2019/08/13 - 2019/08/15
1636位(同エリア2887件中)
JayGさん
子供とロンドン-バイエルン地方に9泊10日(機内2泊)で行ってきました。旅全体のテーマは映画の聖地巡礼とWWI, WWIIの兵器特に飛行機の見学です。現地の7日間に目いっぱい詰め込んでいますので、それぞれ1日づつの旅行記にしてアップします。
旅の思い出に加えて、ロンドン、南ドイツ、ザルツブルグの旅のヒントや参考情報も入れてあります。
バイエルン編の2日目はザルツブルグからいよいよミュンヘンです。
6日目のテーマはサウンドオブミュージックの聖地で朝食とドイツ博物館航空館
2019夏 ロンドン-バイエルン旅行 ~ バイエルン編(2)~
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
サウンドオブミュージックに出てきたトラップ大佐の屋敷がザルツブルグにあるはずなのだが、ザルツブルグパスの対象になっていない。不思議に思って調べたら、ホテルになっていて一般には非公開らしい。
https://www.schloss-leopoldskron.com/en.html
映画では、この屋敷のシーンが多い。折角、聖地巡礼と偉そうなことを言って行かないのはどうかと思って、だめもとで見学できないかと問い合わせのメールを出したら、見学は許可してないけど朝食だけを食べられるよとの返事がきた。何度かメールのやり取りをして、朝食の予約を確定させた。
6:45に宿泊したホテルを出ると、手配してもらったタクシーがすでに止まっていた。行先のホテルの名前はもちろんドイツ語なんで、伝わるかどうか不安もありメールをタクシーの運転手の兄ちゃんに見せたら、すぐに分かったようですんなり出発。7時には目的のレオポルツクロン城に到着。
映画だと大きな扉を開いて屋敷に入っていくが、実際にはこんな感じ。朝だからか扉は開いていた? -
レセプションが独立して別棟になっている。名前を言って、メールのコピーを見せた。日本のお店と同じ手順でOK。サウンドオブミュージックの場所ですよねと言ったら、レセプションのお姉さんがニッコリしていた。朝食は7:30からだよとお姉さんが言うので、映画の舞台を見せてもらえるかと聞いたら、またニッコリとしてくれた。9:00時にタクシーを呼んでとお願いして、スーツケースを預けて聖地巡礼開始。
-
レセプションデスクには、ジュリー・アンドリュースのサイン入りの写真があった。映画でマリアと子供たちが湖に落ちた後のシーンかな。トラップ大佐がギターを弾きながらエーデルワイスを歌うシーンの写真も。
-
ホテルの裏庭に面して広がっているマリアと子供たちの乗った船がひっくり返った湖。雲で見えにくけどチロルの山並み?と向こう側のお洒落な屋敷が背景でいい感じ。
結構大きな湖、湖面には白鳥もいて本当に映画と同じ。 -
マリアと子供たちが整列させられた場所。
向かい合ったシーホースと青錆びた金属製の扉がある。映画の場面とは少し違うような -
湖側から建物を見る。映画だと、ここにバルコニーがあったと思うんだけど。あれはセットか、別の場所で撮影したのか?それとも古くなったので撤去してしまったのか?
裏庭は綺麗に整備されていた。 -
ホテルの入り口を入るとロビーではなく、応接間のような落ち着いた部屋になっていた。本当にバイエルン王国の貴族が住んでいたんだろうな。この部屋は使われている感じはしなかった。
サウンドオブミュージックで、エルザとの婚約披露パーティーをしたホールはホテルには無い。それと子供たちが、So long, Farewellを歌いながら、一人づつ上っていく階段も無かったな。あれは、映画のセットなんだろう。
お姉さんがいたので、朝食はどこ?と聞いたら、横の階段を上がったら食堂があるとのこと。 -
7時半を少し回ったところで朝食が始まったばかり。人も少なくていい感じ。窓際のテーブルを用意してもらった。
豪華な食堂。シャンデリアや壁に飾られた絵画がさりげなく貴族のお屋敷のイメージにぴったり。今回の旅行でお城や教会を見たけど、見学するような部屋で食事ができるとは思わなかった。
朝食のブッフェのメニューも充実している。特に、はちみつが巣箱からそのまま出されたような板状で提供されていた。思っていた以上の雰囲気と充実した料理に満足。 -
ブッフェから食材を集めてコンチネンタルブレックファーストが出来上がり。ソーセージがおいしかったな。流石にドイツ系って感じ。手前の黄色の塊は、巣箱の形をしたような四角いはちみつから切り出した。ドイツでははちみつがポピュラーみたい。日本ではパッとしなかったみつばちマーヤが、ドイツでは大人気だったのを何かで読んだ記憶がある。日本で食べる瓶詰めのはちみつとは一味違う気がしたかな。最後にエスプレッソを頼んでミルクと混ぜて、メニューにはないアイスラテで締めた。
食事を食べ終えるころには、ワラワラと宿泊客が出てきて混雑した。早めに朝食をとるのをお奨め。 -
出発を予定している9時まで、もう少し時間があったので屋敷内、庭を探検した。
豪華の部屋を発見。実際の暮らしで、こんな部屋どういう風に使うんだろう。貧乏人には想像もつかない。ホテルとしては、パーティか会議で使えるかな?奥の豪華な扉の向こうはとうなっているんだろうか?興味はあったが開ける勇気がなかった。 -
この後、ホテルの庭を少し散策。ここで、残念な情報です。広大な庭があるのにリーズルとラルフが Sixteen Going on Seventeenを歌う温室がないのですよ。
レセプションにもどって荷物をピックアップ。外に出るとタクシーがすぐにきた。タクシーでザルツブル駅まで約15分、15ユーロぐらいだった。早朝のタクシー移動が少しきついけど、レオポルトクロウン城の見学は時間が有効に使えて、食事込みを考えると価格もリーズナブルだし大満足。予約方法やさらに詳しい情報は口コミに書こうと思う。 -
10:15発 M 79022
バイエルンチケットで乗れるミュンヘン行きの列車は、平日の場合、9時以降のmeridianが運行する列車だけでICEは利用できない。だいたい1時間に1本しかないので、乗り遅れると時間が余ってしまう。まあ、安いチケットだから仕方ないかな。
ミュンヘン行きの列車のホームをLEDの掲示板で確認して、ホームに行ったらすでに電車が停車している。スーツケースが置きやすそうな座席をさがして、往路とは違って余裕をもって出発。
復路の途中も車掌がやってきて検札。明らかに東洋人なのにドイツ語で聞いてきやがった。分からないので怪訝な顔をしていると、英語で、パスポートを見せろとのこと。パスポートとバイエルンチケットのQRコードを見せて事なきをえる。顔みりゃわかるだろう。最初から英語で聞いてくれ。 -
12:00 ミュンヘン中央駅着
予約したホテル Jedermann, Munichはミュンヘン中央駅から10分ぐらいのところ。ホテルにチェックイン。バイエルンチケットは、ミュンヘン市内の交通機関全てで使えちゃう。また、ミュンヘン中央駅に戻って、空港行きのS1に乗って、ドイツ博物館航空館のあるオーバーシュライスハイムへ移動
S1 Hauptbahnhof - Oberschleißheim
予定では30分で着くのだが、なぜか乗った列車が途中の駅でキャンセル。当然、アナウンスはドイツ語だけ。つたないドイツ語の聞き取りで駅名とendeと言うのが聞こえたので、この電車キャンセルかなと言うのは予想できたが、この後、列車がどうなるかの情報はなし。あっても聞き取れないが(;´Д`)。
列車は折り返してミュンヘン中央駅に帰って行って、後続列車も2本連続で同じように途中キャンセル。30分ぐらい待って、ようやく、先に行く列車が到着して、15時にオーバーシュライスハイム駅に。ドイツ鉄道で遅延やキャセルに目くじらを立ててもしょうがないと言われるが、実際に経験すると日本の鉄道の信頼性がよく分かる。ミュンヘン国際空港のアクセス線なのにアナウンスもドイツ語だけだし。
駅は周りにほとんど何もない田舎の無人駅。駅からドイツ博物館 航空機分館までは、住宅街を歩いて10分程度。予定より30分ほど遅れたけど何とか到着。 -
Flugwerft Schleißheim ドイツ博物館 航空機分館
ここは入場料をとる。大人7ユーロ、子供3ユーロ。ロンドンの博物館よりもかなり小さい。ハンガーは2つだけ。そのかわり、隣が大戦時につかわれていた飛行場みたい。でも、草地なので固定翼は降りてこれないけど。
荷物をロッカーに入れて展示場へ。ロッカーは1ユーロコインを入れて使えるようになるタイプ。利用後コインは戻ってくる。 -
ひとつめのハンガー全景。RAF博物館に比べると小さくて少し残念。
-
RAF博物館でも見たけど、メッサーシュミット Bf109。製造数が多いためかこの機体を展示しているところが多い。ドイツ国軍の鉄十字の国籍マークが胴体にあるが、尾翼にあるはずの斜め右卍のマークはない。ここはドイツなんだなぁ。
この機体の迷彩塗装がよく似合っている。 -
ジェット機のメッサーシュミット Me262。機首の4門の30mmの機関砲がかっこいい。操縦席の位置からすると、前方の視界の制約で着陸が難しかったのでは。最高速度で連合軍のプロペラ機を圧倒、爆撃機の迎撃に活躍したんだろう。
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3発の飛行艇。ドルニエ Do24。陸軍国のドイツが飛行艇なんて不思議だなと思って後で調べたらオランダから鹵獲して、救難艇として使っていたらしい。でも、救難が必要な欧州の冬の荒れた海で運用できるんだろうか。オランダだと蘭印の南太平洋での運用がありかなと思えるけど。
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コックピットに座って調子に乗ってます。子どもやね。
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トルネードかな。ジェット機はあまりロマンを感じさせない。
やはり、飛行機はプロペラエンジンがいい。 -
まだ、時間があったので、シュライスハイム城にも行った。ヨーロッパは何とか城、何とか城、何とか教会、何とか教会の連続でそろそろ飽きてきた。正直、どれも変わり映えしないし、お城はゴテゴテした内装や絵画が並んでいて、教会も天井画と絵画ばかりで正直、食傷気味
これは、新館らしい。戦後に建てられたんじゃなかろうか。 -
やたらデカい扉。意味があるんだろうか?
-
こちらは旧館らしい。
こじんまりして、こっちの方が好感が持てる。
でも、クリーム色のお屋敷で、さして古さも感じない。 -
とにかく敷地は広い。でも、見るものは言うとほとんどない。
ミュンヘンの観光地の人気ランキングで高評価を与えられていないのも納得できる。航空博物館がなければ、このお城をみるためにここに来るのは時間がもったいないかな。
途中、ベンチで休憩し、帰国便のチェックインをして座席を確定。すでにこの時には、香港の空港が大変なことになっていることはニュースで入っていた。まさか、本当に空港が閉鎖されるとは思っていなかったが、日本に帰れるのかなと不安がよぎった。
これ以上見るものもないし、ミュンヘン市内に帰る。晩飯をどうするかと考えていると、ミュンヘン中央駅は地下街とつながっていて、日本と同じようにデパ地下があった。夕食はホテル近くのレストランも考えていたが、疲れたのと香港の情勢が気になっていたので。デパ地下で食い物を買って、ホテル部屋で食うことに決定。
香港の情報を外務省渡航情報のページやキャセイ航空のホームページから入手して、どうやら、帰国予定の15日のフライトは予定通り運行しそうな感じで、少し安心したが油断禁物。帰りの方法がいくつか考えられるが、航空券はキャンセルしても返金されんと言っているし、他の航空会社を使うと10万円以上かかる。とりあえず、明日の様子を見つつ判断することにした。
ビールを飲んで、晩飯を食った。6日目もほぼ予定どおり終了。やっぱり、夕食はドイツレストランにした方が良かったかな?
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この旅行記へのコメント (3)
-
- マイラーさん 2019/09/17 00:37:55
- こんばんは。
- JayGさん 初めまして。
旅行記、興味深く拝見させて頂きました。
シュロス・レオポルトクロンに朝食に行くアイデアは素晴らしいですね!
僕は、サウンドオブミュージックのロケ地を見るためだけに、
8月10日から2日間泊まりました(汗)
それと、ドイツの航空機博物館もとても参考になりました。
次、ミュンヘンに行くことがあれば是非訪れてみたいです。
ありがとうございました。
マイラー
- JayGさん からの返信 2019/09/17 08:53:37
- Re: こんばんは。
- マイラーさん コメントありがとうございます。日程がなかったのと、料金があまりに高く、窮余の策でした。マイラーさんのブログはまだ上がっていないなうですが、読ませてもらいます。
- JayGさん からの返信 2019/09/17 09:21:46
- Re: こんばんは。
- マイラーさん
ごめんなさい。旅行記見つけました。大作なんで、最後の方まで確認できてませんでした。いい旅行されたんですね。羨ましい。いいね、をつけさせてもらいました。
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