2017/09/02 - 2017/09/09
29位(同エリア30件中)
柚空さん
フランスバスクとスペインバスクを1週間で楽しむ旅(主にフランスバスク)。
巡礼者の村、サンジャンピエドポーに行きました。司馬遼太郎著「南蛮の道」でこの村を知り、どうしても行きたかったところ。
1日目:成田→仁川→パリ→ボルドー(ボルドー泊)
2日目:サンテミリオン、ボルドー(ボルドー泊)
3日目:ボルドー→サンセバスチャン(サンセバスチャン泊)
4日目:サンセバスチャン、オンダリビア(サンセバスチャン泊)
★5日目:サンジャンピエドポー(サンジャンピエドポー泊)
6日目:サンジャンドリュズ(サンジャンドリュズ泊)
7日目:サンジャンドリュズ(サンジャンドリュズ泊)
8日目:サンジャンドリュズ→パリ→仁川→成田(サンジャンドリュズ-パリは電車)
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おはようございます。今日からはフランスバスク!
サンジャンピエドポーに1泊、サンジャンドリュズに2泊する予定。
今朝は曇り空で霧雨も少し。でもラ・コンチャビーチでは泳ぐのか準備運動している人たちが。寒くないの? -
写真じゃ見えないけどホタテ貝下げていたので、たぶんカミーノたち。
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サンジャンドピエドポーに行くにはバイヨンヌからTERに乗る必要があるので、まずはバスでバイヨンヌを目指す。乗車時間は1時間半ほどで、5ユーロ~10ユーロくらい。
途中サンジャンドリュズで結構な人が降りて行った。 -
本当はバイヨンヌの教会も見たかったけれど、スーツケース転がしながら石畳の道を歩くのが結構きつかったので素通り。
バイヨンヌの駅でサンジャンドピエドポルまでのチケットを購入したら、行きは電車だけど帰りはバスになると言われる。どういうこと?と思ったけれど、道理でTERのネットから帰りの列車スケジュールが検索できなかったわけだ。戻れないわけではないようなので、問題なし。 -
1時間ちょっとの乗車でサンジャンピエドポーに到着。ちなみに車内はカミーノばかりでスーツケースの私は若干浮く。
駅前は意外と普通の住宅街で巡礼者の村っぽさはなかった。ここから本日の宿まで歩く。 -
乗ってきた電車。
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宿はサンジャンピエドポーの中心地である城壁をぐるっとまわって、こんな清流沿いを少し歩いたところ。駅から徒歩で30分くらいかかった。
駅前にタクシーいなかったから仕方ない。
この川で泳いでいる人たちがちらほら。山の中だから結構涼しいのに寒くないの?今朝のコンチャビーチもそうだったけど、こっちの人って寒さ耐性高い。 -
今日の宿はMasion DONAMARIA。ネットで見つけてぜひ泊まりたいと思ったところ。ジャン=フランソワというおじさんが営んでいるメゾン。
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宿の犬。犬種わからない。
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私の少し前にフランス人のおじさんがチェックインしてたそうで、彼への説明が終わったら案内するねってことでリビングで待つように言われる。
フランスのお家にお邪魔したようでわくわく。
チェックインのときに城壁周辺のマップをくれて、おすすめのレストランなどを書き込んでもらう。美味しくてリーズナブルでおすすめのお店、美味しいけれど少し高いお店など率直な意見が嬉しい。
ジャン=フランソワは毎朝犬の散歩で高台まで行くらしくそこもおすすめらしい。明日は早起きして朝食前に散歩しようかな。
朝食の時間は何時でもいいよと言うので8時にしてもらう。私の前のフランス人のおじさんは、明日からカミーノ出発する人だそうで朝食6時でリクエストしてたらしい。 -
怪しくない程度に室内を撮影。
この階段上がるときジャン=フランソワが私のスーツケース持ってくれたのだけど、重い!って落としそうなリアクションしてひやりとする。おちゃめ。 -
部屋は想像以上のかわいさ!清潔だし広いし一人にはもったいない。
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宿から城壁までは徒歩5分くらい。
THE WAY(邦題:星の旅人たち)に登場した橋。主人公のお父さんがポリスとお別れしてカミーノを始める地点。
実際に行ってみてわかったけれど、橋の手前側が城壁側でカミーノ出発地点の教会があるところ、橋の向こう側がカミーノで進む道という場所だった。
ちょっと感動もの。
宿はこの橋の向こう側にある。 -
城壁の中に入る。写真の通り、ここに訪れる人が全員カミーノというわけではない。結構普通の観光客もいらっしゃる。
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アジア系は日本人もちらほら見かけるけど、韓国人の方が多いかな。
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時計塔
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つきあたりが村の教会。巡礼者たちはここでお祈りをしてから出発する。
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教会の中。
建築素材むき出し、金箔やステンドグラスなどの装飾もほとんどなく、巡礼開始の教会って感じ。
このときは人がほとんどいなかったけれど、ミサでは20人くらい参列者がいるときもあり。 -
教会の前のメインストリートは、日中観光客とカミーノでいっぱい。
ホタテ貝のマークが掲げてあるのはカミーノ向けの宿らしい。
「南蛮の道」にて、サンジャンピエドポーにはフランシスコ=ザビエルの生家があると知ったので探しに行く。 -
生家は教会近くでいまは土産物屋になっているらしい。ということで、最初こっちのお店かと思ったけど違った。
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斜め向かいにあるこちらのお店だった。
入り口上に掲げてある石版にザビエルの名前が書いてある。教科書で学んだ人の生家に来るって不思議な気分。 -
アップ。ザビエルはスペイン語読みだとハビエル。
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巡礼の事務所。
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ここは写真スポットになっていて、皆同じように撮影していた。
橋の左が教会で、右がカミーノへ続く道。 -
城壁に沿って歩く。細い道はなんだか楽しい。
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赤い窓枠がかわいいバスク風のお家。
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4階建て。
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城壁の外は普通の住宅街で学校やスーパーがある。行かなかったけどこの先はカルフール。
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カミーノの証。
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土産物屋やバスクリネンを扱っているお店はちらほらある。
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こんな広いリネン屋も。カラフルでつい欲しくなってしまうけれど、サンジャンドリュズで買うと決めているので我慢。
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バイヨンヌのチョコレート屋さんがサンジャンピエドポーにもあった。
カミーノ出発地点だけあって結構観光地化されているというか、もっと山の中だと思っていたから想像よりお店多くて意外な感じ。 -
せっかくなので量り売りのビターチョコレートとフィリング入りのチョコレートを。普通に美味しい。
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夕方になると観光客が引いて村は静かになる。
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夕飯はおすすめされたこのお店で。
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まずはスープ。大きくない?
家族連れ4人のテーブルにも同じスープボールがサーブされていて、「ああ4人だとあの器なんだな」と思っていたのに違うんだ。これで一人分なんだ…! -
たっぷりお皿に3杯はよそえる量だった。ボリューミー。
色々な野菜と塩漬けにした豚肉のスープ。優しいお味で美味しい。 -
メインはラム肉のロースト
こちらも付け合せのポテトたっぷり、パンもくれて、そのボリュームに笑った。
ボルドーの食事がフランスにしては控えめな量=適量だったから最近は変わったのかと思っていたけど、全然変わっていないね。田舎はこういうもんなのかな。なんか嬉しい。
前菜+メインで14ユーロ。安い。 -
日が落ちてくるとこんな感じ。
名残惜しいけれど宿に戻る。 -
翌日、ジャン=フランソワに言われた通り散歩に行く。
昨夜は1Fに泊まっているカミーノのフランス人青年と少しお話した。サンジャンピエドポーに2泊してこれから巡礼を始めるそう。
昨日この川で遊んでいたうちの一人だった。寒くないの?ときいたら気持ちいいよだって。 -
朝の空気が気持ちいい。
旅先でこうやって知らない村で迎える朝はなんだか特別。 -
昨日の日中は賑わっていたところも、朝はひっそり。
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ジャン=フランソワからは丘の上まで犬の散歩してると聞いたので、私も同じルートを。
ここをくぐって坂道をあがった上にある。 -
見えてきた。
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丘の上は中学校らしいのだけど、工事中だった。
私と同じように散歩中の方が数人いらっしゃる。 -
ここからの景色も最高!山バスクも良いなぁ。
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さて、お腹が空いたから宿に戻る。
いかにもバスク人というおじいちゃんたちがお話しててほっこり。 -
朝ごはんはパリから観光にきたフランス人夫婦と一緒に。
昨日のおじさんは本当に6時に出発したらしい。 -
ジャムいろいろ。バゲットたっぷり。
ジャン=フランソワが希望の卵料理を聞いて作ってくれる。
日本人が好きな目玉焼きも出来るけど醤油はないよだって。でしょうね。あいにく私は旅先で日本食が恋しいと思わないタイプなので、スクランブルエッグをお願いする。 -
チーズ、シリアル、ドライフルーツ?
朝ごはん食べていたら昨夜の青年が起きてきた。
あれ、あなたもカミーノなんだよね?おじさんはもう出発したらしいけどいいの?
青年がタバコは外で吸えばいいかとジャン=フランソワに訊ねると、フランス人夫婦が「タバコ吸ってるの?やめなさいよ」みたいなことを言っている。人の喫煙事情に口出せるのすごいな。。 -
ヨーグルトは牛のミルクかヤギのミルクのものがあるよ、と言われたのでヤギをいただく。
癖はとくになく、さっぱりと美味しい。 -
ジャン=フランソワが山に行くついでに、私を駅まで車で送ってくれることになった。
出発まで少し時間があるので、宿のキッチンを見せてくれる。広くて羨ましい~。
なぜかここでエスペレットのトウガラシをいただく。昨日お土産屋で見つけて欲しかったけど、ちょっとお高くてあきらめたやつ!嬉しい! -
巡礼マップ。
サンジャンピエドポー以外にも出発地点はいくつかあるし、ルートも種類豊富。あ、いま見たらサンセバスチャンもちゃんと巡礼路に入ってた。 -
他にもバスク地方の写真集などを見せてもらいながら、居心地の良いリビングで時間をつぶす。
時間が許すならここに連泊したかった…。
帰りはバイヨンヌまでバスなんだけどどうして?と聞いたら、メンテナンスじゃないかと言われた。度々あることらしい。そんなものか。
駅まで車で送ってもらって、バスでバイヨンヌに戻る。バスでも電車でも所要時間は同じくらい。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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