「八ケ岳高原ロッジ」でチェンバロ・コンサートとハイキング

2019/08/30 - 2019/08/31

8月の最終末、八ヶ岳高原に行きました。
八ヶ岳と言うと山登りしかイメージがなかったのですが、今回はまったく違ってチェンバロ・コンサートと星空鑑賞会が目的でした。
到着当日の午後にチェンバロ・コンサート。夜にはロッジ前で星空鑑賞会です。
翌日は、ロッジ周辺にハイキングコースが整備されているので、散策して午後まで過ごしました。

エリア 南牧・小海(長野)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

久々の小海線でした。
前回は子供が小さかった25年程前に小諸、清里に行った以来です。
今回は、JRで標高がもっとも高い野辺山駅で下車です。

野辺山駅 駅

野辺山駅には「JR最高益」の看板が出ています。
ちなみに標高は1,545mです。

野辺山駅 駅

宿泊する「八ケ岳高原ロッジ」は駅から遠いので無料の送迎バスが運行されています。
送迎バスで15分程。信号もなく渋滞もなく15分なので、やはり駅からはかなり遠いです。

八ヶ岳高原ロッジ 宿・ホテル

八ケ岳高原の中に調和するように建つ「八ケ岳高原ロッジ」。

八ヶ岳高原ロッジ 宿・ホテル

「八ケ岳高原ロッジ」玄関へ。

八ヶ岳高原ロッジ 宿・ホテル

午後早い時間でしたがチェックインできました。
しばらくロビーで休憩した後、「八ケ岳高原音楽堂」でのチェンバロ・コンサートに行くため玄関から音楽堂まで、また無料送迎バスを利用しました。

八ヶ岳高原ロッジ 宿・ホテル

「八ケ岳高原ロッジ」から送迎バスで数分で「八ケ岳高原音楽堂」に到着。

八ヶ岳高原音楽堂 名所・史跡

コンサート会場内部は木材を使用し六角形をしたのが特長です。

八ヶ岳高原音楽堂 名所・史跡

ステージ後ろから客席右から後部にかけてはガラスで、外の八ケ岳の自然を見ながら音楽を聴ける作りになっています。

八ヶ岳高原音楽堂 名所・史跡

客席は250席のこぢんまりとした会場となっています。

八ヶ岳高原音楽堂 名所・史跡

観客席の天井も六角形になっています。

八ヶ岳高原音楽堂 名所・史跡

天井の最上部もガラスで外光を取り込んでいます。

八ヶ岳高原音楽堂 名所・史跡

地元八ケ岳のカラマツから作られた「八ケ岳カラマツチェンバロ」。
2018年春に完成したばかりなので、まだ真新しかったです。

八ヶ岳高原音楽堂 名所・史跡

天板の裏側はパリの職人が作った金箔装飾作り。
チェンバロ演奏者は鎌田茉帆女史。
バッハのバロック音楽を中心に約1時間のコンサートでした。

八ヶ岳高原音楽堂 名所・史跡

演奏終了後は、普段は行われないチェンバロの説明会を鎌田茉帆女史に行っていただきました。

八ヶ岳高原音楽堂 名所・史跡

2段鍵盤で足踏みペダルがないこと。ピアノが弦を叩くのに対してチェンバロは弦を弾くのが音質の違いとなるなど、勉強になる知識を教えていただけました。

八ヶ岳高原音楽堂 名所・史跡

実際に、鍵盤を触らせてもらったりと、中々貴重な体験をしました。
今後、バロック音楽を聴く際にはより深く演奏を楽しめると思います。

八ヶ岳高原音楽堂 名所・史跡

チェンバロ・コンサートが終わった後、一度ロッジに戻りました。
ディナーまではホテル内でくつろぎました。
夕方になるとロビー脇の暖炉の薪に火が入りました。
さすが、標高1,500m。8月だというのに、もう暖房です!
時間になったので、またまた無料送迎バスで「八ケ岳高原音楽堂」の近くにある「八ケ岳高原ヒュッテ」に向いました。
写真は翌日昼間撮影したものです。

八ヶ岳高原 ヒュッテ グルメ・レストラン

レストラン内部。
18時予約組はそれほど多くなかったためゆったりとした雰囲気でした。

八ヶ岳高原 ヒュッテ グルメ・レストラン

今日のメニュー。
というか、ここは夏季限定でメニューはこの1種類のみです。

八ヶ岳高原 ヒュッテ グルメ・レストラン

まずは前菜のサラダ。

八ヶ岳高原 ヒュッテ グルメ・レストラン

続いて、シーフードマリネ。

八ヶ岳高原 ヒュッテ グルメ・レストラン

この日のスープは、コーンスープでした。

八ヶ岳高原 ヒュッテ グルメ・レストラン

メインディッシュはオマール海老にしました。
席でラクレットチーズをオマール海老にかけるパフォーマンスを期待していたのに、脇でチーズをかけた上で運ばれてきました。
インスタ映えする画像が撮れるかと期待していたので少々ガッカリ...
料理自体は美味しかったです.

八ヶ岳高原 ヒュッテ グルメ・レストラン

締めのデザート。

八ヶ岳高原 ヒュッテ グルメ・レストラン

20時からはロッジ前の広場で「星空観賞会」でした。
でも残念ながら天気が悪くなり厚い雲がかかってしまいました。
そんな中でも、雲の切れ間ができ星が見えましたので星空撮影会も行われました。
無料アプリをインストールし30秒露光でiPhone Xでも、しっかりと星が撮影できました。
スマホでも星空が撮れることで、改めてスマホの進化の早さを実感しました。

八ヶ岳高原ロッジ 宿・ホテル

翌日は、朝から快晴!
朝食バイキングの後に3時間コースのハイキングに出発しました。

八ヶ岳高原ロッジ 宿・ホテル

まずは「美鈴池コース」です。
ロッジと美鈴池までのコース。アップダウンのあまりない歩きやすいコースでした。

八ヶ岳高原ロッジ 宿・ホテル

片道約1km弱、約15分程で美鈴池に到着しました!

美鈴池の全景が見えた。

美鈴池の撮影ポイント!

美鈴池の撮影ポイント、もう1枚!

ここから「美鈴池コース」を戻らず、「せせらぎコース」の杣添（そまぞえ）川に向って進みます。途中、別荘地などを進みます。

杣添川から「せせらぎの小径」に進むと大きな岩があったり、今までの遊歩道とは違い、山道になって来ました!
この岩場はオオルリという小鳥の住み家との事です。

「せせらぎの小径」を戻り、杣添川沿いの「杣添川遊歩道」を進みます。
遊歩道という名前ですが「美鈴池コース」とは異なり山道です。

「杣添川遊歩道」で目立ったのは苔!
色々な種類の苔に興味津々でした。

苔、苔!

「杣添川遊歩道」には亜高山帯を代表するコメツガやシラビソなど樹齢数百年にもおよぶ原生林が生い茂っている。

ダケカンバの林。

ダケカンバのアップ!

もっと近寄ってみた(^_^)

まだ苔が続きます!

苔、苔!

樹にも苔!

苔の中から小さな花が出ていました。

「美鈴池コース」から「せせらぎコース」を回って約3時間でロッジに戻ってきました。
お昼の時間になったのでロッジでランチ。
私は魚貝のクリームパスタとサラダバーにしました。

八ヶ岳高原ロッジ 宿・ホテル

ランチの後は1時間弱で歩道が整備されている「音楽堂～ヒュッテ周回コース」に出掛けました。
まず、昨日チェンバロ・コンサートを聴いた「八ケ岳高原音楽堂」。
そこからすぐ近くのディナーを食べた「八ケ岳高原ヒュッテ」を回ってロッジに帰った来るコースです。
「八ケ岳高原音楽堂」は当日夜のコンサート練習のため、建物の近くまで近寄れませんでした。残念!
「八ケ岳高原ヒュッテ」は、昨日はディナーだけで見学をしなかったので昼間に行き見学をしました。

八ヶ岳高原 ヒュッテ グルメ・レストラン

中庭から見た「八ケ岳高原ヒュッテ」全景です。
この日は、少々日差しが強かったので、ソフトクリームを食べ、マッタリしました。

八ヶ岳高原 ヒュッテ グルメ・レストラン

中庭からの写真をもう1枚。

八ヶ岳高原 ヒュッテ グルメ・レストラン

「八ケ岳高原ヒュッテ」の中庭からカラマツ林を撮影。

八ヶ岳高原 ヒュッテ グルメ・レストラン

「八ケ岳高原ヒュッテ」は、元侯爵・徳川義親氏の邸宅を譲り受け移築した歴史ある建物との事です。
創建当時の謂れがある熊の木彫りが階段などにあります。

八ヶ岳高原 ヒュッテ グルメ・レストラン

熊の木彫りはすべて表現が異なっていて楽しめます。

八ヶ岳高原 ヒュッテ グルメ・レストラン

これは、立ち上がって吠えています。

八ヶ岳高原 ヒュッテ グルメ・レストラン

2階階段の上にある熊の木彫り。

八ヶ岳高原 ヒュッテ グルメ・レストラン

2階のロビー。

八ヶ岳高原 ヒュッテ グルメ・レストラン

歴史ある調度品。

八ヶ岳高原 ヒュッテ グルメ・レストラン

2階にはキリスト教の礼拝堂がありました。
「八ケ岳高原ヒュッテ」からロッジに戻りました。
電車到着に合わせて運行される無料バスが出発するまでロッジで休憩しました。

八ヶ岳高原 ヒュッテ グルメ・レストラン

無料バスで小海線・野辺山駅に行きました。
1泊2日の旅行が終わりました。
あずさ号に乗り東京で下車したら、湿度が高く蒸し暑く、改めて高原で涼しかったのを実感しました!