近江八幡・安土周遊

2019/09/01 - 2019/09/01

　週末プチ一人旅シリーズ、18きっぷで滋賀県の近江八幡と安土に行ってきました。元々は近江八幡市と安土町で別の自治体だったのですが、今では合併して安土町は近江八幡市の一部になりました。ちなみにJRだと近江八幡駅と安土駅は隣同士です。なので一気に回りました。

エリア 近江八幡・安土(滋賀)

　電車を乗り継ぎ、9時前に近江八幡駅に到着。

近江八幡駅 駅

近江八幡駅でレンタサイクルを借りる。ちなみに滋賀県のJRの駅前は結構レンタサイクルあります。

近江八幡駅 駅

大阪や京都ほど人も多くなくて、平坦な道も多くて、車の運転も荒くないので、割と走りやすいです。

　安土方面に自転車を30分ほど走らせ、安土城跡を通り越し、まずはお勉強と思い、安土城考古博物館へ。隣接する安土城天守「信長の館」とのセット券を購入、900円なり、意外とする。。。

安土城考古博物館 美術館・博物館

考古博物館は、近江国の古代の歴史、安土城に関する展示、特別展示の三部構成で、安土城発掘調査結果に基づく展示などがあった。

安土城考古博物館 美術館・博物館

信長の館は、安土城のショートムービーが見れて、なおかつ1992年に開催されたスペインセビリア万国博覧会に展示された原寸大の復元天守が展示されていた。写真撮影はOKでしたが、著作権の関係で撮った写真のネット公開は駄目らしいです。結局のところ、安土城は築城から6年、本能寺の変の混乱のさなか消失してしまい、豪華絢爛な天守閣だったという文章は残っているものの、図面などは残っていなくて、天守閣のイメージは専門家の想像になってしまっている。

安土城天主信長の館 美術館・博物館

　次いで、安土城跡へ。日本100名城のうちの一つ、というか滋賀県には100名城が四カ所あります。

安土城跡 名所・史跡

しっかりと入場料とられます、700円。能登畠山氏の七尾城跡は登山道整備されているけど、入場は無料だったのに。強気な価格設定です。

安土城跡 名所・史跡

石垣と秀吉の館跡と伝えられている場所もあった。

安土城跡 名所・史跡

天守は山の上で、割と整備されているので歩きやすいです。

安土城跡 名所・史跡

30分ほど山を登ると、天守閣の跡らしい場所に到着。

安土城跡 名所・史跡

一旦、JR安土駅前に戻る。一時間に普通列車二本のローカルな小さい駅ですが、駅舎は立派です。

安土駅 駅

そして、駅前には織田信長の銅像が。

安土駅 駅

　ランチは、安土駅前の喫茶店で、近江牛のハンバーグを食べてみた。

　午後から駅前の観光案内所で行き方を聞いて、自転車を走らせ、観音寺城跡へ。ちなみに正面に見えるのが、繖（きぬがさ）山です。

色々な行き方があるが、桑実寺経由で行くことにした。ふもとに自転車を止めて、ひたすら参道を登る。途中にある山門をくぐると、境内に入り、センサーが反応してチャイムが鳴る。そのまま山を登ると、お寺へ。入場料300円かかります。

あまり知らかなったのですが、お寺自体は藤原鎌足の息子が創建したらしく、1300年以上の歴史があります。今の本堂は室町時代のものらしいです。

　お寺の裏くらいに二つ山道みたいなのがあるが、右側の山道を登る。石段はあるがかなり崩れかかっている。看板もなく、曲がりくねった険しい山道で、本当にたどり着けるか不安になる。

観音寺城跡 名所・史跡

30分以上歩いて、石垣らしきを通り過ぎると、

観音寺城跡 名所・史跡

ようやく観音寺城跡と書いてある看板を発見。多分ここが城跡だと思う。

観音寺城跡 名所・史跡

そこから他の遺構にも行けたが、木が折れ曲がっていたり、挙句の果てに根元から倒れていたり、案内もほとんどないし、あまりにも不安になったので引き返して戻ることにした。蚊は大量にいるし、蜂もいるし、トカゲもいたし、蛇もいたし、、、基本的に昆虫と爬虫類苦手なので、、、散々でしたね。繖（きぬがさ）山の山頂にある城で、名門近江六角氏の居城だったのですが、六角氏が信長に敗れてからほぼ放置状態で、荒れ果てています。全く観光地化されていなくて、なおかつ荒れ放題で、安土城と違って整備する気もあまりなさそう。一応日本100名城で、日本五大山城なんですけどね。

観音寺城跡 名所・史跡

　そのまま自転車で、近江八幡の城下町エリアへ。江戸時代からの風情ある街並みが残っている。まずは歴史情緒溢れる新町通へ。

新町通り 名所・史跡

八幡堀を散策。一時期は水質汚濁のため暗渠化も検討されたらしいですが、地元の運動もあってかなりきれいになりました。

八幡堀 名所・史跡

（記念の一枚）

八幡堀 名所・史跡

水郷地帯でもあり、船も運行されている。すでに夕方だったので、あまり建物には入らなかった。

日牟禮八幡宮を訪問、近江商人の守護神として篤く信仰された。近江商人の「三方良し」の精神、大好きです。「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」。売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるということ。日常栄勝で常に心掛けたいですね。

日牟禮八幡宮 寺・神社・教会

アメリカ人建築家ヴォーリズが設計した洋風建築の建物も多い。近江兄弟社の創立者の一人で、リップクリームのメンソレータムの会社。私も特に冬場は愛用している。

旧八幡郵便局 名所・史跡

近江牛入りコロッケ食べてみました。精肉店のコロッケなので味はしっかりしているし、注文するとその場で上げてくれるので、揚げたてのほくほくを食べれるので、お勧めです。

まるたけ 近江 西川 グルメ・レストラン

一柳記念館、通称ヴォーリズ記念館とも呼ばれている。近江八幡を愛したアメリカ人建築家。

ヴォーリズ記念館(一柳記念館) 美術館・博物館

最後は時間もあまりなくて駆け足だったが、素敵な街だと思う。