2019/08/27 - 2019/09/01
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arriettyさん
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以前からロマンティック街道に行ってみたいと思っていたが、有名だから行きたいというミーハー精神によるもの。それ程、興味があるわけではなかった。2017年12月、アメリカ・フロリダのWDW(ウォルト・ディズニー・ワールド)へ行った時に、エプコットにあるワールド・ショーケースでドイツ館の前を通り、そこで再現されていた可愛らしい中世の街並みに心惹かれた。それがローテンブルクだった。シンデレラ城のモデルとなったノイシュヴァンシュタイン城や世界遺産のヴィース教会と共に、是非訪れたいと思うようになった。(ディズニーの影響力恐るべし!)
(日程)
1日目 成田~フランクフルト(オーストリア航空)
2日目 フランクフルト~ローテンブルク(ロマンティック街道バス)
3日目 ローテンブルク~ミュンヘン(ドイツ鉄道)
4日目 ノイシュヴァンシュタイン城とヴィース教会の観光(OP)
5日目 ミュンヘン~成田(オーストリア航空)
6日目 成田着
フランクフルト1泊/ローテンブルク1泊/ミュンヘン2泊(全6日間)
[実際に行ってみて]
8月末のローテンブルクは暑かった。日本の猛暑日と変わらない。街歩きであちこち動き回り、熱中症で倒れそうだった。なのにホテルの部屋には冷房がなく、扇風機も借りられなかった。フランクフルトやミュンヘンのホテルもエアコンがなかったが、扇風機があったのでかなりマシ。体力消耗したせいか、最終日には風邪をひいてしまった。
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旅行初日、オーストリア航空で成田からウィーンでの乗り継ぎを経てフランクフルトに到着したのが夜9時半過ぎ。フランクフルト空港の広さに驚く。市内のホテルに泊まり、翌日朝8時過ぎ、ロマンティック街道バスに乗る為、フランクフルト中央駅(写真)へタクシーで移動。
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駅正面の左側がバス乗り場になっている。
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A-3の乗り場から午前9時出発のバスに乗車。ドイツ人のガイドさんが車内でロマンティック街道について説明をしていたが、言葉が分からず。
[ロマンティック街道]
ロマンティック街道とは、ドイツのヴュルツブルクからフュッセンまでの約400kmの街道ルートのこと。ほぼ直線上に位置する中世らしい街やお城・教会などを、訪れやすいように順路づけた観光ルート。街道沿いにローテンブルク・ディンケルスビュールなどの中世都市や、ノイシュヴァンシュタイン城・ハールブルク城などの美しい城、ヴュルツブルクの司教館・ヴィースの教会などの宗教建築が点在している。(ウィキペディアより) -
途中、ヴァイカースハイム城に立ち寄る。マルクト広場にバスが停車。同じバスの乗客全員でガイドツアーに参加。歩いてお城に向かう。
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入口へ向かう橋が、いかにも中世のお城というイメージ。
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中庭から高くそびえる鐘塔(ラード塔)が見える。団体料金ということで、7ユーロの入場料が1ユーロだった。民族衣装を着たガイドの女性による案内で館内を見学。「騎士の間」の天井画が素晴らしかった。
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ヴァイカースハイム城。ホーエンローエ家の居城だったお城で、ルネッサンス、バロック、ロココなどの各様式が混在している。
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お城の前には、ヴェルサイユ宮殿をモデルにしたバロック式の庭園が広がる。
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庭園の花がひときわ綺麗。
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噴水の所から撮影。
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庭園の一番奥にあるオランジェリー(2翼のアーケード風建築物)。冬の間、植物や果物を育てている温室のような建物。
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30分程で見学は終わり、バスに戻る。
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午後1時頃、ローテンブルク・オプ・デア・タウバー駅付近にあるバスターミナルに到着。バスを降りて、ホテルへ向かう。
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駅のすぐ前のホテル、ローテンブルガー・ホフに宿泊。チェックイン時間前なので、荷物だけ預かってもらい、街歩きを始める。
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ホテルから500m程の所にあるレーダー門。街の東に位置する。城壁で囲まれているローテンブルクの街に入るにはどこかの門をくぐる必要があり、このレーダー門もその一つ。
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入口のゲートをくぐると櫓門(やぐらもん)があり(写真)、その向こうに主門塔がある
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高くそびえる主門塔。
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レーダー門から200m程進むと「マルクス塔とレーダーアーチ」がある。
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マルクス塔とレーダーアーチの所から歩いて5分程の所にある有名な撮影スポット「プレーンライン」
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ローテンブルクの街は個性豊かな看板が多い。このライオンとプレッツェルがデザインされた看板はパン屋さん。パン屋さんの看板はブレッツェルがモチーフと決まっているとか。
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プレーンラインから真っすぐ300m程歩いてマルクト広場に出た。市庁舎(写真左側)と市議宴会館(写真中央の白い建物)が見える。市議宴会館にはローテンブルクの観光案内所がある。同建物の壁に毎日10時~22時の正時に動き出す仕掛け時計があり、マイスタートゥルンクの伝説を描いたからくり人形が見られる。
[マイスタートゥルンクの伝説]
1631年、三十年戦争の最中、プロテスタント側についたローテンブルクはティリー将軍率いるカトリック軍に包囲され、町は陥落。市参事達の斬首刑が決定となり、ローテンブルクの町は焼き払われる運命に。
翌日の宴の席で、市参事会はティリー将軍に地元の特上ワインを3.25リットルも入る大杯に注いで差し出した。すると、ティリー将軍が「この大杯いっぱいのワインを一気飲み出来るやつがいたら、おまえ達の罪を全て忘れてやろう」と言い出した。そこで、市長のヌッシュが名乗り出て、見事に3.25リットルのワインを一気に飲み干した。この時、飲み干すのに10分程掛かったと言われている。ヌッシュの心意気に感銘を受けたティリー将軍は、市参事達の斬首刑を取りやめ、ローテンブルクの町は救われた。 -
仕掛け時計の様子(午後5時)。正時を告げる鐘と共に時計両脇の窓が開く。左側の窓にティリー将軍、右側の窓にヌッシュ市長。ヌッシュは時間をかけてワインの大杯を一気に飲み干す。
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市庁舎は手前の茶色の建物(ルネッサンス様式)と後方の白い建物(ゴシック様式)の2つの建物で構成されていて、屋内で繋がっている。また、白い建物の最上階にある高さ60mの鐘塔の展望台へ上ることが出来る。その入口は市庁舎の正面玄関である茶色い建物のちょうど真ん中、写真の赤い丸印の所から入って行ける。
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入口を入るとすぐ、上に登る螺旋階段がある。220段の階段は最後の方へ行くにつれ、かなり傾斜が厳しくなる(茶色い建物から白い建物の塔の部分へ移動する為)。展望台へ出る所では垂直のハシゴを登る。入場料もそこで払う(大人:2.5ユーロ)。ネットの口コミをチェックしてはいたが、実際に行ってみたら思ったよりきつかった。
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市庁舎鐘塔の展望台からの眺め。マルクト広場が眼下に、左手に市議宴会館が見える。展望台は鐘楼の周りをぐるっと一周していて、他の人とすれ違いも出来ないほどの狭さ。
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展望台には他に一人いるくらいだったが、私の後から何人か来たようなので長居するわけにもいかず、写真もささっと撮って終わりにした。焦って撮ったせいか、聖ヤコブ教会(写真左側)の全景が入らず、切れている。限られた展望スペースの為、自分が先に下りないと後ろの人も登って来づらいようだ。
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ブルク門方面。この市庁舎鐘塔展望台から撮影された写真をよく目にするが、こんなに大変な思いをして撮られていたということが、自分で登ってみて初めて分かった。
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展望台から下りて来た。大変だったが、上ってよかった。鐘塔の向かい側にある木組みの建物がかわいい。
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ローテンブルクのメインストリート、ヘレンガッセ通りを歩く。
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クリスマス用品の専門店として有名な「ケーテ ウォルファルト・クリスマスビレッジ店」(写真中央)。1年中、クリスマスの世界を体験出来る。ここへ来るのを楽しみにしていた。
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お店の前に、プレゼントをたくさん屋根に積んだ赤いクラシックカーが停まっている。このカワイイ車に会いたかった!
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入口付近に、人と同じ大きさくらいのくるみ割り人形が置かれている。
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店内に入るとかわいい飾り付けがされていて、メルヘンの世界。2階に展示されている「クリスマス・ミュージアム」を見学した。(大人4ユーロ:撮影禁止)
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高さ5mのクリスマスツリー(写真)や、3万点以上あるというクリスマスグッズを見ているだけでも楽しい。テーマパークのよう。
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クリスマスビレッジ店の向かい側に、同じく「ケーテ ウォルファルト・クリスマスマーケット店」がある(写真右側)。
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クリスマスビレッジ店がクリスマスグッズの専門店なら、こちらのクリスマスマーケット店はお土産屋さんといった感じ。
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お店のショーウィンドウがかわいい。
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ケーテ・ウォルファルトを出た後も街を散策。パステルカラーの可愛らしい建物が建ち並び、どこを切り取っても絵になる。
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テディベア専門店の「テディランド」(写真右端)。
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入口に大きなテディベアのぬいぐるみが置かれている。
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聖ヤコブ教会。教会の一部がアーチ状のゲートになっていて、通り抜け出来る。建物が大きく、周囲の建物も隣接している為、教会の全景を撮るのが難しい。
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翌日(旅行3日目)午前中もローテンブルクの街を散策。お昼頃の電車でミュンヘンへ向かうので、それまでに見ておきたい所を回るつもりでいる。
写真は城壁の外から撮影したガルゲン門。街の北東に位置する。レーダー門の入口前で右方向へ曲がり、城壁の外側の道を直進してガルゲン門まで来た。 -
シュランネン広場。駐車場になっている。ロマンティック街道バスの乗降場もある。
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シュランネン広場・バス停留所。フランクフルト中央駅から乗って来たロマンティック街道バスはローテンブルク市街へ入って来ると、まず、ここで停車する。その後、ローテンブルク・オプ・デア・タウバー駅、シュピタール門近くのP-1駐車場へと向かう。写真の停留所(ポール)のすぐ右横のアーチ形の入口がトイレになっている。
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ローテンブルク旧市街は城壁に囲まれており、城壁の上を歩いて、ぐるりと市街一周することが出来る。シュランネン広場付近にも城壁へ登れる階段(入口)があったので、試しに上ってみた。
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石段を登り、城壁の上まで行くと、屋根の付いた回廊が続いている。
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回廊部分は建物の2~3階くらいの高さで、城壁は一周2.5km程。
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シュランネン広場から西へ200m程のクリンゲン門。ローテンブルクの北西に位置する。
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クリンゲン門から南に400m程進むと、昨日も歩いたヘレンガッセ通りへ出る。ヘレンガッセ通りを市庁舎とは反対の西方向へ進むとブルク門が見えて来る(写真)。
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シュピタール門(シュピタールバスタイ)へ向かう。電車の時間を気にしながらも、かわいい建物を見るとカシャッ!
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人気撮影スポット、プレーンラインから眺める塔として有名なジーバー塔。
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ジーバー塔をくぐり抜け、直進すると見えて来るシュピタール門。ローテンブルクの南に位置する。
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シュピタール門をくぐり、シュピタールバスタイ(城砦)に沿って一周する。時間があまりないので、ささっと見学。
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一度、城壁の外へ出て、折り返しの道に入る。
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シュピタールバスタイの西側、シュピタール門へ戻る道を歩く。シュピタールバスタイの周囲はかつては濠(ほり)だった。その為、城壁の周りの道と内側の芝生の部分との間に大きな高低差がある。
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シュピタールバスタイのかつての濠(ほり)を見ながら、その濠に掛かる木の橋を渡る。
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写真右側の小さい出口(アーチ)からシュピタール門の前に出た。この後、大急ぎでホテルに戻り、預けていた荷物を受け取る。12時ちょっと過ぎの電車に乗る為、ホテルの目の前にある駅へ。
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ローテンブルク・オプ・デア・タウバー駅。駅には1番線のプラットホームしかない。駅舎を通らなくてもプラットホームへの行き来が出来る。チケットの刻印機はなく、改札は電車内。
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駅舎に入ってみた。この駅は無人駅だと思っていたが、ツアー会社のオフィスらしきものがあり、社員の女性もいた。
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出発時刻の10分前には電車が到着。この電車で合っているか、人に聞きながら乗り込む。
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乗り換えのアンスバッハ駅。乗り換えが3回有り、エスカレーターのない駅では移動が大変だった。
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午後3時過ぎ、ミュンヘン中央駅に到着。3時間程の電車の旅だった。
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人も多く、大きな駅。電車移動が不安だったが、何とか目的地に着いた。
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線路と商業施設(テナントショップ)を隔てる壁がなく、オープンな空間。駅の天井が部分的にガラス張りになっている為、明るく開放感がある。
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宿泊予定のホテルは駅から徒歩5分程だが、グーグルマップ経路案内の駅の南口と東口を間違えて見ていたので迷った。
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ホテルチェックイン後、タクシーでマリエン広場へ向かう。マリエン広場に車が入れないので付近で降りる。
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マリエン広場のミュンヘン新市庁舎。1867~1909年に建設されたネオゴシック様式の建物。この建物の鐘塔に取り付けられた仕掛け時計(グロッケンシュピール)はドイツ最大のもの。毎日11時と12時から数分間、32体の人形の華麗なダンスや演奏が繰り広げられる。今の時期(3月~10月)は17時からも見られるというので来てみた。
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鐘塔の高さは85m。塔の1階には4階まで昇れるエレベーターがある。塔の最上階の展望台へ行くには、4階で別のエレベーターに乗り換え、9階まで行けば展望台へ出られる。エレベーターに乗る前に、展望台の入場チケットをインフォメーションで購入する必要がある。
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インフォメーション(展望台入場チケット売り場)と塔のエレベーター入口。
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広場中央の金のマリア像。マリア像がミュンヘンの中心とされていて、各地からミュンヘンまでの距離はマリア像までの距離となっている。
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広場の東側に旧市庁舎が見える(写真中央:赤い屋根の建物と時計塔)。旧市庁舎内部は「おもちゃ博物館」になっている。時計塔には、通常の時計の他に日時計が取り付けられている。
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仕掛け時計では、1568年に行われたバイエルン大公ヴィルヘルム5世とロートリンゲンの公女レナーテの結婚式の様子が再現される。他にも、騎士が馬上槍試合を行っているところや、ビール樽の職人がくるくるとダンスをする様子が見られる。ビール樽職人は下の段の人形達。下から見上げるとこれらの人形は小さく見えるが、人間と等身大の大きさとのこと。
動画も撮ってみた。
https://www.youtube.com/watch?v=afZv3bOlncM -
翌日朝8時前、ノイシュヴァンシュタイン城とヴィース教会を回るオプショナルツアーに参加する為、ミュンヘン中央駅に来た。駅南口のスターバックスコーヒー前が集合場所。ガイドの人も参加者も全員日本人。参加者は30名ちょっと。
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駅前に停められたツアーバスに乗り込む。
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ミュンヘン中央駅から1時間半程で、ヴィースの巡礼教会(世界遺産)に到着。
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駐車場から歩いて教会の中へ。
[ヴィースの巡礼教会]
シュタインガーデンの修道院で作られた「鞭打たれるキリストの木像」を農婦のマリアという女性がもらい受け、数か月間熱心に祈りを捧げたところ、1738年6月14日、キリストの像が涙を流したという。この奇跡の噂を聞いた多くの巡礼者達がマリアの家を訪れた為、1740年に牧草地に小さな礼拝堂が建てられた。その後も巡礼者が増え続けた為、この木像を作った修道院が寄付金を募り、1746年から1754年にかけて現在のヴィースの巡礼教会が建造された。 -
素朴で質素な外観に反して、ロココ様式の内部の装飾は華麗で繊細。1983年、ユネスコの世界遺産に登録された。年間100万もの人が訪れる観光スポット。
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内陣の主祭壇。赤い大理石の柱は鞭打たれるキリストの救済的な愛を表し、青い大理石は天の救いを表している。
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主祭壇に安置されている「鞭打たれるキリスト像」
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天井には、復活したキリストとその周囲を取り囲む天使や使徒達、審判の玉座、天国の扉など「キリストの再臨」が描かれている。写真にある天井の絵の中央部分を見る限り、緩やかなドーム状のように感じられるが、この部分は平面。曲線を描いているのは天井の端の部分だけ。当時の建築技術の高さが分かる。
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天井のフレスコ画は、天から降ってきた宝石とも讃えられる。
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主祭壇に向かって右側(南側)の小祭壇と、その右に聖ヒエロニムスの彫像、左にアンブロジウスの彫像。
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南側の小祭壇。
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主祭壇に向かって左側(北側)の小祭壇と、その左にアウグスティヌスの彫像、右に教皇グレゴリウス一世の彫像。
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主祭壇の反対側、出入り口の扉の上の2階部分に見えるパイプオルガン。
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一番最初のパイプオルガンは1757年の製造。現在のものは2009年から2010年にかけて作られた。礼拝堂内の柱や壁の白と金の装飾が豪華絢爛、それでいて優雅なイメージ。ヴィース教会での見学時間は20分程だったが、出来ればもっと長く見学したかった。
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ノイシュヴァンシュタイン城見学の為、ツアーバスはホーエンシュヴァンガウに移動。城内見学の前に、マリエン橋からノイシュヴァンシュタイン城の全景を見る為、橋の近くまでシャトルバスで向かうことにした。バス乗り場から崖の上に建つホーエンシュヴァンガウ城が見える(写真)。
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バス乗り場のチケット売り場(上の写真:中央奥)で乗車券(大人:2.5ユーロ)を買い、乗り込む。ノイシュヴァンシュタイン城の入場券は、ガイドさんがバス乗り場の少し手前にあるチケットセンターで、すでに予約済みの人数分のチケットを受け取り、一人一人に配った。
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麓のバス乗り場から10分足らずでマリエン橋近くの停留所に着いた。この間はカーブの多い坂道で、バスがかなり揺れる。バスから降りた後、橋まで坂道を少し歩く。
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マリエン橋の上は人がいっぱい。橋の手前にも人が並んでいる状態。ガイドさんからマリエン橋の上ではスリ集団に気を付けるように言われたので、待っている間も橋の上で写真を撮っている時も、バッグをしっかり押さえていた。日本人観光客でも被害に遭った人がいるとのこと。
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遂にマリエン橋の上に来た。混んでいる橋の上で写真を撮るのは大変だったが、10分足らずの間にお城の写真ばかり数十枚撮影。背景に写っているのはフォルクゲン湖(左)とバンヴァルト湖(右)。ツアー会社の宣伝写真や他の方の旅行記で見ていた光景が目の前にあり、テンションが上がる。一方、90mの高さの橋の上から下を見ると、深い渓谷で目も眩むほど。
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[ノイシュヴァンシュタイン城]
バイエルン王ルートヴィヒ2世によって19世紀に建築された。近隣にはルートヴィヒ2世が幼少時代を過ごし、彼の父親であるマクシミリアン2世が所有していたホーエンシュヴァンガウ城がある。建築方式は石造りではなく、鉄骨組みのコンクリート及びモルタル製で、ドイツの城館に本来あるべき小聖堂や墓地がない。これらの点から古建築保存を目的とする世界遺産になっていない。ロマンティック街道の終点として人気の観光スポットとなっており、内部を見学することが出来る。
建設作業は1869年9月5日に開始され、1886年には施設内に人が居住できる程度に完成した。ルートヴィヒ2世が亡くなった1886年6月13日の時点で、ノイシュヴァンシュタイン城は未完成部分を多く残していたが、建設工事はこの時点で中止された。実用性の乏しい施設で、公的な施設として用いられることはなく、その直後から城と内部は観光施設として一般公開された。(ウィキペディアより) -
ノイシュヴァンシュタイン城の全景を見た後、マリエン橋からノイシュヴァンシュタイン城まで700m程を歩いて移動。
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途中、見晴らしのいい場所があり、写真を撮った。ツアーバスを降りた土産物店から通って来た道が一望出来る。
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ホーエンシュヴァンガウ城を拡大。
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ノイシュヴァンシュタイン城の西側(側面)。壁にバルコニーが取り付けられている。後程の城内見学の帰り際、このバルコニーから景色を眺めた。
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ノイシュヴァンシュタイン城に到着(お城の北側:出口側)。
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城門から中へ入る(お城の東側)。
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門を入ると中庭がある。前方の高い壁の上に人が小さく写っているが、ここはバルコニーになっていて、左側にある階段からここへ上れる。お城への入場時刻まで時間があるので上ってみた。
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バルコニーに上ったところ。中央の建物は、ルートヴィヒ2世の居室や歌人の広間があるメインの王館。このバルコニー部分には、90mの塔とその下には宮殿礼拝堂が建築される予定だったが、ルートヴィヒ2世の死と共に中断され、未完となってしまった。
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反対側には手摺りがあり、さっき入って来た城門(城門館)と中庭が見渡せる。
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下へ下りて来た。門を背にして左手方向にマリエン橋が小さく見える。
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拡大写真。橋の上に人が大勢いる。先程、自分もこの橋の上で写真を撮っていた。
この後、12時半頃から城内を見学した。ノイシュヴァンシュタイン城の見学はガイドツアー(30分間)のみで、チケットも時間指定となっている。自分達の時は、入場時刻の順番が5分刻みだった。城内の撮影は禁止。日本語のオーディオガイドを貸してもらえる。入るとすぐ螺旋階段をぐるぐるとかなり上る。その後、王座の間やルートヴィヒ2世の寝室などを見学。ヴィーナスの洞窟と名付けられた人工の洞窟が城内にあり、意外だった。ノイシュヴァンシュタイン城のツアーを通して、40歳の若さで亡くなったルートヴィヒ2世の人生について知ることとなり、当時の彼の置かれていた状況に思いを馳せた。 -
城内見学の後、レストランへ。途中、お城の北側から撮ったが逆光になった。
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「シュロスレストラン ノイシュヴァンシュタイン」で昼食。これもオプショナルツアーに組み込まれている。
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帰りは馬車で麓まで帰って来た。下り3.5ユーロ。上り料金はもう少し高いようだ。
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馬車は麓のシャトルバス乗り場手前のミュラーホテル前から、ノイシュヴァンシュタイン城の北側でお城から坂道を10分程下った土産物店があるエリアまでを往復している。
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馬車の運転手に直接お金を払って乗車。ある程度、人数が揃ってからの出発となる。冬の寒い時期も含め、城が営業している時間は運航している。
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山の中腹に白いノイシュヴァンシュタイン城が見える。この後、ツアーバスでフュッセンに向かった。
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ホーエンシュヴァンガウから20分足らずでフュッセンに到着。ここはロマンティック街道終点の町。1時間程散策。
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可愛らしい噴水。 マップには「Kinder Brunnen」(そのまま訳すと『子供の噴水』)とある。右の女の子(の像)が持つジョウロの先から水が出ていて、左の女の子が片足を上げてその水を浴びている(若しくは足を洗っている)光景。
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この本屋さんの入口に置かれた人形がかわいい。
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かわい過ぎる。
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カワイイ看板。
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手前のお店(衣料品店)の壁に、楽器が作られているところなどを描いた楽しい絵がある。フュッセンは、中世やバロック時代にはヨーロッパきってのリュートとバイオリンの一大生産地であった。
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運転席のある先頭部分が汽車の形をしたミニバス。(実際に街中を走っている写真をネット内で見た)
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フュッセンの街のメインストリート「ライヒェン通り」にあるマグヌスの噴水。噴水中央にはフュッセンの守護聖人、マグヌスの像。
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通りは歩行者天国。土産物店や雑貨屋、セレクトショップ、レストランなどが並ぶ。
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歩行者天国を歩く。カラフルな壁の建物は15~16世紀に建てられた。建物の壁の多くにはだまし絵も含め、いろいろな絵が描かれている。フュッセンの歴史は古く、古代ローマ時代には北イタリアとドイツ南部を結ぶ重要な幹線、クラウディア・アウグスタ街道(ローマ街道の一つ)上に位置していた。
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マグヌスの噴水方向に目をやると、黄色い建物の後ろに時計台が見える。ここは外壁の窓のだまし絵が有名なホーエス城(州立絵画館)。時計台は展望台になっている。
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レストランのオープンエアやカフェが道の真ん中にあり、開放感を感じる。
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花で飾られた通り。海抜800メートル程のところに位置するフュッセンは、ドイツで最も高いところにある都市。オーストリアとの国境は目と鼻の先。
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パステルカラーの建物がメルヘンチック!
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シュネーバルのお店「Diller」 マグヌスの噴水の近くにある。
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ショーウィンドウがかわいい。
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実際は写真よりもっとカワイイ。
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シュネーバルを買ってみた。2つで6ユーロちょっと。シュネーバルを買うのは初めてだが、思ったより大きい。お店によって大きさの違いがあり、小さいもので拳程、大きいものはソフトボール程のがある。このお店のは正にソフトボールくらいだった。
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こちらが実際に買ったシュネーバル。クッキーやシューに使われるような生地を細長い短冊状に切り、丸めて型に入れた後、油で揚げている。揚げあがったものに粉砂糖やチョコレート、ミルクといった様々なトッピングがされる。シュネーバルは直訳すると「雪玉」で、丸いボールのような形に粉砂糖がかかっている見た目からこの名前が付いた。水分の少ないお菓子で、1週間以上日持ちする。ローテンブルクの名物のお菓子だが、フュッセンでも買えたので、あちこちで売られているようだ。
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帰りのツアーバスの車窓からアルプス山脈(バイエルンアルプス)を背景としたノイシュヴァンシュタイン城が見える(写真中央辺り)。行きも帰りも車窓からは、南ドイツの牧草地帯の景色が続く。その美しさに感動して、窓越しにずっと写真を撮り続けた。絵葉書のような緑の風景が本当に綺麗で、癒やされる。
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翌日(旅行5日目)、ミュンヘン空港から飛び立ち、ウィーンでの乗り継ぎを経て成田へ向かった。ドイツ・ロマンティック街道の有名な観光地を終日3日間で回った旅だったが、この程度でも一人旅の自分にとっては正直ハードルが高かった。行ってみたいと思って旅に出るが、電車移動や街歩き、オプショナルツアーの集団行動、これらは本音を言えば面倒。それでいて終わってみれば、自分なりに充実した旅が出来たという達成感がある。健康あっての旅行なので、あまり高いハードルは追い求めず、無事行って来られただけでも良しとしたい。(終)
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この旅行記へのコメント (1)
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- ノスタルジアさん 2019/09/19 16:26:07
- 懐かしく拝読させて頂きました。
- こんにちは、arriettyさん
ローテンブルクは是非再訪したい街です。45年前とホント変わっていないですね。
青年は荒野をめざす Vol.24 西ドイツ ハンブルグ~フランクフルト~ロマンチック街道
https://4travel.jp/travelogue/10983741
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