2019/09/08 - 2019/09/08
39位(同エリア1186件中)
かっちんさん
旭川~富良野~十勝を結ぶ北海道ガーデン街道の南端、中札内村(なかさつないむら)に、平成19年(2007)オープンした「六花の森(ろっかのもり)」があります。
この庭園は「六花亭(ろっかてい)」の包装紙に描かれた山野草の森です。
100,000㎡の敷地に十勝六花(エゾリンドウ、ハマナシ、オオバナノエンレイソウ、カタクリ、エゾリュウキンカ、シラネアオイ)などが季節ごとに花が開きます。
庭の中にはクロアチアの古民家を移築した美術館が点在しています。
訪れた9月上旬は、エゾトリカブト、レンゲショウマ、エゾトウウチソウ、ハマナシ、エゾリンドウ等の花々が咲き誇っています。
美術館の一つ「花柄包装紙館」に入ると、六花亭の包装紙に描いてきた坂本直行画伯の作品が壁面と天井を埋め尽くしています。
小川も流れる静かな庭園を散策したあとは、隣接した六花亭の工場で作られたスイーツを「六'cafe(ロッカフェ)」で味わうことができます。
NHKテレビ小説「なつぞら」に登場する帯広の菓子店「雪月(せつげつ)」は、十勝の豆と砂糖(原料はてん菜)、牛乳・バターから創作菓子を次々と作り出しており、「六花亭」の歴史と似ています。
「六花(りくか、りっか、ろっか)」は、雪の結晶が六角形であるところから「雪」の別名で、「雪月」とも結びつきます。
道の駅「なかさつない」の敷地にある「ビーンズ邸」は豆や農業に関する資料館です。
今日は午前中訪れていた「ますやパン麦音」前の「稲田橋」バス停から広尾行きの十勝バスに乗り、中札内村にある「道の駅なかさつない」で降ります。
「六花の森」は、道の駅から20分ほどのところにあります。庭園内を歩いた後は、「六花亭」の出来立てスイーツを味わいます。
道の駅では、ビーンズ邸で豆の歴史を学びます。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・六花の森HP、庭園内の説明板
・北海道ガーデン街道HP、「六花の森」パンフレット
・中札内村観光協会「花と緑とアートの村 中札内村」パンフレット
・中札内村「シンボルマーク ピータン」
・中札内村豆資料館「ビーンズ邸」パンフレット
・三河の植物観察「ナガボノシロワレモコウ」
・花ママと花パパの野の花・山の花 北海道「エゾトリカブト」
・NHK出版みんなの趣味の園芸「レンゲショウマ」
・GKZ植物事典「エゾトウウチソウ」
・梅沢俊著「新北海道の花」、北海道大学出版会、2007
・路上の美術館「中札内村のマンホール」
・ウイキペディア「六花亭」「ホワイトチョコレート」「Mr.ビーン」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
「六花の森」までの地図
JR帯広駅から29km離れたところに「六花の森」があります。
アクセスは、帯広バスターミナルから路線バス(十勝バス)に60分ほど乗り、「道の駅なかさつない」で降ります。
「道の駅」から「六花の森」までは歩いて20分です。 -
広尾行きの十勝バス
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黄色い豆畑(車窓)
バス道の両側は畑と牧草地が続きます。 -
てん菜畑(車窓)
砂糖の原料となる「てん菜(ビート)」の畑です。 -
「道の駅なかさつない」に到着
バスは1時間に1本の頻度で走っています。
「六花の森」など中札内での滞在時間は2時間半あります。 -
「ピータン」のお出迎え(道の駅)
中札内村のイメージキャラクター「ピータン」です。
中札内特産のたまご(顔)・豆(目)・いも(靴)を組み合わせたひよこで、手に村の花のスズランを持ち、シルクハットをかぶっています。
シンボルマークのピータンは黄色ですが、このピータンは葉っぱで作られているので緑です。
「ピータン」の愛称は、ピヨピヨひよこの「ピー」と、中札内村の景勝地ピョウタンの滝の「タン」を組み合わせています。 -
昼食は「たっぷり豆パン」
帯広市内の「ますやパン 麦音」で買ってきた4種類のパンを、道の駅の芝生広場で食べます。
金時豆のパンは美味しかったです。
お腹は満たされ、これから「六花の森」へ向かいます。 -
「クサノオウ」(中札内)
「六花の森」へ行く途中、道端に咲いている草花を紹介します。 -
白いブラシのような「ナガボノシロワレモコウ」(中札内)
「ナガボノシロワレモコウ(長穂の白吾木香)」は、北海道と本州(関東以北)に分布し、穂状花序が垂れ下がり、花は花序の先から咲き始めます。 -
「オオイタドリ」(中札内)
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「キクニガナ」(中札内)
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デザインマンホール(中札内)
中札内村のシンボルマーク「ピータン」のまわりに、スズランがデザインされています。 -
「六花の森」メインゲートに到着
2019年の開館期間は、4月26日~10月20日。
入館料は800円。 -
庭園内の案内図(六花の森)
広大な敷地に季節折々の山野草が咲き、小川が流れています。
順路に従い、7つの作品館・記念館をまわりながら、遊歩道を散策し、最後に出口の先にはカフェでスイーツを楽しむことができます。
では、庭園内の散策開始。どんな花が見られるやら・・・ -
イチオシ
青紫色の「エゾトリカブト」(六花の森)
今がちょうど見頃で、至る所に咲いています。
烏帽子形の花を付け、青紫色の花弁のように見えるのは萼片。本当の花弁は内部にあります。
根が有毒。 -
シャンデリアのような「レンゲショウマ」(六花の森)
花径4cmほどの大きな藤紫色の花が、シャンデリアのように無数ぶら下げて咲いています。 -
イチオシ
紅紫色の「エゾトウウチソウ」(六花の森)
10~20cm程度の花穂を垂れ下げています。 -
赤色の「ハマナシ」(六花の森)
ハマナスの呼び方の方が一般的かも知れません。
花は終わりかけ、実がたくさん付いています。 -
「ハマナシ」の実(六花の森)
ミニミトマトみたいですが、実は硬いです。 -
坂本直行記念館(六花の森)
北海道の十名山のほか、原野に咲く山野草を展示しています。
坂本直行画伯は六花亭の花柄包装紙を描きました。 -
花柄包装紙館(六花の森)
六花亭の代名詞になった花柄包装紙の7種類の原画レプリカを展示しています。 -
壁一面に花柄の絵(花柄包装紙館)
花柄包装紙は昭和36年(1961)から使い始めました。
デザインを引き受けた坂本直行画伯は、都合7種類のパターンを制作。
全部で69種類の十勝ゆかりの山野草が描かれています。 -
花柄包装紙で埋め尽くした壁面と天井(花柄包装紙館)
クッションもいいですね。
花柄クッションカバーは1,600円で売っています。 -
イチオシ
帯広千秋庵時代の包装紙(花柄包装紙館)
六花の花を探してみると、中央付近に赤い「ハマナシ」、その近くに青紫の「エゾリンドウ」、黄色い「エゾリュウキンカ」、白い「オオバナノエンレイソウ」、ピンクの「カタクリ」を見つけました。
「シラネアオイ」はここにはなさそうです。
昭和40年代(学生時代)に北海道を旅した時は、「帯広千秋庵製菓」のホワイトチョコレートが人気でした。
その後、昭和52年(1977)に札幌の「千秋庵」に暖簾を返上し、現在の「六花亭製菓」に改名し独立した経緯があります。 -
2つ目の包装紙(花柄包装紙館)
中央に「ハマナシ」がありますが、花の種類は違うものです。 -
3つ目の包装紙(花柄包装紙館)
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4つ目の包装紙(花柄包装紙館)
帯広六花亭の包装紙です。
中央にピンクの「エゾヤマザクラ」があり、春の花が描かれています。 -
5つ目の包装紙(花柄包装紙館)
帯広六花亭の包装紙で、秋の木の実、草の実が描かれています。 -
サイロ50周年記念館(六花の森)
児童詩誌「サイロ」第1号から第600号の表紙絵が一面に飾られています。
六花亭が地域文化に対し商売を通して何か貢献できないかと考えたものが、十勝の子供たちに与えた「サイロ」です。 -
サイロの表紙絵(記念館)
坂本直行画伯が協力した絵です。 -
六花の森と調和するサイロ記念館
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庭園の西側を流れる三番川(六花の森)
綺麗な川の流れなので、川沿いの遊歩道を歩いています。 -
イチオシ
サケの遡上(三番川)
遡上する時期はそろそろかな?と見ていたのですが、なぜか動かない。
石でつくられた「サケ」の作品でした! -
森の中を流れる静かな川(三番川)
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鐘形の「ツリガネニンジン」(六花の森)
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青紫色の「エゾリンドウ」(六花の森)
上向き、筒型の形状が特徴。
秋を感じる花です。 -
「ヨツバヒヨドリ」(六花の森)
花序はまばらな散房状で、頭花は4~6個の筒状花からなっています。 -
「エゾミソハギ」(六花の森)
低地や水辺で見られ、葉は対生し、花は穂状に多数つき、径2cmほど。 -
「ツリフネソウ」(六花の森)
長さ4cm前後の舟形の花が細い柄でぶら下がります。
花弁3個、がく片3個があり、下部のがく片が太い筒状となり後半が細くなって渦巻いた距となります。 -
六’cafe(ロッカフェ)に到着
お菓子、オリジナルグッズを販売するショップとカフェを併設しています。
カフェでひと休みします。 -
作りたての「マルセイバターサンド」(ロッカフェ)
まだビスケットとクリームが一体化しない、瑞々しい味が楽しめます。 -
「帯広の森」(ロッカフェ)
ふわっと軽い食感のレアチーズに果実入りのブルーベリーソースをかけたもの。 -
イチオシ
スイーツ三昧(ロッカフェ)
アールグレイを使用したチーズケーキ「プレミアム25」も付け加えてスイーツ三昧。
至福のひと時を過ごしました。 -
チョコレートの機械(ロッカフェ前)
昭和43年に六花亭の小田豊四郎が購入したチョコレートの機械。
小さなチョコレート工場が誕生し、その後、世にホワイトチョコレートを登場させています。 -
ビーンズ邸(道の駅)
道の駅に戻り、敷地内にあるビーンズ邸を見学します。(無料)
ここは豆や農業に関する資料館。
建物は昭和27年(1952)に建設された旧農林省馬鈴薯原原種農場(帯広市幸福町)の事務所棟を移築したもの。
館内は豆をこよなく愛する架空の人物「ビーンズ氏」の家の中にいるという設定で、家の中を巡りながら、豆に関するさまざまな知識が得られます。
「ビーンズ氏」といっても、どうしてもコメディの「Mr.ビーン」を思い浮かべてしまいます。 -
十勝の代表的な豆(ビーンズ邸)
いろんな種類があります。 -
リビングルーム(ビーンズ邸)
豆をこよなく愛するビーンズさんが集めた雑貨から家具まで、豆に関係した品々で埋め尽くされています。 -
配電盤(ビーンズ邸)
昔、各家庭にあったヒューズを使った配電盤が残っています。 -
野積み風景(ビーンズ邸)
かつてこの地で使われていた豆の流通に関する資料展示室に来ています。
昭和40年代まで行われていた、麻袋に入った雑穀が野積みされています。 -
回転長刺(ビーンズ邸)
麻袋(60kg入)の表面から「回転長刺(かいてんながさし)」を突き刺し、等級格付試料の採取に使われていた道具です。
かっちんは小さいころに見たことがあり、麻袋に穴が開いたままにならないのが不思議でした。 -
雑穀の貨物列車の種類(ビーンズ邸)
昭和40年代まで貨車輸送が行われていました。(その後はコンテナ輸送)
屋根付きのワキ。
屋根なしのコトラ、トラ、トム、トキなど。 -
イチオシ
雑穀商店のはっぴと前掛け(ビーンズ邸)
帯広市愛国駅前、更別市街にあった商店。 -
屋号の入った前掛け(ビーンズ邸)
屋号は丸勝が「〇に勝」、三田商店が「カネに三」。 -
秋を感じる風景~「鳰積み」~(ビーンズ邸)
「鳰積み(におづみ)」は、豆全体が大分枯れてきたころ収穫し、重ね重ねに積み自然乾燥させる方法。
「にお」の語源は、水鳥「かいつぶり」の古名で、巣に似ている説や、鳥の羽をイメージさせることからついたと言われています。 -
「鳰積み風景」(ビーンズ邸)
北海道の大地に並ぶ「鳰積み風景」はもう見られず、懐かしいです。 -
豆王国・北海道マップ(ビーンズ邸)
十勝は小豆・いんげんの生産地。
六花の森では四季折々の山野草が楽しめ、散策後に六花亭の出来立てスイーツを味わうことができました。
旅は続きます。
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