは、アマルフィに近い「スポンダ」というバス停の方です。
「キエーザ・ヌオーヴァ」の方だと、長い急勾配すぎる階段で、正真正銘のガケを降りることになります。 -
雑誌CREAの表紙みたいな楽園写真がとりたければ、午後は逆光なので、午前中がベストだそうです。
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クリストーフォロ・コロンボ通り
この道をゆるやかに下って、車に気をつけながら、町の中心と浜をめざします。海だけでなく、山の景色も雄大です。
赤い建物は、街の象徴で、最も有名な超高級5つ星ホテル「レ・シレヌーセ」。 一漁村をリゾート地にした立役者です。
泊まった米文学の巨人スタインベックがエッセイにしたり、訪れたローリングストーンズが曲を作ったりで、街は脚光を浴び観光客が押し寄せました。 -
レ・シレヌーセで最新のFranco's Bar。ポジターノの夕景といえば、ここかレストラン「ラ・スポンダ」からなので、17時の営業開始のかなり前から行列ができるとか。
本物のレモンがすずなり。「南イタリアに来たんだ!」気分を高めてくれます。 -
店が早速並びます。同じ高級リゾート地でも、昨日のカプリ島はフェラガモ!ヴィトン!とブランド店であふれていましたが、
ポジターノにはそういう店はありません。写真の香水店とか、素材の良い物を売る上品なお店が多い感じです。 -
ポジターノに来て驚いたのが、韓国人の多さ。韓国で流行りなのか?。どうやらバスツアーが発達しているよう。
この場所、円屋根が入りタイルもあって撮影に人気ですが、この手すりに座った韓国女性が全然どいてくれません。
みんな待っているのに、何度も何度も座り直してポーズを変えて、十数テイク。 連れは「たいして変わり映えしないのに」とプンスカ。奇跡の一枚は撮れたのでしょうか。
後の土産屋でも、韓国アイドルの曲が流れていたり、韓国語ハングルが書かれていたり。ビーチで持参の辛ラーメンを食べていたりもするそうです。 -
この聖堂ドームが、街のランドマークです。すりばち状の街の底にあるので、どこからでも見えます。
アマルフィ海岸のどの町も、名物マヨルカ焼のつやつやしたドームが、リゾート気分を高めてくれます。 -
陶器の店
あちこちで陶器ショップを見かけます。
この亀とか動物たち可愛くないですか?とぼけた表情にほのぼのします。 -
街角の鉢も陶器。歩いているだけで楽しい。
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番地も陶器。どこを切り取っても可愛い。ブルーとイエローのビビッドな絵柄もまた、南イタリアらしい。
どうして日本の番地標識は、機能以外なんの色気もない金属やプラスチック板で、無粋の極致なのでしょう。 -
海と町を見ながらランチ
バスが遅れたせいで、着いたばっかりなのに、さっそく休憩です。
ここで事件発生!このトマトを、隣に座る人の高級そうなバッグに落としてしまいます(連れが)。
景色がいい席は、間が狭くて要注意です。
超恐縮しますが、隣の東洋人は英語で「全然気にしなくていいよ」(多分)と。
それをきっかけに話したら、韓国からきた新婚カップルでした。 とても礼儀正しくて感じよくて、見るからに育ちが良さそう。 -
男の方は、結婚式で自ら尾崎豊を熱唱した自撮りビデオを見せてくれます。(韓国男性ってナルシスト気味が多いって話だけど。。)と心の声。でも自分の姿が好きって、幸せなことです。
お嫁さんは、清楚、細面にロングの黒髪でとてもきれいでしたが、(やっぱり整形?)という先入観が。。でも話したらとても普通で、さっきの痛い韓国人の悪印象は、あっさり180度転回しました。 -
屋上にプールのある、海が目前の豪華ホテルを指さして、「あそこに泊っている」と。1泊10万はするはず。さては相当にリッチ?
アマルフィと宿を迷ったのですが、有名なレ・シレヌーセが目を疑う1泊20万円とかで検討の余地もなし。手頃なレベルでもコスパは断然アマルフィでした(それでもプーリア州の倍)。 -
Ancoraという4つ星ホテルのレストランです。WCへ行く道が赤じゅうたんでした。
トマトのブルスケッタが一皿2200円!どうもユーロだと「18」とかあまり高く感じない罠です。新鮮なモッツァレラとか確かに美味しかったけど。
他にサラダとドリンクで計4500円(36ユーロ)って、やっぱりレ・シレヌーセの隣にあるだけあり雰囲気と景色代ですね。
もし眺めよりも費用優先なら、浜辺のそば(Paradise Barとか)の方が安かったです。 -
パシテア通り
ここから先はメインストリートの名前が変わります。
パシテアは、ギリシャ神話のポセイドンが、愛した精霊の名前です。海神は、可憐な妖精にポジターノの町をプレゼントしました。古代伝説の名前が今も残っているのは素敵です。 -
ムリー二広場
みなここを抜けてムリー二通りに向かいます。ハリウッドスターらのセレブに愛される高級リゾート地と言われますが、普通に水着のままの人がウロウロしてます。
近くのバス停は、町内を巡回するだけで、アマルフィやソレントへは行かないので注意です。 -
駐車場。ムリー二広場前で超便利なので、レンタカーで来たらここに止めるつもりでした。
1時間620円という、渋谷以上の強気価格ですが、どんどん車が吸い込まれて繁盛してる。5階建ですが、キーを係員に渡せば止めてくれます。 -
ポジターノ・ファッションの店
この街ならではの、ゆったりした麻の地中海ファッションは、「モーダ・ポジターノ」と呼ばれます。見ているだけでバカンス気分♪
南イタリア名産のリネンは、涼しくて着心地抜群。リネンだと短パンでも上品に見えます。 -
ふわっとしたレースのリゾートドレスは、水着の上から羽織れます。小さなレディ用のもかわいい。
合う人は限られるのか、着こなしている人には出会いませんでした。どこで着るんだ?、これ。 -
日本ではあまり見かけないカラフルなサンダル、20ユーロ。
6000円20分で作ってもらえるオーダーメードのサンダル店もあります。出来立ての本革サンダルで街を歩くのは気持ち良さそう。 -
レモンシャーベットの屋台
甘く味付けしているわけでもなくて、飾り気なくレモンそのままの、グラニータ(かき氷)1.5ユーロ。
暑さの中、これが驚くほど美味しい!粒つぶ氷のすっきりした食感と、ザックザック切られたレモンのハッとするような酸味が絶妙! -
名産の天然レモン果汁たっぷりで、おいしくクールダウン。日本の赤や緑に舌が染まる氷と違って、体にも良さそう。
お茶目な外人が、写真におジャマしてきました! -
レモングッズの店
レモン雑貨・菓子は、誰に渡しても南イタリアらしさが伝わる"定番土産"です。
本当にあらゆるレモングッズが充実している素晴らしいお店でした。
家で使える色々な小物やら、レモンチョコなどのお菓子やらで、腕からあふれていたら、カゴを持ってきてくれたり、サービスも良かったです。 -
レモン柄のテーブルクロスその他、大量に買い込みました。レモン形の石けんも包装がめっちゃ可愛い。
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Sapori e Profumi di Positanoという店。ピンク色の家の下。
店の中は良い香り!。レモンは臭覚・味覚・視覚と五感で楽しめますね。 -
ポジターノの店は、他もひたすらレモン。黄色い太陽のようで、夏っぽくて見ているだけで元気が出ます。
でも、そんなにレモン?と問いたくなるくらいの量。虫よけのレモン蝋燭って、本当に効くのかな?。(日本語はないのに、韓国語) -
レモン棚のおしゃれそうな庭園レストランに心ひかれました。ホテル パラッツォ ムラトのAl Palazzoです。
古代ローマ時代には、貴族によって建てられた豪華なヴィラがあった所です。 ホテルのサイトにベスビオ火山の噴火で埋もれた、明るいカラフルな古代壁画の写真があります。ポンペイの火山灰はこんな所まで飛んでいたのですね。
今も発掘中で、昨2018年の7月に「ローマのポジターノ考古博物館」もオープンしています。たぶん誰も知らない。 -
ギャラリー
不思議な別世界で涼しく休憩。気になった街の絵、1万ユーロでした。。
街はアートがあふれていました。絵を描きたくなる美しい景色が、芸術家を集めるのか。アマルフィにはこういう画廊はなかったです。 -
ムリーニ通り
街歩きの中心となる目抜き通り。木漏れ日が涼しく気持ちいい道で、車は一切入れません。メインの買い物通りにも車がくるアマルフィと違って(はい、車で入りました!)、のんびり過ごせます。 -
咲き誇るブーゲンビリアのお花のトンネルがきれい。冬は枯れて何も無くなるので、リゾート地の華やかさがある夏がオススメです。
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絵画のような、パステル色の街並み。カラフルさが原色ではなくて、くすんだ色合いなのが、また味わい深いです。
絵心なくて画力0ですが、ちょっと絵を描きたくなるくらい。というか、もう存在じたいが絵です。
メインストリートといっても短くて、あっという間に教会と浜辺へ出ます。 -
サンタマリア・アッスンタ教会
街を降り切った砂浜の手前に、町一番の見どころ、聖母被昇天教会があります。
白亜でシンプル。目印のドームは正面からは見えません。 -
内部は真っ白で爽やか。採光がよくて明るく、金細工が映えます。無料、撮影可。30万円で海外挙式もできます。
10世紀に伝わったビザンチンの「黒い聖母子」像が、奥の主祭壇に見えます。
昔イスラム教徒が盗んで逃げようとしたとき、嵐が船を足止めしました。 聖母マリアの声が、異教徒の海賊たちに「私を置け、置いていけ(ポーザ、ポーザ)」と命じたそうです。
聖母子画が放置された砂浜に、漁師たちが教会を建て、やがて村ができたのが町の始まりとされています。 この"置いてけ堀"説だと、ポジターノはこの"ポーザ"からつけられた名前です。 -
こちらが伝説の聖母子画です。この教会はこの「黒い聖母(ブラック・マドンナ)」の絵をおさめるために、建設されました。
どうして黒人の姿なのか謎は深まります。純粋無垢な処女のイメージがあるマリアは、日焼けアラビア美人だったのでしょうか。 -
鐘楼の浮彫(13世紀)。フリルスカート?をつけた、ドラゴンかうなぎ犬のような海の怪物です。囲む魚はわかりますが、なぜに狐まで?
10世紀に建てられたという教会(今の建物は1782年完成)の、中世の歴史が感じられました。 -
映画「アマルフィ女神の報酬」で織田裕二と天海祐希が座って話していた砂浜です。一瞬イイ感じになる終盤シーンです。(イタリアで日本人少女が消える話ですが、映画のエンドロールから脚本家が消えるミステリーの方が怖い)
平地はここくらい。背後はすぐ急激な崖がそびえていて迫力満点です。 -
スピアッチャ・グランデ
ポジターノのメインのビーチ。 パラソル利用料は、二人で3200円(13ユーロ/人)くらいします。
"宝石"の街を目の前に見上げながらの貴重な海水浴なら、サンゴ礁がなくても、これくらいは仕方ないか。 マフィアがからんだりしていなければ。 -
イルカ島
波止場から沖に見えるのは、イルカそっくりの形のガッリ島です。
半人半魚の海の妖精「セイレン」が、その歌声で船乗りたちを魅惑して、船を難破させたと言われています。
古代ギリシャの英雄オデュッセウスは、どうしても海の魔物が誘惑する歌を聞いてみたくて、帆柱に自分の体を縛りつけました。これから乗るフェリーと同じ航路を、叙事詩オデッセイの伝説の船がさまよったかと思うと、不思議な感じです。
ちなみに船がやたらと行き交っているように見えますが、港が小さすぎてとめる場所がなく、沖につないであるそうです。 -
昨日カプリ島に行く船からよく見えました。
最近215億円で売り出されていて、買うとポジターノのヴィッラと、クルーザー2隻もおまけで付いてきます。 -
アマルフィに帰る16:00の船がきました。カプリ島へ行ってしまう船でないか、周りを良く観察。みんな18:30の切符を持っています。最終便を確保だけしておいて、早めるのは自由みたいです。
ここで切符きりのおじさんが、ちぎった切符を差し出すので、取ろうとすると、さっと引っ込めます。何度も。ヒマでもないはずのに、何が彼をそうさせたのでしょう?
小話を思い出します。神様が天地を創造したとき、イタリアには世界一素晴らしい風景・食べ物・気候を造った。天使が「これではあまりにも、イタリアが恵まれすぎですよ」と言うと、神様は「心配するな。代わりにイタリア人を入れておいた」 -
トラジタの塔
逆光でわかりにくいですが、一番手前に円い塔があります。大砲も完備して、中世のイスラム海賊を撃退していました。今はこんな平和な町も、そういう歴史があったのですね。
屋上にパラソルが二つ見えるように、実は快適な人気ホテルになっていて、泊まることができます。ちょっと面白いかも。
その向こうに浜が見えますが、港から歩いていけるフォルニッロ・ビーチです。静かに景色を楽しむなら、こちらの方が雰囲気は良さそうです。 -
ご覧のように急な斜面に家が段々畑のように積み重なっています。陸に上がると東か西の片側どちらかの写真になってしまい、街の全景を撮れるのは、船の上からのみです。
人口4000の大きくない町ですが、旅行サイトの言う「目的地を決めずに自由きままに歩くのがおすすめ」されても体力がもたず、足腰が鍛えられる結果になる恐れがあるかも。。
なんでこんな崖にわざわざ住んだのか不思議でした。古代遺跡都市パエストゥムの住民が逃げてきて、敵が攻めにくい崖の上を選んだそうです。 -
ポジターノは、高級感はあるけれど、露骨にリッチすぎはせず、肩ひじ張らずにくつろげる、快適で温かみのあるリゾート地でした。歴史や伝説もたくさんあって楽しいです。
3時間で絶景写真を撮って、教会を見て、食事、買い物と一通り雰囲気を楽しめたので、丘の展望台だけで過ぎてしまうのはもったいないです。
アマルフィの圧倒的な知名度の陰に隠れていますが、アマルフィまで来たのなら、ぜひ訪れてみてください!
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